104 鉄道(新線・高架化・複々線化、その他)

2023年9月15日 (金)

JR北海道 「北海道ボールパークFビレッジ」の新駅 場所を従来の計画より北広島駅側に約200mずらし、総工費を約3割圧縮!

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-北海道ボールパークFビレッジの新駅-

 「JR北海道」は2019年12月11日に、プロ野球「日本ハムファイターズ」の新球場を含む北広島市の「ボールパーク」近くに建設する新駅の計画案を公表しました。「請願駅」のため80億~90億円と見積もる建設コストは地元負担を強調しました。2021年度から着手しても開業は2027年度末になります。

 2023年2月には、「北海道ボールパークFビレッジ」の隣接地に整備する新駅の総工費が当初試算より4割前後多い115億~125億円になるとの概算額を北広島市に伝えました。

● JR北海道が見直し案を発表!
 北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」に近接する新駅について、JR北海道は2023年9月13日に、当初計画より総工費を約3割抑えて85億~90億円とする新たな計画を発表しました。

 場所を従来の計画より北広島駅側に約200mずらし、一部工事を省略します。費用を負担する北広島市から工事費を抑えるよう計画の見直しを求められていました。

 引用資料 JR北海道(PDF:2023/09/13)
 北海道ボールパークFビレッジ隣接地に設置する千歳線新駅計画について

 今回、線路沿いを走る自転車道を一部移設して土木工事の一部を省き、列車を待機させる線路の設置もやめるなどして工事費を圧縮しました。また、線路の外側にホームを設置することで、列車が走る昼間も工事できるようにし、工期も7年から短縮しました。


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「新駅線路平面図」と「新駅線路平面図(駅施設部拡大)」です。


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「位置平面図」です。


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「北広島駅構内概略図(2番線から札幌方面に折り返す機能を確保)」です。


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「当初計画」です。



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2023年9月13日 (水)

浜松町駅エリアの整備計画 (仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備 2023年9月5日の建設状況

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-(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備-
 浜松町駅の周辺では、疾風怒濤の勢いで再開発が行われています。再開発に合わせて「ペデストリアンデッキ」などが整備されていますが、肝心の核となる「JR浜松町駅」が、旧態依然のままで街の激変に対応できていません。

 「港区」は、JR浜松町駅周辺の交通結節機能を強化するため、駅北口から汐留方面へ延長約75m・幅員約20mの「浜松町駅北口東西自由通路」の整備を計画しています。

 「浜松町駅北口東西自由通路」は、「京浜東北線・山手線・東海道本線・東海道新幹線」をオーバーパスするもので、世界貿易センタービルのデッキ・文化放送側デッキおよび汐留のペデストリアンデッキに接続します。

 「北口橋上駅舎整備」は、「北口東西自由通路」に沿って、北口を橋上駅舎化します。現在の北口は地上階にありますが、「北口橋上駅舎整備」が完了すると廃止されます。

● 歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化
 「世界貿易センタービルディング、野村不動産、JR東日本、東京モノレール、鹿島建設」の5社は、浜松町駅西口開発計画、及び芝浦プロジェクトに合わせ、浜松町駅エリアの整備を推進しています。

 「浜松町駅」は、主要交通機関が集積する利便性の高いターミナル駅であり、羽田から東京の玄関口としての機能を果たしています。昨今、駅周辺では複数の大型再開発プロジェクトが進行しており、今後は更に駅利用者・来訪者・就労人口が増加し、都心部の拠点の一つとしてこれまで以上に重要な役割を担っていくこととなります。

 駅周辺エリアを広域的につなぐ歩行者ネットワークの構築、及び浜松町駅の交通結節点としての機能強化を図り、利便性の高い魅力ある都市環境を整備していきます。

 引用資料 JR東日本(PDF:2022/05/18)
 【浜松町駅西口開発計画・芝浦プロジェクト】歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化を目的とした浜松町駅エリアの整備計画について

浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎の概要
◆ 計画名-(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備
◆ 所在地-東京都港区海岸一丁目44番2他(地名地番)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 高さ-17.23m
◆ 敷地面積-7,488.34㎡
◆ 建築面積-2,013.33㎡
◆ 延床面積-1,109.19㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-駅舎
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-鉄建建設
◆ 着工-2019年09月01日
◆ 竣工-2028年10月31日予定


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「整備後の浜松町駅周辺イメージパース(2030年度予定)」です。


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「浜松町駅周辺エリアの位置関係(A・B・C・D・E・F)」です。

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「B:大門通り上の既存デッキ(2階レベル)から見た外観イメージ」です。

● 北口歩行者ネットワーク
 浜松町駅北口を中心に、竹芝・汐留方面、芝大門方面の各エリアをつなぐ歩行者ネットワークを形成します。線路を跨いで東西を繋ぐ自由通路はJR浜松町駅・東京モノレール浜松町駅の北口に新たに整備される改札(3階レベル)からフラットにアクセスできます(2026年度使用開始予定)。


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「C:南口自由通路 鳥瞰イメージ」です。

● 南口歩行者ネットワーク
 浜松町駅南口には既存の自由通路に加え新たな自由通路を整備し、混雑緩和やバリアフリーへの対応を図ります。これにより、浜松町二丁目エリアと、芝浦エリアをつなぐ歩行者ネットワークを強化します(新たな自由通路は2024年度使用開始予定。その後既存の自由通路を改修し、2026 年度全面使用開始予定)。


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「D:南口自由通路 芝浦側昇降口イメージ」です。


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「E:芝浦エリアの歩行者専用道路イメージ」です。

● 竹芝・汐留方面と芝浦方面をつなぐ歩行者空間の整備
 浜松町駅東側には、旧芝離宮庭園に沿って歩行者専用道路を整備します。これにより、竹芝・汐留方面と、芝浦方面が緑豊かな空間でつながります。浜松町駅から芝浦プロジェクトにかけて庇を設置することにより、雨に濡れずアクセス可能となります。


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「F:芝浦エリアの歩行者専用道路イメージ」です。


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「整備後の浜松町駅周辺イメージパース(2030年度予定)」です。

● 中央広場を起点とした交通結節点の機能強化
 浜松町駅中央改札前にひろがる「中央広場」と、「ステーションコア」と呼ばれる歩行者ネットワークを一体整備することで、JR山手線・京浜東北線、東京モノレール、都営地下鉄、バスターミナル、タクシーの各交通機関とのスムーズな乗換を実現します。


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「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」の2023年9月5日の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」の橋上駅舎の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南側を見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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JR線東側の工事の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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JR線西側の工事の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」の建築計画のお知らせです。「世界貿易センタービル」の再開発と一体的な整備になるので、工期が2019年9月1日~2028年10月31日(予定)と非常に長くなります(写真提供読者さん)。 



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2023年8月31日 (木)

「京急品川駅」の地上化に伴う再開発 地上28階、高さ約150mの超高層ツインタワー「(仮称)品川駅街区地区北街区、(仮称)品川駅街区地区南街区」 外観イメージ公開!

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-(仮称)品川駅街区地区-

 「京浜急行電鉄」と「JR東日本」は、東京都港区の品川駅高輪口を再整備する「(仮称)品川駅街区地区」の開発計画を明らかにしました。約33,500㎡の敷地を3分割し、駅施設や商業施設、オフィスなどで構成する総延床面積約374,300㎡の施設群を整備します。

 近く東京都に都市計画提案を提出する予定です。2023年度内の都市計画審議会に諮り、都計決定できるよう都と調整しています。2025年度の着工、2036年度の全体完成を目指します。

 計画施設の西側には国道15号をまたぐ歩行者デッキを設けます。駅出口となる敷地北端にも歩行者広場を確保します。敷地を東西・南北に貫く自由通路も複数整備し、回遊性を高めます。

● 外観イメージ公開!
 「京浜急行電鉄」と「JR東日本(東日本旅客鉄道)」が事業主体となる品川駅街区地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画に関する都市計画手続きが開始されました。

 引用資料 京浜急行電鉄(2023/08/29)
 品川駅街区地区における開発計画について

 引用資料 内閣府(PDF:2023/08/25)
 都市再生特別地区(品川駅街区地区)都市計画(素案)の概要

 計画では、「京浜急行本線連続立体交差事業」で整備される、京急線品川駅の鉄道施設を建物内に配置します。駅と街をつなぐ一体的な都市基盤整備(東西・南北方向の歩行者ネットワーク強化等)や、国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入、防災機能強化と先導的な環境都市づくりにより、国際交流拠点・品川の形成に寄与していきたいという考えのもと進められます。

(仮称)品川駅街区地区の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目、港南二丁目の一部
◆ 交通-JR線・東海道新幹線・京浜急行「品川」駅
◆ 敷地面積-約33,500㎡
◆ 延床面積-約374,300㎡
◆ 容積対象床面積-約326,500㎡(計画容積率980%)

(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画の概要
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部約150m
◆ 敷地面積-約14,700㎡
◆ 延床面積-約165,000㎡
◆ 容積対象床面積-約147,000㎡(計画容積率1,000%)
◆ 用途-オフィス、店舗、駅施設、駐車場等
◆ 建築主-JR東日本
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2030年度予定

(仮称)品川駅街区地区南街区新築計画の概要
◆ 階数-(南-a)地上28階、地下2階、(南-b)地上9階、地下1階
◆ 高さ-(南-a)最高部約150m、(南-b)最高部約47m
◆ 敷地面積-(南-a)約17,300㎡、(南-b)約1,500㎡
◆ 延床面積-(南-a)約201,000㎡、(南-b)約8,300㎡
◆ 容積対象床面積-(南-a)約172,000㎡<計画容積率1,000%>、(南-b)約7,500㎡<計画容積率500%>
◆ 用途-(南-a)オフィス、宿泊施設、店舗、集会場、駅施設、駐車場、駐輪場等、(南-b)店舗、 オフィス、駐車場、駐輪場等
◆ 建築主-京浜急行電鉄
◆ 着工-(南-a)2025年度予定、(南-b)2030年度予定
◆ 竣工-(南-a)2036年度予定、(南-b)2032年度予定


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「イメージパース(計画地南西側から望む)」です。


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「京急線」がビルの下を空母の「スキージャンプ」のように駆け上がっていく凄い構造になっています。


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「断面イメージ」です。「京急線」および「京急品川駅」がビルの1階部分にある構造になっています。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「品川駅周辺地区⼟地区画整理事業」なども含めると南北の帯状の広大な再開発になります。


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「(仮称)品川駅街区地区」の予定地の2023年8月30日の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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建築主がJR東日本の「(仮称)品川駅街区地区北街区」の予定地です(写真提供SOCIO34050氏)。


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建築主が京浜急行電鉄の「(仮称)品川駅街区地区南街区」の予定地です(写真提供SOCIO34050氏)。


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現在の「京急品川駅」は、2面3線となっています。「京急品川駅」は地上化され、島式2面4線となります。


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「京急品川駅」の南側です。この部分も「(仮称)品川駅街区地区」の街区に含まれます。



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2023年8月29日 (火)

JR東日本 南武線 「東日本旅客鉄道南武線(谷保駅~立川駅間)連続立体交差事業」環境影響評価調査計画書の縦覧!

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-JR南武線-

 「JR南武線」は、川崎駅から立川駅を結び、首都圏において環状方向の鉄道輸送の一翼を担う鉄道路線であり、川崎市および東京都の重要な交通基盤となっています。

 JR南武線は、昔はローカル線のような雰囲気でしたが、周辺人口の急増で急速に幹線化しています。それに伴い高架化も行われ、川崎市は「武蔵小杉駅付近~第3京浜道路交差部間」の約3.9km、東京都は「稲田堤駅~府中本町間」の約4.3kmを高架化しています。「東京メガループ」の幹線として2014年10月4日から「E233系電車」の導入も行われました。

 「川崎市」は、JR南武線の尻手駅~武蔵小杉駅間約5.5kmの連続立体交差事業の具体化に向けて、2014年6月上旬に地質調査と基本設計の作業に着手しました。対象区間は、尻手駅から武蔵小杉駅間の延長約5.5kmです。

● 環境影響評価調査計画書の縦覧!
 東京都環境局は、 ”「東日本旅客鉄道南武線(谷保駅~立川駅間)連続立体交差事業」環境影響評価調査計画書” の縦覧を行っています。縦覧期間は、2023年8月28日(月)~9月6日(水)までです。

 引用資料 東京都環境局(2023/08/28)
 東日本旅客鉄道南武線(谷保駅~立川駅間)連続立体交差事業」環境影響評価調査計画書

 「JR南武線」の谷保駅~立川駅間の連続立体交差化計画です。都市計画区間約4.2km、事業予定区間約3.7kmです。「矢川駅、西国立駅」の2駅が高架化されます。事業予定期間は2031年までです。


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「事業区間位置図(詳細図)」です。


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「矢川駅」の断面です。島式1面2線の高架駅に生まれ変わります。


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「西国立駅」の断面です。島式1面2線の高架駅に生まれ変わります。


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南武線の主力電車である「E233系8000番台」です。2014年10月4日より営業運転開始しました。



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2023年8月23日 (水)

「京急品川駅」の地上化に伴う再開発 地上28階、高さ約150mの超高層ツインタワー「(仮称)品川駅街区地区北街区、(仮称)品川駅街区地区南街区」 環境影響調査計画書の縦覧!

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-(仮称)品川駅街区地区-

 「京浜急行電鉄」と「JR東日本」は、東京都港区の品川駅高輪口を再整備する「(仮称)品川駅街区地区」の開発計画を明らかにしました。約33,500㎡の敷地を3分割し、駅施設や商業施設、オフィスなどで構成する総延床面積約374,300㎡の施設群を整備します。

 近く東京都に都市計画提案を提出する予定です。2023年度内の都市計画審議会に諮り、都計決定できるよう都と調整しています。2025年度の着工、2036年度の全体完成を目指します。

 計画施設の西側には国道15号をまたぐ歩行者デッキを設けます。駅出口となる敷地北端にも歩行者広場を確保します。敷地を東西・南北に貫く自由通路も複数整備し、回遊性を高めます。

● 環境影響調査計画書の縦覧!
 港区は、「(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画」と「(仮称)品川駅街区地区南街区新築計画」の港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧を行っています。縦覧期間は、2023年8月21日(月)~9月21日(木)までです。

 引用資料 港区・公式HP(2023/08/21)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画】

 引用資料 港区・公式HP(2023/08/21)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)品川駅街区地区南街区新築計画】

 建築主は北側の「(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画」が「JR東日本」、南側の「(仮称)品川駅街区地区南街区新築計画」が「京浜急行電鉄」となります。

(仮称)品川駅街区地区の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目、港南二丁目の一部
◆ 交通-JR線・東海道新幹線・京浜急行「品川」駅
◆ 敷地面積-約33,500㎡
◆ 延床面積-約374,300㎡
◆ 容積対象床面積-約326,500㎡(計画容積率980%)


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「(仮称)品川駅街区地区北街区」の位置図です。

(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画の概要
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部約150m
◆ 敷地面積-約14,700㎡
◆ 延床面積-約165,000㎡
◆ 容積対象床面積-約147,000㎡(計画容積率1,000%)
◆ 用途-オフィス、店舗、駅施設、駐車場等
◆ 建築主-JR東日本
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2030年度予定


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「(仮称)品川駅街区地区南街区」の位置図です。

(仮称)品川駅街区地区南街区新築計画の概要
◆ 階数-(南-a)地上28階、地下2階、(南-b)地上9階、地下1階
◆ 高さ-(南-a)最高部約150m、(南-b)最高部約47m
◆ 敷地面積-(南-a)約17,300㎡、(南-b)約1,500㎡
◆ 延床面積-(南-a)約201,000㎡、(南-b)約8,300㎡
◆ 容積対象床面積-(南-a)約172,000㎡<計画容積率1,000%>、(南-b)約7,500㎡<計画容積率500%>
◆ 用途-(南-a)オフィス、宿泊施設、店舗、集会場、駅施設、駐車場、駐輪場等、(南-b)店舗、 オフィス、駐車場、駐輪場等
◆ 建築主-京浜急行電鉄
◆ 着工-(南-a)2025年度予定、(南-b)2030年度予定
◆ 竣工-(南-a)2036年度予定、(南-b)2032年度予定


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「(仮称)品川駅街区地区」の予定地です。


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現在の「京急品川駅」は、2面3線となっています。「京急品川駅」は地上化され、島式2面4線となります。


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「京急品川駅」の南側です。この部分も「(仮称)品川駅街区地区」の街区に含まれます。



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2023年8月16日 (水)

渋谷駅 山手線内・外回り線路切換工事(最大20cm嵩上げ)を実施 2023年11月18日(土)終電後~11月20日(月)初電までの約52時間!

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-JR渋谷駅改良工事-
 JR東日本は、「JR渋谷駅改良工事」を行っています。最終的には、外回りと内回りで2つに分かれている山手線のホームを島式1面2線の1つにまとめたうえで、南側に300mほど離れた埼京線のホームを山手線のホームの横に移設して、乗り換えの利便性を高めます。

 そもそも山手線と埼京線のホームがここまで離れたのは、「埼京線ホーム」を新設する時に敷地に余裕が無くて、ホーム全体を山手線ホーム南端よりもさらに南側の貨物ホームの跡地に新設したためです。

● 山手線内・外回り線路切換工事に伴う列車の運休!
 「渋谷駅」では2015年より駅改良工事を進めています。改良工事では、埼京線のホーム移設や別々だった山手線内・外回りのホームを同じにする工事を4段階で行いました。

 
今回、渋谷駅周辺のまちづくりの一環として、快適な駅空間の確保に向け、山手線の線路とホームを最大20cm嵩上げします。工事のため、2023年11月18日(土)に山手線外回りの大崎~渋谷~池袋間、10月19日(日)に内回りの池袋~渋谷~大崎間の全列車を運休します。また、山手線のその他区間でも本数を減らして運転します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2023/08/08)
 渋谷駅 山手線内・外回り線路切換工事に伴う列車の運休について

 工事時間帯は、2023年11月17日(金)終電~11月20日(月)初電の約52時間です。今回が5回にわたる渋谷駅での最後の線路切換となります。これにより、約8年間にわたり行ってきた駅改良工事がほぼ完了する見通しです。今後は駅コンコースの拡充や共同開発ビル工事を本格化します。


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「今回の線路切換工事の概要」です。


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「施工期間中の利用可能エリア」です。


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「渋谷駅における線路切換工事ステップ」です。



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2023年8月 4日 (金)

国家戦略特区 地上37階、高さ約225mの「新宿駅西南口地区開発計画」 再開発に合わせて「京王線新宿駅改良工事」を段階的に実施!

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-(仮称)新宿駅西南口地区開発事業-
 
2021年10月28日に国家戦略特区「東京圏(第35回)・関西圏(第28回)・福岡市・北九州市(第28回)合同区域会議」が開催されました。東京圏では、国家戦略特区に新たに2地区が追加提案されると発表されました。追加提案された2地区は、新宿区の「新宿駅南西口地区(京王電鉄、JR東日本)」と中央区の「京橋三丁目東地区(東京建物)」です。

 2022年8月2日に「新宿区景観まちづくり審議会:第75回新宿区景観まちづくり審議会」が開催されました。「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業」の多数の完成イメージや図面が公開されています。

 引用資料 新宿区・公式HP(2022/08/02)
 新宿区景観まちづくり審議会:第75回新宿区景観まちづくり審議会

● 新宿駅西南口地区開発計画および京王線新宿駅改良工事
 「京王電鉄」は、2023年8月2日開催の取締役会において、「新宿駅西南口地区開発計画」および「京王線新宿駅改良工事」について、事業を推進することを決定しました。

 引用資料 京王電鉄(PDF:2023/08/02)
 新宿駅西南口地区開発計画および京王線新宿駅改良工事について

 全体の敷地面積は約16,300㎡(北街区が約10,000㎡、南街区が約6,300㎡)です。規模は、「北街区」が地上19階、地下3階、高さ約110m、延床面積約141,500㎡、「南街区」が地上37階、地下6階、高さ約225m、延床面積約150,000㎡となっています。

 また、「新宿駅西南口地区開発計画」と合わせて、新宿駅改良工事を段階的に進めます。まず、一部先行分として、京王線新宿駅の地下2階ホームを北側へ移動し、ホーム北側端部に改札を新設することにより、地下2階のホーム階から東京メトロ丸ノ内線へ乗り換え可能な動線等を整備します。これにより、新宿駅西口地下広場における歩行者交錯の改善および乗り換え時間の短縮等を目指します。

新宿駅西南口地区の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目及び渋谷区代々木二丁目各地内
◆ 階数-(北街区)地上19階、地下3階、(南街区)地上37階、地下6階
◆ 高さ-(北街区)最高部約110m、(南街区)最高部約225m
◆ 敷地面積-(全体)約16,300㎡、(北街区)約10,000㎡、(南街区)約6,300㎡
◆ 延床面積-(全体)約291,500㎡、(北街区)約141,500㎡、(南街区)約150,000㎡
◆ 容積対象面積-(全体)約251,000㎡、(北街区)約125,000㎡、(南街区)約126,000㎡
◆ 用途-(北街区)店舗、宿泊施設、駐車場 等、(南街区)店舗、オフィス、宿泊施設、駐車場 等
◆ 建築主-京王電鉄、JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 着工-(北街区)未定、(南街区)2023年度予定
◆ 竣工-(北街区)2040年代予定、(南街区)2028年度予定


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「南街区開発建物イメージ」です(引用:京王電鉄)。


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「京王線新宿駅改良工事(一部先行分)イメージ」です(引用:京王電鉄)。


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新宿駅西口に、高さ約259m、高さ約110m、高さ約225mの超高層ビルが3棟建設されます(引用:新宿区公式HP)。


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「立面図(西立面図)」です(引用:新宿区公式HP)。


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「断面図(南街区)」です(引用:新宿区公式HP)。


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「平面図(地下2階、地下1階)」です。地下2階で「北街区」と「南街区」が接続されます(引用:新宿区公式HP)。


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「平面図(地上1階、地上2階)」です。地上2階の歩行者デッキで「北街区」と「南街区」が接続されます(引用:新宿区公式HP)。



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2023年7月31日 (月)

「京急品川駅」の地上化に伴う大規模再開発の概要が判明! 地上28階、高さ約150mの超高層ツインタワー、総延床面積約374,300㎡!

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-(仮称)品川駅街区地区-

 「京浜急行電鉄」と「JR東日本」は、東京都港区の品川駅高輪口を再整備する「(仮称)品川駅街区地区」の開発計画を明らかにしました。約33,500㎡の敷地を3分割し、駅施設や商業施設、オフィスなどで構成する総延床面積約374,300㎡の施設群を整備します。

 引用資料 日刊建設工業新聞(2023/07/31)
 京急電鉄、JR東日本/品川駅街区地区の計画公表、総延べ37万平米・25年度着工

 近く東京都に都市計画提案を提出する予定です。2023年度内の都市計画審議会に諮り、都計決定できるよう都と調整しています。2025年度の着工、2036年度の全体完成を目指します。

 計画施設の西側には国道15号をまたぐ歩行者デッキを設けます。駅出口となる敷地北端にも歩行者広場を確保します。敷地を東西・南北に貫く自由通路も複数整備し、回遊性を高めます。

(仮称)品川駅街区地区の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目、港南二丁目の一部
◆ 交通-JR線・東海道新幹線・京浜急行「品川」駅
◆ 敷地面積-約33,500㎡
◆ 延床面積-約374,300㎡
◆ 容積対象床面積-約326,500㎡(計画容積率980%)
◆ 建築主-京浜急行電鉄、JR東日本
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2036年度予定

北街区の概要
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部約150m
◆ 敷地面積-約14,7
00㎡
◆ 延床面積-約165,000㎡
◆ 容積対象床面積-約147,000㎡(計画容積率1,000%)
◆ 用途-オフィス、店舗、駅施設、駐車場等
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2030
年度予定

南街区(南-a)の概要
◆ 階数-地上28階、地下2階
◆ 高さ-最高部約150m
◆ 敷地面積-約17,300㎡
◆ 延床面積-約201,000㎡
◆ 容積対象床面積-約172,000㎡(計画容積率1,000%)
◆ 用途-オフィス、店舗、宿泊施設、集会場、駅施設、駐車場等
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2036年度予定

南街区(南-b)の概要
◆ 階数-地上9階、地下1階
◆ 高さ-最高部約47m
◆ 敷地面積-約1,500㎡
◆ 延床面積-約8,300㎡
◆ 容積対象床面積-約7
,500㎡(計画容積率500%)
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 着工-2030
年度予定
◆ 竣工-2032
年度予定


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「(仮称)品川駅街区地区」の予定地です。


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現在の「京急品川駅」は、2面3線となっています。「京急品川駅」は地上化され、島式2面4線となります。


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「京急品川駅」の南側です。この部分も「(仮称)品川駅街区地区」の街区に含まれます。



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2023年7月23日 (日)

京浜急行電鉄本線「平和島」駅直結 2026年に商業住宅一体の複合施設が誕生・新しい改札口も設置「(仮称)平和島駅前複合施設」

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-(仮称)平和島駅前複合施設-

 「京浜急行電鉄」は、平和島駅高架下と隣接社有地を活用して、商業住宅一体の複合施設を開発します。また、駅施設北側に改札口を新設し、新しい歩行者動線を整備することで、利便性と回遊性を向上させ、駅周辺に更なる賑わいを創出します。

 引用資料 京浜急行電鉄(2023/07/12)
 2026年に商業住宅一体の複合施設が誕生・新しい改札口も設置 平和島駅周辺の開発計画が始動 地域交流拠点「COCOONひろば平和島」の設置期間を延長

 平和島駅周辺の開発計画では、「駅から変わる、もっと便利で住みたいまちへ」をコンセプトに、まちの中心としてのシンボル性を意識した、駅前中心拠点にふさわしい複合施設の開発を行います。開業は2026年を予定しています。

 また、計画敷地の一部を暫定利用して開設している地域交流拠点「COCOONひろば平和島」は、「まちづくりに対する効果」が確認できたことから、開発スケジュールに合わせて設置期間を2024年4月末(予定)まで延長します。

(仮称)平和島駅前複合施設の概要
◆ 所在地-東京都大田区大森北六丁目90番2号ほか
◆ 交通-京浜急行電鉄本線「平和島」駅直結
◆ 階数-地上5階(一部平屋)、地下0階
◆ 敷地面積-約6,150㎡
◆ 延床面積-約4,900㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-店舗、賃貸住宅
◆ 総戸数-約30戸
◆ 着工-2024年05月予定
◆ 開業-2026年上期予定


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「商業住宅一体の複合施設イメージ」です。


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「計画地」です。


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「建物概念図」です。



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2023年7月19日 (水)

JR東日本 南武線 「東日本旅客鉃道南武線(谷保駅~立川駅間)の連続立体交差化計画及び関連する道路計画」の説明会を開催!

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-JR南武線-

 「JR南武線」は、川崎駅から立川駅を結び、首都圏において環状方向の鉄道輸送の一翼を担う鉄道路線であり、川崎市および東京都の重要な交通基盤となっています。

 JR南武線は、昔はローカル線のような雰囲気でしたが、周辺人口の急増で急速に幹線化しています。それに伴い高架化も行われ、川崎市は「武蔵小杉駅付近~第3京浜道路交差部間」の約3.9km、東京都は「稲田堤駅~府中本町間」の約4.3kmを高架化しています。「東京メガループ」の幹線として2014年10月4日から「E233系電車」の導入も行われました。

 「川崎市」は、JR南武線の尻手駅~武蔵小杉駅間約5.5kmの連続立体交差事業の具体化に向けて、2014年6月上旬に地質調査と基本設計の作業に着手しました。対象区間は、尻手駅から武蔵小杉駅間の延長約5.5kmです。

● 南武線(谷保駅~立川駅間)の連続立体交差化計画
 東京都と国立市、立川市、JR東日本の4者は、東日本旅客鉃道南武線(谷保駅~立川駅間)の連続立体交差化計画及び関連する道路計画の都市計画素案を作成しました。2023年8月3日(木)、8月5日(土)、8月6日(日)、8月8日(火)に説明会を開催します。

 引用資料 東京都市整備局
 「東日本旅客鉃道南武線(谷保駅~立川駅間)の連続立体交差化計画及び関連する道路計画」

 「JR南武線」の谷保駅~立川駅間の連続立体交差化計画です。都市計画区間約4.2km、事業予定区間約3.7kmです。「谷保駅、矢川駅、西国立駅」の3駅が高架化されます。


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「JR立川駅」の南武線ホームです。


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「武蔵中原駅」です。川崎市は「武蔵小杉駅付近~第3京浜道路交差部間」の約3.9kmを高架化しています。


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「南多摩駅」です。東京都は「稲田堤駅~府中本町間」の約4.3kmを高架化しています。


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南武線の主力電車である「E233系8000番台」です。2014年10月4日より営業運転開始しました。



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