2021年1月25日 (月)

電通グループ テレワークの定着により「電通本社ビル」を売却 売却額は国内のビル取引として過去最大級の3,000億円規模になる見通し!

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-電通本社ビル-

 国鉄汐留貨物駅は、東京貨物ターミナル駅に機能を譲り1986年11月に廃止されました。旧汐留貨物駅跡地から浜松町駅に至る31haにおよぶ広大な敷地は、土地区画整理事業により11街区に分けられ、留地区再開発として東京都と民間が一体となって、業務、商業、文化、居住などが集まる複合都市として、国内最大級の再開発プロジェクトが行われました。街区の名称は「汐留シオサイト」です。

 「電通本社ビル」は、「汐留シオサイト」の「A街区」に建設されました。国内広告代理店最大手の電通が本社が入る超高層オフィス棟を中核とし、商業施設と劇団四季の劇場などからなる「カレッタ汐留」と「汐留アネックスビル」で構成されています。超高層オフィス棟は、地上48階、塔屋1階、地下5階、高さ約213mです。

● 電通本社ビルを売却!
 「電通グループ」が本社ビル売却を検討しています。新型コロナウイルスの感染拡大で社員のテレワークが定着し、都心に大型のオフィスを構えている必要性が薄れてきているためです。

 産経新聞(2021/01/23)
 電通などコロナで広がる本社売却 進む都心オフィスの空洞化、外資も触手

 電通グループは、新型コロナの影響で広告収入は低迷、本社ビルに勤務する約9,000人の出社率は最近では2割程度にとどまり、余剰スペースが生じていることから、売却で資産の効率化を図ります。ビルの約7割を利用している電通のオフィス利用面積は半分程度に圧縮されるもようで、ビル売却後も大部分をグループで賃借し本社は移転しない方針です。

 売却額は国内のビル取引としては過去最大級の3,000億円規模になる見通しです。不動産サービス大手の「ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)」によると、これまでのビル取引の国内最高額は、2006年に不動産ファンドが香港企業から取得したJR東京駅近くのオフィスビル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」の約2,000億円だそうです。

電通本社ビルの概要
◆ 名称-電通本社ビル
◆ 所在地-東京都港区東新橋一丁目8番1号
◆ 交通(電通四季劇場を基準)-JR山手線・京浜東北線「新橋」駅徒歩約6分、東京メトロ銀座線「新橋」駅徒歩約7分、都営地下鉄浅草線「新橋」駅徒歩約5分、都営地下鉄大江戸線「汐留」駅徒歩約1分、新交通ゆりかもめ「汐留」駅徒歩約3分
◆ 階数-地上48階、塔屋1階、地下5階
◆ 高さ-最高部213.337m、軒高210.087m
◆ 敷地面積-約17,244㎡(A街区全体)
◆ 建築面積-約12,496㎡
◆ 延床面積-約231,701㎡
◆ 構造- 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-オフィス、店舗、文化施設
◆ 建築主-電通
◆ 設計者・監理者-大林組、アトリエ・ジャン・ヌーベル ジャーディ・パートナーシップ
◆ 施工者-大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店JV
◆ 着工-1999年10月
◆ 竣工-2002年10月31日
◆ オープン-2002年11月01日


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「電通本社ビル」は、「汐留シオサイト」にあります。


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「浜離宮恩賜庭園から見た「電通本社ビル」です。その存在感は圧倒的で、「汐留シオサイト」のランドマークとなっています。


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「電通本社ビル」はとにかく大きくて、「浜離宮恩賜庭園」側から見ると巨大な壁のように見えます。


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上から見ると巨大なブーメラン

 設計は、大林組とジャン・ヌーヴェル氏とジョン・ジャーディ氏のコラボレーションです。外観はユニークで、上から見ると左右非対称の「ブーメラン」のような形状をしています。独特の形状のため見る位置によってさまざまにその姿を変えます。

 外壁の色が純白からダークグレーに変化するグラデーションになっているのは、「カーテンウォール」に「セラミックプリントガラス」を採用しているためです。更に、二重構造ガラスの間に空気を循環させる「エアフローシステム」を採用し、ガラス面で吸収した熱を室内に侵入させない省エネ設計となっています。西側(銀座側)には、12基のシースルーエレベーターが設置されています。


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展望ロビー
 「電通本社ビル」の46階と47階にはレストランがあります。フロアの一角に無料の「展望ロビー」が設けられており、東京湾方面を広範囲に眺める事が出来ます。ビルの所有者が変わって、仮に改修工事が行われたとしても「展望ロビー」は是非とも残して欲しいです。



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2021年1月24日 (日)

中央区 地上45階、高さ約240mの「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」 2021年1月上旬の建設状況

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-八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業-
 東京駅周辺では、丸の内側では怒涛の勢いで再開発が行われていますが、八重洲側では再開発があまり進んでいませんでした。丸の内側は区画が大きい上に地権者が超大手企業のため再開発が比較的スムーズに進みますが、八重洲側は小規模なビルが多く権利関係が複雑に絡み合っているため合意形成が非常に難しいためです。
 
 そんな中でも、「八重洲一丁目東地区再開発計画」、「八重洲二丁目北地区再開発計画」、「八重洲二丁目中地区再開発計画」の3地区で再開発が協議されています。
 その中で、最も進んでいるのが「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。

 「三井不動産」は、八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2018年12月3日に起工式を執り行いました。

 引用資料 三井不動産(PDF:2018/12/03)
 「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」着工 ~東京駅前における大規模ミクストユースプロジェクトが始動!交通結節機能の更なる強化へ~ 

八重洲二丁目北地区の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目地内 他
◆ 交通-JR「東京」駅地下直結、東京メトロ丸の内線「東京」駅地下直結、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩3分、東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅徒歩6分
◆ 階数- (A-1街区)地上45階、塔屋2階、地下4階、(A-2街区)地上7階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(A-1街区)最高部約240m、(A-2街区)最高部約41m
◆ 地区面積-(A-1街区)12,390.43㎡、(A-2街区)1,043.69㎡
◆ 敷地面積-(A-1街区)10,875.16㎡、(A-2街区)742.92㎡
◆ 延床面積-(A-1街区)283,896.06㎡、(A-2街区)5,853.53㎡
◆ 構造-(A-1街区・A-2街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-(A-1街区)パイルド・ラフト基礎(直接基礎と杭基礎の複合基礎)、(A-2街区)直接基礎
◆ 用途-(A-1街区)オフィス、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、駐車場等、(A-2街区)オフィス、店舗、子育て支援施設、駐輪場、駐車場、住宅等
◆ 客室数-98室(39階~45階)
◆ 建築主-八重洲二丁目北地区市街地再開発組合(事業協力者 三井不動産)
◆ 設計者-(基本設計・実施設計)日本設計、(実施設計)竹中工務店
◆ 監理者-日本設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-(既存建物等解体工事)2017年09月01日~2018年11月30日、(地下解体工事)2018年06月01日~2020年12月31日予定
◆ 着工-2018年12月03日(起工式)
◆ 竣工-2022年08月末予定
◆ オープン-2022年末予定(ホテル開業)


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「5階テラスイメージパース」です。


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「外観イメージパース(A-2街区)」です。


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「用途断面図」です。


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「配置図」です。


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南西側から見た「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の2021年1月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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下層階の様子です。西面の「アール状」の曲線がよく分かります。この現場は「逆打ち工法」を採用しているので、地上階と共に地下階の工事も同時に行われています(写真提供読者さん)。


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鉄骨がむき出しになっている部分は、まだ手前に低層の建物が伸びてきます。5階には東京駅を望む「テラス」を整備する予定です。この部分は後施工で「鉄骨建方」が行われます(写真提供読者さん)。


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南側には「構台」が設置されています。この部分も後施工で「鉄骨建方」が行われます(写真提供読者さん)。 


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東面です。東面も西面と同じく「アール状」の曲線になっています。この部分も後施工で「鉄骨建方」が行われます。「小学校」はこの部分に建設されます(写真提供読者さん)。


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北側から見た様子です。北側にも「構台」が設置されています。手前のタワークレーンは「(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事」の建設現場です(写真提供読者さん)。 

● 八重洲Kビル
 写真左側の茶色のビルは「八重洲Kビル」です。八重洲Kビルは「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」には参画しませんが、「(仮称)東京Yビルプロジェクト」として、地上12階、地下1階、高さ55m、延床面積約6,050㎡のオフィスビルに単独で建て替えられる予定です。


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「(仮称)東京Yビルプロジェクト」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2021年1月23日 (土)

JR東日本の大規模複合型まちづくり KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ) JR川崎タワー 商業棟が2021年5月13日(木)より順次開業!

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-川崎駅西口開発計画-
 JR東日本は、「川崎駅西口大宮町地区」において、川崎市の中心的な広域拠点としての商業・業務エリアの形成を目指し、複合的土地利用による都市機能の強化を図るために、業務・宿泊・商業施設を新設する計画を進めています。このプロジェクトは、以前は「大宮町地区 A-2街区」と呼ばれていました。

 JR東⽇本は、「川崎駅⻄⼝開発計画」について、2018年4⽉より準備⼯事等を進めていましたが、2018年5月18日に「起工式」を執り⾏い、本体建設⼯事に着⼿しました。

 JR東日本は、街区名称を「KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)」に決定しています。街区内は「JR川崎タワー オフィス棟・商業棟」と「ホテルメトロポリタン 川崎」、歩行者デッキ上の中央広場「デルタプラザ」による構成とします。先行して2020年5月18日に「ホテルメトロポリタン 川崎」が開業しています。

 引用資料 JR東日本(PDF:2020/03/26)
 川崎駅西口開発計画 2021年4月全体完成 街区名称を「KAWASAKI DELTA」に決定

● 商業棟が2021年5月13 日(木)より順次開業!
 JR東日本は2021年1月22日に、川崎駅西口開発計画「KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)」において、「JR川崎タワー」商業棟が2021年5月13日から順次開業すると発表しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2021/01/22)
 JR川崎タワー 商業棟が2021年5月13日(木)より順次開業

KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)の概要
◆ 計画名-川崎駅西口開発計画
◆ 所在地-神奈川県川崎市幸区大宮町1番地5
◆ 交通(ホテルメトロポリタン 川崎を基準)-JR東海道線・南武線・京浜東北線「川崎」駅より徒歩約2分、京急「川崎」駅より徒歩約9分
◆ 階数-(オフィス高層棟)地上29階、塔屋2階、地下2階、(オフィス低層棟)地上5階、地下1階、 (ホテル棟)地上16階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-(オフィス高層棟)最高部約135m、軒高128.25m、(オフィス低層棟)約27m、(ホテル棟))最高部約65m、軒高約59m
◆ 敷地面積-12,429.60㎡(施設全体)
◆ 建築面積-11,050.75㎡(施設全体)
◆ 延床面積-136.468.85㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、ホテル、商業施設
◆ 客室数-全304室(スイートルーム×1室、ツインルーム×101室、クイーンルーム×202室)
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-ジェイアール東日本建築設計事務所(オフィス棟構造設計協力 大成建設)
◆ ホテルインテリアデザイン監修-SUPPOSE DESIGN OFFICE Co., Ltd.
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2018年05月18日(起工式)
◆ 竣工-2021年04月30日予定
◆ オープン-2020年05月18日(ホテルメトロポリタン 川崎)、2020年05月13日予定(順次開業)


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「JR川崎タワー 商業棟(敷地北西側から望む)」です。


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商業棟2階「カフェ&レストラン」のイメージです。


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3階~5階(屋上)「ジェクサー・フィットネス&スパ 24 川崎」のイメージです。


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「配置図」です。


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「アクセス」です。JR「川崎」駅下車西口より屋根付き歩行者デッキにて直結徒歩3分です。



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2021年1月22日 (金)

JR中野駅南口 オフィス棟と住宅棟の超高層ツインタワー「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業」 2021年1月上旬の建設状況

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-中野二丁目地区第一種市街地再開発事業-
 「中野二丁目地区市街地再開発組合」は、東京都中野区中野二丁目他で事業を推進する「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業」において、2020年3月10日に権利変換計画認可を受け、2020年3月26日に着工しました。「住友不動産」は参加組合員として再開発事業に参画しています。

 引用資料 住友不動産(PDF:2020/03/30)
 中野駅南口駅前で賑わいの創出 「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業」工事着手 オフィス棟と住宅棟の高層ツインタワー

 「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、市街地再開発事業と土地区画整理事業の一体的施行という手法を用いて、駅前広場の拡張整備、駅周辺の回遊性を高める交通動線の整備、また、敷地内においては、人々の憩いや交流の場となる広場空間を確保し、中野駅南口の賑わいの核となる整備を目指します。

中野二丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-中野二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-東京都中野区中野二丁目地内
◆ 交通-JR中央線「中野」駅、東京メトロ東西線「中野」駅すぐ
◆ 階数-(住宅棟)地上37階、地下2階、(業務棟)地上20階、地下2階
◆ 高さ-(住宅棟)最高部l146.84m、(業務棟)最高部115.83m
◆ 敷地面積-(住宅棟)4,404.85㎡、(業務棟)5,676.67㎡
◆ 建築面積-(住宅棟)3,465.32㎡、(業務棟)4,142.96㎡
◆ 延床面積-(住宅棟)49,343.93㎡、(業務棟)49,759.50㎡
◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、駐車場
◆ 構造-(住宅棟)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、(業務棟)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 総戸数-397戸(分譲2戸、賃貸395戸)
◆ 建築主-中野二丁目地区市街地再開発組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者-アール・アイ・エー(コンサルタント/基本・実施設計)
◆ 施工者-西松建設(特定業務代行者/建築施工)
◆ 着工-2020年03月26日
◆ 竣工-2024年02月29日予定

(備考)上記の「階数、高さ、敷地面積、建築面積、延床面積、総戸数」の数値は、東京都環境局の数値を採用しています。そのため、2020年3月30日の「住友不動産」のニュースリリースや「建築計画のお知らせ」の数値とは一部異なります。

 「住友不動産」のニュースリリースでは、「住宅棟」が、地上37階、地下1階、高さ約147m、「業務棟」が、地上20階、地下2階、高さ約117mとなっています。「建築計画のお知らせ」では、最高部の高さが147.18mとなっています。


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外観完成イメージパース

 北側に、地上20階、地下2階、高さ約117mの「業務棟」、南側に地上37階、地下1階、高さ約147mの「住宅棟」を配置します。両棟共に低層部に店舗等を配置する計画です。


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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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「乗り入れ構台」が見えます(写真提供読者さん)。


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「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2021年1月21日 (木)

国土交通省 JR東日本の「羽田空港アクセス線」の鉄道事業許可 「羽田空港」への新たなアクセスルートにより、利用者利便性が向上!

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-羽田空港アクセス線-
 「電通グループ」が、東京都港区の本社ビルを売却する検討に入ったそうです。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、遠隔勤務を主体とした分散型のオフィスに改革します。売却額は国内の不動産取引として過去最大級の3,000億円規模になる見通しです。

 本題に戻って、「JR東日本」が整備を計画してる「(仮称)羽田空港アクセス線」のうち新線として整備する東京貨物ターミナル~羽田空港間の「アクセス新線」が、2021年1月20日付で国土交通省から鉄道事業法に基づく第一種鉄道事業として許可されました。

 引用資料 国土交通省(2021/01/20)
 東日本旅客鉄道株式会社「羽田空港アクセス線」の鉄道事業許可 ~羽田空港への新たなアクセスルートにより、利用者利便性が向上します~

 引用資料 JR東日本(PDF;2021/01/20)
 羽田空港アクセス線(仮称)の鉄道事業許可について


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事業概要
 事業費は3,000億円、開業は2029年度を予定しています。運転本数は1時間8本(上下線) 、1日144本(上下線)とされています。片道では、1時間4本となるので、15分間隔での運転を想定しています。


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事業区間位置図
 事業区間は12.4kmです。JR田町駅付近から東京貨物ターミナルまでを既存線路の「改良区間」、東京貨物ターミナルから羽田空港までを「新線建設」として整備します。延長は「改良区間」が約7.4km、「アクセス新線」が約5.0kmとなります。


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羽田空港アクセス線(仮称)整備事業

 JR東日本は、羽田空港と東京駅、新宿駅、新木場駅の3つの駅を結ぶ「羽田空港アクセス線構想」を発表しています。実現すれば、東京駅まで最短18分(現在は最短28分)、新宿駅まで最短23分(現在は最短41分)、臨海部の新木場駅まで最短20分(現在は最短41分)でいずれも乗り換えなしで結ばれ、空港へのアクセス時間が大幅に短縮されます。

(1) 東山手ルート(東京駅ルート)
 
最短18分(現在は最短28分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→大汐線(改修)→大汐短絡線(新設)→田町駅付近で東海道本線に合流→東海道本線→東京駅

(2) 西山手ルート(新宿駅ルート)
 
最短23分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→東品川短絡線(新設)→大井町駅~品川シーサイド駅間でりんかい線に合流→りんかい線→埼京線→新宿駅

(3) 臨海部ルート(新木場駅ルート)
 
最短20分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→りんかい線の引込線(複線化)→品川埠頭分岐部信号場→りんかい線→新木場駅



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2021年1月20日 (水)

NHK放送センターの建て替え 地上17階、高さ約92m、延床面積約272,000㎡の「NHK放送センター建替工事」 2021年1月上旬の状況

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-放送センター建替工事、
 
「日本放送協会(NHK)」は、東京都渋谷区で「NHK放送センター建替工事」を計画しています。「情報棟」など3棟や人工地盤を含めた総延床面積272,118.73㎡を建設する計画で、想定建設費は約1,700億円です。「NHKホール」は改修工事を行い継続使用する予定です。

 引用資料 NHK(PDF:2019/11/12)
 新放送センター 基本計画の概要について

 現在は、「ふれあいホール及びスロープ・コンコース他の一部解体工事」を行っています。 解体工事の工期は、2020年9月1日~2021年7月31日予定です。第Ⅰ期工事の「情報棟」は、2021年5月1日に着工予定です。

NHK放送センター建替工事の概要
◆ 所在地- 東京都渋谷区神南二丁目2番1号
◆ 交通(NHKホールを基準)-JR山手線「原宿」駅徒歩10分、東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前」駅徒歩10分、各線「渋谷」駅徒歩15分、東京メトロ千代田線「代々木公園」駅徒歩15分
◆ 階数-地上17階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部約92m、軒高約88m
◆ 敷地面積-82,646.26㎡(施設全体)
◆ 建築面積-43,706.32㎡(50,729.17㎡)
◆ 延床面積-272,118.73㎡(295,454.98㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-放送局、事務所、放送用スタジオ、劇場
◆ 建築主-日本放送協会(NHK)
◆ 設計者-竹中工務店・久米設計 設計施工共同企業体(代表者 竹中工務店)
◆ 施工者-竹中工務店・久米設計 設計施工共同企業体(代表者 竹中工務店)
◆ 解体工事-2020年09月01日~2021年07月31日予定
◆ 着工-2021年05月01日予定
◆ 竣工-2036年12月31日予定


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「全ての建替完了後のイメージ図(点線内)」です。


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「情報棟外観イメージ図(渋谷区役所交差点より)」です。


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「全体配置計画」です。


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「整備概要」です。


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「NHK放送センター建替工事」の予定地の2021年1月上旬の状況です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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「建設現場事務所」です(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ」です。「ふれあいホール及びスロープ・コンコース他の一部解体工事」を行っています。 解体工事の工期は、2020年9月1日~2021年7月31日予定です(写真提供読者さん)。


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「NHK放送センター建替工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2021年1月19日 (火)

茨城県ひたちなか市 ひたちなか海浜鉄道の湊線を国営ひたち海浜公園方面に3.1km延伸 国土交通省が申請を認可 2024年春の開業予定!

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-ひたちなか海浜鉄道の湊線-

 「国土交通省は」、茨城県ひたちなか市の「ひたちなか海浜鉄道」から申請がなされていた、鉄道事業法第3条に基づく第一種鉄道事業許可申請について、2021年1月15日付で認可しました。

 これまで終点だった「阿字ケ浦駅」と2つの新駅を結ぶ線路を新設します。延伸区間は3.1kmで、事業費は78億円を見込んでいます。「ひたちなか海浜鉄道」は2022年1月にも工事の施工認可を申請、2024年春の開業を目指します。

 引用資料 国土交通省(2021/01/15)
 ひたちなか海浜鉄道(株)湊線の第一種鉄道事業許可について

 ひたちなか海浜鉄道湊線は、勝田駅~阿字ケ浦駅間の14.3kmが営業路線です。計画によると阿字ケ浦駅から北側の国営ひたち海浜公園方面に線路を延ばし、新駅2カ所を設けます。

 年間200万人以上が訪れる国営ひたち海浜公園の西口まで線路を延ばし、公園利用者の利便性を高めます。終端駅に交通ターミナル機能を整備し、交流人口の拡大や地域活性化にもつなげます。


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許可路線(区間)

 ひたちなか海浜鉄道湊線の阿字ヶ浦駅~新駅2間の3.1kmです。開業は2024年春の予定です。

● 国営ひたち海浜公園
 「国営ひたち海浜公園」は、年間200万人以上が訪れる茨城県の人気の観光地です。特に3月下旬〜4月中旬の「スイセン」、4月中旬〜4月下旬の「チューリップ」、4月中旬〜5月上旬の一面が青となる「ネモフィラ」、10月上旬から10月下旬の一面が赤となる「コキア」は有名です。


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ひたちなか海浜鉄道の路線図

 「ひたちなか海浜鉄道」は、茨城県ひたちなか市に本社を置く鉄道事業者です。「ひたちなか市(50.56%)」と「茨城交通(49.44%)」が出資する第三セクター企業です。営業路線は、勝田駅~阿字ヶ浦駅間の14.3km、駅数10駅、軌間1,067mmとなっています。



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2021年1月18日 (月)

地上35階、高さ約135mの「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」 「新築工事に係る事後調査結果報告書」により正確な概要が判明!

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-アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉-

 アパグループは、横浜市中区海岸通五丁目に「(仮称)アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉新築工事」を建設しました。2017年4月7日に起工式が行われ、2019年9月20日にオープンしました。

 「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」は、地上35階、塔屋2階、地下2階、客室数2,311室と、現時点では1棟の建物としては日本最大客室数のホテルです。

● 新築工事に係る事後調査結果報告書
 2021年1月15日に、横浜市から「(仮称)アパホテル&リゾート<横浜ベイタワー>新築工事に係る事後調査結果報告書(供用時その1)」が公開されています。「新築工事に係る事後調査結果報告書」により正確な概要が判明しました。

 引用資料 横浜市・公式HP(2021/01/15)
 (仮称)アパホテル&リゾート<横浜ベイタワー>新築工事に係る事後調査結果報告書(供用時その1)

 「建築計画のお知らせ」の数値と実際に竣工した数値とは異なる場合が多いです。東京都は竣工後の数値を「東京都環境局」が公開していますが、ほとんどの都市は公開していません。「横浜市」と「川崎市」の一部のビルは、「事後調査結果報告書」で公開する事があるので助かります。

アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉の概要
◆ 計画名-(仮称)アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉新築工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区海岸通五丁目25番3(地番)
◆ 交通-みなとみらい線「馬車道」駅から徒歩3分、JR根岸線・京浜東北線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅から徒歩9分
◆ 階数-地上35階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部135.04m、建築物135.04m
◆ 敷地面積-8,328.63㎡
◆ 建築面積-4,025.15㎡(3,993.47㎡から変更)
◆ 延床面積-64,686.70㎡(64,516.80㎡から変更)
◆ 容積対象床面積-49,968.99㎡(新たに判明)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下) 鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-ホテル、集会場、飲食、物販、自動車車庫
◆ 客室数-2,311室(1棟の建物として日本最大客室数のホテル)
◆ 建築主-アパマンション(アパグループ)
◆ 設計者-久米設計・新居千秋都市建築設計JV
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2017年4月07日(起工式)
◆ 竣工-2019年08月31日
◆ オープン-2019年09月20日予定


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「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」 の完成イメージです。


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「施設断面図」です。高さは最高部135.04m、建築物135.04mと変更はありませんでした。


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「施設配置図」です。



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2021年1月17日 (日)

JR東日本 中央線「飯田橋駅」のホームを新宿方に200m移設して直線化 供用開始された新西口駅舎!

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-JR飯田橋駅-

 JR東日本は、中央線飯田橋駅のホームを西側(新宿方)に約200m移設しました。移設前の「飯田橋駅」の中央線ホームは、急曲線区間(曲線半径R=300m)にあり、列車とホームの隙間が大きくなっていました。列車とホームの隙間が最大で33cmもありました。

 飯田橋駅では、ホームの抜本的な安全対策として、新宿寄りにホームを約200m移設し、列車とホームの隙間を狭小化する工事と、これに合わせて西口駅舎の改良等工事を行っていましたが、2020年7月12日 初電から新ホーム、新西口駅舎および歩行者空間が供用開始されました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2020/06/16)
 飯田橋駅がより安全に、より便利になります~新ホーム、新西口駅舎および歩行者空間の供用開始について~

 旧ホームは、曲線半径が300mでしたが、新ホームは、曲線半径が900mとなります。「新西口駅舎」は、鉄骨造の地上2階で、延床面積約2,200㎡です。 多機能トイレ(1か所)、エレベーター(15人乗り×1基)、店舗は5店舗(1階に3店舗、2階に2店舗)となっています。

JR飯田橋駅の概要
◆ 所在地-東京都千代田区飯田橋四丁目17番27他
◆ 階数-地上2階、地下0階
◆ 高さ-12.18m
◆ 敷地面積-2,392.71㎡
◆ 建築面積-1,389.21㎡
◆ 延床面積-2,226.48㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部CFT造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-駅舎、店舗
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-飯田橋駅改良共同企業体(構成員代表者 鉄建建設)
◆ 着工-2017年05月01日
◆ 竣工-2021年08月末予定
◆ 供用開始-2020年07月12日


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「西口駅舎・駅前広場イメージ図」です。


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「工事着手前(2014年7月)」です。


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「仮西口駅舎」の使用時です。


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「供用開始後」です。


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「飯田橋駅新西口駅舎1階平面図」です。


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「飯田橋駅新西口駅舎」です。2020年7月12日 初電から新ホーム、新西口駅舎および歩行者空間の供用開始されましたが、まだ工事は続いています。「建築計画のお知らせ」によると竣工は、2021年8月末予定となっています(写真提供読者さん)。


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「飯田橋駅新西口駅舎」は、既存の線路とホームの上に人工地盤を構築して設置しています。解体された旧西口駅舎の柱が一部残っています(写真提供読者さん)。


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役目を終えて閉鎖された「仮西口駅舎」です(写真提供読者さん)。



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2021年1月16日 (土)

(仮称)芝浦4丁目計画 地上33階、高さ約120mの「プラウドタワー芝浦」 公式ホームページがオープン!

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-プラウドタワー芝浦-

 港区芝浦四丁目にあった「日本航空田町ビルディング」の跡地に、 地上33階、地下1階、高さ119.98m、総戸数421戸の超高層タワーマンション「(仮称)芝浦4丁目計画」が建設中です。 

 公式ホームページがオープンしました。予想されていた通り、正式名称は「プラウドタワー芝浦」となりました。公式ホームページのオープンにより、外観デザインが判明しました。

 引用資料 公式ホームページ
 プラウドタワー芝浦

 近くの芝浦二丁目に似たような規模の「(仮称)港区芝浦二丁目計画」が建設中です。「(仮称)芝浦4丁目計画」と「(仮称)港区芝浦二丁目計画」は混同しそうになりますが、こちらは「ブランズタワー芝浦」で別の物件です。

プラウドタワー芝浦の概要
◆ 計画名-(仮称)芝浦4丁目計画
◆ 所在地-東京都港区芝浦四丁目4-45(地番)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線 「田町」駅徒歩11分、JR山手線・京浜東北線 「高輪ゲートウェイ」駅徒歩18分
◆ 階数- 地上33階、地下1階
◆ 高さ-最高部119.98m、軒高119.50m
◆ 敷地面積-4,134.51㎡
◆ 建築面積-1,559.15㎡
◆ 延床面積-43,398.61㎡
◆ 用途-共同住宅、保育施設(保育所)
◆ 総戸数-421戸
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-(調査中)
◆ 建築主-野村不動産
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2020年03月11日
◆ 竣工-2023年01月中旬予定
◆ 入居開始-2023年03月中旬予定


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「プラウドタワー芝浦」の完成イメージです。


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プライベートガーデンのような水景

 「公開空地」を含めた敷地全体のまさに中央に配した、2層吹き抜け天井高約6.9mの高さを誇るエントランスホール。大きなウインドーからは水景が癒やしてくれるプライベートガーデンが臨めます。


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PLAZA(公開空地)

 「PLAZA」と名づけられた約1,900㎡の「公開空地」は、針葉樹、広葉樹を含む⾼⽊と中低⽊が⽣い茂る都⼼の森となっています。

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「配置図」です。敷地全体の約半分を緑あふれる公開空地「PLAZA」が占めます。


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「位置図」です。



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«荒川区 JR常磐線三河島駅前 地上43階、高さ約160mの「三河島駅前北地区再開発事業」 2021年5月頃都市計画決定となる見通し!