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2022年11月 9日 (水)

総合商社大手5社 2023年3月期の連結業績 第2四半期(4月~9月)の決算が出揃う 「三菱商事」が総合商社初の純利益1兆円突破を予想!

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-総合商社-
 総合商社大手5社の2023年3月期第2四半期(2022年4月1日~2022年9月30日)の連結業績が出揃いました。2022年11月1日に「三井物産」、11月4日に「伊藤忠商事、住友商事、丸紅」、11月8日に「三菱商事」の決算短信が発表されました。

 資源高に加え、急速に進んだ円安が海外事業の収益を押し上げました。通期の純利益は「三菱商事」が、上方修正して1兆300億円に引き上げ、総合商社初の純利益1兆円の突破を予想しています。 

2023年3月期第2四半期の純利益(2022年4月1日~2022年9月30日)
(1) 三菱商事-720,006百万円(7,200億円)
(2) 三井物産-539,104百万円(5,391億円)
(3) 伊藤忠商事-483,031百万円(4,830億円)
(4) 住友商事-350,213百万円(3,502億円)
(5) 丸紅-314,651百万円(3,146億円)
(6) 豊田通商-151,280百万円(1,512億円)

2022年3月期の純利益(2021年4月1日~2022年3月31日)
(1) 三菱商事-937,529百万円(9,375億円)
(2) 三井物産-914,722百万円(9,147億円)
(3) 伊藤忠商事-820,269百万円(8,202億円)
(4) 住友商事-463,694百万円(4,636億円)
(5) 丸紅-424,320百万円(4,243億円)
(6) 豊田通商-222,235百万円(2,222億円)


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三菱商事

 「三菱商事」は、2022年11月8日に「2023年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年9月30日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、1,030,000百万円を予想しています。 

 三菱商事(PDF:2022/11/08)
 2022年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 純利益-1,030,000百万円(前期比+9.9%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2023年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年9月30日)
◆ 収益-10,721,878百万円(前期比+38.8%)
◆ 純利益-720,006百万円(前期比+99.7%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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三井物産

 「三井物産」は、2022年11月1日に「2023年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年9月30日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、980,000百万円を予想しています。 

 三井物産(PDF:2022/11/01)
 2023年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 純利益-980,000百万円(前期比7.1%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2023年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年9月30日)
◆ 収益-7,423,815百万円(前期比+37.1%)
◆ 純利益-539,104百万円(前期比+33.2%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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伊藤忠商事

 「伊藤忠商事」は、2022年11月4日に「2022年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年9月30日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)の当社株主に帰属する当期純利益は、800,000百万円を予想しています。 

 伊藤忠商事(PDF:2022/11/04)
 2023年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 純利益-800,000百万円(前期比△2.5%)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)

2023年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年9月30日)
◆ 収益-6,992,164百万円(前期比+19.0%)
◆ 純利益-388,533百万円(前期比+27.8%)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)


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住友商事

 「住友商事」は、2022年11月4日に「2022年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年9月30日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、550,000百万円を予想しています。 

 住友商事(PDF:2022/11/04)
 2023年3月期第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 純利益-550,000百万円(前期比+18.6%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2023年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年9月30日)
◆ 収益-3,354,351百万円(前期比+31.9%)
◆ 純利益-350,213百万円(前期比+45.3%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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丸紅

 「丸紅」は、2022年11月4日に「2022年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年9月30日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、510,000百万円を予想しています。 

 丸紅(PDF:2022/11/04)
 2023年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 純利益-510,000百万円(前期比+20.2%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2023年3月期第2四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年9月30日)
◆ 収益-5,595,134百万円(前期比+37.3%)
◆ 純利益-314,651百万円(前期比+52.9%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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豊田通商

 「豊田通商」は、2022年10月28日に「2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年9月30日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、270,000百万円を予想しています。 

 豊田通商(PDF:2022/10/28)
 2023年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 純利益-270,000百万円(前期比+21.5%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年9月30日)
◆ 収益-4,907,747百万円(前期比+31.1%)
◆ 純利益-151,280百万円(前期比+18.6%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)



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2022年8月26日 (金)

岩手県北上市 TDKグループ 「TDKエレクトロニクスファクトリーズ」の北上工場敷地内で新製造棟を着工 総投資額は500億円!

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-TDK北上工場-
 電子部品大手の「TDK」は2022年8月23日に、岩手県北上市和賀町の後藤野工業団地に立地する子会社の「TDKエレクトロニクスファクトリーズ」の北上工場敷地内で新製造棟建設の安全祈願祭を行いました。

 「EV(電気自動車)」向けを中心に世界的需要が高まる電子部品・積層セラミックコンデンサの生産体制を強化します。今後、3年間で400人規模の雇用を見込みます。新製造棟は2023年12月の完成、2024年早期の量産開始を目指します。

 岩手日日新聞社(2022/08/24)
 電子部品生産増強 新製造棟 来年12月完成へ TDK北上工場

 引用資料 TDK(2022/05/10)
 TDKの積層セラミックコンデンサの生産体制強化について

 新製造棟は、鉄骨造、地上4階、延床面積約33,370㎡です。当初は2023年3月に着工、2024年6月に竣工を計画していましたが、高まるニーズを踏まえ、2022年8月に着工を前倒ししました。

 TDK北上工場は2001年立地、積層セラミックコンデンサの製造拠点として順調に業績を伸ばしてきた実績に加え、増産体制構築へ急を要する中、インフラ面や人的対応も含め現工場敷地内への新棟建設を決定しました。総投資額500億円は、TDKが電子部品生産増強に向けた投資として過去最大規模です。

TDK北上工場新棟の概要
◆ 所在地-岩手県北上市和賀町後藤2地割106-163
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 延床面積-約33,370㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 主な事業- 積層セラミックコンデンサの開発・製造
◆ 着工-2022年08月23日(安全祈願祭)
◆ 竣工-2023年12月予定
◆ 量産開始-2024年早期予定
◆ 総投資額-500億円


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日本橋髙島屋三井ビルディング

 「TDK」の本社は、東京都中央区日本橋二丁目5番1号の「日本橋髙島屋三井ビルディング」にあります。1935年12月7日に世界最初のフェライトコアの工業化を目的として「東京電気化学工業」を設立しました。1983年3月に社名を「TDK(ティーディーケイ)」に変更しました。

 「TDK」は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。

● リチウムイオン電池メーカーATLはTDKの子会社
 TDKは、2005年にリチウムイオン電池メーカーである香港の「ATL(アンプレックステクノロジー)」を買収、子会社化しています。TDKの連結売上高の約半分は「ATL」が占めています。TDKにとって「孝行息子」といえる優良子会社です。

 ちなみに、「EV(電気自動車)」の基幹部品である車載リチウムイオン電池で世界シェアトップを独走する中国の「CATL(寧徳時代新能源科技)」は、2011年12月に「ATL」の車載電池部門からスピンオフ(分離・独立)して発足しました。TDKから見るとCATLは孫会社となりますが、資本関係はありません。


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TDKの連結決算
 「TDK」は、2022年8月1日に「2023年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。2023年3月期第1四半期(2022年4月1日~2022年6月30日)の連結決算では、売上高510,504百万円(前年同期比21.5%増)、営業利益44,603百万円(前年同期42.4%増)となりました。

 TDK 決算短信(PDF:2022/08/01)
 2023年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)は、売上高2,200,000百万円(前年同期比15.7%増)、営業利益185,000百万円(前年同期比10.9%増)と、売上高は過去最高の業績予想をしています。

TDKの連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1998年3月      696,677百万円     98,304百万円
1999年3月      676,250百万円     76,316百万円
2000年3月      674,464百万円     74,607百万円
-----------------------------------------
2001年3月      689,911百万円     56,323百万円
2002年3月      575,029百万円  △43,722百万円
2003年3月      608,880百万円     22,080百万円
2004年3月      658,862百万円     54,322百万円
2005年3月      657,853百万円     59,830百万円
2006年3月      795,180百万円     60,523百万円
2007年3月      862,025百万円     79,590百万円
2008年3月      866,285百万円     87,175百万円
2009年3月      727,400百万円  △54,305百万円
2010年3月      808,858百万円     25,774百万円
-----------------------------------------
2011年3月      871,943百万円     64,321百万円
2012年3月      814,497百万円     18,687百万円
2013年3月      841,847百万円     22,054百万円
2014年3月      984,525百万円     36,616百万円
2015年3月   1,082,560百万円     72,459百万円
2016年3月   1,152,255百万円     93,414百万円
2017年3月   1,178,257百万円   208,660百万円
2018年3月   1,271,747百万円     89,692百万円
2019年3月   1,381,806百万円   107,823百万円
2020年3月   1,363,037百万円     97,870百万円
-----------------------------------------
2021年3月   1,479,008百万円   111,814百万円
2022年3月   1,902,124百万円   166,775百万円

2023年3月期予想
2023年3月   2,200,000百万円   185,000百万円(会)
2023年3月   2,186,514百万円   198,069百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2022年8月26日時点の数値です。



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2022年8月22日 (月)

超高収益企業「HOYA」 半導体製造用マスクブランクスやHDD用ガラス基板は世界シェア7割超! 

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-HOYA-

 「HOYA」の本社は、東京都新宿区西新宿六丁目10-1「日土地西新宿ビル」にあります。ちなみに「HOYA」は、「ホヤ」ではなく「ホーヤ」と読みます。

 1941年11月に東京府北多摩郡保谷町下保谷801(現:東京都西東京市下保谷二丁目8)で「東洋光学硝子製造所」を創業しました。「HOYA」の社名は発祥の地である東京都の保谷(ほうや)町に由来します。

 1944年8月に株式会社に改組し、商号を「東洋光学硝子製造所」としました。1947年8月に「保谷クリスタル硝子製造所」に変更、1960年11月に「保谷硝子」に変更、1984年10月に「HOYA」に変更しました。

 「HOYA」と言えば、、メガネレンズやコンタクトレンズなどが有名ですが、眼科医療用の眼内レンズ、内視鏡などの製造も行っています。半導体製造用マスクブランクス・半導体素子製造用フォトマスクなどの半導体部門も強いです。半導体製造用マスクブランクスやHDD用ガラス基板は、世界シェア7割を超えています。


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HOYAの連結決算
 「HOYA」は、2022年8月4日に「2023年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。2023年3月期第1四半期(2022年4月1日~2022年6月30日)の連結決算では、売上高180,179百万円(前年同期比14.0%増)、税引前利益61,518百万円(前年同期20.6%増)となりました。

 HOYA 決算短信(PDF:2022/08/04)
 2023年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)は、売上高730,000百万円(前年同期比10.4%増)、税引前利益の予想は未発表です。

HOYAの連結決算:日本基準(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1998年3月   193,472百万円     24,245百万円
1999年3月   201,290百万円     31,726百万円
2000年3月   201,110百万円     34,688百万円
-----------------------------------------
2001年3月   236,802百万円     45,127百万円
2002年3月   235,265百万円     43,897百万円
2003年3月   246,293百万円     52,982百万円
2004年3月   271,443百万円     68,166百万円
2005年3月   308,172百万円     84,920百万円
2006年3月   344,228百万円   101,095百万円
2007年3月   390,093百万円   107,213百万円
2008年3月   481,631百万円     95,073百万円
2009年3月   454,194百万円     59,094百万円
2010年3月   413,524百万円     64,327百万円

HOYAの連結決算:IFRS(売上高/税引前利益)
-----------------------------------------
2011年3月   373,586百万円     63,245百万円
2012年3月   360,673百万円     54,021百万円
2013年3月   372,494百万円     91,204百万円
2014年3月   427,575百万円     85,486百万円
2015年3月   489,961百万円   118,249百万円
2016年3月   505,714百万円   119,099百万円
2017年3月   478,927百万円   110,795百万円
2018年3月   535,612百万円   124,248百万円
2019年3月   565,810百万円   144,657百万円
2020年3月   576,546百万円   147,268百万円
-----------------------------------------
2021年3月   547,921百万円   159,218百万円
2022年3月   661,466百万円   210,706百万円

2023年3月期予想
2023年3月   730,000百万円   未発表(会)
2023年3月   721,513百万円   232,288百万円(コ)
                                         (経常利益)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2022年8月22日時点の数値です。


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「グループの事業別売上高構成比2020度」です。


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「連結売上構成比」です。



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2022年8月21日 (日)

隠れた超優良企業「SMC」 空気圧機器の国内シェア65%、世界シェア37%でトップシェア 本社は「秋葉原UDXビル」

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-SMC-
 「SMC」の本社は、東京都千代田区外神田四丁目14-1の「秋葉原UDXビル」にあります。1956年に「焼結金属工業」として設立、1986年に「SMC」に社名変更しました。社名のSMCは、「焼結金属」の英文名「Sintered Metal」に「Company」の頭字語です。

 「SMC」の主力製品は「空気圧機器」です。工場の生産ラインや検査装置の自動化に欠かせない機械要素部品、駆動機器や方向制御機器、圧縮空気の浄化機器など多岐にわたる機器で構成されています。

 「空気圧機器」は、空気を圧縮させることにより生じる力を利用した機器のことです。大気をコンプレッサーにより加圧・圧縮し、得られた圧力によって仕事をする機械の総称です。
 空気圧機器と同じような用途に油圧機器があります。空圧は油圧と比べて低い圧力で使用されます。油圧が高負荷・高圧・重装備であるのに対し、空圧は低負荷・低圧・簡便な設備でかつ火災の心配が少ない安全な方式です。

 「SMC」は、空気圧機器の国内シェア65%、世界シェア37%でトップシェアを誇ります。ユーザーニーズに合わせ、空気圧機器だけでなく電動機器など多種多様な製品を組み合わせてシステム構築する提案力と技術力が強みです。

● 隠れた超優良企業のSMC
 超優良企業でも最終製品(消費者に販売可能な製品)を販売していない会社は意外と一般に知られていない会社が多いです。取引の形態が、BtoB(Business to Business)主体の「SMC」もその一つです。 

 一般にはあまり知られていない「SMC」ですが、株取引を行っている方なら誰もが知っている超優良企業です。2022年8月19日終値時点での時価総額は4,544,063百万円と4兆円を超えています。日本企業では34位に位置します。


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SMCの連結決算
 「SMC」は、2022年8月10日に「2023年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表しました。2023年3月期第1四半期(2022年4月1日~2022年6月30日)の連結決算では、売上高211,359百万円(前年同期比15.6%増)、営業利益67,975百万円(前年同期18.5%増)となりました。

 SMC 決算短信(PDF:2022/08/10)
 2023年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)は、売上高805,000百万円(前年同期比10.7%増)、営業利益255,000百万円(前年同期比11.9%増)と、売上高は過去最高の業績予想をしています。

SMCの連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1998年3月   197,380百万円     40,666百万円
1999年3月   165,072百万円     29,119百万円
2000年3月   194,229百万円     35,454百万円
-----------------------------------------
2001年3月   252,043百万円     60,522百万円
2002年3月   184,422百万円     22,522百万円
2003年3月   206,795百万円     31,008百万円
2004年3月   247,183百万円     56,174百万円
2005年3月   280,144百万円     71,872百万円
2006年3月   307,827百万円     75,524百万円
2007年3月   339,689百万円     88,964百万円
2008年3月   357,919百万円     87,645百万円
2009年3月   283,436百万円     49,725百万円
2010年3月   220,906百万円     25,567百万円
-----------------------------------------
2011年3月   325,116百万円     81,970百万円
2012年3月   341,864百万円     88,069百万円
2013年3月   323,135百万円     78,027百万円
2014年3月   395,304百万円   105,153百万円
2015年3月   458,081百万円   127,686百万円
2016年3月   475,608百万円   134,233百万円
2017年3月   487,625百万円   141,107百万円
2018年3月   591,035百万円   192,428百万円
2019年3月   576,948百万円   180,203百万円
2020年3月   526,600百万円   146,254百万円
-----------------------------------------
2021年3月   552,178百万円   153,355百万円
2022年3月   727,397百万円   227,857百万円

2023年3月期予想
2023年3月   805,000百万円   255,000百万円(会)
2023年3月   813,958百万円   262,754百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2022年8月21日時点の数値です。



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2022年8月12日 (金)

住友林業 2022年12月期の連結業績 住宅需要が旺盛なアメリカでの好調により、売上高・営業利益共に過去最高を予想!

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-住友林業-
 戸建て住宅大手の「住友林業」の本社は、東京都千代田区大手町一丁目3番2号の「経団連会館」にあります。「住友林業」の業績はずっと低迷していましたが、直近では売上高や営業利益が急増しています。

 日本の戸建て住宅の市場は、日本の少子高齢化により毎年縮小しています。その中で売上高を伸ばすには、M&Aや多角化や海外への進出しかありません。M&Aや多角化で企業規模を拡大しているのが「大和ハウス工業」、海外への進出にで企業規模を拡大しているのが「住友林業」です。

● 桁違いに巨大なアメリカ市場
 スーパーマーケットの「ウォルマート」、ホームセンターの「ホーム・デポ」、ドラッグストアの「ウォルグリーン」と日本の同業1位の売上高を比べるとアメリカ企業は日本企業の5倍~10倍くらいの売上高があります。人口差やGDP差以上にアメリカ市場は桁違いに巨大である事が分かります。

 「信越化学工業、セブン&アイ・ホールディングス、ダイキン工業、リクルートホールディングス」は、直近で売上高・営業利益が急増しています。「信越化学工業」は塩化ビニール樹脂、「セブン&アイ・ホールディングス」は米スピードウェイの買収、「ダイキン工業」はエアコン販売、「リクルートホールディングス」は米「Indeed(インディード)」の成長が加速など、いずれもアメリカ市場での成功が大きいです。

 海外で活躍するイメージがあまり無い「住友林業」ですが、実は海外進出が最も成功している企業の1つです。売上高の多くと利益のほとんどをアメリカから得ています。アメリカ市場での成功で「住友林業」は。今後ますます成長する事が予想されます。


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住友林業の連結決算

 「住友林業」は、2022年8月9日に2022年12月期第2四半期(2022年1月1日~2022年6月30日)の連結決算を発表しました。売上高782,784百万円(前年同期比23.7%増)、営業利益72,955百万円(前年同期比51.4%増)となりました。

 住友林業 決算短信(PDF:2022/08/09)
 2022年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2022年12月期の連結業績予想
 2022年12月期の連結業績予想(2022年1月1日~2022年12月31日)は、売上高1,613,000百万円(前年同期比16.4%増)、営業利益142,000百万円(前年同期比24.9%増)と、売上高・営業利益共に過去最高の業績予想をしています。

住友林業の連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1998年3月        713,728百万円    5,805百万円
1999年3月        620,615百万円    6,210百万円
2000年3月        699,594百万円   13,549百万円
-----------------------------------------
2001年3月        682,375百万円   15,999百万円
2002年3月        644,730百万円    3,040百万円
2003年3月        645,100百万円    8,772百万円
2004年3月        673,776百万円   17,576百万円
2005年3月        723,193百万円   18,466百万円
2006年3月        791,128百万円   15,446百万円
2007年3月        911,674百万円   20,405百万円
2008年3月        861,357百万円     7,235百万円
2009年3月        823,810百万円     6,837百万円
2010年3月        723,923百万円     9,747百万円
-----------------------------------------
2011年3月        797,493百万円    14,238百万円
2012年3月        831,870百万円    19,191百万円
2013年3月        845,184百万円    25,330百万円
2014年3月        972,968百万円    33,415百万円
2015年3月        997,256百万円    33,994百万円
2016年3月     1,040,524百万円    33,093百万円
2017年3月     1,113,364百万円    53,989百万円
2018年3月     1,221,998百万円    53,021百万円
2019年3月     1,308,893百万円    49,247百万円
2020年3月     1,104,094百万円    51,377百万円
-----------------------------------------
2020年12月      839,881百万円    47,462百万円(9ヶ月決算)
2021年12月   1,385,930百万円   113,651百万円

202212月予想
2022年12月   1,613,000百万円   142,000百万円


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セグメント売上高及び経常利益

 2022年12月期の売上高予想が1兆6130億円ですが、そのうち海外住宅・不動産が8,290億円を予想しています。海外住宅・不動産の比率が51.4%と5割を突破する予想です。海外住宅は、「アメリカ」と「オーストラリア」に注力していますが、「アメリカ」の比率が圧倒的に高いです。

 引用資料 住友林業(PDF:2022/08/10)
 2022年12月期決算 ~第2四半期実績及び通期予想~

経常利益の88.5%が海外住宅・不動産
 2022年12月期の経常利益予想が1,750億円ですが、その内海外住宅・不動産が1,550億円を予想しています。海外住宅・不動産の比率が88.5%となっています。日本国内ではほとんど利益を生み出していない事が分かります。


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海外戸建住宅事業の状況

 アメリカでの販売戸数は、2021年12月期が11,230戸、2022年12月期が10,850戸(予想)です。販売単価は、2021年12月期が4,540万円(換算レート 1$=109.85円)、2022年12月期が6,260万円(換算レート 1$=123.08円)を予想しています。アメリカは販売戸数が桁違いに多く、販売単価も桁違いに高いので、アメリカで成功すると成長が加速します。



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2022年8月 8日 (月)

総合商社大手5社 2023年3月期の連結業績 第1四半期(4月~6月)の決算が出揃う 各社共に好調が続くが、通期予想は据え置き

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-総合商社-
 総合商社大手5社の2023年3月期第1四半期(2022年4月1日~2022年6月30日)の連結業績が出揃いました。8月2日に「三菱商事、三井物産」、8月3日に「丸紅」、8月5日に「伊藤忠商事、住友商事」の決算短信が発表されました。

 資源高などを追い風に「伊藤忠商事」を除く4社が前年同期比で最終増益となり、4月~6月として最高益を更新しました。唯一純利益を減らした「伊藤忠商事」は、前年同期の決算で株式の売却益を計上していた反動が大きかったためで、純利益は過去2番目に大きい2,306億円でした。

 足元では一部の資源価格が下げに転じ、世界景気の減速やウクライナ情勢など不透明感も強まっています。そのため、2023年3月期通期の業績見通しは5社共に据え置きました。

2023年3月期第1四半期の純利益(2022年4月1日~2022年6月30日)
(1) 三菱商事-533,951百万円(5,339億円)
(2) 三井物産-275,000百万円(2,750億円)
(3) 伊藤忠商事-230,631百万円(2,306億円)
(4) 丸紅-201,629百万円(2,016億円)
(5) 住友商事-155,228百万円(1,552億円)
(6) 豊田通商-74,834百万円(748億円)

2022年3月期の純利益(2021年4月1日~2022年3月31日)
(1) 三菱商事-937,529百万円(9,375億円)
(2) 三井物産-914,722百万円(9,147億円)
(3) 伊藤忠商事-820,269百万円(8,202億円)
(4) 住友商事-463,694百万円(4,636億円)
(5) 丸紅-424,320百万円(4,243億円)
(6) 豊田通商-222,235百万円(2,222億円)


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三菱商事

 「三菱商事」は、2022年8月2日に「2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、850,000百万円を予想しています。 

 三菱商事(PDF:2022/08/02)
 2022年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 純利益-850,000百万円(前期比△9.3%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)
◆ 収益-5,443,439百万円(前期比+43.5%)
◆ 純利益-533,951百万円(前期比+184.7%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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三井物産

 「三井物産」は、2022年8月2日に「2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、800,000百万円を予想しています。 

 三井物産(PDF:2022/08/02)
 2023年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 純利益-800,000百万円(前期比△12.5%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)
◆ 収益-3,720,531百万円(前期比+40.0%)
◆ 純利益-275,000百万円(前期比+43.8%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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伊藤忠商事

 「伊藤忠商事」は、2022年8月5日に「2022年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)の当社株主に帰属する当期純利益は、700,000百万円を予想しています。 

 伊藤忠商事(PDF:2022/08/05)
 2023年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 純利益-700,000百万円(前期比△14.7%)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)

2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)
◆ 収益-3,378,021百万円(前期比+15.8%)
◆ 純利益-230,631百万円(前期比△13.8%)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)


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丸紅

 「丸紅」は、2022年8月5日に「2022年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、400,000百万円を予想しています。 

 丸紅(PDF:2022/08/05)
 2023年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 純利益-400,000百万円(前期比△5.7%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)
◆ 収益-2,910,368百万円(前期比+36.4%)
◆ 純利益-201,629百万円(前期比+79.8%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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住友商事

 「住友商事」は、2022年8月3日に「2022年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、370,000百万円を予想しています。 

 住友商事(PDF:2022/08/03)
 2023年3月期第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 純利益-370,000百万円(前期比△20.2%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)
◆ 収益-1,615,201百万円(前期比+27.6%)
◆ 純利益-155,228百万円(前期比+44.7%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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豊田通商

 「豊田通商」は、2022年7月29日に「2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、210,000百万円を予想しています。 

 豊田通商(PDF:2022/07/29)
 2023年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 純利益-210,000百万円(前期比△5.5%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)
◆ 収益-2,375,630百万円(前期比+26.9%)
◆ 純利益-74,834百万円(前期比+32.0%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)



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2022年8月 4日 (木)

三菱商事 2023年3月期の連結業績 第1四半期(4月~6月)で純利益が5,339億円 通期では総合商社初の純利益が1兆円突破の可能性大!

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-三菱商事-
 「三菱商事」は、2022年8月2日に「2023年3月期第1四半期連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)」を発表しました。純利益(
親会社の所有者に帰属する当期利益)は、5,339億円(533,951百万円)でした。前年同期比で2.8倍となり、四半期ベースで過去最高となりました。原料炭価格の上昇などで金属資源事業の利益が拡大しました。

 三菱商事(PDF:2022/08/02)
 2023年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

 4月~6月の純利益は、2023年3月期通期の見通し8,500億円(850,000百万円)に対して62.8%に達しました。三菱商事は通期見通しを「上方修正していく可能性が高い」とした上で、「世界経済の減速や資源価格の下落、ロシア・ウクライナ情勢、世界的な金融引き締めなどもあり、経済の不確実性が高まっている。精査の上で見定めていきたい」と述べました。

● 総合商社初の純利益が1兆円突破の可能性大!
 「三菱商事」の2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の純利益は、9,375億円(937,529百万円)で過去最高を記録しました。2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の純利益は、8,500億円(850,000百万円)と対前年比9.3%減を予想しています。

 しかし、実際は第1四半期(4月~6月)で、5,339億円(533,951百万円)と62.8%に達しています。単純計算で5,339億円×4期=2兆1356億円となります。世界情勢が不安定な中で、単純に4倍とはならないと思いますが、1兆円超えはほぼ確実で、仮に1兆円超えとなると総合商社初です。私は、世界情勢に余程の激変が起きない限り1兆5000億円も夢では無いと思っています。


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三菱商事ビルディング

 「三菱商事ビル」の本店は、東京都千代田区丸の内二丁目3番1号の「三菱商事ビル」および東京都千代田区丸の内二丁目6番1号「丸の内パークビルディング」内にあります。登記上の本店は、「三菱商事ビル」です。

三菱商事ビルディングの本店部門
◇ 監査部
◇ コーポレートスタッフ部門
◇ 天然ガスグループ
◇ 総合素材グループ
◇ 金属資源グループ


Tokyomitsubishi220812
丸の内パークビルディング

 「三菱商事ビル」の本店は、東京都千代田区丸の内二丁目3番1号の「三菱商事ビル」および東京都千代田区丸の内二丁目6番1号「丸の内パークビルディング」内にあります。

三菱商事ビルディングの本店部門
◇ 産業DX部門
◇ 石油・化学ソリューショングループ
◇ 産業インフラグループ
◇ 自動車・モビリティグループ
◇ 食品産業グループ
◇ コンシューマー産業グループ
◇ 電力ソリューショングループ
◇ 複合都市開発グループ



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2022年7月30日 (土)

半導体検査装置 半導体テスタでは世界第1位の「アドバンテスト」 2023年3月期の連結決算は、売上高・営業利益共に空前の好決算を予想!

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-アドバンテスト-

 「アドバンテスト(Advantest Corporation)」 は、半導体テスタ(半導体を自動で電気試験し、品質や性能、信頼性を評価する装置)では、現在世界第1位で、アメリカの「テラダイン」と世界シェアを二分しています。東証プライムに上場、本社は東京都千代田区丸の内一丁目6番2号の「新丸の内センタービルディング」にあります。

 「アドバンテスト」 は、1954年に東京都板橋区に「タケダ理研工業」として創業しました。1985年に社名を「アドバンテスト」に変更、半導体試験装置市場におけるトップ・シェアを獲得、世界のトップメーカーになりました。

● 24年ぶりに営業利益を更新!
 下記の業績の推移を見ても分かりますが、シリコンサイクルにより業績の振れ幅が凄まじいです。まるで「ジェットコースター」のような業績推移です。ここまで業績の振れ幅が凄まじい大企業は極めて珍しいです。

 私は ”1998年3月期に記録した営業利益866億円を上回る事は二度と無い。” と思っていましたが、2022年3月期に営業利益1,147億円と四半世紀の24年ぶりに更新しました。

 半導体業界は、半導体不足のため空前の活況が続いています。そのため半導体試験装置市場も活況です。2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)は、売上高5,500億円、営業利益1,700億円と、売上高・営業利益共に過去最高の業績予想をしています。

 しかし、雲行きが変わり、直近では「半導体バブル」が終焉する可能性がいろいろな半導体関連の指標を見る限り顕著に表れています。シリコンサイクルの谷間に入りつつある可能性があります。2023年3月期の連結業績予想は非常に高い数値ですが、是非とも実現して欲しいです。


Tokyoadvantest220712
アドバンテストの連結決算

 「アドバンテスト」は、2022年7月28日に2023年3月期第1四半期(2022年4月1日~2022年6月30日)の連結決算を発表しました。売上高135,943百万円(前年同期比40.0%増)、営業利益44,783百万円(前年同期比71.4%増)となりました。

 アドバンテスト 決算短信(PDF:2022/07/28)
 2023年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)は、売上高550,000百万円(前年同期比31.9%増)、営業利益170,000百万円(前年同期比48.2%増)と、売上高・営業利益共に過去最高の業績予想をしています。

アドバンテストの連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1998年3月    257,418百万円    86,616百万円
1999年3月    141,714百万円    30,170百万円
2000年3月    167,123百万円    41,672百万円
-----------------------------------------
2001年3月    262,214百万円    72,613百万円
2002年3月      95,244百万円 △36,552百万円
2003年3月      97,740百万円 △16,743百万円
2004年3月    174,218百万円    30,960百万円
2005年3月    239,439百万円    60,719百万円
2006年3月    253,922百万円    64,458百万円
2007年3月    235,012百万円    56,792百万円
2008年3月    182,767百万円    22,716百万円
2009年3月      76,652百万円 △49,547百万円
2010年3月      53,225百万円 △11,639百万円
-----------------------------------------
2011年3月      99,634百万円     6,111百万円
2012年3月    141,048百万円        837百万円
2013年3月    132,903百万円          80百万円
2014年3月    111,878百万円 △36,369百万円
2015年3月    163,329百万円    14,619百万円
2016年3月    162,111百万円    12,597百万円
2017年3月    155,916百万円    13,905百万円
2018年3月    207,223百万円    24,487百万円
2019年3月    282,456百万円    64,662百万円
2020年3月    275,894百万円    58,708百万円
-----------------------------------------
2021年3月   312,789百万円     70,726百万円
2022年3月   416,901百万円   114,734百万円

2023年3月期予想
2023年3月   550,000百万円   170,000百万円


Tokyoadvantest220713
四半期売上高 事業セグメント別

 半導体テスタは、大きく分けて「SoCテスタ(非メモリ・テスタ)」と「メモリ・テスタ」に分かれていますが、市場規模としては「SoCテスタ」の方が遥かに大きいです。

 引用資料 アドバンテスト(2022/07/28)
 2022年度第1四半期決算説明会および第2期中期経営計画アップデート

 「SoCテスタ」は、「ロジック半導体(制御や加工、演算処理などを行う半導体、例としてCPUやGPUなど)」のテスタです。「メモリ・テスタ」は、「DRAM」や「NANDフラッシュメモリ」などのテスタです。


Tokyoadvantest220714
四半期売上高 地域(出荷先)別

 「台湾」が一番売上高が多いです。世界最大の半導体受託製造企業(ファウンドリ)である「TSMC(台湾積体電路製造股份有限公司)」が最大の顧客だと思われます。



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2022年7月29日 (金)

超優良企業の「信越化学工業」 2023年3月期の連結業績予想 売上高2兆5500億円、営業利益8250億円と驚異的な好決算を予想!

Tokyoshinetsu220711
-信越化学工業-

 超優良企業でも最終製品(消費者に販売可能な製品)を販売していない会社は意外と一般に知られていない会社が多いです。取引の形態が、BtoB(Business to Business)主体の「信越化学工業」もその一つです。 

 「信越化学工業(Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)」は、東京都千代田区丸の内一丁目4番1号の「丸の内永楽ビルディング」に本社を置く日本の大手化学メーカーです。東証プライムに上場、日本国内において最大の時価総額および営業利益を誇る化学メーカーです。

 「信越化学工業」は超優良企業ですが、業績は長期に渡って停滞していました。しかし、2022年3月期に売上高が2兆円を突破、2023年3月 月期には、売上高2兆5500億円、営業利益8250億円と驚異的な好決算を予想しています。


Tokyoshinetsu220712
信越化学工業の連結決算

 「信越化学工業」は、2022年7月27日に2023年3月期第1四半期(2022年4月1日~2022年6月30日)の連結決算を発表しました。売上高656,707百万円(前年同期比51.2%増)、営業利益249,620百万円(前年同期比93.8%増)となりました。

 信越化学工業 決算短信(PDF:2022/07/27)
 2023年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)は、売上高2,550,000百万円(前年同期比22.9%増)、営業利益825,000百万円(前年同期比22.0%増)と、売上高・営業利益共に過去最高の業績予想をしています。

信越化学工業の連結決算
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1998年3月      693,274百万円     82,079百万円
1999年3月      642,795百万円     86,322百万円
2000年3月      678,858百万円     87,465百万円
-----------------------------------------
2001年3月      807,484百万円   112.677百万円
2002年3月      775.096百万円   114,723百万円
2003年3月      797,532百万円   122,149百万円
2004年3月      832,804百万円   125,625百万円
2005年3月      967,486百万円   151,734百万円
2006年3月   1,127,915百万円   185,320百万円
2007年3月   1,304,695百万円   241,028百万円
2008年3月   1,376,364百万円   287,145百万円
2009年3月   1,200,813百万円   232,927百万円
2010年3月      916,837百万円   117,215百万円
-----------------------------------------
2011年3月   1,058,257百万円   149,221百万円
2012年3月   1,047,731百万円   149,632百万円
2013年3月   1,025,409百万円   157,403百万円
2014年3月   1,165,819百万円   173,809百万円
2015年3月   1,255,543百万円   185,329百万円
2016年3月   1,279,807百万円   208,525百万円
2017年3月   1,237,405百万円   238,617百万円
2018年3月   1,441,432百万円   336,822百万円
2019年3月   1,594,036百万円   403,705百万円
2020年3月   1,543,525百万円   406,041百万円
-----------------------------------------
2021年3月   1,496,906百万円   392,213百万円
2022年3月   2,074,428百万円   676,322百万円

2023年3月期予想
2023年3月   2,550,000百万円   825,000百万円


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マーケットシェア

 「信越化学工業」は創立以来、時代が求める様々な素材を開発・提供してきました。その優れた特性や機能性から、どの製品も高いマーケットシェアを確保しています。中でもインフラ整備の必需品となっている「塩化ビニル樹脂」、デジタル製品の基本素材である「半導体シリコン」は、他を圧倒する支持を得て、世界トップシェアを誇ります。

 引用資料 信越化学
 数字でひもとく、信越化学 

 また、高機能樹脂として多彩な用途で幅広く利用されている「シリコーン」は、国内1位となっています。それぞれの製品づくりにおいて技術革新を繰り返し、そのパフォーマンスを極めながら、絶えず世界No.1を目指すこと、それが信越化学の変わらぬ挑戦姿勢です。

● シリコーンとは?
 「シリコーン」は、「半導体シリコン」とは全く別のもので、シリコーン(Silicone)は、ケイ素と酸素からなるシロキサン結合(≡Si-O-Si≡)を骨格とし、そのケイ素(Si)にメチル基(-CH3)を主体とする有機基が結合したポリマーの総称です。


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海外売上高比率74%

 「信越化学工業」の連結売上高に占める海外売上高(2021年3月期)の比率は、74%です。これは文字通りグローバルカンパニーとしての成り立ちを示す数字です。

 1960年に塩化ビニル樹脂事業において海外生産拠点第一号を設けたのを皮切りに、「最適地生産」という考えに基づき、海を越え、国境を越えてダイナミックなグローバル展開を続けてきました。現在では世界中に144のグループ会社を擁しています。



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2022年7月10日 (日)

JR新潟駅前 地上32階、高さ約104m、総延床面積約44,457㎡の「新潟駅南口西地区 新潟都心地域優良建築物等整備事業」

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-新潟駅南口西地区-

 「株式会社国際総合計画・日生不動産販売株式会社共同企業体」は、新潟駅南⼝⻄地区において、新潟都心地域優良建築物等整備事業を推進しており、2022年9月より着手します。また、施工会社は入札により、「福田組」に決定しました。

 引用資料 国際総合計画(PDF:2022/07/04)
 新潟駅南⼝⻄地区 新潟都心地域優良建築物等整備事業の概要 【政令指定都市新潟における都市再生特別地区による第一号プロジェクト】

 新潟市の都心部において、2021年9月に都市再生緊急整備地域が指定されたことを受けて、グループは新潟市に対して、都市再生特別地区の都市計画の提案を行い、2022年5月に新潟市が都市再生特別地区の都市計画決定を行いました。

 新潟駅の至近に位置しながら低未利用地であることから、土地の合理的かつ健全な高度利用を図ることにより、広域交通結節点の利点を活かした業務機能の整備、先端技術の人材を育成する専門教育施設の誘致、産官学連携拠点となるビジネス交流の場の整備、また、新潟駅周辺と一体となった緑と賑わいのあるウォーカブルな空間の整備など、都市基盤及び都市機能の強化を推進します。

新潟駅南口西地区 新潟都心地域優良建築物等整備事業の概要
◆ 所在地-新潟県新潟市中央区花園一丁目
◆ 交通-JR「新潟」駅
◆ 階数-(オフィス棟)地上10階、地下0階、(駐車場棟)地上8階、地下0階、(マンション棟)地上32階、地下0階
◆ 高さ-(オフィス棟)42.70m、(駐車場棟)29.99m、(マンション棟)最高部103.85m
◆ 敷地面積-5,998.66㎡
◆ 建築面積-(オフィス棟)1,076.03㎡、(駐車場棟)1,646.14㎡、(マンション棟)1,058.71㎡
◆ 延床面積-(オフィス棟)8,719.32㎡、(駐車場棟)13,041.52㎡、(マンション棟)22,944.31㎡
◆ 構造-(オフィス棟)鉄骨造、(駐車場棟)鉄骨造、(マンション棟)鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、学校、共同住宅
◆ 総戸数-219戸
◆ 建築主-株式会社国際総合計画・日生不動産販売株式会社共同企業体(国際総合計画、日生不動産販売)
◆ 設計者-クレイズプラン
◆ 施工者-福田組
◆ 着工-(オフィス棟)2022年09月予定、(駐車場棟)2022年09月予定、(マンション棟)2022年09月予定
◆ 竣工-(オフィス棟)2026年02月予定、(駐車場棟)2025年08月予定、(マンション棟)2025年08月予定


Niigata220712
「建物外観完成予想 CG」です。


Niigata220713
「外構完成予想 CG」です。


Niigata220714
「外構完成予想 CG」です。


Niigata220715
「配置図」です。


Niigata220716
「位置図」です。



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