2023年10月 1日 (日)

総事業費約870億円 地上32階、高さ約163mの「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」 2023年9月27日の建設状況

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-神戸三宮雲井通5丁目地区-

 「三菱地所(代表事業者)、三菱倉庫、神鋼不動産、東畑建築事務所、再開発評価」の5社は、「雲井通5丁目再開発株式会社」が神戸市中央区の三宮駅前で検討を進めている「雲井通5丁目地区再整備事業」における事業協力者の募集に応募し、事業協力者の候補となる優先交渉権者に選定されています。

 「雲井通5丁目再開発株式会社」では、神戸市が策定した「新たな中・長距離バスターミナルの整備に向けた雲井通5・6丁目再整備基本計画」に基づき、雲井通5丁目地区において、市街地再開発事業の事業化に向けた準備を進めています。

 「雲井通5丁目再開発株式会社、神戸市」、特定事業参加者として参画している「三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産」、特定業務代行者として参画している「大林組」は、ともに進めている「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」が、権利変換計画の認可を受けました。

 引用資料 雲井通5丁目再開発株式会社(2022/11/02)
 雲井通5丁目再開発ビルの計画概要について

● 2023年9月7日(木)に起工式を挙行!
 「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」において、2022年6月より、従前建物の解体工事を進めていましたが、2023年9月より再開発ビル建設工事に本格着工、事業関係者においては、2023年9月7日に「起工式」を執り行いました。

 引用資料 神戸市・公式HP(2023/09/01)
 神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業再開発ビル建設工事の本格着工及び起工式の開催

神戸三宮雲井通5丁目地区の概要
◆ 計画名-神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区雲井通四丁目345番の一部、346番、347番の一部、五丁目301番、302番、303番、317番、18番、319番、320番の一部、322番の一部、323番、324番
◆ 交通-JR線「三ノ宮」駅、阪神線「神戸三宮」駅、阪急線「神戸三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮」駅
◆ 階数-地上32階、塔屋2階、地下3階(第1期)
◆ 高さ-最高部約163m(最高部約165mの可能性あり)
◆ 敷地面積-約8,228㎡(第1期)
◆ 建築面積-約7,636㎡(第1期)
◆ 延床面積-約99,422㎡(第1期)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-バスターミナル施設、公益施設、商業施設、業務施設、宿泊施設、駐車場
◆ 施行者-雲井通5丁目再開発株式会社
◆ 特定事業参加者-三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産
◆ 設計者-大林組、坂茂建築設計、東畑建築事務所、三菱地所設計
◆ 施工者-大林組
◆ 解体工事-2022年06月
◆ 竣工-2023年09月07日(起工式)
◆ 竣工-2027年12月予定
◆ 総事業費-約870億円


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「立面図」です。


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「断面図」です。


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「竹籠をモチーフとしたデザイン(北西より)」です。


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「六甲山の山並みを眺望できる屋上庭園」です。


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「歩行者デッキとつながる屋外歩廊空間(南西より)」です。


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「あじさい通り側の屋外歩廊空間(北西より)」です。


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「雲井通5丁目再開発ビルの構成」です。


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「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」の2023年9月27日の建設状況です。


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南東側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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敷地北側です。


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多数の「オールケーシング掘削機」で、「地中障害物」の撤去を行っています。


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「親杭横矢板工法」の「山留め壁」です。


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少し南側です。


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敷地南側です。


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「スラッシュタンク」です。安定液等を貯水したり、排出される安定液等を回収するために使用します。


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「スラッシュタンク」です。


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一部ではまだ解体工事を行っています。


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敷地の南東側でも「オールケーシング掘削機」で、「地中障害物」の撤去を行っています。



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2023年9月30日 (土)

神戸市役所本庁舎2号館の建て替え 地上24階、高さ約125mの「神戸市役所本庁舎2号館再整備事業」 2023年9月27日の状況

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-神戸市役所本庁舎2号館再整備基本計画(案)-

 神戸市役所の「本庁舎2号館」は建設から60年以上(竣工1957年4月26日)を過ぎており老朽化の問題だけでなく、阪神・淡路大震災においても被害を受けていることもあり、建て替えを検討していく時期に来ています。

 神戸市は、「神戸市役所本庁舎2号館再整備基本計画(案)」を公表しました。2号館跡に延床面積約55,000㎡の超高層の新庁舎・にぎわい施設を建設します。また、1号館にエネルギーを供給し、1号館や新庁舎・にぎわい施設を渡り廊下でつなぐ連絡ロビー・エネルギー施設を整備します。

● 神戸市役所本庁舎2号館再整備事業における落札者の決定!
 「神戸市」は2022年8月31日に、神戸市役所本庁舎2号館の建て替えの概要を正式に発表しました。落札者は「(代表企業)オリックス不動産、(構成企業)阪急阪神不動産、関電不動産開発、大和ハウス工業、芙蓉総合リース、竹中工務店、安田不動産、(協力企業)日建設計」となっています。

 引用資料 神戸市・公式HP(2022/08/31)
 神戸市役所本庁舎2号館再整備事業における落札者の決定

 引用資料 オリックス不動産(2022/08/31)
 「神戸市役所本庁舎2号館再整備事業」の事業者公募 開発事業者に選定

 概要は、「神戸市役所本庁舎2号館再整備基本計画(案)」の時よりも 規模が拡大して、地上24階、地下2階、高さ約125m、 延床面積約73,000㎡(1号館等、同一敷地の施設を含む)となりました。地震対策として「中間階免震構造」を採用します。総工費は300億円以上になる見通しです。

神戸市役所本庁舎2号館再整備事業の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区加納町六丁目5番1号
◆ 交通-JR東海道本線「三ノ宮」駅、阪神電気鉄道本線「神戸三宮」駅、阪急電鉄神戸本線・神戸高速線「神戸三宮」駅、神戸市営地下鉄西神・山手線「三宮」駅、神戸市営地下鉄海岸線「三宮・花時計前」駅、神戸新交通ポートアイランド線「三宮」駅
◆ 階数-地上24階、地下2階
◆ 高さ-約125m
◆ 敷地面積-(神戸市役所本庁舎敷地)9,512.87㎡、(本庁舎旧2号館跡地部分)約4,889㎡
◆ 建築面積-約4,300㎡(建ぺい率約75%) ※1号館等、同一敷地の施設を含む
◆ 延床面積-約73,000㎡(容積率約1,200%) ※1号館等、同一敷地の施設を含む
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-中間階免震構造
◆ 用途-(行政機能)市庁舎、市民利用空間、(民間機能)ホテル、オフィス、商業施設
◆ 落札者-(代表企業)オリックス不動産、(構成企業)阪急阪神不動産、関電不動産開発、大和ハウス工業、芙蓉総合リース、竹中工務店、安田不動産、(協力企業)日建設計
◆ 設計者-(協力企業)日建設計
◆ 施工者-(構成企業)竹中工務店
◆ 着工-2025年予定
◆ 竣工-2028年予定
◆ 開業-2029年予定


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「機能配置」です。上層部には、兵庫県内初となる「五つ星クラス」の国際的ラグジュアリーホテルを誘致する予定です。

行政機能
◆ 市庁舎-地下1階~5階(面積約15,400㎡)
◆ 市民利用空間-1階(面積約570㎡)

民間機能
◆ 商業施設-地下1階~2階(面積約2,700㎡)
◆ オフィスフロア-6階~14階(面積約22,300㎡)
◆ ホテル-16階~24階、8階一部(面積約18,100㎡)


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「北東上空からの外観イメージ」です。


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「東側歩道のイメージ」です。


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「レストラン」です。


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「レセプションロビー」です。


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「北東角から見た商業施設」です。


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「エントランスから見た商業エリア」です。


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(仮称)連絡ロビー・エネルギー施設建設他工事

 地上8階、地下1階の「(仮称)連絡ロビー・エネルギー施設建設他工事」の完成予想図です。「神戸市役所本庁舎2号館再整備事業」と「本庁舎1号館」の間に建設されています。

 引用資料 神戸市・公式HP(PDF)
 第 79 号議案 (仮称)連絡ロビー・エネルギー施設他空気調和設備工事請負契約締結の件


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「配置図」です。ビー」です。


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解体前の「本庁舎2号館」です。

本庁舎2号館の概要(解体済)
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区加納町六丁目5番1号
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部24.20m、軒高19.90m
◆ 敷地面積-9,512.87㎡(本庁舎1・2号館、電気・機械室棟)
◆ 建築面積-2,674.09㎡
◆ 延床面積-15,856.23㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造(地下1~4階)、鉄骨造(5階)
◆ 竣工-1957年04月26日(地震後の改修:1996年03月15日)

本庁舎1号館の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区加納町六丁目5番1号
◆ 階数-地上30階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部132.00m、軒高125.00m
◆ 敷地面積-9,512.87㎡(本庁舎1・2号館、電気・機械室棟)
◆ 建築面積-1,862.40㎡
◆ 延床面積-52,288.87㎡
◆ 構造-鉄骨造(3階以上)、鉄骨鉄筋コンクリート造(1階~3階)、鉄筋コンクリート(地下3階~地下1階)
◆ 竣工-1989年08月31日


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「神戸市役所本庁舎2号館再整備事業」の2023年9月27日の状況です。


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北東側から見た様子です。


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東側から見た様子です。


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北側から見た様子です。


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少し角度を変えて見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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南側では、先行して「(仮称)連絡ロビー・エネルギー施設建設他工事」が行われています。


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「(仮称)連絡ロビー・エネルギー施設建設他工事」を南東側から見た様子です。


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「(仮称)連絡ロビー・エネルギー施設建設他工事」を南西側から見た様子です。


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「本庁舎1号館」との連絡通路です。



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2023年9月29日 (金)

JR西日本 地上32階、高さ約160mの「三ノ宮駅ビル新築他工事」 南側駅前広場の一部を閉鎖して準備工事に着手 2023年9月27日の状況

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-JR三ノ宮新駅ビル開発-
 2021年10月5日に臨時会見があり、「神戸市、西日本旅客鉄道株式会社、独立行政法人都市再生機構の三者連携による協定締結 ~JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区再整備の推進にかかる連携・協力~」が発表されました。

 「JR西日本(西日本旅客鉄道)、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)、神戸市」は、JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区の再整備の検討を進めています。新駅ビルにおいて、JR西日本グループ・UR都市機構との共同事業としての推進並びに開発方針の方向性がまとまりました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/03/30)
 JR三ノ宮新駅ビル開発について

 「JR西日本」は、JR三ノ宮駅前に計画する新駅ビル開発について、設計者・施工者を「竹中工務店・大鉄工業JV」に決定しました。現在は設計を進めており、2029年度の開業を目指しています。総事業費は約500億円です。

● (仮称)JR三ノ宮新駅ビルの準備工事に着手!
 「JR西日本、独立行政法人都市再生機構、JR西日本不動産開発」が進めている(仮称)JR三ノ宮新駅ビルについては、2029年度開業に向け、2023年6月から南側駅前広場の一部を閉鎖し、準備工事に着手しました。

JR三ノ宮新駅ビル開発の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区雲井通八丁目1-2
◆ 交通-JR「三ノ宮」駅、阪急「神戸三宮」駅、阪神「神戸三宮」駅、ポートライナー「三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮・花時計前」駅
◆ 階数-地上32階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 敷地面積-約8,600㎡
◆ 延床面積-約100,000㎡
◆ 用途-商業、ホテル、オフィス
◆ 客室数-約250室
◆ 建築主-JR西日本、UR都市機構、JR西日本不動産開発
◆ 設計者-竹中工務店、大鉄工業JV
◆ 施工者-竹中工務店、大鉄工業JV
◆ 準備工事-2023年06月(新駅ビル準備工事着手)
◆ 着工-2024年春予定(新駅ビル本体工事着手)
◆ 開業-2029年度予定
◆ 総事業費-約500億円


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ドレスを身にまとった優雅なデザイン
 「JR三ノ宮新駅ビル外観(全景)」です。外観は「ドレスを身にまとった優雅なデザイン」を採用します。地下1階~地上10階が「商業施設」、12階~17階が「オフィス」、18階~30階が「ホテル」、31階が「レストラン」、12階に「屋上広場」を設置します。隣接する複合ビル「ミント神戸」側には約2,500㎡の上空デッキを整備します。

◆ 商業施設(店舗面積約19,000㎡)
 神戸の産業や多様な食文化を背景とした付加価値の高い“モノ提案”や地域生活者の生活を豊かにする“コト・トキ提案”など、リアルとオンラインを組み合わせて「神戸ならでは」の価値を提供することにより、神戸の魅力を体感できる商業施設を目指します。

◆ ホテル(客室数約250室)
 上質で洗練された客室・ロビー空間を設えるとともに、食・アート・音楽イベントとの連動など、神戸ならではの多様な文化を体験できるホテルを目指します。

◆ オフィス(賃貸面積約6,000㎡)
 JR西日本グループが掲げる「ワークプレイスネットワーク」の中核の一つとして、コワーキングなどの人々が交錯・交流し、新たな価値を創造するオフィス空間や、フレキシブルな働き方を提案するワークプレイスの提供を検討するとともに、神戸市が掲げる医療産業都市との連携など、新たな価値の提供を目指します。

◆ 広場空間(駅前広場上空デッキ:面積約2,500㎡)
 駅前広場直上にデッキを整備することで、居心地の良い待合空間を形成するとともに、三宮クロススクエアと連動したエリアマネジメントの推進により恒常的なにぎわい創出を図ります。


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「JR 三ノ宮新駅ビル及びその周辺の乗換動線イメージ」です。


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「三宮クロススクエア(東側・第1段階)のイメージ」です。


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「JR三ノ宮新駅ビル外観」です。


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「駅前広場上空デッキ(ミント神戸前から南西を望む)」です。


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2023年6月~

 (地上・地下)新駅ビルの準備工事にかかる箇所に仮囲いを設置します。(地上・地下)三宮センター交番東側の階段を閉鎖します。


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「中央幹線における車線切り替え及び車線規制」です。


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第一弾の掲出期間、掲出位置、掲出範囲です。期間は、2023年6月18日~2023年12月頃予定です。


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「三ノ宮駅ビル新築他工事」の2023年9月27日の状況です。「兵庫県立美術館」で行われている「Perfume COSTUME MUSEUM(パフューム コスチューム ミュージアム)」を見に行く前に撮影しました。 


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南東側から見た様子です。


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東側から見た様子です。


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南側から見た様子です。


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本体工事前の準備工事が行われています。


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「スラッシュタンク」です。安定液等を貯水したり、排出される安定液等を回収するために使用します。奥に円筒形の「セメントミルクプラント」もあります。


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東側です。


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壁の向こうはポートライナーの「三宮駅」です。


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準備工事の工事名は「三ノ宮駅ビル新築他工事」となっています。


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Perfume COSTUME MUSEUM

 HAT神戸にある「兵庫県立美術館」で行われている「Perfume COSTUME MUSEUM(パフューム コスチューム ミュージアム)」を見に行ってきました。開催期間は2023年9月9日~11月26日までです。ミュージックビデオ(MV)やライブでの衣装の中から厳選した約170着の衣装を展示する「Perfume」初の大規模衣装展です。



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2023年9月28日 (木)

福岡都心に緑地広場を望むオフィスビルが誕生 九州電力が本店を置く渡辺通二丁目地区で「(仮称)渡辺通二丁目プロジェクト」が始動!

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-(仮称)渡辺通二丁目プロジェクト-

 「九州電力社、電気ビル、十八親和銀行(ふくおかフィナンシャルグループ傘下)、福岡商事」は、九州電力が本店を置く渡辺通二丁目地区において、「(仮称)渡辺通二丁目プロジェクト」を共同で進めることを決定しました。

 引用資料 九州電力(2023/09/26)
 九電グループ、ふくおかフィナンシャルグループによる「(仮称)渡辺通二丁目プロジェクト」が始動します -福岡都心に緑地広場を望むオフィスビルが誕生-

 「(仮称)渡辺通二丁目プロジェクト」は、「協働・共創の促進」、「脱炭素ビルへの挑戦」、「地域との共生」をコンセプトとして、新しい働き方への対応、再生可能エネルギー等の利用によるCO2排出量実質ゼロを目指したオフィスビルの建設、さらに、沿道の魅力づくりや、天然芝の緑地広場・カフェ棟を拠点とした地域の賑わいや交流促進等に取り組むことで、社会課題や環境課題の解決及び地域の活性化に貢献し、持続可能な社会を実現していきます。現在、2025年度中の着工を目指して、詳細を検討しています。

 エネルギー・金融を軸に幅広いソリューションの提供で地域のサステナビリティ経営の実践・浸透を進め、九州の発展を支援促進する両グループが、それぞれが有する経営リソースを活かすことで、地域に開かれた福岡都心のまちづくりを、関係者や地域の方々とともに進めていきます。


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「(仮称)渡辺通二丁目プロジェクト」の予定地です。私は約26年前に転勤で福岡市に住んでいましたが、この近くに住んでいました(Googleマップの衛星写真を引用)。


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「位置図」です。



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2023年9月27日 (水)

(仮称)うめきた2期地区開発事業 グラングリーン大阪 先行まちびらき時期を2024年9月に決定、「うめきた公園」のロゴマークも決定!

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-グラングリーン大阪-

 「三菱地所」を代表企業とするうめきた2期開発事業者JV9社は、2017年12月に「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」が実施した「うめきた2期地区開発事業者募集」にて開発事業者として選定された後、「(仮称)うめきた2期地区開発事業」について、工事に着手しました。

 「三菱地所」を代表企業とするうめきた2 期開発事業者JV9社は、”「みどり」と「イノベーション」の融合拠点” をまちづくりの目標とする「(仮称)うめきた2 期地区開発事業」のプロジェクト名称を「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」に、またあわせてロゴマークを決定しました。 

 引用資料 三菱地所(2023/02/07)
 「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」に決定 JR大阪駅前に約45,000㎡の都市公園を含む新たな街が、2024年夏頃に先行まちびらき 
 
 「グリーン」という名前が表す"みどり"には、公園を中心として生まれる「自然と都市の融合」というテーマに加え、多様な人が集い、出会い、お互いの個性を生かし合うことで、いくつもの可能性を解放させ、ここで過ごす時間を積み重ねるほどに新しい世界を広げてもらいたいという想いが込められています。

● 先行まちびらき時期を2024年9月に決定!
 「三菱地所」を代表企業とするグラングリーン大阪開発事業者JV9社は、『「みどり」と「イノベーション」の融合拠点』をまちづくりの目標とする「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」において、大阪府・大阪市・独立行政法人都市再生機構と連携し、先行まちびらき時期を約1年後となる2024年9月に決定するとともに、先行まちびらきを行う範囲を決定しました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/25)
 「グラングリーン大阪」 先行まちびらき時期を2024年9月に決定! ~「うめきた公園」を中心に、まちの魅力を高めるイベント等を計画&MIDORIパートナー制度を創設~

 あわせて、「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」で開設予定の「うめきた公園(UMEKITA PARK)」のロゴマークを決定しました。「うめきた公園」は、JR大阪駅前に誕生する約4.5haの公園で、大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級の規模を誇ります。


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「グラングリーン大阪 開業予定範囲図」です。


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「うめきた公園サウスパーク(大屋根イベントスペースと芝生広場)」です。


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「うめきた公園(UMEKITA PARK)ロゴマーク」です。


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多様なイベントに対応し、来街者が非日常体験を味わえる「大屋根イベントスペーズ」です。


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「青々とした天然芝を舞台に、来街者の日常を彩るプレイスメイキングを展開」です。



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2023年9月26日 (火)

西日本屈指の繁華街の大阪・心斎橋 グローバル旗艦店「ユニクロ心斎橋店」の跡地 「UNIQLO SHINSAIBASHI」が2023年11月23日にオープン!

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-グローバル旗艦店・ユニクロ心斎橋店-

 日本初の「グローバル旗艦店」となる「ユニクロ心斎橋店」が2010年10月1日に、大阪・ミナミの心斎橋筋にオープンしました。グローバル旗艦店は、ニューヨーク、ロンドン、パリ、上海に続く5店舗目です。
 
 売場面積は、約2,640㎡で、国内2番目の広さを誇ります。場所は心斎橋筋商店街の北の玄関口で、鰻谷北通りに面した角地で、「ラ・ ポルト心斎橋」の道路を挟んで南側です。「ユニクロ」は、海外に波及効果のある心斎橋に「グローバル旗艦店」をオープンすることで、アジアそして世界への情報発信力を強める考えでした。

 しかし、心斎橋のランドマークとして愛されていた「ユニクロ心斎橋店」は、2021年8月にいったん閉店し、心斎橋筋二丁目に「ジーユー」との一体型店舗をオープンしました。 

● 「UNIQLO SHINSAIBASHI」が2023年11月23日にオープン!
 「ユニクロ」は、2023年11月23日(木)に西日本屈指の繁華街である大阪・心斎橋エリアに「UNIQLO SHINSAIBASHI」をオープンします。この店舗は、ユニクロが2021年8月まで営業していた場所に、改めて新店としてオープンします。

 引用資料 ユニクロ(2023/09/25)
 西日本屈指の繁華街 大阪・心斎橋に「UNIQLO SHINSAIBASHI」 11月23日オープン

 大阪・心斎橋筋は国内外から多くの観光客が訪れる、日本屈指の人気スポットであり、国籍や性別、年齢などを超えた幅広い人々が行き交っています。コロナ禍以前から、日本国内における外国人が訪問する都市1位の大阪は、新型コロナウィルス感染症が収束しつつある今、訪日外国人の訪問数もすでに回復しつつあります。

 「UNIQLO SHINSAIBASHI」は、地元の顧客のみならず、国内外の観光客など、あらゆる人々に楽しんでもらえるる新たなスポットとして、ユニクロのLifeWearを届ける店舗を目指します。

 ユニクロは長く心斎橋エリアで営業しており、2010年に国内初のグローバル旗艦店として「ユニクロ心斎橋店」を心斎橋筋1丁目に出店。2021年8月にいったん閉店し、心斎橋筋2丁目にジーユーとの一体型店舗として再オープンしました。この店舗は、店名を「ユニクロ心斎橋筋商店街店」に名前を変更し、引き続き営業します。

UNIQLO SHINSAIBASHIの概要
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区心斎橋筋一丁目2番14号
◆ 交通-Osaka Metro 御堂筋線「心斎橋駅」から徒歩約1分、Osaka Metro 長堀鶴見緑地線「心斎橋駅」から徒歩約1分
◆ 売場面積-約720坪(B1階~4階 / 5層)
◆ 取扱商品-メンズ、ウィメンズ、キッズ、ベビー(予定)
◆ オープン-2023年11月23日予定


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営業していた頃のグローバル旗艦店「ユニクロ心斎橋店」です。


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1階の様子です。



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2023年9月25日 (月)

下関市の長州出島 国際クルーズ拠点整備事業(最大22万トン級) 長州出島にクルーズ岸壁完成、国際クルーズ船が初寄港!

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-長州出島の国際クルーズ拠点整備事業-
 山口県下関市の「長州出島(ちょうしゅうでじま)」は、下関港新港地区内に建設途上の人工島です。国際物流拠点として147haを3期に分けて埋め立てる計画です。1995年に着工しました(Googleマップの衛星写真を引用)。

 「下関港」の港湾機能は関門海峡沿いに集約されており、市街地に接した狭隘な空間での非効率な荷役を強いられています。また、前面の関門海峡は急峻な潮流と湾曲した地形条件により、入出港や接岸時に制約があり、物流機能の安全性と安定性を確保する上で課題となっています。

 このため、関門海峡内に比べて制約が少なくかつ安全で将来への発展の可能性が高い新港地区(長州出島)に国際物流ターミナルを整備しています。現在、護岸(防波)、泊地(-12m)の整備を実施しています。
 
 国際クルーズ拠点の形成に伴う東アジアを周遊するクルーズ船寄港の増加に対応するため、クルーズ専用岸壁(-12m)の整備を2019年度より着手し、2022年度に整備完了予定です。

 引用資料 国土交通省(PDF:2022/07)
 新港地区の事業概要

クルーズ岸壁完成・国際クルーズ船が初寄港!
 下関市の沖合人工島で整備されたクルーズ岸壁の供用が始まってから初めてとなるクルーズ客船が寄港しました。下関市の沖合人工島「長州出島」のクルーズ岸壁は、クルーズ船の寄港増加に対応するため、国と下関市が整備を進めてきました。整備費用は80億円で、最大22万トン級のクルーズ客船の寄港が可能となる岸壁380mと、大型バスの駐車スペースを確保したふ頭が完成しました。

 tys テレビ山口(2023/09/24)
 下関市の長州出島にクルーズ岸壁完成・国際クルーズ船が初寄港

 2023年6月に供用が始まってから、2023年9月24日に初めてのクルーズ客船が寄港し、供用開始を祝う式典がありました。今回、寄港したのはスイスの船会社が運航する「MSCベリッシマ(総トン数17万1598トン)」で、乗客およそ2,000人を乗せ2023年9月20日に横浜を出発しました。


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「国際物流ターミナル整備事業」です。


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「国際クルーズ拠点整備事業」です。



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2023年9月24日 (日)

神戸市 王子公園再整備基本計画(素案) 公園とスポーツ施設のリノベーションと魅力向上 2030年度まで約260億円を投資!

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-王子公園-
 神戸市の久元喜造市長は2021年1月に、神戸市灘区の王子公園内に大学の誘致を目指す事を発表しました。「王子公園」は約19.4haです。「王子動物園約8.1ha」や「王子スタジアム(約2.6ha」をはじめ、補助競技場、体育館、テニスコート、プールなどがあります。

 神戸市は、大半の施設が老朽化している現状などを踏まえ、再整備に乗り出します。既存のスポーツ施設を再編し、現在のスタジアム周辺を公園区域から外して大学用地にする考えです。公園内には新たなスタジアムや芝生広場なども整備する方針です。

 神戸市灘区の王子公園の再整備を巡り、神戸市は2023年6月29日に、大学誘致の公募に名乗り出ていた「学校法人関西学院」が選考委員会の審査を通過し、優先交渉権者に決定したと発表しました。

 引用資料 神戸市・HP(2023/06/29)
 王子公園再整備にかかる大学設置・運営事業者公募 結果の公表

 提案では、国内外から学生約4,000人を集め、文理融合の教育を展開する予定です。六甲の山並みと調和する緑地空間を設け、公園内のキャンパスにふさわしく誰でも出入りできる空間を創出します。

● 王子公園再整備基本計画素案
 「神戸市」は、「王子公園再整備基本計画」の素案をまとめ、2023年9月15日に開いた神戸市議会の建設防災委員会で報告しました。「公園とスポーツ施設のリノベーションと魅力向上」などの目標を掲げ、2030年度まで約260億円を投じて、動物園、スポーツ施設、公園施設の整備を実施し、魅力向上を図ります。

 引用資料 神戸市・HP(2023/09)
 王子公園再整備


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「各ゾーンの主な計画概要図」です。


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「緑の広場 整備イメージ」です。


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「シンボルプロムナード 整備イメージ」です。


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「スポーツゾーン 計画図」です。


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「駐車場 整備イメージ」です。


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「大学ゾーン」の全景です。跡地の売却価格は100億円で「学校法人関西学院」に、2026年度末の土地の引き渡しを予定です。「関西学院」は、キャンパス開設時期は、2029年~2031年頃を予定しています。


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関西学院の「グラウンドレベル(施設配置図)」です。緑の広場から芝生の丘、中庭、散策の庭を緑のネットワークでつなぎ、一体感を創出します。



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2023年9月23日 (土)

万博記念公園に最大収容人数18,000人の大規模アリーナを建設 万博記念公園駅前周辺地区活性化事業 新しい「外観イメージパース」を公開!

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-万博記念公園駅前周辺地区活性化事業-

 「大阪府」は2019年9月17日に、「万博記念公園(吹田市)」に15,000人以上が収容できるアリーナを整備する計画を明らかにしました。民間事業者が整備して運営する民設民営の方式で、「夢洲(ゆめしま)」での「国際博覧会(大阪・関西万博)」が開かれる2025年までの開業を目指します。大阪府知事は記者会見で「世界規模のスポーツ大会やコンサートができる施設にしたい」と話しました。

 大阪府は、「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」を公募し、「三菱商事都市開発、アンシュッツ・エンターテイメント・グループ(Anschutz Entertainment Group, Inc)、関電不動産開発」で構成する共同企業体を事業予定者に決定しました。最大18,000人を収容するアリーナを中心に、「商業・カジュアルホテル棟、ホテル棟、オフィス棟、共同住宅」を整備します。

● 新しい「外観イメージパース」を公開!
 
大阪府は、「大規模アリーナを中核とした大阪・関西を代表する新たなスポーツ・文化の拠点」を実現するため、「三菱商事都市開発、アンシュッツ・エンターテイメント・グループ(Anschutz Entertainment Group, Inc)、関電不動産開発」で構成する共同企業体との間で、万博記念公園駅前周辺地区に関する基本協定書を締結しました。

 2023年9月22日に「三菱商事都市開発、アンシュッツ・エンターテイメント・グループ(Anschutz Entertainment Group, Inc)、関電不動産開発」からリリースがあり、新しい「外観イメージパース」が公開されました。 

 引用資料 三菱商事都市開発(2023/09/22)
 「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」に関する大阪府との基本協定締結

 2025年6月末までに造成工事に着手し、2029年1月末までにアリーナ棟、商業・カジュアルホテル棟、住宅棟の第Ⅰ期をオープンし、2037年3月末までにすべて開業する予定です。

アリーナ棟の概要
◆ 所在地-大阪府吹田市千里万博公園
◆ 交通-大阪モノレール「万博記念公園」駅
◆ 延床面積-約69,550㎡
◆ 最大収容人数-18,000人(固定観客席13,400席)
◆ 想定年間イベント-165回
◆ 想定来館者数-約180万人/年
◆ 招聘交渉可能な国際スポーツ大会-世界フィギュアスケート選手権、プロテニスWTAツアー、NBA(北米プロバスケットボールリーグ)公式戦 など
◆ 開業目標-2029年01月末予定


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2023年9月22日に公開された「イメージパース(アリーナ棟)」です。2021年5月19日に公開されたイメージパースは、外観が四角でしたが、円形に変更されています。


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2021年5月19日に公開された「イメージパース(アリーナ棟)」です。


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2021年5月19日に公開された 「イメージパース(全体)」です。


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2021年5月19日に公開された 「配置図」です。


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「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」の建設予定地です。



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2023年9月22日 (金)

名城大学 天白キャンパスで「名城大学開学100周年記念アリーナ」 2023年9月20日に新築工事の起工式を挙行!

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-名城大学開学100周年記念アリーナ-

 「名城大学(Meijo University)」は、愛知県名古屋市天白区塩釜口一丁目501番地に本部を置く私立大学です。1926年創立、1949年大学設置、10学部9研究科を擁する中部圏最大の総合大学です。学生数1万5000人を超える文理融合型総合大学です。

 「名城大学」は2023年9月20日に、天白キャンパス2・3号館の解体跡地で、「名城大学開学100周年記念アリーナ」新築他工事の起工式を行いました。天白キャンパスの正門アプローチを登った先に建設する記念アリーナは2026年に開学100周年を迎える新たなシンボルとなる多目的総合体育館で、近く着工し、2025年度中の完成を予定しています。

 引用資料 名城大学(2023/09/20)
 2・3号館の解体跡地で近く着工 大型イベントも実施可能な多目的総合体育館に

 記念アリーナは、鉄筋コンクリート造+鉄骨造、木造の地上3階、地下1階、延床面積約13,927㎡です。バスケットコート4面分のメインアリーナに加え、サブアリーナ、柔剣道場、トレーニング室などからなり、体育の授業やクラブ・サークル活動で使用するほか、入学式や卒業式などの式典や大型イベントも実施します。隣接して建設する鉄筋コンクリート造、地上5階、延床面積約3,959㎡のクラブハウス棟とともに学生の新たな活動拠点となります。


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「メインアリーナ」です。


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「メインエントランス」です。


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「サブエントランス」です。


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「クラブハウス棟(奥)とアスレチックガーデン(手前)」です。



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