104 鉄道(新線・高架化・複々線化、その他)

2024年2月18日 (日)

京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業 京浜急行部分とJR品川駅西側が工事により激変 2024年2月上旬の建設状況

Tokyokeikyu230831
-京浜急行本線連続立体交差事業-
 「東京都、港区、品川区、京浜急行電鉄」の4者は、「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」を進めています。連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。予定区間には、「品川駅」と「北品川駅」の2駅があり、合計3ヶ所の踏切を解消し、道路交通を円滑化します。

 現在の「京浜本線品川駅」のホームは、2面3線(単式ホーム+島式ホーム)ですが、島式2面4線に拡張して、地平化及び輸送力向上を行う予定です。

● (仮称)品川駅街区地区
 「京浜急行電鉄」と「JR東日本」は、東京都港区の品川駅高輪口を再整備する「(仮称)品川駅街区地区」の開発計画を明らかにしました。約33,500㎡の敷地を3分割し、駅施設や商業施設、オフィスなどで構成する総延床面積約374,300㎡の施設群を整備します。

 近く東京都に都市計画提案を提出する予定です。2023年度内の都市計画審議会に諮り、都計決定できるよう都と調整しています。2025年度の着工、2036年度の全体完成を目指します。

 計画施設の西側には国道15号をまたぐ歩行者デッキを設けます。駅出口となる敷地北端にも歩行者広場を確保します。敷地を東西・南北に貫く自由通路も複数整備し、回遊性を高めます。

 引用資料 京浜急行電鉄(2023/08/29)
 品川駅街区地区における開発計画について

 引用資料 内閣府(PDF:2023/08/25)
 都市再生特別地区(品川駅街区地区)都市計画(素案)の概要

 計画では、「京浜急行本線連続立体交差事業」で整備される、京急線品川駅の鉄道施設を建物内に配置します。駅と街をつなぐ一体的な都市基盤整備(東西・南北方向の歩行者ネットワーク強化等)や、国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入、防災機能強化と先導的な環境都市づくりにより、国際交流拠点・品川の形成に寄与していきたいという考えのもと進められます。

(仮称)品川駅街区地区の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目、港南二丁目の一部
◆ 交通-JR線・東海道新幹線・京浜急行「品川」駅
◆ 敷地面積-約33,500㎡
◆ 延床面積-約374,300㎡
◆ 容積対象床面積-約326,500㎡(計画容積率980%)

(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画の概要
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部約150m
◆ 敷地面積-約14,700㎡
◆ 延床面積-約165,000㎡
◆ 容積対象床面積-約147,000㎡(計画容積率1,000%)
◆ 用途-オフィス、店舗、駅施設、駐車場等
◆ 建築主-JR東日本
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2030年度予定

(仮称)品川駅街区地区南街区新築計画の概要
◆ 階数-(南-a)地上28階、地下2階、(南-b)地上9階、地下1階
◆ 高さ-(南-a)最高部約150m、(南-b)最高部約47m
◆ 敷地面積-(南-a)約17,300㎡、(南-b)約1,500㎡
◆ 延床面積-(南-a)約201,000㎡、(南-b)約8,300㎡
◆ 容積対象床面積-(南-a)約172,000㎡<計画容積率1,000%>、(南-b)約7,500㎡<計画容積率500%>
◆ 用途-(南-a)オフィス、宿泊施設、店舗、集会場、駅施設、駐車場、駐輪場等、(南-b)店舗、 オフィス、駐車場、駐輪場等
◆ 建築主-京浜急行電鉄
◆ 着工-(南-a)2025年度予定、(南-b)2030年度予定
◆ 竣工-(南-a)2036年度予定、(南-b)2032年度予定


Tokyokeikyu230833
「京急線」がビルの下を空母の「スキージャンプ」のように駆け上がっていく凄い構造になっています。


Tokyokeikyu230834
「断面イメージ」です。「京急線」および「京急品川駅」がビルの1階部分にある構造になっています。


Tokyokeikyu230835
「配置図」です。


Tokyokeikyu240251
「連続立体交差事業の概要図」です。連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。

 引用資料 東京都建設局
 京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業


Tokyokeikyu240252
現在の「京浜本線品川駅」のホームは、2面3線(単式ホーム+島式ホーム)ですが、島式2面4線に拡張して、地平化及び輸送力向上を行う予定です。「京浜本線品川駅」のホームは、約130m北側に移動します。


Tokyokeikyu240253
「京急第10ビル」などの跡地です(写真提供読者さん)。


Tokyokeikyu240254
「地中障害物」の撤去などが行われています(写真提供読者さん)。


Tokyokeikyu240255
奥に「京急本線」が見えます(写真提供読者さん)。 


Tokyokeikyu240256
この部分の「京急本線」は、地平化されます(写真提供読者さん)。


Tokyokeikyu240257
この部分にJR東日本の地上28階、地下3階、高さ約150mの「(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画」が建設されます(写真提供読者さん)。


Tokyokeikyu240258
JR品川駅西口の「駅前広場」があった場所です。「京浜本線品川駅」のホームは、約130m北側に移動して、このあたりが「京浜本線品川駅」になります(写真提供読者さん)。


Tokyokeikyu240259
JR品川駅です(写真提供読者さん)。


Tokyokeikyu240260
「京急品川駅」です。この部分に京浜急行電鉄の地上28階、地下2階、高さ約150mの「(仮称)品川駅街区地区南街区」が建設されます (写真提供読者さん)。



|

2024年2月17日 (土)

京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業 工事が進むJR品川駅南側の留置線の跡地 2024年2月上旬の建設状況

Tokyokeikyu230831
-京浜急行本線連続立体交差事業-
 「東京都、港区、品川区、京浜急行電鉄」の4者は、「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」を進めています。連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。予定区間には、「品川駅」と「北品川駅」の2駅があり、合計3ヶ所の踏切を解消し、道路交通を円滑化します。

 現在の「京浜本線品川駅」のホームは、2面3線(単式ホーム+島式ホーム)ですが、島式2面4線に拡張して、地平化及び輸送力向上を行う予定です。

● (仮称)品川駅街区地区
 「京浜急行電鉄」と「JR東日本」は、東京都港区の品川駅高輪口を再整備する「(仮称)品川駅街区地区」の開発計画を明らかにしました。約33,500㎡の敷地を3分割し、駅施設や商業施設、オフィスなどで構成する総延床面積約374,300㎡の施設群を整備します。

 近く東京都に都市計画提案を提出する予定です。2023年度内の都市計画審議会に諮り、都計決定できるよう都と調整しています。2025年度の着工、2036年度の全体完成を目指します。

 計画施設の西側には国道15号をまたぐ歩行者デッキを設けます。駅出口となる敷地北端にも歩行者広場を確保します。敷地を東西・南北に貫く自由通路も複数整備し、回遊性を高めます。

 引用資料 京浜急行電鉄(2023/08/29)
 品川駅街区地区における開発計画について

 引用資料 内閣府(PDF:2023/08/25)
 都市再生特別地区(品川駅街区地区)都市計画(素案)の概要

 計画では、「京浜急行本線連続立体交差事業」で整備される、京急線品川駅の鉄道施設を建物内に配置します。駅と街をつなぐ一体的な都市基盤整備(東西・南北方向の歩行者ネットワーク強化等)や、国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入、防災機能強化と先導的な環境都市づくりにより、国際交流拠点・品川の形成に寄与していきたいという考えのもと進められます。

(仮称)品川駅街区地区の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目、港南二丁目の一部
◆ 交通-JR線・東海道新幹線・京浜急行「品川」駅
◆ 敷地面積-約33,500㎡
◆ 延床面積-約374,300㎡
◆ 容積対象床面積-約326,500㎡(計画容積率980%)

(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画の概要
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部約150m
◆ 敷地面積-約14,700㎡
◆ 延床面積-約165,000㎡
◆ 容積対象床面積-約147,000㎡(計画容積率1,000%)
◆ 用途-オフィス、店舗、駅施設、駐車場等
◆ 建築主-JR東日本
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2030年度予定

(仮称)品川駅街区地区南街区新築計画の概要
◆ 階数-(南-a)地上28階、地下2階、(南-b)地上9階、地下1階
◆ 高さ-(南-a)最高部約150m、(南-b)最高部約47m
◆ 敷地面積-(南-a)約17,300㎡、(南-b)約1,500㎡
◆ 延床面積-(南-a)約201,000㎡、(南-b)約8,300㎡
◆ 容積対象床面積-(南-a)約172,000㎡<計画容積率1,000%>、(南-b)約7,500㎡<計画容積率500%>
◆ 用途-(南-a)オフィス、宿泊施設、店舗、集会場、駅施設、駐車場、駐輪場等、(南-b)店舗、 オフィス、駐車場、駐輪場等
◆ 建築主-京浜急行電鉄
◆ 着工-(南-a)2025年度予定、(南-b)2030年度予定
◆ 竣工-(南-a)2036年度予定、(南-b)2032年度予定


Tokyokeikyu230833
「京急線」がビルの下を空母の「スキージャンプ」のように駆け上がっていく凄い構造になっています。


Tokyokeikyu230834
「断面イメージ」です。「京急線」および「京急品川駅」がビルの1階部分にある構造になっています。


Tokyokeikyu230835
「配置図」です。


Tokyokeikyu240211
「連続立体交差事業の概要図」です。連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。

 引用資料 京浜急行本線
 京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業


Tokyokeikyu240212
「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」の2024年2月上旬の建設状況です
(写真提供読者さん)。


Tokyokeikyu240213
JR品川駅南側の「留置線」の跡地の建設現場です(写真提供読者さん)。


Tokyokeikyu240214
「留置線」の跡地で工事が本格的に行われています(写真提供読者さん)。


Tokyokeikyu240215
「留置線」の跡地の南側を見た様子です(写真提供読者さん)。


Tokyokeikyu240216
「橋桁」の組み立てが行われています(写真提供読者さん)。


Tokyokeikyu240217
「橋桁」の断面部分です(写真提供読者さん)。


Tokyokeikyu240218
工事が始まる前のJRの「留置線」です。

● 廃止されたJRの留置線
 京急本線の高架橋
とJR山手線の間には、JRの「留置線」が6本ありました。「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」に先立ち2019年3月に廃止されました。


Tokyokeikyu240219
京浜急行本線から見た工事が始まる前のJRの「留置線」です。


Tokyokeikyu240220
JR山手線から見た工事が始まる前のJRの「留置線」です。



|

2024年1月22日 (月)

川崎市 「JR東日本南武線連続立体交差事業(矢向駅~武蔵小杉駅間)の条例環境影響評価審査書の公告」の縦覧!

Kawasakinanbu210812
-JR南武線-
 「JR南武線」は、川崎駅から立川駅を結び、首都圏において環状方向の鉄道輸送の一翼を担う鉄道路線であり、川崎市域を縦断し市内の各拠点を結ぶ、川崎市において重要な交通基盤となっています。

 JR南武線は、昔はローカル線のような雰囲気でしたが、周辺人口の急増で急速に幹線化しています。それに伴い高架化も行われ、川崎市は「武蔵小杉駅付近~第3京浜道路交差部間」の約3.9km、東京都は「稲田堤駅~府中本町間」の約4.3kmを高架化しています。「東京メガループ」の幹線として2014年10月4日から「E233系電車」の導入も行われました。

 「川崎市」は、JR南武線の尻手駅~武蔵小杉駅間約5.5kmの連続立体交差事業の具体化に向けて、2014年6月上旬に地質調査と基本設計の作業に着手しました。対象区間は、尻手駅から武蔵小杉駅間の延長約5.5kmです。このうち、川崎市域は矢向駅から武蔵小杉駅間の延長約4.5kmとなっています。

 JR南武線の尻手駅~武蔵小杉駅の途中には「矢向駅、鹿島田駅、平間駅、向河原駅」の4駅があります。川崎市は、区間内にある13ヶ所の踏切をすべて撤去し、交通渋滞の緩和を目指します。区間の一部に横浜市域(尻手駅~矢向駅の約1km)が含まれますが、川崎市・横浜両市は連立交差事業の連携・協力に関する覚書を交わしています。
 
● 条例環境影響評価審査書の公告!
 川崎市は、「JR東日本南武線連続立体交差事業(矢向駅~武蔵小杉駅間)の条例環境影響評価審査書の公告」の縦覧を行っています。

 引用資料 川崎市・公式HP(2024/01/18)
 JR東日本南武線連続立体交差事業(矢向駅~武蔵小杉駅間)の条例環境影響評価審査書の公告


Kawasakinanbu230111
「縦断計画略図」です。「矢向駅、鹿島田駅、平間駅、向河原駅」の4駅の中で、「鹿島田駅、平間駅、向河原駅」の3駅が高架化されます。


Kawasakinanbu230112
「駅部概略断面図(鹿島田駅)」です。相対的2面2線の高架駅になる予定です。


Kawasakinanbu240111
「駅部概略平面図(鹿島田駅)」です。ホーム長は約130mです。


Kawasakinanbu230113
「駅部概略断面図(平間駅)」です。島式1面2線の高架駅になる予定です。


Kawasakinanbu240112
「駅部概略平面図(平間駅)」です。ホーム長は約130mです。


Kawasakinanbu230114
「駅部概略断面図(向河原駅)」です。相対的2面2線の高架駅になる予定です。


Kawasakinanbu240113
「駅部概略平面図(向河原駅)」です。ホーム長は約130mです。


Kawasakinanbu210815
E233系電車(8000番台)

 JR東日本は、「E231系電車」の後継として「E233系電車」を首都圏に大量投入しました。「E233系電車」は、2006年12月26日の中央快速線を皮切りに、京浜東北線、常磐緩行線、東海道線、京葉線、東北本線、埼京線、横浜線などに大量投入されてきました。

 2014年10月4日から南武線向け車両「8000番台」が営業運転を開始しました。その後急ピッチで「205系電車、209系電車」から「E233系電車」に置き換えが行われました。



|

2023年12月29日 (金)

千葉県流山市 東武野田線(東武アーバンパークライン) 初石駅橋上駅舎及び自由通路の整備 2026年3月の完成を目指す!

Chibanagareyama231211
-初石駅施設整備(自由通路・橋上駅舎)-

 千葉県流山市は、東武野田線(東武アーバンパークライン)初石駅の改良工事を2024年1月下旬に着手します。地上にある駅舎を高架化しながら、新たに整備する東口と既存の西口を結ぶ「自由通路」を建設します。並行して駅前広場も設け、防災倉庫などを配置します。総事業費は約31億円を見込みます。2026年3月の完成を目指します。

 引用資料 流山市・公式HP(2023/12/27)
 初石駅施設整備に係る工事説明会を開催しました。


Chibanagareyama231212
「新駅舎イメージパース(西口外観)」です。


Chibanagareyama231213
「コンコース階平面図」です。


Chibanagareyama231214
「橋上駅舎及び自由通路、東口駅前広場、西口駅前広場(暫定)の整備案について」です。


Chibanagareyama231215
「位置関係図」です。



|

2023年12月19日 (火)

東京都西部の多摩地域を走る「多摩都市モノレール」 多摩都市モノレール町田方面延伸 ルートは「B案」を選定!

Tokyotama200211
-多摩都市モノレール-
 ビックリするニュースが入ってきました。「日本製鉄」は2023年12月18日に、アメリカ鉄鋼大手の「USスチール」を買収すると発表しました。買収額は2兆円超となります。

 「USスチール」は、1901年に設立されたアメリカを代表する鉄鋼メーカーで、最盛期は世界最大の鉄鋼会社でした。2022年の粗鋼生産量は1400万トン余りとアメリカ国内で3位の規模となっています。

 ただ、この買収が実現するとは限りません。独占禁止法の観点からアメリカの規制当局の承認を得ることが必要です。アメリカ国内の外資系企業に対する目も厳しく、早速「全米鉄鋼労働組合(USW)」が買収に反対する声明を発表しています。

 本題に戻って、東京都西部の多摩地域を走る「多摩都市モノレール」は、現在、多摩市の「多摩センター」と東大和市の「上北台」を結ぶ約16kmの区間で運行されていて、運営は都や沿線の自治体が出資する第三セクターが担っています。

 「東京都」は、さらなる交通アクセスの向上に向けて、国や自治体と協議しながら3つの区間で延伸の可否を検討してきましたが、このうち「上北台」と瑞穂町にある「JR箱根ケ崎駅」の間のおよそ7kmを結ぶ路線を先行して延伸させる方針を固めました。


Tokyotama200212
多摩都市モノレールの延伸構想

 「摩都市モノレール」は、多摩地域における相互の連携を強化し、多摩地域の南北方向の公共交通をより充実させるため、東京都と多摩都市モノレール株式会社とで整備されました。

 全体構想は約93kmですが、うち1998年11月に立川北駅から上北台駅間が、2000年1月に多摩センター駅から立川北駅間が開業し、現在多摩センター駅から上北台駅間の約16kmで運行しています。

 引用資料 町田市・公式HP
 多摩都市モノレール町田方面延伸促進の概要


Tokyotama231221
多摩都市モノレール町田方面延伸

 交通政策審議会第198号答申を踏まえ、「多摩都市モノレール町田方面延伸」の導入空間となり得る道路が未確定の区間において、客観的かつ合理的なルートを検討していくため、ルート検討委員会を設置しました。

 引用資料 東京都都市整備局
 多摩都市モノレール町田方面延伸 ルート検討委員会

(A案)
◆ 速達性は優れている。
◆ 小山田桜台団地や桜美林学園など現時点で確実に需要が見込める拠点を経由する。
◆ 現道がなく、小山田緑地をトンネルで通過するため、沿線開発等の余地が少なく、環境への影響も懸念される。

(B案)
◆ 速達性は他ルートに比べやや劣る。
◆ 小山田桜台団地や桜美林学園など現時点で確実に需要が見込める拠点を経由する。
◆ 現道がある地域を経由し、新駅周辺等において新たな沿線開発等が期待できるとともに、町田陸上競技場や野津田高校、日大三高など更なる需要の増加が見込める拠点を経由する。

(C案)
◆ 速達性は優れている。
◆ 小山田桜台団地や桜美林学園など現時点で確実に需要が見込める拠点を経由せず、需要が少ない。
◆ 現道がある地域を経由し、新駅周辺等において新たな沿線開発等が期待できる一方、町田陸上競技場や野津田高校などは経由するが、短絡するルートのため、更なる需要の増加が見込める拠点の経由は限定的である。

● B案を選定!
 モノレールとまちづくりとの相乗効果の観点から、「B案」を選定しました。選定された「B案」を基本に、今後は、各種課題の解決に向けた取組を進めます。


Tokyotama200215
「多摩都市モノレール」では、転落事故を防止するため、全駅に「可動式安全柵(ホームドア)」を設置しています。



|

2023年12月18日 (月)

JR東日本 羽田空港アクセス線(仮称)整備事業 羽田空港において「羽田空港アクセス線(仮称)」 2023年12月7日に工事に着手!

Tokyojr230431
-羽田空港アクセス線(仮称)整備事業-

 JR東日本は、羽田空港と東京駅、新宿駅、新木場駅の3つの駅を結ぶ「羽田空港アクセス線構想」を発表しています。実現すれば、東京駅まで最短18分(現在は最短28分)、新宿駅まで最短23分(現在は最短41分)、臨海部の新木場駅まで最短20分(現在は最短41分)でいずれも乗り換えなしで結ばれ、空港へのアクセス時間が大幅に短縮されます。

(1) 東山手ルート(東京駅ルート)
 
最短18分(現在は最短28分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→大汐線(改修)→大汐短絡線(新設)→田町駅付近で東海道本線に合流→東海道本線→東京駅

(2) 西山手ルート(新宿駅ルート)
 
最短23分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→東品川短絡線(新設)→大井町駅~品川シーサイド駅間でりんかい線に合流→りんかい線→埼京線→新宿駅

(3) 臨海部ルート(新木場駅ルート)
 
最短20分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→りんかい線の引込線(複線化)→品川埠頭分岐部信号場→りんかい線→新木場駅

● 羽田空港において「羽田空港アクセス線(仮称)」工事に着手!
 国土交通省の関東地方整備局は、羽田空港において、田町駅付近と羽田空港を結ぶ「羽田空港アクセス線(仮称)」の工事に2023年12月7日に着手しました。

 引用資料 国土交通省関東地方整備局(PDF:2023/12/08)
 羽田空港において「羽田空港アクセス線(仮称)」工事に着手

 関東地方整備局は、羽田空港のアクセス利便性を向上させるため、田町駅付近と羽田空港を結ぶ「羽田空港アクセス線(仮称)」のうち、空港内の区間(約2.4km)における鉄道トンネル躯体等基盤施設の整備を行います。

 今般、着手した工事は、羽田空港内の第2ターミナルに隣接するP3駐車場の前面部の道路直下において、駅のホーム部分に当たるトンネル躯体を開削工法により構築するものです。


Tokyojr231211_20231217114201
「位置図」です。


Tokyojr231212_20231217114201
「拡大平面写真」です。


Tokyojr230433
「東山手ルート」および「アクセス新線」の工事概要

 「平面図」と「断面図」です。事業区間は12.4kmです。JR田町駅付近から東京貨物ターミナルまでを既存線路の「改良区間」、東京貨物ターミナルから羽田空港までを「新線建設」として整備します。延長は「改良区間」が約7.4km、「アクセス新線」が約5.0kmとなります(引用:JR東日本)。


Tokyojr230436
羽田空港新駅(仮称)

 「羽田空港新駅(仮称) 位置図、断面図」です。第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルの間の空港構内道路下に、最大幅員約12m、延長約310mの島式1面2線のホームを有する地下駅を設置します。

 ホームは地下1階の高さであり、第2旅客ターミナルへ高低差なく、移動することが可能となります。なお、空港島内のシールドトンネル、開削トンネルは国土交通省が空港整備事業で整備する予定です(引用:JR東日本)。



|

2023年12月15日 (金)

多摩都市モノレールの延伸計画 延長約7.0kmの「多摩都市モノレール(上北台~箱根ケ崎)建設事業」 環境影響評価書案の縦覧!

Tokyotama200211
-多摩都市モノレール-
 東京都西部の多摩地域を走る「多摩都市モノレール」は、現在、多摩市の「多摩センター」と東大和市の「上北台」を結ぶ約16kmの区間で運行されていて、運営は都や沿線の自治体が出資する第三セクターが担っています。

 「東京都」は、さらなる交通アクセスの向上に向けて、国や自治体と協議しながら3つの区間で延伸の可否を検討してきましたが、このうち「上北台」と瑞穂町にある「JR箱根ケ崎駅」の間のおよそ7kmを結ぶ路線を先行して延伸させる方針を固めました。

● 環境影響評価書案の縦覧!
 「多摩都市モノレール(上北台~箱根ケ崎)建設事業」に係る環境影響評価書案の縦覧が行われています。縦覧期間は、2023年12月14日(木)~2024年1月18日(木)までです。

 引用資料 東京都環境局(2023/12/14) 
 「多摩都市モノレール(上北台~箱根ケ崎)建設事業」に係る環境影響評価書案の縦覧

 起点は東大和市上北台一丁目、終点は西多摩郡瑞穂町大字箱根ケ崎です。延長約7.0kmで複線で整備されます。新設される駅は7駅で、工事予定期間約10年を見込んでいます。


Tokyotama2221211
「事業区間の位置(広域)」です。

● 多摩都市モノレール
 「摩都市モノレール」は、多摩地域における相互の連携を強化し、多摩地域の南北方向の公共交通をより充実させるため、東京都と多摩都市モノレール株式会社とで整備されました。

 全体構想は約93kmですが、うち1998年11月に立川北駅から上北台駅間が、2000年1月に多摩センター駅から立川北駅間が開業し、現在多摩センター駅から上北台駅間の約16kmで運行しています。


Tokyotama231211
「事業区間位置図(航空写真)」です。「No.1駅~No.7駅」の7駅で新設される予定です。


Tokyotama231212
「平面図」と「縦断図」です。


Tokyotama231213
終点の「No.7駅」は「JR箱根ケ崎駅」とは近接しますが、接続されないようです。


Tokyotama2221213  
「断面図(No.1駅)」です。新設される7駅はすべて1本の橋脚で駅舎を支えるスタイルになります。


Tokyotama200214
「多摩都市モノレール1000系電車」です。



|

2023年11月 2日 (木)

藤沢市・鎌倉市にまたがる一体的なまちづくりが始動! JR東海道本線の大船~藤沢駅間に新駅「村岡新駅(仮称)」の設置も!

Fujisawa231111
-村岡・深沢地区土地区画整理事業-

 神奈川県鎌倉市は2023年10月30日に、「村岡・深沢地区」の土地区画整理事業について、国の事業認可を受けたと発表しました。このエリアは大船駅南西側に広がる「旧国鉄湘南貨物駅」「JR東日本旧大船工場」の跡地を中心に再開発するものです。

 引用資料 鎌倉市・公式HP(2023/10/30)
 村岡・深沢地区土地区画整理事業の認可取得について

 村岡新駅周辺と、東側の湘南モノレールの湘南深沢駅周辺を軸として「最先端ヘルスケア産業が集積するイノベーション拠点を実現」する街づくりが行われます。村岡新駅周辺地区は「尖る創造と広がる創造を生み出す街」として、最先端研究の拠点を設置し、クリエイティブ産業の集まる環境を整備するとしています。

● 村岡新駅(仮称)
 「神奈川県、藤沢市、鎌倉市」は2018年12月27日に、JR東海道本線の大船~藤沢駅間の新駅の設置で基本合意し、「村岡新駅(仮称)設置協議会」を設立しました。

 2021年2月8日に、神奈川県、藤沢市及び鎌倉市とJR東日本は、新駅を設置することに合意し、覚書を締結しました。概略設計では「橋上駅」とし、駅舎の敷地面積は約880㎡、整備費用は約150億円と算出しています。2024年にも着工し、2032年頃の開業を目指します。

 引用資料 神奈川県・公式HP
 村岡新駅(仮称)設置に関する基本協定の締結について

 費用負担は、神奈川県の負担割合が30.0%、藤沢市の負担割合が27.5%、鎌倉市の負担割合27.5%、JR東日本の負担割合が15.0%に変更になっています。


Fujisawa231112
「村岡・深沢地区土地区画整理事業 事業計画書」です。

● 全域が藤沢市域なのに鎌倉市が27.5%負担
 「村岡・深沢地区土地区画整理事業 事業計画書」です。新駅の範囲はすべて藤沢市域にあります。それなのになぜ「鎌倉市」が27.5%も負担するのかというと?

 新駅が鎌倉市の「深沢地区」の街づくりに欠かせないためです。「深沢地区」は、31.1haの広大な敷地で、JR東日本の「鎌倉総合車両センター」の跡地です。


Fujisawa231113
「位置図」です。


Fujisawa210211
「村岡新駅(仮称)」のイメージ図です。



|

2023年10月13日 (金)

虎ノ門ヒルズ駅 「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」とつながり、駅まち一体となった新たな駅が誕生 豪華な「ステーションアトリウム」 

Tokyotoranomon231051
-虎ノ門ヒルズ駅-

 「UR都市機構」と「東京メトロ」は、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」が2023年7月15日に虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」とつながり、「駅まち一体」となった新たな駅が誕生しました。

 引用資料 東京メトロ(PDF:2023/06/21)
 虎ノ門ヒルズ駅の拡張工事完成 虎ノ門ヒルズ ステーションタワーとつながり、まちと一体となった新たな駅へ 

 「虎ノ門ヒルズ駅」は、周辺まちづくりを一体的に進めるため、UR都市機構が事業主体として事業調整、東京メトロが駅整備を担い、2020年6月に誕生しました。その後、駅に隣接する虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発事業の協力を得ながら、駅の拡張工事を進めてきました。

 2023年7月15日からは、改札を地上及び地下1階から地下2階に移設し、駅の東西や地上と地下をスムーズに行き来することができるようになります。駅出入口が虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内に誕生する地下鉄駅前広場「ステーションアトリウム(面積約2,000㎡)」とつながり、ガラス越しに駅ホームへ自然光が入る、明るく開放的な「駅まち一体」の空間が実現しました。



Tokyotoranomon230653
「断面図」です。


Tokyotoranomon231052
「地下2階コンコース」です(写真提供読者さん)。


Tokyotoranomon231053
「地下鉄駅前広場(ステーションアトリウム)」です。非常に豪華な造りになっています(写真提供読者さん)。


Tokyotoranomon231054
「地下鉄駅前広場(ステーションアトリウム)」です(写真提供読者さん)。


Tokyotoranomon231055
「エスカレーター」です。ガラスの向こうに「虎ノ門歩行者デッキ(T-デッキ)」が見えます(写真提供読者さん)。


Tokyotoranomon231056
「エスカレーター」です(写真提供読者さん)。


Tokyotoranomon230654
「駅構内図」です。


Tokyotoranomon230655
「日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」について(概要)」です。


Tokyotoranomon230656
「虎ノ門ヒルズ駅 周辺図」です。



|

2023年9月15日 (金)

JR北海道 「北海道ボールパークFビレッジ」の新駅 場所を従来の計画より北広島駅側に約200mずらし、総工費を約3割圧縮!

Kitahiroshima230911
-北海道ボールパークFビレッジの新駅-

 「JR北海道」は2019年12月11日に、プロ野球「日本ハムファイターズ」の新球場を含む北広島市の「ボールパーク」近くに建設する新駅の計画案を公表しました。「請願駅」のため80億~90億円と見積もる建設コストは地元負担を強調しました。2021年度から着手しても開業は2027年度末になります。

 2023年2月には、「北海道ボールパークFビレッジ」の隣接地に整備する新駅の総工費が当初試算より4割前後多い115億~125億円になるとの概算額を北広島市に伝えました。

● JR北海道が見直し案を発表!
 北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」に近接する新駅について、JR北海道は2023年9月13日に、当初計画より総工費を約3割抑えて85億~90億円とする新たな計画を発表しました。

 場所を従来の計画より北広島駅側に約200mずらし、一部工事を省略します。費用を負担する北広島市から工事費を抑えるよう計画の見直しを求められていました。

 引用資料 JR北海道(PDF:2023/09/13)
 北海道ボールパークFビレッジ隣接地に設置する千歳線新駅計画について

 今回、線路沿いを走る自転車道を一部移設して土木工事の一部を省き、列車を待機させる線路の設置もやめるなどして工事費を圧縮しました。また、線路の外側にホームを設置することで、列車が走る昼間も工事できるようにし、工期も7年から短縮しました。


Kitahiroshima230912
「新駅線路平面図」と「新駅線路平面図(駅施設部拡大)」です。


Kitahiroshima230913
「位置平面図」です。


Kitahiroshima230914
「北広島駅構内概略図(2番線から札幌方面に折り返す機能を確保)」です。


Kitahiroshima230915
「当初計画」です。



|

より以前の記事一覧