121 東京都・千代田区②

(2009年~更新分)

2025年12月30日 (火)

千代田区 九段南一丁目地区まちづくり 地上21階、高さ約124mの「(仮称)SMBC九段プロジェクト」 2025年12月上旬の建設状況

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-九段南一丁目地区-

 東京都千代田区の九段南一丁目地区で、新たなまちづくりの機運が高まっています。靖国通りと内堀通り、日本橋川に囲まれた地区を北・中・南の三つの街区に分けて整備するため、勉強会などが開催されています。各街区が連携した一体的なまちづくりに向け、千代田区は「九段南一丁目地区まちづくりガイドライン」を策定しました。

 「九段南一丁目地区」は、エリアを「北街区・中街区・南街区」の三つの街区に分け、それぞれで市街地再開発事業と土地区画整理事業、ビルの個別建て替えを促進します。各街区がアトリウムでつながります。一体的な施設群として供用したい考えです。地区計画では建物の最高高さは170m以下に設定しています。

 引用資料 東京都都市整備局
 九段南一丁目地区第一種市街地再開発事業


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(北街区)九段南一丁目地区第一種市街地再開発事業

 「千代田区」では、北街区の「九段南一丁目地区第一種市街地再開発事業」の「九段南一丁目地区市街地再開発組合」の設立に係る事業計画の縦覧が、2025年8月20日~9月3日まで行われました。

 概要は、地上32階、地下3階、高さ約170m、延床面積約81,260㎡(容積対象面積約67,625㎡)です。着工は2028年10月予定、竣工は2029年9月予定、総事業費931億7300万円(内訳工事費731億5800万円)を予定しています。

九段南一丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都千代田区九段南一丁目5番ほか(北街区)
◆ 交通-東京メトロ東西線・半蔵門線、都営地下鉄新宿線「九段下」駅
◆ 階数-地上32階、地下3階
◆ 高さ-約170m
◆ 敷地面積-約5,410㎡
◆ 建築面積-約4,100㎡
◆ 延床面積-約81,260㎡(容積対象面積約67,625㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、公共公益施設、店舗、駅コンコース、駐車場
◆ 建築主-九段南一丁目地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-住友不動産
◆ コンサルタント―日建設計
◆ 着工-2028年10月予定
◆ 竣工-2033年03月予定
◆ 総事業費-931億7300万円(内訳工事費731億5800万円)


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(中街区)(仮称)SMBC九段プロジェクト
 「三井住友銀行」は千代田区で計画している「(仮称)SMBC九段プロジェクト」の新築工事に2025年11月に着手しました。階数は地上21階、塔屋2階、地下2階、高さ約125m、延床面積約42,649㎡です。用地はオフィス、集会場、店舗です。2029年9月の竣工を目指します。

 引用資料 三井住友銀行(PDF:2024/12/02)
 三井住友銀行/九段プロジェクト

(仮称)SMBC九段プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都千代田区九段南一丁目3番4、24、7番1~3(中街区)
◆ 交通-東京メトロ東西線・半蔵門線、都営地下鉄新宿線「九段下」駅
◆ 階数-地上21階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部124.39m、軒高109.89m
◆ 敷地面積-3,641.93㎡
◆ 建築面積-2,455.47㎡
◆ 延床面積-42,649.09㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-オフィス、集会場、飲食店、自動車車庫
◆ 建築主-三井住友銀行
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2025年03月04日~2026年12月31日予定
◆ 着工-2025年11月10日
◆ 竣工-2029年09月30日予定


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「ステップ・ダブルスキンファサード」です(引用:三井住友銀行)。


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「位置図」です(引用:千代田区)。


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(北街区)「りそな九段ビル」です(写真提供読者さん)。


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(北街区)「九段サウスサイドスクエア」です(写真提供読者さん)。


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(中街区)
「(仮称)SMBC九段プロジェクト」の2025年12月上旬の建設状況です。本格的に工事が行われています(写真提供読者さん)。


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(中街区)
「三点式パイルドライバ」です(写真提供読者さん)。


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(中街区)
「山留め壁」を構築しています(写真提供読者さん)。


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(中街区)
「セメントミルクプラント」です(写真提供読者さん)。


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(中街区)
「(仮称)SMBC九段プロジェクト」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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(南街区)白い大きなビルは「東京堂千代田ビルディング」です(写真提供読者さん)。



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2025年12月27日 (土)

三菱地所 有楽町エリア再構築 「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の2区画を一体的に再開発 2025年12月上旬の解体状況

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-有楽町ビル・新有楽町ビル-

 「三菱地所」は、東京都千代田区有楽町一丁目に所有する「有楽町ビル」及び「新有楽町ビル」について、建替に着手することを決定しました。「有楽町ビル」及び「新有楽町ビル」はJR有楽町駅前という好立地に位置しています。

 引用資料 三菱地所(PDF:2021/07/28)
 有楽町エリア再構築本格始動「有楽町ビル」・「新有楽町ビル」建替計画着手 ~JR有楽町駅前ビルの建替により、有楽町エリアの更なる発展に寄与~ 

 「有楽町ビル」は1966年の竣工から約55年が経過、また「新有楽町ビル」は1967年の竣工から約54年が経過しており、テナントニーズの高度化や脱炭素社会の実現に向けた社会的要請への対応強化、災害時における事業継続性を意識した防災機能の強化等の機能更新を図ると共に、有楽町エリアの上位計画で定められている魅力あるまちづくりに貢献すべく、建替計画に着手することとしました。

 「三菱地所」が計画する「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の解体工事を「大成建設」の施工で2024年12月1日に着工しています。工事名は「有楽町ビル既存建物地上解体工事」と「新有楽町ビル既存建物地上解体工事」で、工期は2024年12月1日~2026年8月31日までの予定です。

● 暫定利用施設「YURAKUCHO PARK」
 「三菱地所」は、東京・有楽町駅前で解体工事中の「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の跡地に、暫定利用施設「YURAKUCHO PARK」を2026年度後半に開設します。「YURAKUCHO PARK」では、NOT A HOTEL株式会社による新プロジェクト「JAPA VALLEY TOKYO」を共同で開催します。

 引用資料 三菱地所(2025/07/28)
 日本カルチャーの発信拠点「YURAKUCHO PARK」 有楽町駅前の敷地1ヘクタールに2026年度開設 ~ファレル・ウィリアムス、NIGO®、KAWSら世界的クリエイターが参画~

有楽町ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区有楽町一丁目10番1号
◆ 階数-地上11階、塔屋2階、地下5階
◆ 敷地面積-3,551.46㎡
◆ 延床面積-42,159.08㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-三菱地所
◆ 竣工-1966年05月
◆ 閉館-2023年10月31日

新有楽町ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区有楽町一丁目12番1号
◆ 階数-地上14階、塔屋1階、地下4階
◆ 敷地面積-7,233.26㎡
◆ 延床面積-83,023.27㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-三菱地所
◆ 竣工-1967年01月
◆ 閉館-2023年10月31日


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CG パースは完成予想図です。


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CG パースは完成予想図です。


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CG パースは完成予想図です。


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「位置図」です。


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「有楽町ビル」の敷地面積は3,551.46㎡、「新有楽町ビル」の敷地面積は7,233.26㎡です。3,551.46㎡+7,233.26㎡=合計10,784.72㎡です。間に道路がありますが、道路は廃道もしくはビル内貫通の歩道を確保して2区画を一体的に再開発すると思われます。


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写真右側が「有楽町ビル」、写真左側が「新有楽町ビル」の2025年12月上旬の解体状況です(写真提供読者さん)。


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「有楽町ビル既存建物地上解体工事」の現場です(写真提供読者さん)。


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「有楽町ビル既存建物地上解体工事」の現場です(写真提供読者さん)。


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「新有楽町ビル既存建物地上解体工事」の現場です(写真提供読者さん)。


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「新有楽町ビル既存建物地上解体工事」の現場です(写真提供読者さん)。


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「有楽町ビル既存建物地上解体工事」の解体工事のお知らせです。工期は2024年12月1日~2026年8月31日までの予定です(写真提供読者さん)。


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「新有楽町ビル既存建物地上解体工事」の解体工事のお知らせです。工期は2024年12月1日~2026年8月31日までの予定です(写真提供読者さん)。



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2025年12月22日 (月)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 2025年12月17日の建設状況

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 地震対策-外殻ブレース制振構造(地上1階~9階はダイヤグリッド架構)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年05月末予定 *2028年03月末予定(施設全体)から変更

(備考)B棟「Torch Tower(トーチタワー)」の設計者・監理者は「三菱地所設計」、施工者は「清水建設」となっています。


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外殻制振構造架構図(左)とダイヤグリッド架構図

 日本一の高さとなるため地震対策が最大の課題です。長周期地震動(南海トラフや相模トラフ)、首都直下地震など、多くの揺れの異なる地震に対応する必要があります。従来のように建物の中心に制振装置を集める手法では限界があります。そのため「外殻ブレース制振構造」を採用します。 

 一般的な超高層ビルは、ジャングルジムのように鉛直・水平の柱・梁を組み上げて構造体を構成しますが(ラーメン構造)、Torch Towerに導入した「外殻制振構造」は、建物外周に斜め部材を効果的に配置することで、建物全体を1本のチューブ状の構造体とし、強靭化を図ります。1階から9階床高さまでの低層部は「ダイヤグリッド架構」、その上部(基準部)は、同じく斜めの部材で構成される「ブレース架構+オイルダンパー」とし、斜めの構造体がタワー全体の表情をつくり出します。

 引用資料 清水建設(2025/09/02)
 Torch Towerで地上階の鉄骨建方作業がスタート ~低層部のファサードを特徴づける巨大な斜め鉄骨柱がお目見え~

● ダイヤグリッド架構
 特に、地上1階~9階の外殻では柱を斜めのブレースだけで構成する「ダイヤグリッド架構」とする計画です。一周約400mの建物の全外周にわたり、高さ約52mまで連続して構成される「ダイヤグリッド架構」は、鉄骨総重量約1.1万t。建築の構造体としては国内最大級の規模となり、タワー重量(約80万t)の約4割強(約32万t)を支えます。

 ここで用いている斜め鉄骨柱は、現代の建築鉄骨工事(製作・建方)で合理的に可能な最大級の大断面(断面1.4m×1.6m、最大板厚90mm、部材最大重量28.4t)を備えています。計画では、建物の北東コーナー部を先行して斜め鉄骨柱の建方を進め、2025年10月頃に第1節の建方を、最終的には2026年2月頃に第4節(9階床高さ)の建方を終了する予定です。


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最高部の高さは約385mを超えるかも?

 この図を見ると高さ約385mは建築物の高さで、最高部の高さは約385mを超えている可能性があります。


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ダイヤグリッド架構(引用:清水建設)
 「建方に着手した斜め鉄骨柱」です。「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区の「Torch Tower(トーチタワー)」の工事現場において、このほど低層部のファサードを特徴づける巨大な斜め鉄骨柱の建方作業がスタートしました。

 斜め鉄骨柱は、約385mの超々高層ビルを支える構造体「ダイヤグリッド架構」を構成するもので、斜め鉄骨柱と鉄骨梁で構成する三角形のフレームが地震時における建物の揺れを抑制します。


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「TOKYO TORCH 全体開業時外観イメージ(JR 東京駅丸の内側より)」です。


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「事業概要」です。「Torch Tower(トーチタワー)」である「B棟」の最高部の高さが約390mから約385mに変更になっています。


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「用途構成図」です。


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「街区南側から見た Torch Tower 低層部」です。


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「街区南側から見た TOKYO TORCH Park」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「広域図及び配置図」です。


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南側から見た「Torch Tower(トーチタワー)」の2025年12月17日の建設状況です。


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西側です。


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ダイヤグリッド架構
 地震対策として「外殻ブレース制振構造」を採用します。特に、地上1階~9階の外殻では柱を斜めのブレースだけで構成する「ダイヤグリッド架構」とする計画です。


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「ダイヤグリッド架構」のアップです。


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東側です。


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南東側から見た様子です。


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東側から見た南側部分の様子です。


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「清水建設」カラーのブルーの「養生ネット」で目隠しされているため「ダイヤグリッド架構」がほとんど見えません。


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東側から見た北側部分の様子です。


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敷地北側です。「建設現場事務所」が設置されています。



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2025年12月17日 (水)

総延床約110万㎡ 地上45階、高さ約232mの(仮称)サウスタワー「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 A棟」 2025年12月上旬の建設状況

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-内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟-
 東京都千代田区の「内幸町一丁目街区」で、関係権利者が「まちづくり方針」を固めました。約6.5haの敷地を「北地区、中地区、南地区」の3地区に分けて、大規模再開発を行います。

 延床面積は、「北地区、中地区、南地区」を合わせると総延床面積1,100,000㎡となります。総延床面積約110万㎡は、単独のプロジェクトとしては、過去と現時点判明しているものも含めても日本最大の総延床面積となります。

● (仮称)サウスタワーが2025年4月1日に着工!
 「第一生命保険、中央日本土地建物、東京センチュリー、東京電力パワーグリッド」および「TF内幸町特定目的会社」は、共同して推進している「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」が2025年4月1日に着工しました。2029年3⽉に竣⼯予定です。

 引用資料 中央日本土地建物(PDF:2025/04/03)
 「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」着工

 「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」は、⽇⽐⾕公園に隣接した北・中・南の3地区からなる「内幸町一丁目街区」における「TOKYO CROSS PARK 構想」のうち、「南地区」における延床⾯積約29万㎡の⼤規模複合ビル「(仮称)サウスタワー」等を整備するものです。

南地区「(仮称)サウスタワー」の概要
◆ 計画名-内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目1000番
◆ 交通-都営地下鉄三⽥線「内幸町」駅地下直結、JR各線・東京メトロ銀座線「新橋」駅地下通路直結、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅、東京メトロ⽇⽐⾕線・千代⽥線・都営地下鉄三⽥線「⽇⽐⾕」駅街区完成時直結、東京メトロ⽇⽐⾕線・千代⽥線・丸ノ内線「霞ケ関」駅地下通路直結
◆ 階数-地上46階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部232.52m、軒高227.78m
◆ 敷地面積-(施設全体)18,617.95㎡
◆ 建築面積-(施設全体)15,325.65㎡、(A棟)9,504.50㎡
◆ 延床面積-(施設全体)296,725.25㎡、(A棟)285,854.01㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル、ウェルネス促進施設、駐車場
◆ 建築主-内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業個人代表施工者「(代表施⾏者)中央⽇本土地建物、(共同施⾏者)東京電⼒パワーグリッド、TF内幸町特定目的会社、(関係権利者)第一生命保険、中央⽇本土地建物、東京センチュリー、東京電⼒パワーグリッド、TF内幸町特定目的会社」
◆ 設計者-(基本設計・タワーデザイン・⼯事・技術コンサル)⽇建設計、(実施設計)清水建設
◆ 監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体工事-2022年09月12日~2024年03月31日
◆ 着工-2025年04月11日
◆ 竣工-2029年03月下旬予定(A棟竣工)、2039年04月頃予定(街区全体)


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「(仮称)サウスタワー完成イメージ」です(引用:中央日本土地建物)。


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「地上地下結節空間(仮称)アクセスコア内」です(引用:中央日本土地建物)。


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「(仮称)アクセスコア 断⾯パース」です(引用:中央日本土地建物)。


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「7階オフィスロビー」です(引用:中央日本土地建物)。


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「29階スカイロビー」です(引用:中央日本土地建物)。


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「⽤途断⾯図」です(引用:中央日本土地建物)。


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「オフィス基準階図⾯」です。基準階面積約4,600㎡の巨大なオフィスフロアとなります(引用:中央日本土地建物)。


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「緑化計画図」です(引用:東京都)。


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南地区の「位置図」です(引用:東京都)。


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「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」の2025年12月上旬の建設状況です。街区中央の「NTT日比谷タワー」も2025年12月1日に新築工事に着工しました(写真提供読者さん)。


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「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」の建設現場を北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です。外壁西側のギザギザがよく分かります(写真提供読者さん)。


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南東側から見た様子です。外壁東側のギザギザがよく分かります(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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太い「CFT柱」です(写真提供読者さん)。


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街区を南東側から見た様子です。塔のある「東京電力本社ビル」も解体されます(写真提供読者さん)。


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「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2025年12月14日 (日)

地上29階、 高さ約155mの「(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)」 解体工事が本格化、2025年4月末の解体状況

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-(仮称)丸の内3-1プロジェクト-
 2022年9月27日に「三菱地所、東宝」及び「公益財団法人出光美術館」は、東京都千代田区丸の内三丁目に位置する三菱地所所有の「国際ビル」と、東宝及び出光美術館所有の「帝劇ビル」について、共同で一体的に建替えることを発表しました。建替え後の建物内において、「帝国劇場・出光美術館」の再開を予定しています。

 帝劇ビルにある「帝国劇場」は、1911年に近代日本の文化芸術のフラッグシップとして開設された後、1966年に建替え竣工した2代目であり、日本を代表する演劇・ミュージカルの聖地として、長年の間、多くの観劇ファン・俳優から愛されてきました。

 帝劇ビルにある「出光美術館」は、出光興産の創業者である出光佐三氏が70余年の歳月をかけて蒐集した美術品を展示・公開するため開館され、現在では国宝2件・重要文化財57件を含む約1万件のコレクションを有する美術館として、国内外に知られています。

 国際ビル・帝劇ビルの竣工から約56年が経過し、防災対応機能の強化、ポストコロナ時代の新しい働き方をはじめとするテナントニーズの高度化や脱炭素社会の実現に向けた社会的要請への対応強化等、機能更新をはかると共に、有楽町エリアの上位計画で定められている魅力あるまちづくりに貢献すべく、三菱地所・東宝・出光美術館の3者で共同し一体的に建替えることを決定しました。

 「三菱地所、東宝」及び「公益財団法人出光美術館」は、3者が取り進める「(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)」について、東京圏国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、本計画を含む丸の内仲通り南周辺地区に関し都市計画手続きが開始され、計画概要を公表しました。

 引用資料 三菱地所(2024/12/16)
 (仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)始動 ~有楽町エリアにおいて、歴史と伝統を未来につなぎ、輝きが出逢う舞台へ~

 「東宝」は2025年1月16日に、運営する観劇ホール「帝国劇場」の建て替え計画の概要を発表しました。新しい劇場は建築家の「小堀哲夫氏」が設計を担当し、2030年度の開館を見込みます。現在の劇場は2025年2月末で休館し、解体されます。

 引用資料 東宝(2025/01/16)
 新・帝国劇場 設計者決定のお知らせ

● 解体工事に2025年4月1日に着手!
 「三菱地所、東宝」及び「公益財団法人出光美術館」の3者が計画する、「国際ビル・帝劇ビル建て替え計画」について、既存施設の解体工事を「大林組」が施工で2025年4月1日に着手しました。

 解体工事の工事名は「(仮称)丸の内3-1プロジェクト既存建物解体工事」で、解体工事の工期は2025年4月1日~2027年3月31日を予定しています。

(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)の概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目1番地1号他
◆ 交通-東京メトロ千代田線「二重橋前〈丸の内〉」駅直結、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅直結、東京メトロ日比谷線・千代田線、都営三田線「日比谷」駅直結
◆ 階数-地上29階、地下4階
◆ 高さ-最高部約155m
◆ 区域面積-約14,000㎡
◆ 敷地面積-約9,900㎡
◆ 延床面積-約176,000㎡(容積率約1,500%)
◆ 用途-オフィス、商業施設、劇場、美術館、駐車場、DHCサブプラント(地域冷暖房)
◆ 建築主-三菱地所、東宝、公益財団法人出光美術館
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 解体工事-2025年04月01日~2027年03月31日予定
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2030年度予定


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「遠景イメージ(敷地北西側上空より)」です。百尺(31m)の軒線を継承します。高層部は一定のセットバックを施すことで低層部の既存の軒線との連続性を確保します(引用:三菱地所)。


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「遠景イメージ(敷地南西側より)」です(引用:三菱地所)。


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夜景イメージ(敷地南西側より)」です(引用:三菱地所)。


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「眺望イメージ(低層屋上テラス)」です(引用:三菱地所)。


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「日比谷通り側から望む外観イメージパース」です(引用:東宝)。


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「日比谷通り側から望む外観イメージパース」です(引用:東宝)。


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「帝国劇場 エントランスイメージパース」です(引用:東宝)。


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「帝国劇場 エントランスイメージパース」です(引用:東宝)。


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「帝国劇場 劇場内イメージパース」です(引用:東宝)。


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「フロア構成図」です(引用:三菱地所)。


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「位置図」です(引用:三菱地所)。


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「国際ビル・帝劇ビル」です。2棟のビルですが、境目が無いので一体的に建設されている事が分かります。

国際ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目1番1号他
◆ 階数-地上9階、塔屋3階、地下6階
◆ 敷地面積-5,623.30㎡
◆ 延床面積-76,918.25㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-三菱地所、一般社団法人日本倶楽部
◆ 竣工-1966年09月

帝劇ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目1番1号
◆ 階数-地上9階、塔屋3階、地下6階
◆ 敷地面積-3,825.05㎡
◆ 延床面積-39,419.80㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-東宝、公益財団法人出光美術館
◆ 竣工-1966年09月


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「(仮称)丸の内3-1プロジェクト既存建物解体工事」の2025年12月上旬の状況です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)丸の内3-1プロジェクト既存建物解体工事」の解体工事のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2025年12月11日 (木)

「東京海上ホールディングス」などの新本店ビル 地上20階、高さ約110mの世界最大規模となる「(仮称)東京海上ビルディング計画」 2025年12月上旬の建設状況

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-東京海上日動ビルの建て替え-
 「東京海上日動ビル」は、行幸通りの北側の超一等地に建っています。「本館」は、丸の内の超高層ビルの黎明期の1974年2月に「東京海上ビルディング」として竣工、丸の内のシンボルのような超高層ビルです。
 本館は1976年に「BCS賞」を受賞しています。「本館」に続いて、1986年12月に「新館」が竣工しました。「本館、新館」を合わせた敷地面積は10,147.61㎡です。

 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、現在の東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビル計画のコンセプトを2021年9月30日にまとめました。

 柱や床などの構造材を含め、これまで他に例のないレベルで国産木材を利用し、世界最大規模の「木造ハイブリッド構造」による超高層オフィスビルをめざします。地震対策として「免震構造」を採用します。

 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビルのデザイン(基本設計)をまとめました。

 東京海上ホールディングス(PDF:2022/08/01)
 新・本店ビルのデザインについて

● 2025年3月中旬に着工!
 計画名は「(仮称)東京海上ビルディング計画」です。概要は、地上20階、塔屋2階、地下3階、高さ110.9m、延床面積124,454.83㎡です。2025年3月中旬に新築工事に着工、2028年8月下旬の竣工予定です。

 デザイン上の重要な役割は木材が担っています。新・本店ビルは、構造部材である柱、床に国産木材をふんだんに使い、木の使用量が世界最大規模となる「木の本店ビル」として生まれ変わります。

(仮称)東京海上ビルディング計画の概要
◆ 所在地-東京都千代⽥区丸の内⼀丁目6番1号
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ丸の内線「東京」駅、東京メトロ東西線・半蔵門線「大手町」駅、都営三田線「大手町」駅、東京メトロ千代田線「二重橋前」駅
◆ 階数-地上20階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部110.9m、建築物107.90m
◆ 敷地面積-10,147.61㎡
◆ 建築面積-7,154.63㎡
◆ 延床面積-125,506.94㎡
◆ 構造-鉄骨造、木造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-オフィス(本店ビル)、店舗、劇場、駐車場、診療所 等
◆ 建築主-東京海上ホールディングス、東京海上日動火災保険
◆ 設計者-Renzo Piano Building Workshop、三菱地所設計
◆ 施工者-(仮称)東京海上ビルディング計画建設工事共同企業体(竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設、戸田建設による共同企業体)
◆ 解体(地上躯体解体)-2022年10月01日~2024年02月15日
◆ 解体(地下躯体解体)-2023年12月01日~2025年05月31日
◆ 着工-2025年03月中旬
◆ 竣工-2028年08月下旬予定


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立ち並ぶ力強い大木が人々にを与えるデザイン

 新・本店ビルでは、ビルを支える柱の多くに木材を使用すると共に、床の構造材としてCLT(直交集成板)を用いることなどにより、可能な限り多くの木材を使用する予定です。

● Renzo Piano Building Workshop
 新・本店ビルのデザインは、1998年にプリツカー賞を受賞した世界的な建築家であるレンゾ・ピアノ氏が主宰する設計事務所、Renzo Piano Building Workshop(RPBW)が担当しました。日本においては「関西国際空港ターミナルビル」などの実績があります。


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完成イメージです。


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完成イメージです。


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「(仮称)東京海上ビルディング計画」の2025年12月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「タワークレーン」が4基姿を現しています(写真提供読者さん)。


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高い場所から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」の南西側です(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」の西側です(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」の北西側です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)東京海上ビルディング計画」の建築計画のお知らせです。数値が修正されています(写真提供読者さん)。



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2025年12月10日 (水)

都心最大級総延床約110万㎡ 地上48階、高さ約233mの内幸町一丁目街区中地区「NTT日比谷タワー」 2025年12月1日に新築工事着工!

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-NTT日比谷タワー-
 東京都千代田区の「内幸町一丁目街区」で、関係権利者が「まちづくり方針」を固めました。約6.5haの敷地を「北地区、中地区、南地区」の3地区に分けて、大規模再開発を行います。

 延床面積は、「北地区、中地区、南地区」を合わせると総延床面積1,100,000㎡となります。総延床面積約110万㎡は、単独のプロジェクトとしては、過去と現時点判明しているものも含めても日本最大の総延床面積となります。

● 2025年12月1日に新築工事着工!
 「NTT都市開発」および「東京電力パワーグリッド」は、東京都千代田区にて「NTT日比谷タワー」が2025年12月1日(月)に着工したことを発表しました。なお、竣工は2031年10月末を予定しています。

 引用資料 NTT都市開発(2025/12/08)
 内幸町一丁目街区中地区 「NTT日比谷タワー」新築工事着 “進化し続ける価値創造のプラットフォーム”の実現をめざし

 「NTT日比谷タワー」は、日比谷公園に隣接した北・中・南の3地区からなる「内幸町一丁目街区」の「中地区」において、オフィス、産業支援施設、ホール、商業、宴会場、ホテルなどの多様な用途から構成される、国内最大級となる延床面積約36万㎡の大規模複合施設です。

NTT日比谷タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目1番10他
◆ 交通-都営地下鉄三田線「内幸町」駅直結、JR各線・東京メトロ銀座線・都営浅草線「新橋」駅地下通路直結、東京メトロ日比谷線・千代田線・丸ノ内線「霞ケ関」駅地下通路直結、東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線「日比谷」駅、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅地下直結
◆ 階数-地上48階、塔屋2階、地下6階
◆ 高さ-最高部233.527m、軒高229.357m
◆ 敷地面積-(施設全体)21,656.36㎡
◆ 建築面積-(施設全体)20,566.53㎡、(セントラルタワー)12,222.84㎡
◆ 延床面積-(施設全体)374,569.67㎡、(セントラルタワー)361,075.97㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎(パイルド・ラフト基礎)
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル 他
◆ 建築主-NTT都市開発、公共建物(株)、三井不動産、東京電力パワーグリッド
◆ 設計者-(基本設計)NTTファシリティーズ、(実施設計)竹中工務店
◆ 監理者-竹中工務店、NTTファシリティーズ
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2024年12月01日
◆ 竣工-2031年10月31日予定(セントラルタワー)、2038年03月頃予定(街区全体)


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「NTT日比谷タワー 用途構成図」です。


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「(仮称)Cross Gateイメージ」です。


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「産業支援施設イメージ」です。


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「オフィスロビーイメージ」です。


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「ホールイメージ」です。


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「オフィス基準階平面図」です。


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「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」の断面図です。
 

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「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」の配置図です。


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「位置図」です。


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「NTT日比谷タワー」のの2025年12月上旬の建設状況です。2025年12月1日に新築工事に着工しました(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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低空頭型の「水平多軸回転式掘削機」だと思われます。強固な「地中連続壁」を構築しています(写真提供読者さん)。

● CRM-W工法を採用?
 「山留め壁」に現場の掘削土を再利用する「CRM-W工法(掘削土再利用連壁工法)」で強固な「地中連続壁」を構築している可能性が高いです。「CRM-W工法」は、「ミッドランドスクエア」や「あべのハルカス」の建設現場でも採用されました。

 CRM工法研究会 → CRM工法の特長


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低空頭型の「水平多軸回転式掘削機」だと思われます。強固な「地中連続壁」を構築しています(写真提供読者さん)。


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「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」の建築計画のお知らせです。数値が修正されています(写真提供読者さん)。


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(解体前)NTT日比谷ビル

 更に南側には、「NTT日比谷ビル」があります。概要は、地上9階、塔屋2階、地下4階、敷地面積13,041.13㎡、建築面積5,957.36㎡、延床面積79,753.72㎡です。1961年1月1日に「日比谷電々総合建物」として竣工しました。1962年に「BCS賞」を受賞しています。

● かつてNTTの本社があった場所
 NTTの前身、日本電信電話公社時代から1995年までこのビルに本社がありました。2031年に「NTT」の本社が「大手町ファーストスクエア イーストタワー」から元あった場所に帰ってきます。



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2025年12月 8日 (月)

「三菱UFJ銀行本店ビル」の建て替え 地上28階、高さ約160m、延床面積約169,000㎡の「(仮称)M計画」 2025年12月上旬の状況

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-三菱UFJ銀行本店ビル-

 「三菱UFJ銀行本店ビル」と「東京ビルディング」は同じ街区に建っています。先に「三菱UFJ銀行本店ビル」が竣工しました。地上24階、塔屋3階、地下5階、高さ110.65mで、1980年6月に竣工しました。竣工当時は「三菱銀行本店」でした。その後の銀行再編により「東京三菱銀行本店」、更に「三菱東京UFJ銀行本店」を経て、現在は「三菱UFJ銀行本店」となっています。

 敷地の東側には、地上33階、塔屋1階、地下4階、高さ164.10mの「東京ビルディング」が、2005年10月17日に竣工しました。「東京ビルディング」は、容積率アップのためJR東日本の「東京駅丸の内駅舎」と、当時の「東京三菱銀行本店」の2棟の空中権を利用しての容積移転を行っています。

 2021年4月6日に、「三菱UFJ銀行」の半沢淳一頭取が、丸の内にある「三菱UFJ銀行本店」が入る本館ビルを約40年ぶりに建て替え、グループの銀行、信託銀行、証券会社の本社機能を集約する構想を表明しました。

 「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は、2029年の竣工を目指し建設する「MUFG本館」のデザイン・設計概要をまとめました。概要は、地上28階、高さ約160m、延床面積約172,000㎡です。

 引用資料 三菱UFJフィナンシャル・グループ(PDF:2024/03/15)
 「MUFG 本館」のデザイン・設計概要について

 丸の内地区が築いてきた歴史を継承し、風格ある街並みとも調和するよう、現在の建物と同系色の石材などを用いた縦基調の外観デザインとし、低層部は街や訪れた人々に開かれた空間に、高層部はMUFGのオフィスエリアとして構成します。低層部には、屋内外広場や貫通通路、空中歩廊や開放的なテラスなどを設け、周辺の街並みと連続した賑わいを創出する計画です。

● 解体工事に2025年1月6日に着手!
 三菱UFJ銀行は、三菱UFJフィナンシャルグループ本社・三菱UFJ銀行本館建て替えの施工者を「大林組」に決定しました。既存建物の解体工事の工事名は、「(仮称)M計画のうち解体工事」で、工期は2025年1月6日から着手し、2029年5月31日の完了を予定しています。本体工事には2024年4月初旬に着手し、2030年10月末の完成を目指します。計画名は「(仮称)M計画」です。

(仮称)M計画の概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内二丁目7番1他
◆ 交通-JR「東京」駅すぐ、JR「有楽町」駅より徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線「東京」駅より徒歩3分、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅より徒歩5分
◆ 階数-地上28階、塔屋2階、地下4階
◆ 高さ-最高部159.76m(159.90mから変更)
◆ 敷地面積-18,937.72㎡(施設全体)、10,846.96㎡(M計画)
◆ 建築面積-13,308.24㎡(施設全体)、7,630.33㎡(M計画)
◆ 延床面積-318,053.45㎡(施設全体)、168,636.44㎡(M計画)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎(一部併用)
◆ 用途-オフィス、飲食店舗、物販店舗、集会場、駐車場  
◆ 建築主-三菱UFJ銀行
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 施工者-M計画 大林・戸田・銭高・大末・鉄建共同企業体
◆ 解体工事-2025年01月06日~2029年05月31日予定
◆ 着工-2024年04月01日予定
◆ 竣工-2030年10月31日予定


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「建物構成」です。


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「外観イメージ」です。


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「外観イメージ」です。


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「4階 ラウンジスペース・共創空間」です。


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「27・28階 屋上テラス・ラウンジ」です。


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「屋外広場」です。


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「屋内広場」です。


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「(仮称)M計画のうち解体工事」の2025年12月上旬の状況です(写真提供読者さん)。


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西側壁面です(写真提供読者さん)。


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北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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高い場所から見た様子です(写真提供読者さん)。


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屋上にも解体用のタワークレーンが2基設置されています(写真提供読者さん)。


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屋上のアップです(写真提供読者さん)。


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低層階の西側に張り出していた部分の解体工事の様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)M計画のうち解体工事」の解体工事のお知らせです。解体工事の工期は、2025年1月6日~2029年5月31日(予定)です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)M計画」の建築計画のお知らせです。高さ・建築面積・延床面積の数値が修正されています(写真提供読者さん)。



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2025年11月27日 (木)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 2025年11月19日の建設状況

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 地震対策-外殻ブレース制振構造(地上1階~9階はダイヤグリッド架構)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年05月末予定 *2028年03月末予定(施設全体)から変更

(備考)B棟「Torch Tower(トーチタワー)」の設計者・監理者は「三菱地所設計」、施工者は「清水建設」となっています。


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外殻制振構造架構図(左)とダイヤグリッド架構図

 日本一の高さとなるため地震対策が最大の課題です。長周期地震動(南海トラフや相模トラフ)、首都直下地震など、多くの揺れの異なる地震に対応する必要があります。従来のように建物の中心に制振装置を集める手法では限界があります。そのため「外殻ブレース制振構造」を採用します。 

 一般的な超高層ビルは、ジャングルジムのように鉛直・水平の柱・梁を組み上げて構造体を構成しますが(ラーメン構造)、Torch Towerに導入した「外殻制振構造」は、建物外周に斜め部材を効果的に配置することで、建物全体を1本のチューブ状の構造体とし、強靭化を図ります。1階から9階床高さまでの低層部は「ダイヤグリッド架構」、その上部(基準部)は、同じく斜めの部材で構成される「ブレース架構+オイルダンパー」とし、斜めの構造体がタワー全体の表情をつくり出します。

 引用資料 清水建設(2025/09/02)
 Torch Towerで地上階の鉄骨建方作業がスタート ~低層部のファサードを特徴づける巨大な斜め鉄骨柱がお目見え~

● ダイヤグリッド架構
 特に、地上1階~9階の外殻では柱を斜めのブレースだけで構成する「ダイヤグリッド架構」とする計画です。一周約400mの建物の全外周にわたり、高さ約52mまで連続して構成される「ダイヤグリッド架構」は、鉄骨総重量約1.1万t。建築の構造体としては国内最大級の規模となり、タワー重量(約80万t)の約4割強(約32万t)を支えます。

 ここで用いている斜め鉄骨柱は、現代の建築鉄骨工事(製作・建方)で合理的に可能な最大級の大断面(断面1.4m×1.6m、最大板厚90mm、部材最大重量28.4t)を備えています。計画では、建物の北東コーナー部を先行して斜め鉄骨柱の建方を進め、2025年10月頃に第1節の建方を、最終的には2026年2月頃に第4節(9階床高さ)の建方を終了する予定です。


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最高部の高さは約385mを超えるかも?

 この図を見ると高さ約385mは建築物の高さで、最高部の高さは約385mを超えている可能性があります。


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ダイヤグリッド架構(引用:清水建設)
 「建方に着手した斜め鉄骨柱」です。「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区の「Torch Tower(トーチタワー)」の工事現場において、このほど低層部のファサードを特徴づける巨大な斜め鉄骨柱の建方作業がスタートしました。

 斜め鉄骨柱は、約385mの超々高層ビルを支える構造体「ダイヤグリッド架構」を構成するもので、斜め鉄骨柱と鉄骨梁で構成する三角形のフレームが地震時における建物の揺れを抑制します。


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「TOKYO TORCH 全体開業時外観イメージ(JR 東京駅丸の内側より)」です。


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「事業概要」です。「Torch Tower(トーチタワー)」である「B棟」の最高部の高さが約390mから約385mに変更になっています。


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「用途構成図」です。


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「街区南側から見た Torch Tower 低層部」です。


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「街区南側から見た TOKYO TORCH Park」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「広域図及び配置図」です。


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南側から見た「Torch Tower(トーチタワー)」の2025年11月19日の建設状況です。


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西側です。


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ダイヤグリッド架構
 地震対策として「外殻ブレース制振構造」を採用します。特に、地上1階~9階の外殻では柱を斜めのブレースだけで構成する「ダイヤグリッド架構」とする計画です。


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「ダイヤグリッド架構」のアップです。


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東側です。


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東端です。


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「ダイヤグリッド架構」はグレーの塗装が施されていると思っていましたが、無塗装もあるんですね。


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地上から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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東側から見た様子です。


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「ダイヤグリッド架構」の「仕口」を吊り上げています。


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「仕口」にあらかじめ複数の「建入れ直し治具」がセットされています。斜めなので柱の接合が難しそうです。


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北東側を見た様子です。



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2025年11月21日 (金)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 高い場所から現場を俯瞰 2025年11月18日の建設状況

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 地震対策-外殻ブレース制振構造(地上1階~9階はダイヤグリッド架構)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年05月末予定 *2028年03月末予定(施設全体)から変更

(備考)B棟「Torch Tower(トーチタワー)」の設計者・監理者は「三菱地所設計」、施工者は「清水建設」となっています。


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外殻制振構造架構図(左)とダイヤグリッド架構図

 日本一の高さとなるため地震対策が最大の課題です。長周期地震動(南海トラフや相模トラフ)、首都直下地震など、多くの揺れの異なる地震に対応する必要があります。従来のように建物の中心に制振装置を集める手法では限界があります。そのため「外殻ブレース制振構造」を採用します。 

 一般的な超高層ビルは、ジャングルジムのように鉛直・水平の柱・梁を組み上げて構造体を構成しますが(ラーメン構造)、Torch Towerに導入した「外殻制振構造」は、建物外周に斜め部材を効果的に配置することで、建物全体を1本のチューブ状の構造体とし、強靭化を図ります。1階から9階床高さまでの低層部は「ダイヤグリッド架構」、その上部(基準部)は、同じく斜めの部材で構成される「ブレース架構+オイルダンパー」とし、斜めの構造体がタワー全体の表情をつくり出します。

 引用資料 清水建設(2025/09/02)
 Torch Towerで地上階の鉄骨建方作業がスタート ~低層部のファサードを特徴づける巨大な斜め鉄骨柱がお目見え~

● ダイヤグリッド架構
 特に、地上1階~9階の外殻では柱を斜めのブレースだけで構成する「ダイヤグリッド架構」とする計画です。一周約400mの建物の全外周にわたり、高さ約52mまで連続して構成される「ダイヤグリッド架構」は、鉄骨総重量約1.1万t。建築の構造体としては国内最大級の規模となり、タワー重量(約80万t)の約4割強(約32万t)を支えます。

 ここで用いている斜め鉄骨柱は、現代の建築鉄骨工事(製作・建方)で合理的に可能な最大級の大断面(断面1.4m×1.6m、最大板厚90mm、部材最大重量28.4t)を備えています。計画では、建物の北東コーナー部を先行して斜め鉄骨柱の建方を進め、2025年10月頃に第1節の建方を、最終的には2026年2月頃に第4節(9階床高さ)の建方を終了する予定です。


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最高部の高さは約385mを超えるかも?

 この図を見ると高さ約385mは建築物の高さで、最高部の高さは約385mを超えている可能性があります。


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ダイヤグリッド架構(引用:清水建設)
 「建方に着手した斜め鉄骨柱」です。「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区の「Torch Tower(トーチタワー)」の工事現場において、このほど低層部のファサードを特徴づける巨大な斜め鉄骨柱の建方作業がスタートしました。

 斜め鉄骨柱は、約385mの超々高層ビルを支える構造体「ダイヤグリッド架構」を構成するもので、斜め鉄骨柱と鉄骨梁で構成する三角形のフレームが地震時における建物の揺れを抑制します。


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「TOKYO TORCH 全体開業時外観イメージ(JR 東京駅丸の内側より)」です。


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「事業概要」です。「Torch Tower(トーチタワー)」である「B棟」の最高部の高さが約390mから約385mに変更になっています。


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「用途構成図」です。


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「街区南側から見た Torch Tower 低層部」です。


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「街区南側から見た TOKYO TORCH Park」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「広域図及び配置図」です。


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「Torch Tower(トーチタワー)」の2025年11月18日の建設状況です。読者の方から高い場所から見た現場写真を送って頂きました(写真提供匿名様)。

● Shimzハイブリッド逆打ち工法
 「Torch Tower(トーチタワー)」は、「逆打ち工法」と「順打ち工法」併用する「Shimzハイブリッド逆打ち工法」を採用しています。建築面積が大きいため、すべての部分で「順打ち工法」を採用すると大量の切梁を組む必要があり、地上部の着手にも時間がかります。

 そのため、中央部は「順打ち工法」、外縁部は「逆打ち工法」を採用しました。「逆打ち工法」で構築する外縁部が山留め支保工として機能し、中央部に切梁が必要ありません。中央部の大空間を生かして効率的に施工できます。

 「順打ち工法」を採用する敷地中央部は、地下31mまでの掘削が完了しています。「逆打ち工法」で構築する敷地外縁部では、地上部の「鉄骨建方」が今夏以降に始まる見通しです。「Torch Tower(トーチタワー)」は、地下4階なので、既存建物の地下躯体を解体しながら、地下1階 → 地下2階 → 地下3階 → 地下4階と下に向かって構築します。


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5基のタワークレーンが稼働!

 11月18日時点で5基のタワークレーンが稼働しています。猛烈な勢いで地上部分の鉄骨建方が進んでいて、建物全体で鉄骨建方が行われています(写真提供匿名様)。


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建物内部の柱は、普通の垂直の「CFT柱」です(写真提供匿名様)。


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ダイヤグリッド架構
 地震対策として「外殻ブレース制振構造」を採用します。特に、地上1階~9階の外殻では柱を斜めのブレースだけで構成する「ダイヤグリッド架構」とする計画です(写真提供匿名様)。


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「ダイヤグリッド架構」です。長さ約20m・重さ約20tの巨大な柱です(写真提供匿名様)。


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「ダイヤグリッド架構」の斜めのブレースの表面は平坦ではなくこんな感じです(写真提供匿名様)。


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南側から見た様子です(写真提供匿名様)。



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