121 東京都・千代田区②

(2009年~更新分)

2024年8月30日 (金)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 2024年8月27日の建設状況

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年03月末予定(施設全体)


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「TOKYO TORCH 全体開業時外観イメージ(JR 東京駅丸の内側より)」です。


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「事業概要」です。「Torch Tower(トーチタワー)」である「B棟」の最高部の高さが約390mから約385mに変更になっています。


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「用途構成図」です。


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「街区南側から見た Torch Tower 低層部」です。


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「街区南側から見た TOKYO TORCH Park」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「広域図及び配置図」です。


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「Torch Tower(トーチタワー)」の2024年8月27日の建設状況です。「日本武道館」で行われた日向坂46「四期生ライブ」に行った友人に撮影してもらいました。


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南側から見た様子です。


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「乗入れ構台」です。


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「乗入れ構台」のアップです。


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敷地東側です。「アースドリル掘削機」で、「杭・構真柱工事」を行っています。「構真柱工事」を行っているので、この現場は「逆打ち工法」で建設されています。


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東側から見た様子です。


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敷地南側です。


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敷地中央です。手前に白い構造物が設置されたので中が見えません。


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「安定液タンク」が3基設置されています。


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敷地北側です。


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解体工事が行われています。


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解体時に発生した「鉄筋」が見えます。


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日向坂46「四期生ライブ」

 「日本武道館」で、2024年8月27日~8月29日の3日間、日向坂46「四期生ライブ」が行われました。友人は8月27日と8月28日に参戦する予定でしたが、台風で新幹線が止まる事を心配して8月28日は諦めて午後に大阪に帰ってきました。ちなみに私の四期生の推しは「平岡海月(ひらおかみつき」です。


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体験型展覧会「Perfume Disco-Graphy 25 年の軌跡と奇跡」

 「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の高層部(45階)にある「TOKYO NODE(東京ノード)」で、「Perfume(パフューム)」の体験型展覧会「Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡」が、2024年8月9日(金)~10月14日(月・祝)まで開催されています。

 TOKYO NODE → Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡


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友人が「凄くて見入ってしまった!」と言っていました。


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「Perfume(パフューム)」の3人(あ~ちゃん・かしゆか・のっち)のサインです。



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2024年8月15日 (木)

怒涛の勢いで超高層ビルが集積する東京駅周辺 今から18年前の2006年(2006年3月30日撮影)の空撮 東京駅周辺はこんなに変わった!

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-JR東京駅周辺-
 21世紀に入って東京都は超高層ビルの建設ラッシュが続いています。特に建設が盛んなのが「東京駅周辺、赤坂・虎ノ門・六本木、大崎、渋谷」などです。

 特に「東京駅周辺(丸の内、大手町、八重洲、日本橋)」が凄まじく、現在建設中のビル群が完成すると間違いなく日本一の超高層ビル群になります。

 今から18年前の2006年3月30日に撮影した空撮写真と最新の「Google Map(グーグルマップ)の衛星写真」や「Google Earth(グーグルアース)」と比べるとあまりの変化に驚かされます。


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① グラントウキョウ ノースタワー(GranTokyo North Tower)
 「JR東日本」によるJR東京駅の八重洲口の大規模再開発プロジェクトです。2006年3月30日時点で地上部分の「鉄骨建方」が始まっています。再開発エリア全体は「東京ステーションシティ(Tokyo Station City)」いう名称です。

グラントウキョウ ノースタワー(GranTokyo North Tower)の概要
◆ 計画名-(仮称)東京駅八重洲開発計画北棟  
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内一丁目9番1号
◆ 階数-地上43階、塔屋2階、地下4階(北棟Ⅰ期)  
◆ 高さ-最高部205.000m、軒高199.500m(北棟Ⅰ期)  
◆ 敷地面積-14,439.18㎡(北棟・中央部)  
◆ 建築面積-12,795.01㎡(北棟・中央部)  
◆ 延床面積-212,157.78㎡(北棟・中央部)、171,767.70㎡(北棟Ⅰ期)  
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造)  
◆ 用途-オフィス(17階~42階)、店舗、駅施設  
◆ 建築主-東日本旅客鉄道(JR東日本)、三井不動産、国際観光会館  
◆ 設計者-東京駅八重洲開発設計共同企業体(<基本設計>日建設計、<基本設計・実施設計>ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ デザインアーキテクト-マーフィ/ヤーン、Inc  
◆ 監理者-ジェイアール東日本建築設計事務所  
◆ 施工者-東京駅八重洲口開発計画北ビルⅠ期新築工事共同企業体(鹿島建設、清水建設、大林組、竹中工務店、大成建設、鉄建建設、三井住友建設JV)  
◆ 着工-2004年09月10日(北棟Ⅰ期)  
◆ 竣工-2007年10月31日(北棟Ⅰ期)  
◆ オープン-2007年11月01日(テナント入居開始)、2007年11月06日(グランドオープン<大丸>) 


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② グラントウキョウ サウスタワー(GranTokyo South Tower)
 「JR東日本」によるJR東京駅の八重洲口の大規模再開発プロジェクトです。2006年3月30日時点で地上部分の「鉄骨建方」が始まっています。再開発エリア全体は「東京ステーションシティ(Tokyo Station City)」いう名称です。

グラントウキョウ サウスタワー(GranTokyo South Tower)の概要
◆ 計画名-(仮称)東京駅八重洲開発計画南棟  
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内一丁目9番2号  
◆ 階数-地上42階、塔屋1階、地下4階(南棟)  
◆ 高さ-最高部205.000m、軒高199.215m(南棟)  
◆ 敷地面積-5,229.54㎡(南棟)  
◆ 建築面積-3,717.09㎡(南棟)  
◆ 延床面積-140,168.07㎡(南棟)  
◆ 構造-鉄骨造(柱:CFT造)、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造)  
◆ 用途-オフィス、店舗、駅施設  
◆ 建築主-東日本旅客鉄道(JR東日本)、鹿島八重洲開発、新日本石油  
◆ 設計者-東京駅八重洲開発設計共同企業体(<基本設計>日建設計、<基本設計・実施設計>ジェイアール東日本建築設計事務所)
◆ デザインアーキテクト-マーフィ/ヤーン、Inc  
◆ 監理者-ジェイアール東日本建築設計事務所  
◆ 施工者-東京駅八重洲口開発計画南棟新築工事共同企業体(鹿島建設、鉄建建設、清水建設、大成建設JV)  
◆ 着工-2004年09月10日(南棟)  
◆ 竣工-2007年10月19日(工事完了)、2007年10月31日(竣工)  
◆ オープン-2007年11月01日(テナント入居開始)、2007年11月06日(グランドオープン<グランアージュ>)


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③ JPタワー(JP TOWER)
 日本郵政グループの「東京中央郵便局」の再開発プロジェクトです。外装を見ると2006年3月30日時点で、すでに解体工事の準備工事が始まっている事が分かります。このビルは解体時に国会議員の介入がありゴタゴタしました。低層棟は旧局舎の外壁付近を保存・活用し雰囲気を残しました。

JPタワー(JP TOWER)の概要
◆ 計画名-(仮称)JPタワー、(仮称)丸の内二丁目7地区計画新築工事  
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内二丁目7番2号  
◆ 階数-地上38階、塔屋3階、地下4階  
◆ 高さ-最高部200.000m、軒高189.150m  
◆ 敷地面積-11,633.87㎡  
◆ 建築面積-8,491.11㎡  
◆ 延床面積-212,043.05㎡  
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造  
◆ 用途-オフィス、郵便局(窓口)、店舗  
◆ 建築主-郵便局株式会社(日本郵政グループ)  
◆ 設計者-三菱地所設計(提携建築家:ヘルムート・ヤーン)  
◆ 監理者-三菱地所設計  
◆ 施工者-大成建設  
◆ 着工-(解体工事)2008年12月04日~2009年11月20日、(本体工事)2009年11月上旬  
◆ 竣工-2012年05月31日  
◆ オープン-2012年07月17日(東京中央郵便局、ゆうちょ銀行本店がオープン)、2013年03月21日(商業施設「KITTE(キッテ)」がグランドオープン)


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④ 新丸の内ビルディング
 「旧:新丸の内ビル」の建て替えプロジェクトです。下層階は旧:新丸の内ビルの雰囲気を残しています。わずか半年少しの間に197mのビルの地上部分の「鉄骨建方」が一気に行われ、稀に見る猛スピードで上に伸びました。

新丸の内ビルディングの概要
◆ 計画名-(仮称)新丸ビル新築計画
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内一丁目5-1  
◆ 階数-地上38階、塔屋1階、地下4階  
◆ 高さ-最高部197.600m、軒高176.650m  
◆ 敷地面積-10,021.31㎡  
◆ 建築面積-7,613.99㎡  
◆ 延床面積-195,489.67㎡  
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造  
◆ 用途-オフィス、店舗  
◆ 建築主-三菱地所  
◆ 設計者-三菱地所設計  
◆ 監理者-三菱地所設計  
◆ 施工者-竹中工務店  
◆ 着工-2005年03月15日  
◆ 竣工-2007年04月19日  
◆ オープン-2007年04月27日(グランドオープン)



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2024年8月 9日 (金)

千代田区 JR飯田橋駅西口再開発の第五弾 高さ約130mの「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」 再開発組合の設立を認可!

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-富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業-

 少し前までは、再開発とはあまり縁が無かったJR飯田橋駅周辺ですが、JR中央線および地下鉄4線(東西線、有楽町線、南北線、大江戸線)が交差する鉄道交通の要衝としての利便性が注目され盛んに再開発が行われるようになりました。
 
 第一弾として2009年3月に「飯田橋プラーノ」が竣工しました。「飯田橋プラーノ」は、地上38階、地下2階、総戸数414戸の超高層タワーマンション「プラウドタワー千代田富士見」と地上17階、地下2階のオフィスビル「ステージビルディング」で構成されています。

 第二弾として超高層ツインタワー「飯田橋サクラパーク」が建設され、2014年10月10日にグランドオープンしました。地上30階、地下2階のオフィスビル「飯田橋グラン・ブルーム」と地上40階、地下2階、総戸数505戸の超高層タワーマンション「パークコート千代田富士見ザ タワー」で構成されています。

 第三弾として地上26階、高さ約130mの「飯田橋駅東地区第一種市街地再開発事業」、第四弾として高さ約150mと高さ約100mの超高層ツインタワー「飯田橋駅中央地区市街地再開事業」が計画されています。

 第五弾として「飯田橋プラーノ」と「飯田橋サクラパーク」の間に挟まれた早稲田通り北側に「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。街区内には「日本歯科大学附属病院」などが立地していますが、街区内から「日本歯科大学附属病院」を除いた部分が「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」の予定地となります。

● 再開発組合の設立を認可!
 東京都は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「富士見二丁目3番地区市街地再開発組合」の設立を2024年8月8日に認可しました。再開発事業の施行により、交通結節点である飯田橋駅に相応しい土地の高度利用と都市機能の更新及び安全で快適な歩行者ネットワークの創出による魅力的な複合市街地の形成を図ります。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2024/08/07)
 富士見二丁目3番地区市街地再開発組合の設立を認可します

 敷地は約4,100㎡の「A敷地」と約180㎡の「B敷地」の2地区に分け1棟ずつ再開発ビルを整備します。「A敷地」には、地上21階、地下2階、高さ約130m、延床面積約45,000㎡の再開発ビルを建設、「B敷地」には、地上6階、地下2階、延床面積約1,200㎡のオフィスビルを建設します。

 「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」の総事業費は448億54百万円(内建築工事費は304億25百万円)と見積もっています。建築工事は2026年度に着工し、2029年度の完成を目指します。

富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都千代田区富士見二丁目地内
◆ 交通-JR中央・総武線「飯田橋」駅、東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」駅、都営大江戸線「飯田橋」駅
◆ 階数-(A敷地)地上21階、地下2階、(B敷地)地上6階、地下2階
◆ 高さ-(A敷地)約130m、(B敷地)約33.5m
◆ 敷地面積-(A敷地)約4,100㎡、(B敷地)約180㎡
◆ 建築面積-(A敷地)約2,800㎡、(B敷地)約135㎡
◆ 延床面積-(A敷地)約45,000㎡、(B敷地)約1,200㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-(A敷地)オフィス、共同住宅、店舗、駐車場等、(B敷地)事務所等
◆ 建築主-富士見二丁目3番地区市街地再開発組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 事業協力者-前田建設工業
◆ 事業コンサルタント-日建設計
◆ 基本設計-日建設計
◆ 着工-2026年度予定
◆ 竣工-2029年度予定
◆ 総事業費-448億54百万円(内建築工事費は304億25百万円)


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「整備イメージ」です。


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「断面イメージ」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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赤線部分が「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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「富士見二丁目3番地区周辺の状況」です。



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2024年7月20日 (土)

都心最大級総延床約110万㎡ 地上48階、高さ約234mの「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」 2024年6月下旬の状況

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-内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業-
 東京都千代田区の「内幸町一丁目街区」で、関係権利者が「まちづくり方針」を固めました。約6.5haの敷地を「北地区、中地区、南地区」の3地区に分けて、大規模再開発を行います。

 延床面積は、「北地区、中地区、南地区」を合わせると総延床面積1,100,000㎡となります。総延床面積約110万㎡は、単独のプロジェクトとしては、過去と現時点判明しているものも含めても日本最大の総延床面積となります。

● (仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー
 「中地区」には、地上48階、高さ234.5mの「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」が建設されます。「中地区」は、主に「日比谷U-1ビル」と「NTT日比谷ビル」の跡地です。

中地区の概要
◆ 計画名-(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目1番 他
◆ 交通-東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「内幸町」駅
◆ 階数-地上48階、塔屋2階、地下6階
◆ 高さ-最高部234.5m、軒高約230m
◆ 敷地面積-(施設全体)21,656.36㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約20,600㎡、(セントラルタワー)約12,300㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約376,000㎡、(セントラルタワー)約361,000㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎(パイルド・ラフト基礎)
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル 他
◆ 建築主-NTT都市開発、公共建物(株)、三井不動産、東京電力パワーグリッド
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2024年07月15日予定
◆ 竣工-2029年02月28日予定(セントラルタワー)、2038年03月頃予定(街区全体)


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「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」の断面図です。
 

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「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」の配置図です。


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「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」の建設予定地の2024年6月下旬の状況です(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「帝国ホテル東京」のすぐ南側です(写真提供読者さん)。


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少し南側です(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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内部の様子です。「帝国ホテル東京」のすぐ南側です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です。少し南側です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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(解体前)日比谷U-1ビル

 南側に隣接して「日比谷U-1ビル」があります。「NBF日比谷ビル」という名称でしたが、「三井不動産」が、2018年3月30日に取得して改称されました。この場所には、明治時代に「鹿鳴館」がありました。

 概要は、地上26階、塔屋2階、地下4階、高さ109.30m、敷地面積5,065.35㎡、延床面積51,941.13㎡です。1984年6月30日に竣工しました。竣工時の名称は「大和生命ビル」です。


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(解体前)NTT日比谷ビル

 更に南側には、「NTT日比谷ビル」があります。概要は、地上9階、塔屋2階、地下4階、敷地面積13,041.13㎡、建築面積5,957.36㎡、延床面積79,753.72㎡です。1961年1月1日に「日比谷電々総合建物」として竣工しました。1962年に「BCS賞」を受賞しています。



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2024年7月19日 (金)

都心最大級総延床約110万㎡ 地上45階、高さ約232mの「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 A棟」 2024年6月下旬の状況

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-内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟-
 東京都千代田区の「内幸町一丁目街区」で、関係権利者が「まちづくり方針」を固めました。約6.5haの敷地を「北地区、中地区、南地区」の3地区に分けて、大規模再開発を行います。

 延床面積は、「北地区、中地区、南地区」を合わせると総延床面積1,100,000㎡となります。総延床面積約110万㎡は、単独のプロジェクトとしては、過去と現時点判明しているものも含めても日本最大の総延床面積となります。

● 変更届の縦覧!
 「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」変更届の縦覧が2023年12月21日から行われました。「A棟」が、地上43階、地下5階、延床面積約310,000㎡から地上45階、地下3階、延床面積約300,000㎡に変更されています。「建築計画のお知らせ」は、地上45階、地下3階となっているので、変更が反映されていると思われます。

 引用資料 東京都環境局(2023/12/21) リンク切れ
 「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」変更届 

南地区の概要
◆ 計画名-内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目1000番
◆ 交通-東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「内幸町」駅
◆ 階数-地上45階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部232.52m、軒高230.23m
◆ 敷地面積-(施設全体)18,617.95㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約15,300㎡、(A棟)約11,100㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約297,400㎡、(A棟)約287,000㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル、ウェルネス促進施設、駐車場
◆ 建築主-中央日本土地建物、東京電力パワーグリッド、TF内幸町特定目的会社、第一生命保険、東京センチュリー、みずほ信託銀行
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2022年09月12日~2024年03月31日予定
◆ 着工-2024年03月下旬
◆ 竣工-2027年03月下旬予定(A棟竣工)、2039年04月頃予定(街区全体)


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(変更前)
「外観イメージ」です。大きな変更は無いようですが、下層階のデザインが変更になっているように見えます。


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(変更後)
「建物断面図」です。地上階が2階増えて、地下階が2階減っています。


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(変更前)
「建物断面図」です。


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(変更後)
「緑化計画図」です。


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(変更前)
「緑化計画図」です。


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南地区の「位置図」です(引用:東京都)。


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西側から見た「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」の建設予定地の2024年6月下旬の状況です(写真提供読者さん)。


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内部を西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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内部を南側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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南面です(写真提供読者さん)。


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「東京電力本社ビル」を南東側から見た様子です。このビルも解体されます(写真提供読者さん)。


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「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」の建築計画のお知らせです。「建築計画のお知らせ」は、地上45階、地下3階となっているので。変更が反映されていると思われます(写真提供読者さん)。


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(解体前)みずほ銀行内幸町本部ビル)

 街区の南端には「みずほ銀行内幸町本部ビル」があります。概要は、地上32階、塔屋2階、地下4階、高さ約140m、敷地面積13,500㎡、建築面積7,300㎡、延床面積135,000㎡です。「第一勧業銀行本店」として1980年9月に竣工しました。1982年「BCS賞」を受賞しています。



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2024年6月28日 (金)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 2024年6月下旬の建設状況

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年03月末予定(施設全体)


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「事業概要」です。「Torch Tower(トーチタワー)」である「B棟」の最高部の高さが約390mから約385mに変更になっています。


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「用途構成図」です。


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「街区南側から見た Torch Tower 低層部」です。


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「街区南側から見た TOKYO TORCH Park」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「広域図及び配置図」です。


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「Torch Tower(トーチタワー)」の2024年6月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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敷地南端です。南端まで地下躯体の解体工事は終わっているようです(写真提供読者さん)。


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解体した地下躯体です(写真提供読者さん)。


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切断面を見るとなめらかなので「コンクリートカッター」や「ワイヤーソー工法」で切断したようです(写真提供読者さん)。


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「アースドリル掘削機」です。「杭・構真柱工事」を行っています。「構真柱工事」を行っているので、この現場は「逆打ち工法」で建設されています(写真提供読者さん)。


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「山留め壁」は、「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で新たに構築した部分と既存建物の外壁を再利用している部分があります。


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敷地中央です(写真提供読者さん)。


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「クローラークレーン」です(写真提供読者さん)。


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「安定液タンク」が3基設置されています(写真提供読者さん)。


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北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「アースドリル掘削機」です(写真提供読者さん)。



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2024年6月27日 (木)

地上20階、高さ約100mの世界最大規模となる「木の本店ビル」 東京海上日動ビル本館・新館 地下解体工事 2024年6月下旬の状況

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-東京海上日動ビルの建て替え-
 「東京海上日動ビル」は、行幸通りの北側の超一等地に建っています。「本館」は、丸の内の超高層ビルの黎明期の1974年2月に「東京海上ビルディング」として竣工、丸の内のシンボルのような超高層ビルです。
 本館は1976年に「BCS賞」を受賞しています。「本館」に続いて、1986年12月に「新館」が竣工しました。「本館、新館」を合わせた敷地面積は10,147.61㎡です。

 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、現在の東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビル計画のコンセプトを2021年9月30日にまとめました。

 柱や床などの構造材を含め、これまで他に例のないレベルで国産木材を利用し、世界最大規模の「木造ハイブリッド構造」による超高層オフィスビルをめざします。地震対策として「免震構造」を採用します。

 「東京海上日動ビル」に本店機能を置く「東京海上ホールディングス、東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命保険」の3社は、三菱地所が開発した「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 常盤橋タワー」に本店を移転しました。2021年12月から順次移転を開始し、2022年6月までに移転を完了しています。 

● 新・本店ビルのデザイン(基本設計)をまとめ!
 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビルのデザイン(基本設計)をまとめました。

 東京海上ホールディングス(PDF:2022/08/01)
 新・本店ビルのデザインについて

 新・本店ビルのエクステリアは、「丸の内」の街並みに調和し、日本の玄関口である東京駅と皇居を結ぶ行幸通りに面した場所に相応しい洗練された気品のある佇まいを表現しました。

 デザイン上の重要な役割は木材が担っています。新・本店ビルは、構造部材である柱、床に国産木材をふんだんに使い、木の使用量が世界最大規模となる高さ100mの「木の本店ビル」として生まれ変わります。

東京海上日動ビルの建て替えの概要
◆ 所在地-東京都千代⽥区丸の内⼀丁目6番1号
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ丸の内線「東京」駅、東京メトロ東西線・半蔵門線「大手町」駅、都営三田線「大手町」駅、東京メトロ千代田線「二重橋前」駅
◆ 階数-地上20階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-建物高さ約100m
◆ 敷地面積-10,147.61㎡
◆ 延床面積-約130,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、木造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-オフィス(本店ビル)、駐車場等
◆ 建築主-東京海上ホールディングス、東京海上日動火災保険
◆ 設計者-Renzo Piano Building Workshop、三菱地所設計
◆ 施工者-竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設、戸田建設による共同企業体
◆ 解体(地上躯体解体)-2022年10月01日~2024年02月15日
◆ 解体(地下躯体解体)-2023年12月01日~2025年05月31日予定
◆ 着工-2024年12月予定
◆ 竣工-2028年度予定


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立ち並ぶ力強い大木が人々にを与えるデザイン

 新・本店ビルでは、ビルを支える柱の多くに木材を使用すると共に、床の構造材としてCLT(直交集成板)を用いることなどにより、可能な限り多くの木材を使用する予定です。

● Renzo Piano Building Workshop
 新・本店ビルのデザインは、1998年にプリツカー賞を受賞した世界的な建築家であるレンゾ・ピアノ氏が主宰する設計事務所、Renzo Piano Building Workshop(RPBW)が担当しました。日本においては「関西国際空港ターミナルビル」などの実績があります。


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完成イメージです。


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完成イメージです。


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「東京海上日動ビル本館・新館 地下解体工事」の2024年6月下旬の状況です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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東側の高い所(新丸の内ビルディング)から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「地下躯体」の解体工事が行われています。解体工事の工期は2023年12月1日~2025年5月31日(予定)です(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」を設置して「地下躯体」の解体工事を行っているので、本体工事は「順打ち工法」もしくは「二段打ち工法」で行うと思われます(写真提供読者さん)。


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残っている地下躯体です(写真提供読者さん)。


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敷地の北西側に「オールケーシング掘削機」が2基見えます。「地中障害物」の撤去が行われています(写真提供読者さん)。


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「ケーシングチューブ」です(写真提供読者さん)。


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敷地の南西側です(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ(地下解体工事)」です。解体工事の工期は2023年12月1日~2025年5月31日(予定)です(写真提供読者さん)。


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(解体前)東京海上日動ビル 本館
 
「東京海上日動ビル 本館(旧:東京海上ビルディング)」を北東側から見た様子です。「本館」は、丸の内の超高層ビルの黎明期の1974年2月に竣工しました。概要は、地上25階、塔屋2階、地下4階、高さ108.1m、延床面積約63,120㎡です。当初は、地上30階、高さ約128mで計画されていましたが、皇居の美観を損ねるとして、軒高が約100mに変更されました。


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(解体前)東京海上日動ビル 新館
 
「東京海上日動ビル 新館」を南東側から見た様子です。「新館」は、1986年12月に竣工しました。概要は、地上16階、地下4階、延床面積約52,620㎡です。



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2024年6月20日 (木)

千代田区 九段南一丁目地区まちづくり 「北街区」に高さ約170mの超高層複合ビル、「中街区」に高さ約82mの複合ビルを計画!

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-九段南一丁目地区-

 東京都千代田区の九段南一丁目地区で、新たなまちづくりの機運が高まっています。靖国通りと内堀通り、日本橋川に囲まれた地区を北・中・南の三つの街区に分けて整備するため、勉強会などが開催されています。各街区が連携した一体的なまちづくりに向け、千代田区は「九段南一丁目地区まちづくりガイドライン」を策定しました。

 「九段南一丁目地区」は、エリアを「北街区・中街区・南街区」の三つの街区に分け、それぞれで市街地再開発事業と土地区画整理事業、ビルの個別建て替えを促進します。各街区がアトリウムでつながります。一体的な施設群として供用したい考えです。地区計画では建物の最高高さは170m以下に設定しています。

 引用資料 千代田区・公式ホームページ
 九段南一丁目地区のまちづくりについて

● 北街区は高さ約170m、中街区は高さ約82m
 「九段南一丁目地区」の「北街区」と「中街区」に総延床面積約12万㎡超の複合施設を建設するとした整備計画が明らかになりました。「北街区」の約1.1haには、「九段南一丁目地区市街地再開発準備組合」が延床面積約82,000㎡の複合施設を計画、「中街区」の約0.5haには、「三井住友銀行」が延床面積約42,700㎡の複合施設を建設します。

 建設通信新聞(2024/06/17)
 九段南一丁目北・中街区/2棟総延べ12万㎡超/北は25年度に権変認可

 九段下駅に直結する「北街区」には、高さ約170m、延床面積約82,000㎡の複合施設を計画しています。主な用途はオフィス、店舗、貸し会議室、区の施設などです。「中街区」には、地上21階、高さ約82m、延床面積約42,700㎡の複合施設を計画しています。主な用途はオフィス、店舗、貸し会議室などです。


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「3地区一体の整備イメージ」です。

◆ 北街区(高さ約170m)
 九段下駅に直結する「北街区」は、2017年に準備組合が発足しました。事業協力者は住友不動産、コンサルタントとして日建設計が参画しています。敷地内には区営九段住宅や九段生涯学習館などがあります。

 高さ約170m、延床面積約82,000㎡の超高層複合ビルを計画しています。主な用途はオフィス、店舗、貸し会議室、千代田区の施設などです。2025年度に権利変換計画認可の取得、2025年度~2027年度に解体すると共に、2026年度に新築工事に着手し、2029年度以降の完成を見込みます。

◆ 中街区(高さ約82m)
 「中街区」は三井住友銀行が所有します。千代田区は「九段下まちかど広場」と「くだんしたこどもひろば」として暫定利用していますが、土地の借用期間満了に伴い広場を既に閉鎖しました。

 計画地の一部では、鹿島建設が「埋蔵文化財調査のための旧九段ビル別館土間コン・基礎など解体工事」を2024年9月13日まで実施しています。地上21階、高さ約82m、延床面積約42,700㎡の複合施設を計画しています。主な用途はオフィス、店舗、貸し会議室などです。

 1階に帰宅困難者受け入れスペースやにぎわい施設、3階にオフィス、4階・5階に貸し会議室など、6階以上にオフィスを設置します。2024年度に事業認可を得て着工し、2028年度の完成を目指します。設計は「日建設計」が担当しています。

◆ 南街区
 「南街区」は東京堂が所有しており、現在は「東京堂千代田ビルディング」があります。中・南街区は土地区画整理事業と合わせて個別での建て替えなどを検討しています。


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北街区の「りそな九段ビル」です(写真提供読者さん)。


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北街区の「九段サウスサイドスクエア」です(写真提供読者さん)。


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手前が「中街区」、奥が「北街区」です(写真提供読者さん)。


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「中街区」です。「中街区」は解体工事が終わっています(写真提供読者さん)。


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「中街区」は、「仮囲い」で囲われています(写真提供読者さん)。


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「南街区」です。奥の白いビルは「東京堂千代田ビルディング」です(写真提供読者さん)。



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2024年6月 4日 (火)

千代田区 JR飯田橋駅西口再開発の第五弾 高さ約130mの「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」 事業計画書を公表!

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-JR飯田橋駅周辺-

 少し前までは、再開発とはあまり縁が無かったJR飯田橋駅周辺ですが、JR中央線および地下鉄4線(東西線、有楽町線、南北線、大江戸線)が交差する鉄道交通の要衝としての利便性が注目され盛んに再開発が行われるようになりました。
 
 第一弾として2009年3月に「飯田橋プラーノ」が竣工しました。「飯田橋プラーノ」は、地上38階、地下2階、総戸数414戸の超高層タワーマンション「プラウドタワー千代田富士見」と地上17階、地下2階のオフィスビル「ステージビルディング」で構成されています。

 第二弾として超高層ツインタワー「飯田橋サクラパーク」が建設され、2014年10月10日にグランドオープンしました。地上30階、地下2階のオフィスビル「飯田橋グラン・ブルーム」と地上40階、地下2階、総戸数505戸の超高層タワーマンション「パークコート千代田富士見ザ タワー」で構成されています。

 第三弾として地上26階、高さ約130mの「飯田橋駅東地区第一種市街地再開発事業」、第四弾として高さ約150mと高さ約100mの超高層ツインタワー「飯田橋駅中央地区市街地再開事業」が計画されています。

 第五弾として「飯田橋プラーノ」と「飯田橋サクラパーク」の間に挟まれた早稲田通り北側に「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。街区内には「日本歯科大学附属病院」などが立地していますが、街区内から「日本歯科大学附属病院」を除いた部分が「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」の予定地となります。

● 富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業
 「千代田区」は2024年5月31日に、「富士見二丁目3番地区市街地再開発準備組合」が本組合の設立申請に伴い、東京都に提出していた事業計画書を公表しました。

 建設通信新聞(2024/06/03)
 富士見二丁目3番地再開発/飯田橋駅西に4.6万㎡施設/工事費は304億、26年着工

 日刊建設工業新聞(2024/06/03)
 富士見二丁目3番地区再開発(東京都千代田区)/事業費448億円、26年度着工

 引用資料 東京都都市整備局・公式HP
 富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業

 敷地は約4,100㎡の「A敷地」と約180㎡の「B敷地」の2地区に分け1棟ずつ再開発ビルを整備します。「A敷地」には、地上21階、地下2階、高さ約130m、延床面積約45,000㎡の再開発ビルを建設し、オフィス、地域コミュニティー施設や子育て支援施設、共同住宅などを整備します。「B敷地」には、地上6階、地下2階、延床面積約1,200㎡のオフィスビルを建設します。

 「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」の総事業費は448億54百万円(内建築工事費は304億25百万円)と見積もっています。建築工事は2026年度に着工し、2029年度の完成を目指します。


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「断面構成イメージ」です。

 引用資料 千代田区・公式HP(PDF)
 富士見二丁目3番地区のまちづくりについて


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「整備イメージ」です。


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「整備方針図」です。


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「施行区域図」です。街区内から「日本歯科大学附属病院」を除いた部分が「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」の予定地となります。


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赤線部分が「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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「富士見二丁目3番地区周辺の状況」です。



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2024年5月14日 (火)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 2024年5月11日の建設状況

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年03月末予定(施設全体)


Tokyotokiwabashi230972
「事業概要」です。「Torch Tower(トーチタワー)」である「B棟」の最高部の高さが約390mから約385mに変更になっています。


Tokyotokiwabashi230973
「用途構成図」です。


Tokyotokiwabashi230974
「街区南側から見た Torch Tower 低層部」です。


Tokyotokiwabashi230975
「街区南側から見た TOKYO TORCH Park」です。


Tokyotokiwabashi221115
「SKY HILL イメージ」です。


Tokyotokiwabashi221116
「SKY HILL イメージ」です。


Tokyotokiwabashi221117
「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


Tokyotokiwabashi220416
「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


Tokyotokiwabashi230976
「広域図及び配置図」です。


Tokyotokiwabashi240511
「Torch Tower(トーチタワー)」の2024年5月11日の建設状況です。週間の作業予定を見ると「地下解体、杭・構真柱工事」になっていました。「東京ドーム」で行われた乃木坂46「山下美月 卒業コンサート」に行った友人に撮影してもらいました。


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敷地南側です。


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敷地南橋です。


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「H形鋼」を建込んでいます。


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「朝日生命大手町ビル」の地下躯体を解体しています。


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解体した「ガラ」を更に細かく砕いて「鉄筋」と分離しています。


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敷地中央です。


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「構台」が設けられています。


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「アースドリル掘削機」です。「杭・構真柱工事」を行っています。「構真柱工事」を行っているので、この現場は「逆打ち工法」で建設されています。


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拡底杭を構築する「拡底バケット」です。


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沢山のクレーンに隠れて分かりずらいですが、この中にもう1台の「アースドリル掘削機」が稼働しています。


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北東側から見た様子です。「安定液タンク」が3基設置されています。


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「東京ドーム」です。


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2024年5月11日(土)と5月12日(日)に乃木坂46「山下美月 卒業コンサート」が開催されました。


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左から「山下美月(3期生)、五百城茉央(5期生)、山下美月、川﨑桜(5期生)、川﨑桜、菅原咲月(5期生)」のマフラータオルを掲げています。別の写真を見ると右端のお姉さんは「井上和(5期生)」のマフラータオルを掲げていました。5期生人気が凄いですね。


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ちなみに私の今の推しは5期生の「池田瑛紗(いけだてれさ)」です。



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