122 東京都・港区②

(2009年~更新分)

2025年6月 9日 (月)

品川駅西口地区 高さ約140mの超高層ツインタワーと高さ約135mの超高層タワーマンション 合計3棟のイメージパースを公開!

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-品川駅西口地区-

 「品川駅」は、羽田空港の国際化やリニア中央新幹線の開業で「東京の玄関口」として期待が高まっています。今後の品川地区を大きく左右するのが、大家さんである「JR東日本、西武ホールディングス、京浜急行グループ」の3社です。

 鉄道・ホテル・不動産の事業を手掛ける「西武ホールディングス」は、品川・高輪エリアで創業以来最大規模となる再開発プロジェクトを検討しています。

 JR品川駅の西口には「プリンスホテル村」と言っていいくらいプリンスホテル系列のホテルがあります。北側のブロックには、最高級の「ザ・プリンス さくらタワー東京」、次のランクの「グランドプリンスホテル高輪」と「グランドプリンスホテル新高輪」があります。それらの敷地内には、「大宴会場 飛天」や「国際館パミール」などの巨大な宴会場や庭園を配置しています。

 「港区」は2025年3月21日から、”港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)品川駅西口地区B-1-2地区新築計画】" を行いました。

 「(仮称)品川駅西口地区B-1-2地区新築計画」の予定地には、「グランドプリンスホテル新高輪」や「大宴会場 飛天」などがあります。高さ約140m、延床面積約268,000㎡の超高層複合ビルを建設する予定です。

● 都市計画手続きが開始!
 「西武ホールディングス」の連結子会社である「西武不動産」が、「京浜急行電鉄、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合、独立行政法人都市再生機構、東急不動産」とともに事業主体となる「品川駅西口地区の再開発等促進区を定める地区計画」について、東京圏国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、今後、計画に関する都市計画手続きが開始されることとなりました。

 引用資料 西武ホールディングス(PDF:2025/06/06)
 品川駅西口地区(高輪三丁目)における都市計画について B-1 地区に関する都市計画手続きが開始されます 

(仮称)品川駅西口地区B-1-2地区新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目の一部
◆ 交通-東海道新幹線「品川」駅、JR各線「品川」駅、京急本線「品川」駅、都営浅草線「高輪台」駅
◆ 階数-地上31階、地下4階
◆ 高さ-約140m
◆ 敷地面積-約27,500㎡
◆ 延床面積-約268,000㎡
◆ 容積対象床面積-約203,500㎡
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル、共同住宅、MICE、駐車場等
◆ 事業者-京浜急行電鉄、西武不動産、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合、都市再生機構、東急不動産
◆ 着工-2028年度予定
◆ 竣工-2032年度予定

(仮称)品川駅西口地区D地区新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目の一部
◆ 交通-東海道新幹線「品川」駅、JR各線「品川」駅、京急本線「品川」駅、都営浅草線「高輪台」駅
◆ 階数-地上34階、地下2階
◆ 高さ-約135m
◆ 敷地面積-約4,180㎡
◆ 延床面積-約46,100㎡
◆ 容積対象床面積-約33,400㎡
◆ 用途-共同住宅、商業
◆ 事業者-京浜急行電鉄、西武不動産、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合、都市再生機構、東急不動産
◆ 着工-2026年度予定
◆ 竣工-2030年度予定


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(仮称)品川駅西口地区D地区新築計画
 
「(仮称)品川駅西口地区D地区新築計画」のイメージパースです。地上34階、地下2階、高さ約135m、延床面積約46,100㎡です。高輪衆議院議員宿舎跡地の再開発です。「高輪衆議院議員宿舎」は解体されて更地になっているために、着工2026年度予定と早いです。


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「遠景」です。品川駅周辺には、現時点で判明しているだけで新たに7棟の超高層ビルが建設される予定です。


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「中景」です。


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「近景」です。


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「フロア構成」です。


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「配置イメージ」です。「グランドプリンスホテル新高輪」や「大宴会場 飛天」の跡地には超高層ツインタワーが建設されます。


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「位置図」です。


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「計画地位置図(広域)」です。


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「(仮称)品川駅西口地区B-1-2地区新築計画」と「(仮称)品川駅西口地区D地区新築計画」の予定地です。写真左下に解体前の「高輪衆議院議員宿舎」が見えます。



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2025年5月28日 (水)

地上28階、高さ約152mの「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」 2025年5月23日(金)に「起工式」を挙行、2025年5月31日(土)に着工!

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-(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画-

 「京浜急行電鉄」と「トヨタ自動車」は、品川駅西口地区における「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」の敷地を共同で再開発する事を発表しています。

 「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」は、2021年3月31日に閉館しました。跡地は、「京浜急行電鉄」と「トヨタ自動車」が共同開発しますが、既存施設の解体工事を「大成建設」の施工で行われました。

 「西武ホールディングス」の連結子会社である「西武プロパティーズ」が2022年3月18日に、「京浜急行電鉄、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発準備組合、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」とともに事業主体となる「品川駅西口地区の再開発等促進区を定める地区計画」について、 国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、都市計画(素案)の概要が内閣府のホームページに公表されました。

 品川駅西口地区は、品川駅周辺の改良や国道整備と連携した、駅前広場や歩行者ネットワークの整備、豊かな緑を活かした景観の形成やMICE機能の充実、およびこれらを中心とした国際ビジネス拠点の形成を目指します。

 「トヨタ自動車」は、「京浜急行電鉄」と、2020年に結んだ品川駅西口地区の開発の共同事業者となる協定に関し、当該地区内の土地の一部譲渡および当該地区のまちづくり推進のために共同で計画建物を建設・運営することに関する新たな契約を締結します。新たなオフィス拠点として、2029年度に「新東京本社」を開業します。

 「京浜急行電鉄」は、トヨタ自動車との共同事業で進めている「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」)の総事業費を2024年3月22日の公表時から約1,100億円み増し、約3,500億円としました。建設工事費の高騰などが理由です。2025年5月12日に公表した「京急グループ第20次総合経営計画のアップデート」の中で明らかにしました。

● 2025年5月31日(土)に着工!
 「京浜急行電鉄」は、品川駅周辺を開発する「京急品川開発プロジェクト」を本格始動し、2025年5月31日(土)に 「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」を着工します。着工に先立ち、2025年5月23日(金)に「起工式」を執り行いました。

 引用資料 京浜急行電鉄(2025/05/26)
 「京急品川開発プロジェクト」本格始動 (仮称)品川駅西口地区A地区新築計画着工

 引用資料 トヨタ自動車(2025/05/26)
 品川・新東京本社の2029年度開業に向け着工 -モビリティカンパニーへの変革を推進する新たな拠点づくり-

(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目417番31
◆ 交通-JR線・東海道新幹線・京浜急行「品川」駅、都営地下鉄浅草線「高輪台」駅
◆ 階数-地上28階、地下5階(建築基準法上)、地上29階、地下4階(運用上)
◆ 高さ-約152m
◆ 地区面積-約23,584㎡
◆ 敷地面積-約20,800㎡
◆ 延床面積-約311,802㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル、MICE(コンファレンス、多目的ホール)等
◆ 建築主-京浜急行電鉄、トヨタ自動車(持分割合 京浜急行電鉄約75%、トヨタ自動車約25%)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 解体工事-2021年11月01日~2024年09月30日
◆ 着工-2025年05月23日(起工式)、2025年05月31日(着工)
◆ 竣工-2029年01月下旬予定
◆ 総事業費-約3,500億円(2024年03月22日公表時の約2,400億円から増額)


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「品川駅方面から見た外観イメージ」です。


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「用途(イメージ)」です。


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「広場イメージ(イベント時)」です。


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「桜・石垣を活用した歩行者空間イメージ」です。


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「断面図(A-A’断面)」です(引用:港区HP)。


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「断面図(B-B’断面)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(北側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(東側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(南側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(西側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「配置計画図」です(引用:港区HP)。


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「計画地位置図(広域)」です(引用:港区HP)。


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「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の建設予定地です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の予定地のほぼ全景です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2025年5月25日 (日)

国家戦略特区 地上40階、高さ約207mと地上18階、高さ100mの「赤坂エンタテインメント・シティ計画」 2025月4月末の建設状況

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-赤坂二・六丁目地区開発計画-
 「三菱地所」と「東京放送ホールディングス」は2019年1月30日に、東京・赤坂にある「国際新赤坂ビル(東館、西館、アネックス)」などの建て替えに関する事業協定を締結した事を発表しています。

 「東京都環境局」は、2021年4月9日に「(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画」に係る環境影響評価書案の縦覧を行いました。「環境影響評価書案」により、「東館」は、地上44階、塔屋1階、地下4階、最高高さ約240m、延床面積約179,000㎡、「西館」は、地上23階、塔屋1階、地下2階、最高高さ約120m、延床面積約42,000㎡と判明しました。

 その後、「東館」は、地上40階、塔屋1階、地下4階、最高高さ約220m、延床面積約169,500㎡、「西館」は、地上19階、塔屋1階、地下3階、最高高さ約110m、延床面積約38,500㎡に規模が縮小されました。

 更に、「東館」は、地上40階、塔屋1階、地下4階、最高高さ207.30m、延床面積約167,642.59㎡、「西館」は、地上18階、塔屋2階、地下3階、最高高さ99.87m、延床面積約38,143.02㎡に規模が縮小されました。

 「三菱地所」と「TBSホールディングス」は、共同で推進し2021年11月に国家戦略特別区域の認定を受けた「赤坂二・六丁目地区開発計画」の起工式を2024年3月13日に実施し、新築工事に着手しました。

 引用資料 三菱地所(2024/03/13)
 赤坂エリアの新たなランドマークとなる2棟の建物が2028年に誕生 赤坂二・六丁目地区開発計画 新築工事着手/民間都市再生事業計画に認定

● 「キャノピーbyヒルトン東京赤坂」が2028年開業予定!
 「三菱地所」と株式会社TBSホールディングス」および「ヒルトン」は、東京メトロ千代田線「赤坂」駅直結のオフィス、商業施設、劇場・ホール、ホテル等からなる複合開発「(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画」において、ホテルとして「キャノピーbyヒルトン東京赤坂」を開業することを発表しました。

 引用資料 三菱地所(2025/04/25)
 ~ヒルトンのライフスタイルブランドが関東初進出~ 「キャノピーbyヒルトン東京赤坂」 2028年開業予定

 ヒルトンのライフスタイルブランドである「キャノピーbyヒルトン」は関東初進出で、「キャノピーbyヒルトン東京赤坂」は、ヒルトンが運営し2028年の開業を目指します。

 赤坂エンタテインメント・シティ計画の概要
◆ 計画名-赤坂二・六丁目地区開発計画(A工区・B工区)
◆ 所在地-東京都港区赤坂二丁目1433番地1他(A工区)、六丁目101番地1他(B工区)
◆ 交通-東京メトロ千代田線「赤坂」駅直結、東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅徒歩5分、東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅 徒歩6分
◆ 階数-(東街区)地上40階、塔屋1階、地下4階、(西街区)地上18階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-(東街区)最高部207.30m、(西街区)最高部99.87m
◆ 敷地面積-(東街区)8,761.70㎡、(西街区)5,415.06㎡
◆ 建築面積-(東街区)5,289.98㎡、(西街区)4,015.11㎡
◆ 延床面積-(東街区)167,642.59㎡、(西街区)38,143.02㎡
◆ 構造-(東街区)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、(西街区)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-(東街区)直接基礎、(西街区)直接基礎
◆ 用途-(東街区)オフィス、自動車車庫、飲食店、物販店舗、自転車駐車場、(西街区)劇場、ホテル、飲食店、自動車車庫、自転車駐車場、駅舎
◆ 客室数-174室(キャノピーbyヒルトン)
◆ 建築主-三菱地所、TBSホールディングス
◆ 設計者-(東街区)三菱地所設計、(西街区)三菱地所設計
◆ 施工者-(東街区)鹿島建設、(西街区)大林組
◆ 解体工事-2022年07月1日~2023年10月31日
◆ 着工-(東街区)2024年01月12日、(西街区)2024年02月23日
◆ 竣工-(東街区)2028年03月末予定、(西街区)2028年03月末予定
◆ 全体竣工-(東街区)2028年10月末予定


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「ホテル外観(イメージ)」です。


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「ホテル客室(イメージ)」です。


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「レストラン&バー(イメージ)」です。


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「劇場・ホールのイメージ(参考:TBS 赤坂 ACT シアター)」です。


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「建物用途構成イメージ」です。


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「配置図」です。


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「周辺地図」です。


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「赤坂エンタテインメント・シティ計画」の2025月4月末の建設状況です。写真左側が「東街区」、写真右側が「西街区」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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「東街区」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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「東街区」の内部です(写真提供読者さん)。


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「東街区」の「赤坂二・六丁目地区開発計画(A工区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「西街区」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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「西街区」の内部です(写真提供読者さん)。


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「西街区」の「赤坂二・六丁目地区開発計画(B工区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2025年5月22日 (木)

港区 地上39階、高さ約140mの「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」 既存建物の2025年4月末の解体状況

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-白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業-
 「ボールパークでつかまえて!」は私が今期のアニメで一番ハマっていますが、英語字幕のコメント欄を和訳すると日本人とほぼ同じ感想なのがほっこりします(笑)。

 YouTube(1分38秒)
 She Show Pantsu, Become Gyaru & Tsundere Rizz Mr.Beta To Unlock Forbidden Love 😂 Anime Funny Moment

 本題に戻って、「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、幅員が狭い道路が多く、広場のようなまとまった空間が少ないほか、住宅と工場が混在するなど防災性に課題を抱えています。

 「東急不動産」は、「白金一丁目西部中地区 市街地再開発準備組合」が実施した参加組合員幹事企業募集において事業企画提案を行った結果、参加組合員幹事企業に選定されました。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、白金一丁目西部中地区市街地再開発組合の設立を2022年6月24日に認可しました。土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、安全な都市基盤の形成による地域防災機能の強化、まちの新たなにぎわいの創出、良質な都市型住宅の導入と工場機能継続のための環境整備を図ります。

 引用資料 港区・公式ホームページ
 白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業

● 東京都より権利変換計画の認可!
 「東急不動産、大成建設、三井不動産レジデンシャル、大成有楽不動産、日本郵政不動産」は2024年2月9日に、参加組合員として参画している「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」が東京都知事より、権利変換計画の認可を受けたと発表しました。2024年3月から解体工事が始まり、2025年6月本体工事がスタート、2028年度完成を予定しています。

白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区白金一丁目15、16ほか
◆ 交通-東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪」駅徒歩3分
◆ 階数-(A街区)地上39階、塔屋2階、地下1階、(B-1街区)地上4階、地下0階、(B-2街区)地上4階、地下0階
◆ 高さ-(A街区)最高部139.90m、(B-1街区)17.70m、(B-2街区)17.70m
◆ 敷地面積-(A街区)約11,126㎡、(B-1街区)約486㎡、(B-2街区)約534㎡
◆ 建築面積-(A街区)約4,727㎡、(B-1街区)約270㎡、(B-2街区)約325㎡
◆ 延床面積-(A街区)約97,947㎡、(B-1街区)約998㎡、(B-2街区)約953㎡
◆ 構造-(A街区)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、(B-1街区)鉄骨造、(B-2街区)鉄骨造
◆ 用途-(A街区)共同住宅、店舗、子育て支援施設、(B-1街区)共同住宅、事務所、工場、(B-2街区)共同住宅、店舗
◆ 総戸数-(A街区)973戸、(B-1街区)12戸、(B-2街区)6戸
◆ 建築主-白金一丁目西部中地区市街地再開発組合
◆ 参加組合員-東急不動産、大成建設、三井不動産レジデンシャル、大成有楽不動産、日本郵政不動産
◆ 特定業務代行者-大成建設
◆ コーディネーター-ユーディ都市建築研究所
◆ 解体工事-2024年03月01日~2025年07月31日予定
◆ 着工-2025年06月予定
◆ 竣工-2028年度予定


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完成イメージです。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業に伴う既存建物等除去工事」が行われています。解体工事の工期は、2024年3月1日~2025年7月31日(予定)となっています(写真提供読者さん)。


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再開発予定地を「A工区、B工区、C工区、D工区」に分けて解体工事が行われています(写真提供読者さん)。


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「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業に伴う既存建物等除去工事」の2025年4月末の状況です(写真提供読者さん)。


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角度変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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重機が稼働しています(写真提供読者さん)。


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解体用の重機です(写真提供読者さん)。



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2025年5月21日 (水)

三田小山町地区再開発の第3弾 高さ約164mと高さ約120mの「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」 2025年4月末の建設状況

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-三田小山町西地区第一種市街地再開発事業-
 
「三田小山町地区」の再開発は、「三田小山町東地区第一種市街地再開発事業」、「三田小山町地区第一種市街地再開発事業」、「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の3街区で構成されています。

 第1弾の「三田小山町東地区第一種市街地再開発事業」は「シティタワー麻布十番」、第2弾の「三田小山町地区第一種市街地再開発事業」は「パークコート麻布十番 ザ タワー」として竣工済みです。

 三田小山町地区の再開発の第3弾となる「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて、合計4棟建設します。総戸数約1,400戸の大規模プロジェクトとなります。

 引用資料 港区・公式ホームページ
 三田小山町西地区第一種市街地再開発事業

● 2025年1月11日に起工式を挙行!
 「三田小山町西地区市街地再開発組合」は 2025年1月11日に、「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の起工式を挙行しました。設計は「アール・アイ・エー」、南街区は「大成建設」の施工で2028年5月、北街区は「戸田建設」の施工で2029年2月の竣工を目指します。

三田小山町西地区第一種市街地再開発事業【北街区】の概要
◆ 計画名-三田小山町西地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物【北街区】
◆ 所在地-東京都港区三田一丁目1004番
◆ 交通-東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅
◆ 階数-(住宅A棟)地上42階、塔屋2階、地下1階、(オフィス棟)地上8階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-(住宅A棟)164.37m、(オフィス棟)約37m
◆ 敷地面積-10,963.63㎡
◆ 建築面積-5,705.59㎡
◆ 延床面積-106,811.37㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-共同住宅、事務所、物販店舗、飲食店舗、駐車場、駐輪場、診療所
◆ 総戸数-742戸
◆ 建築主-三田小山町西地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃建築公社)
◆ 設計者-アール・アイ・エー
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2025年01月11日(起工式)
◆ 竣工-2029年02月28日予定

三田小山町西地区第一種市街地再開発事業【南街区】の概要
◆ 計画名-三田小山町西地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物【南街区】
◆ 所在地-東京都港区三田一丁目1005番
◆ 交通-東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅
◆ 階数-(住宅B棟)地上31階、塔屋2階、地下1階、(住宅C棟)地上16階、地下1階
◆ 高さ-(住宅B棟)120.53m、(住宅C棟)64.05m
◆ 敷地面積-9,473.10㎡
◆ 建築面積-5,026.19㎡
◆ 延床面積-71,096.21㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 用途-共同住宅、保育園、飲食店舗、駐車場、駐輪場
◆ 総戸数-(住宅B棟)527戸、(住宅C棟)140戸
◆ 建築主-三田小山町西地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃建築公社)
◆ 設計者-アール・アイ・エー
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2025年01月11日(起工式)
◆ 竣工-2028年05月15日予定


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「断面図(北街区)」です。


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「断面図(南街区)」です。


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「平面時」です。北街区の住宅A棟は、上から見ると「Yの字」を描いて3方向に翼を広げたような「トライスター型」の超高層タワーマンションです(引用:港区)。


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「計画地周辺の現況図」です(引用:東京都)。


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「計画地位置図」です(引用:東京都)。


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「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の2025年4月末の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「古川(上流は渋谷川)」の護岸を改良しています(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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「アボロン杭打機」です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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奥に見えるのは「首都高速2号目黒線」です(写真提供読者さん)。


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少し北側です(写真提供読者さん)。


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「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物【北街区】」の建築計画のお知らせです。数値が修正されています(写真提供読者さん)。


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「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物【南街区】」の建築計画のお知らせです。数値が修正されています(写真提供読者さん)。



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2025年5月18日 (日)

京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業 送り出し工法で建設している「八ツ山橋梁」の架け替え 2025年4月中旬の建設状況

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-京浜急行本線連続立体交差事業-
 「東京都、港区、品川区、京浜急行電鉄」の4者は、「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」を進めています。連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。予定区間には、「品川駅」と「北品川駅」の2駅があり、合計3ヶ所の踏切を解消し、道路交通を円滑化します。

 「京浜急行電鉄」と「JR東日本」は、東京都港区の品川駅高輪口を再整備する「(仮称)品川駅街区地区」の開発計画を明らかにしました。約33,500㎡の敷地を3分割し、駅施設や商業施設、オフィスなどで構成する総延床面積約374,300㎡の施設群を整備します。

 引用資料 京浜急行電鉄(2023/08/29)
 品川駅街区地区における開発計画について

 引用資料 内閣府(PDF:2023/08/25)
 都市再生特別地区(品川駅街区地区)都市計画(素案)の概要

 計画では、「京浜急行本線連続立体交差事業」で整備される、京急線品川駅の鉄道施設を建物内に配置します。駅と街をつなぐ一体的な都市基盤整備(東西・南北方向の歩行者ネットワーク強化等)や、国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入、防災機能強化と先導的な環境都市づくりにより、国際交流拠点・品川の形成に寄与していきたいという考えのもと進められます。

● 国土交通省はな民間都市再生事業計画として認定!
 2025年2月14日に国土交通省は、国土交通大臣は、「(仮称)品川駅街区地区 南街区(南-a)・(南-b)」と「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」を優良な民間都市再生事業計画として認定しました。これにより、認定を受けた事業者は、民間都市開発推進機構による金融支援や税制上の特例措置を受けることができます。

 引用資料 国土交通省(2025/02/14)
 品川のえきとまちをつなぎ新たな交流と価値を生み出す空間を形成 ~(仮称)品川駅街区地区 南街区(南-a)・(南-b)を国土交通大臣が認定~

(仮称)品川駅街区地区 南街区(南-a)新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目10番250 他、東京都港区高輪三丁目464番1の一部 他
◆ 交通-JR線「品川」駅、京急本線「品川」駅
◆ 階数-(南-a)地上28階、地下2階、(南-b)地上9階、地下1階
◆ 高さ-(南-a)最高部約150m、(南-b)最高部約47m
◆ 敷地面積-(南-a)17,249.75㎡、(南-b)1,482.30㎡
◆ 建築面積-(南-a)14,700.00㎡、(南-b)1,036.73㎡
◆ 延床面積-(南-a)200,986.01㎡、(南-b)8,209.50㎡
◆ 容積対象床面積-(南-a)171,866.59㎡、(南-b)7,036.60㎡
◆ 構造-(南-a)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-(南-a)直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-(南-a)オフィス、店舗、宿泊施設、集会場、駅施設、駐車場等、(南-b)店舗、 オフィス、駐車場、駐輪場等
◆ 建築主-京浜急行電鉄
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-(南-a)2026年03月31日予定、(南-b)2030年度予定
◆ 竣工-(南-a)2037年03月31日予定、(南-b)2032年度予定


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「京急線」がビルの下を空母の「スキージャンプ」のように駆け上がっていく凄い構造になっています。


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「(参考)品川開発エリア周辺概要」です(引用:京浜急行電鉄)。


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「連続立体交差事業の概要図」です。連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。「京浜本線品川駅」のホームは、約130m北側に移動します。

 引用資料 東京都建設局
 京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業


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「(1)現況」と「(2)高架橋仮設化」です。現在の「京浜本線品川駅」のホームは、2面3線(単式ホーム+島式ホーム)です。現在は「高架橋仮設化」の工事が行われています。


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「(3)ホーム階構築」と「(4)上下線地平化切替」です。


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「(5)コンコース階構築」と「(6)完成」です。 現在の「京浜本線品川駅」のホームは、2面3線(単式ホーム+島式ホーム)ですが、島式2面4線に拡張して、地平化及び輸送力向上を行う予定です。


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「トラス橋」の2025年4月中旬の建設状況です。「トラス橋」は、京浜急行の「八ツ山橋梁」の架け替えに使用します(写真提供SOCIO34050氏)。


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送り出し工法

 新しい「八ツ山橋梁」は、「送り出し工法」で建設されます。長大なトラス橋を建設する場所が無いのでこのような工法が採用されました。トラス橋の全長は約203m(前方仮設トラス+本設トラス約100m+ 後方仮設トラス)です。

 新しい「八ツ山橋梁」は約100mです。「前方仮設トラス」と「後方仮設トラス」は、役目を終えると解体撤去されます。約半分のトラス橋が本設として使用されない事になります(写真提供SOCIO34050氏)。

 日本車輌製造株式会社 公式ホームページ
 送り出し工法


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「本設トラス」です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「架設構台」 の上で組み立てています。「架設構台」は、長大なトラス橋を建設するために設置されています(写真提供SOCIO34050氏)。 


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「本設トラス」と「前方仮設トラス」の接続部です。「本設トラス」と「前方仮設トラス」は鉄骨の太さが全然違います(写真提供SOCIO34050氏)。


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「前方仮設トラス」です。役目を終えると解体撤去されます(写真提供SOCIO34050氏)。


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「前方仮設トラス」の先端部分です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「品川第一踏切」です。「品川第一踏切」の手前に「八ツ山橋梁」の架け替えの「トラス橋」を受ける台座が設置されています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)品川駅街区地区 南街区(南-a)新築計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2025年5月17日 (土)

地上28階、高さ約154mの「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」 凄まじい建設工事費の高騰 総事業費が当初計画の約2,400億円から約1,100億円増の約3,500億円に! 

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-(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画-

 「京浜急行電鉄」と「トヨタ自動車」は、品川駅西口地区における「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」の敷地を共同で再開発する事を発表しています。

 「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」は、2021年3月31日に閉館しました。跡地は、「京浜急行電鉄」と「トヨタ自動車」が共同開発しますが、既存施設の解体工事を「大成建設」の施工で行われました。

 「西武ホールディングス」の連結子会社である「西武プロパティーズ」が2022年3月18日に、「京浜急行電鉄、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発準備組合、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」とともに事業主体となる「品川駅西口地区の再開発等促進区を定める地区計画」について、 国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、都市計画(素案)の概要が内閣府のホームページに公表されました。

 品川駅西口地区は、品川駅周辺の改良や国道整備と連携した、駅前広場や歩行者ネットワークの整備、豊かな緑を活かした景観の形成やMICE機能の充実、およびこれらを中心とした国際ビジネス拠点の形成を目指します。

● トヨタ自動車の新東京本社
 「トヨタ自動車」は、「京浜急行電鉄」と、2020年に結んだ品川駅西口地区の開発の共同事業者となる協定に関し、当該地区内の土地の一部譲渡および当該地区のまちづくり推進のために共同で計画建物を建設・運営することに関する新たな契約を締結します。新たなオフィス拠点として、2029年度に「新東京本社」を開業します。

 引用資料 トヨタ自動車(2024/03/22)
 トヨタは、2029年度東京・品川に、新東京本社を開業します

 総事業費約2,400億円で、地上28階、地下5階(建築基準法上)の超高層ビルを建設し、オフィス、高級ホテル、商業などを整備する計画となっています。2025年5月下旬に着工し、2029年1月下旬に竣工を予定しています。

 「トヨタ自動車」は、文京区・水道橋にある東京本社ビルを「トヨタ不動産、三井不動産」に売却しています。水道橋のオフィスは、売却した後に賃借する「リースバック」で利用を続けています。

● 総事業費が約2,400億円から約3,500億円に増額!
 「京浜急行電鉄」は、トヨタ自動車との共同事業で進めている「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」)の総事業費を2024年3月22日の公表時から約1,100億円み増し、約3,500億円としました。建設工事費の高騰などが理由です。2025年5月12日に公表した「京急グループ第20次総合経営計画のアップデート」の中で明らかにしました。それにしてもここ数年の建設費の高騰は本当に凄まじいですね。

 引用資料 京浜急行電鉄(PDF:2025/05/12)
 京急グループ第20次総合経営計画のアップデートについて(2025年5月更新)

 ちなみに持分割合は、「京浜急行電鉄」が75%、「トヨタ自動車」が約25%です。「トヨタ自動車」が3分の1くらい出資していると思っていたのでちょっと意外でした。「京浜急行電鉄」の2025年3月期連結決算は、売上高293,860百万円(前年比4.7%増)、営業利益35,642百万円(前年比 27.1%増)です。売上高2,938億円の企業が、約3,500億円のビルを建設するのはなんか凄いですね。

(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目417番31
◆ 交通-JR線・東海道新幹線・京浜急行「品川」駅、都営地下鉄浅草線「高輪台」駅
◆ 階数-地上28階、地下5階(建築基準法上)、地上29階、地下4階(運用上)
◆ 高さ-約154m
◆ 地区面積-約23,584㎡
◆ 敷地面積-約20,800㎡
◆ 延床面積-約313,100㎡
◆ 容積対象床面積-約235,500㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-オフィス、物販店舗、飲食店、集会場、ホテル、自動車車庫等
◆ 建築主-京浜急行電鉄、トヨタ自動車(持分割合 京浜急行電鉄約75%、トヨタ自動車約25%)
◆ 設計者-大成建設
◆ 解体工事-2021年11月01日~2024年09月30日
◆ 着工-2025年05月下旬予定
◆ 竣工-2029年01月下旬予定
◆ 総事業費-約3,500億円(2024年03月22日公表時の約2,400億円から増額)


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「品川駅方面から見た外観イメージ」です。上の外観イメージは「北西からのパース」ですが、見る方向が違いますが、とても同じビルには見えません。デザインんが変わった可能性もありますが、もう少し様子を見ないと分かりません。


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「オフィスロビーのイメージ」です。


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「低層フロアのイメージ」です。


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「断面図(A-A’断面)」です(引用:港区HP)。


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「断面図(B-B’断面)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(北側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(東側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(南側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(西側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「配置計画図」です(引用:港区HP)。


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「計画地位置図(広域)」です(引用:港区HP)。


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「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の建設予定地の2025年4月中旬の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の予定地のほぼ全景です。「建築計画のお知らせ」では2025年5月下旬に着工予定となっています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2025年5月15日 (木)

「赤坂インターシティAIR」のすぐ東側 「三会堂ビル」の跡地 地上19階、高さ約94mの「三会堂ビル新築工事」が本格着工!

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-三会堂ビル新築工事-

 「鹿島建設」は、東京都港区赤坂一丁目で開発を進める「三会堂ビル新築工事」に本格着工しました。「三会堂ビル新築工事」は、1967年に竣工した「三会堂ビル」を、「鹿島建設」と「一般財団法人農林水産奨励会」が共同で建て替えるものです。

 引用資料 鹿島建設(2025/05/12)
 赤坂一丁目で「三会堂ビル新築工事」が本格着工

 国際ビジネス交流拠点として都市環境の整備が進む赤坂・虎ノ門エリアで、東京メトロ「溜池山王」駅をはじめ4駅5路線が徒歩圏内という希少性・利便性の高い立地に、「鹿島建設」の企画・開発・設計・施工により、オフィスビルを建設します。新築する建物は、地上19階、地下2階、オフィス基準床約390坪、総貸床面積約5,900坪で、2027年9月に竣工する予定です。

 同じ街区に地上38階、塔屋1階、地下3階、高さ205.08mの「赤坂インターシティ」が2017年9月29日にグランドオープンしました。「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事」として再開発しましたが、「三会堂ビル」は再開発には参画しませんでした。

三会堂ビル新築工事の概要
◆ 所在地-東京都港区赤坂一丁目901番2(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅徒歩3分、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅徒歩6分、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅徒歩7分、東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅徒歩7分
◆ 階数-地上19階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部94.00m
◆ 敷地面積-3,280.70㎡
◆ 建築面積-約2,000㎡
◆ 延床面積-約34,816㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-オフィス、コンファレンス施設、店舗、飲食店、駐車場
◆ 建築主-鹿島建設、一般財団法人農林水産奨励会
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2025年05月
◆ 竣工-2027年09月予定


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「メインエントランス完成予想イメージ」です。

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「エントランスホール完成予想イメージ」です。


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「コンファレンス(ホール)完成予想イメージ」です。


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「フロア構成図」です。


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「位置図」です。


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解体前の「三会堂ビル」です。「赤坂インターシティAIR」のすぐ東側に立地していました。



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2025年5月 8日 (木)

「ホテルオークラ東京別館」の跡地 地上53階、高さ約232mの「六本木・虎ノ門地区D街区新築工事」 2025年4月末の状況

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-ホテルオークラ東京別館-

 「ホテルオークラ東京」の建て替え「The Okura Tokyo(オークラ東京)」が2019年9月12日のオープンしました。約1年後の2020年9月30日に「ホテルオークラ東京別館」が閉館しました。建物は、2020年10月~2021年9月末まで「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に貸し出していました。

 2019年2月11日に、港区環境アセスメント「港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)六本木一丁目計画】」が行われました。「ホテルオークラ東京別館」が「野村不動産」により建て替えられます。

 計画名は「(仮称)六本木一丁目計画」で、敷地面積は約9,260㎡です。敷地の南側には、地上43階、地下2階、最高高さ約180m、延床面積約63,500㎡の「住宅棟」、敷地の北側には、地上21階、最高高さ約115m、延床面積約47,500㎡の「事務所棟」が建設される予定です。

 「ホテルオークラ」は、2020年9月30日に営業を終了した「ホテルオークラ東京別館」の解体工事の施工者を「鹿島建設」に決めました。2021年11月15日に解体工事に着手し、2022年12月31日の工事完了を目指します。跡地の活用方針は未定となっています。

 港区から2022年12月12日に、”港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)六本木一丁目北地区計画】” が行われました。建築主が「野村不動産」から「鹿島建設」に変更になりました。「野村不動産」の計画では、「住宅棟」と「事務所棟」の2棟で計画されていましたが、「鹿島建設」の計画では1棟に変更になっています。

 計画名は「(仮称)六本木一丁目北地区計画」です。地上50階、地下4階、高さ約225m、延床面積約140,000㎡、用途は、共同住宅、滞在施設、店舗、駐車場となっています。

● 六本木・虎ノ門地区D街区
 2024年5月22日に「港区議会建設常任委員会」から「六本木・虎ノ門地区D街区」の資料が公開されました。「六本木・虎ノ門地区D街区」は、「(仮称)六本木一丁目北地区計画」と全く同じ場所です。

 「(仮称)六本木一丁目北地区計画」の「港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧」が行われました。縦覧期間は、2024年8月1日~9月13日までです。

 引用資料 港区・公式HP(2024/08/01) リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【(仮称)六本木一丁目北地区計画】

六本木・虎ノ門地区D街区新築工事の概要
◆ 所在地-東京都港区六本木一丁目131-1他(地番)
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅
◆ 階数-地上53階、地下5階
◆ 高さ-最高部232.3m
◆ 敷地面積-約9,932㎡
◆ 建築面積-約5,500㎡
◆ 延床面積-約143,900㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-共同住宅、ホテル、店舗、自動車車庫
◆ 建築主-鹿島建設
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2025年07月下旬予定
◆ 竣工-2031年03月下旬予定


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「鳥瞰パース」です。


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「バリアフリー動線のイメージ(広場外観パース)」です。


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「(アーバングリーンテラス)の整備イメージ」です。


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「断面図」です。


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「断面図」です。


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「立面図(北立面図)」です。


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「立面図(東立面図)」です。


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「立面図(南立面図)」です。


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「立面図(西立面図)」です。



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「計画概要」です。


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「地区幹線道路等の拡幅整備、線形改良」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「六本木・虎ノ門地区D街区新築工事」の建設予定地の2025年4月末の状況です(写真提供読者さん)。


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「ゲート」です(写真提供読者さん)。


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南東角です(写真提供読者さん)。


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東面です(写真提供読者さん)。


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北東側です(写真提供読者さん)。



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2025年5月 6日 (火)

(仮称)品川駅街区地区 JR側(北側) 地上28階、高さ約150mの「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」 2025年4月中旬の状況

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-(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画-
 「東京都、港区、品川区、京浜急行電鉄」の4者は、「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」を進めています。連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。予定区間には、「品川駅」と「北品川駅」の2駅があり、合計3ヶ所の踏切を解消し、道路交通を円滑化します。

 現在の「京浜本線品川駅」のホームは、2面3線(単式ホーム+島式ホーム)ですが、島式2面4線に拡張して、地平化及び輸送力向上を行う予定です。

 「京浜急行電鉄」と「JR東日本」は、東京都港区の品川駅高輪口を再整備する「(仮称)品川駅街区地区」の開発計画を明らかにしました。約33,500㎡の敷地を3分割し、駅施設や商業施設、オフィスなどで構成する総延床面積約374,300㎡の施設群を整備します。

 北側のJR東日本が建築主となる「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」と南側の京浜急行が建築主となる「(仮称)品川駅街区地区 南街区新築計画」に分かれます。 

 引用資料 港区・公式HP(2024/10/01) リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の閲覧【(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画】

(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目及び高輪三丁目外
◆ 交通-JR線「品川」駅、京急本線「品川」駅
◆ 階数-地上28階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部約150m
◆ 敷地面積-14,682.58㎡
◆ 建築面積-10,553.64㎡
◆ 延床面積-162,465.80㎡(施設全体)、162,099.54㎡(高層棟)
◆ 容積対象床面積-145,446.79㎡(施設全体)、145,402.40㎡(高層棟)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途- オフィス、店舗、駅施設、駐車場等
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者-(基本設計)JR東日本建築設計・日本設計・日建設計JV、(実施設計)JR東日本建築設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2026年03月01日予定
◆ 竣工-2031年03月31日予定


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「計画建築物立面図(西側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(南側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物断面図(南北断面)」です(引用:港区)。


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「計画建築物断面図(東西断面)」です(引用:港区)。


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「計画建築物配置図」(引用:港区)。 


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「緑化計画図」です(引用:港区)。 


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全体の「配置図」です。北側のJR東日本が建築主となる「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」と南側の京浜急行が建築主となる「(仮称)品川駅街区地区 南街区新築計画」に分かれます。


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JR側の「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」の2025年4月中旬の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」の建設予定地を南側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南側は「京急品川駅」です。「京浜本線品川駅」のホームは、約130m北側に移動します。この部分に京浜急行電鉄の地上28階、地下2階、高さ約150mの「(仮称)品川駅街区地区 南街区(南-a)新築計画」が建設されます(写真提供SOCIO34050氏)。


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JR品川駅西口の「駅前広場」があった場所です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「高輪警察署 品川駅高輪口交番」はまだ残っています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「京急第10ビル」などの跡地を北西側から見た様子です。東西の歩道橋が閉鎖されたので絶好の撮影ポイントが無くなりました(写真提供SOCIO34050氏)。


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更に北側です(写真提供SOCIO34050氏)。 

● 土地の所有権は?
 このあたりの道路沿いは京急グループの土地ですが、JR東日本のビルが建設されます。JR東日本グループと京急グループの土地が入り組んでいますが、「北街区」と「北街区」にスパっと分けています。土地の等価交換を行うのでしょうか? それとも土地の所有権はそのままでお互い他社所有の部分は借地扱いになるのでしょうか?


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「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」の建築計画のお知らせです (写真提供読者さん)。



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