124 東京都・新宿区

2023年8月 4日 (金)

国家戦略特区 地上37階、高さ約225mの「新宿駅西南口地区開発計画」 再開発に合わせて「京王線新宿駅改良工事」を段階的に実施!

Tokyokeio220421
-(仮称)新宿駅西南口地区開発事業-
 
2021年10月28日に国家戦略特区「東京圏(第35回)・関西圏(第28回)・福岡市・北九州市(第28回)合同区域会議」が開催されました。東京圏では、国家戦略特区に新たに2地区が追加提案されると発表されました。追加提案された2地区は、新宿区の「新宿駅南西口地区(京王電鉄、JR東日本)」と中央区の「京橋三丁目東地区(東京建物)」です。

 2022年8月2日に「新宿区景観まちづくり審議会:第75回新宿区景観まちづくり審議会」が開催されました。「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業」の多数の完成イメージや図面が公開されています。

 引用資料 新宿区・公式HP(2022/08/02)
 新宿区景観まちづくり審議会:第75回新宿区景観まちづくり審議会

● 新宿駅西南口地区開発計画および京王線新宿駅改良工事
 「京王電鉄」は、2023年8月2日開催の取締役会において、「新宿駅西南口地区開発計画」および「京王線新宿駅改良工事」について、事業を推進することを決定しました。

 引用資料 京王電鉄(PDF:2023/08/02)
 新宿駅西南口地区開発計画および京王線新宿駅改良工事について

 全体の敷地面積は約16,300㎡(北街区が約10,000㎡、南街区が約6,300㎡)です。規模は、「北街区」が地上19階、地下3階、高さ約110m、延床面積約141,500㎡、「南街区」が地上37階、地下6階、高さ約225m、延床面積約150,000㎡となっています。

 また、「新宿駅西南口地区開発計画」と合わせて、新宿駅改良工事を段階的に進めます。まず、一部先行分として、京王線新宿駅の地下2階ホームを北側へ移動し、ホーム北側端部に改札を新設することにより、地下2階のホーム階から東京メトロ丸ノ内線へ乗り換え可能な動線等を整備します。これにより、新宿駅西口地下広場における歩行者交錯の改善および乗り換え時間の短縮等を目指します。

新宿駅西南口地区の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目及び渋谷区代々木二丁目各地内
◆ 階数-(北街区)地上19階、地下3階、(南街区)地上37階、地下6階
◆ 高さ-(北街区)最高部約110m、(南街区)最高部約225m
◆ 敷地面積-(全体)約16,300㎡、(北街区)約10,000㎡、(南街区)約6,300㎡
◆ 延床面積-(全体)約291,500㎡、(北街区)約141,500㎡、(南街区)約150,000㎡
◆ 容積対象面積-(全体)約251,000㎡、(北街区)約125,000㎡、(南街区)約126,000㎡
◆ 用途-(北街区)店舗、宿泊施設、駐車場 等、(南街区)店舗、オフィス、宿泊施設、駐車場 等
◆ 建築主-京王電鉄、JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 着工-(北街区)未定、(南街区)2023年度予定
◆ 竣工-(北街区)2040年代予定、(南街区)2028年度予定


Tokyokeio230811
「南街区開発建物イメージ」です(引用:京王電鉄)。


Tokyokeio230812
「京王線新宿駅改良工事(一部先行分)イメージ」です(引用:京王電鉄)。


Tokyokeio220811
新宿駅西口に、高さ約259m、高さ約110m、高さ約225mの超高層ビルが3棟建設されます(引用:新宿区公式HP)。


Tokyokeio220812
「立面図(西立面図)」です(引用:新宿区公式HP)。


Tokyokeio220814
「断面図(南街区)」です(引用:新宿区公式HP)。


Tokyokeio220815
「平面図(地下2階、地下1階)」です。地下2階で「北街区」と「南街区」が接続されます(引用:新宿区公式HP)。


Tokyokeio220816
「平面図(地上1階、地上2階)」です。地上2階の歩行者デッキで「北街区」と「南街区」が接続されます(引用:新宿区公式HP)。



|

2023年7月18日 (火)

新宿駅西口広場の大規模な再整備 「新宿スバルビル」の跡地 (東京都受託)新宿駅直近地区土地区画整理事業西口駐車場出入口整備工事

Tokyosubaru220720
-新宿駅直近地区土地区画整理事業-

 新宿駅直近地区においては、東西の移動がしにくいこと、人の滞留空間が不足していること、駅・駅ビルの老朽化が進んでいることなどの課題があります。このため、都が施行者となる土地区画整理事業により、駅ビルの建替えを契機に敷地整序を行いながら、東西デッキ新設、西口及び東口駅前広場の人中心への再構成などにより、「新宿グランドターミナル」として再編していきます。

 第一弾の工事として、「新宿スバルビル」の跡地で、「(東京都受託)新宿駅直近地区土地区画整理事業西口駐車場出入口整備工事」が行われています。

 引用資料 東京都都市整備局(PDF:2022/03/24)
 新宿駅西口駅前広場における工事について 新宿駅直近地区土地区画整理事業


Tokyosubaru220721
「西口駐車場出入口工事について」です。


Tokyosubaru220712
「新宿駅直近地区」です。


Tokyosubaru220713
西口駅前広場の整備の方向性

 駐車場出入口の移設、自動車の南北通過動線の変更により歩行者空間を拡大します。


Tokyosubaru220714
西口駅前広場の当面の工事

 土地交換による敷地整序のため、道路切替工事を行うとともに駐車場出入口の移設のため、駐車場出入口新設工事を行います。


Tokyosubaru230711
新宿スバルビルの跡地

 「富士重工業(現:SUBARU)」の本社は、宿駅西口の正面にありました。2010年8月に「富士重工業」は、「新宿スバルビル」を小田急電鉄に340億円で売却する契約を締結ました。「新宿スバルビル」は解体されました(写真提供読者さん)。


Tokyosubaru230712
「(東京都受託)新宿駅直近地区土地区画整理事業西口駐車場出入口整備工事」の現場です(写真提供読者さん)。


Tokyosubaru230713
内部の様子です(写真提供読者さん)。


Tokyosubaru220719
「(東京都受託)新宿駅直近地区土地区画整理事業西口駐車場出入口整備工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



|

2023年6月23日 (金)

早稲田大学 「基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部」の本拠地 早稲田大学/西早稲田キャンパス52・53・54館建替計画

Tokyowaseda230611
-西早稲田キャンパス52・53・54号館建替計画-
 学生数5万人弱のマンモス大学である「早稲田大学」は、典型的なたこ足大学です。主要なキャンパスだけでも「早稲田(東京都新宿区)、戸山(東京都新宿区)、西早稲田(東京都新宿区)、喜久井町(東京都新宿区)、所沢(埼玉県所沢市)、本庄(埼玉県本庄市)」などがあります。それ以外にも全国に小規模なキャンパスがたくさんあります。

 「早稲田大学」は、理学と工学の融合を唱え、日本で初めて「理工学部」を設置しました。長年にわたって私立理工系の雄として君臨していた「早稲田大学理工学部」ですが、2007年に「基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部」の3学部に分割再編されました。

 「基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部」がある「西早稲田キャンパス(新宿区大久保三丁目)」ですが、建物の老朽化が進んでおり、52号館・53号館・54号館の建替計画である「早稲田大学/西早稲田キャンパス52・53・54号館建替計画」が進められています。

 当初は、59号館の建替えも含めた「早稲田大学/西早稲田キャンパス52・53・54・59号館建替計画」としていましたが、「早稲田大学/西早稲田キャンパス52・53・54号館建替計画」に変更になっています。

 引用資料 新宿区・公式HP(2023/04/20)
 新宿区景観まちづくり審議会:第78回新宿区景観まちづくり審議会

西早稲田キャンパス52・53・54号館建替計画
◆ 計画名-早稲田大学/西早稲田キャンパス52・53・54館建替計画
◆ 所在地-東京都新宿区大久保三丁目170番地184、204他(地名地番)
◆ 交通-東京メトロ副都心線「西早稲田」駅直結
◆ 階数-地上9階、地下2階
◆ 高さ-建物高さ40.00m
◆ 敷地面積-44353.82㎡(キャンパス全体)
◆ 建築面積-約4,000㎡
◆ 延床面積-約32,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 用途-文教施設(大学)
◆ 建築主-学校法人早稲田大学
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2023年06月上旬
◆ 竣工-2029年03月下旬予定


Tokyowaseda230612
「外観全体イメージ(南東より)」です。


Tokyowaseda230613
「景観イメージ」です。


Tokyowaseda230614
「景観イメージ」です。


Tokyowaseda230615
「南立面図」です。


Tokyowaseda230616
「北立面図」です。


Tokyowaseda230617
「配置図」です。


Tokyowaseda230618
「西早稲田キャンパス」のキャンパスマップです。

 引用資料 早稲田大学(PDF)
 早稲田大学 西早稲田キャンパス構内案内図

● 59号館の建替は?
 今回は59号館の建替えは見送られたようですが、59号館の老朽化も進んでいるので、将来的には建替えられると思われます。


Tokyowaseda230619
「位置図」です。



|

2023年6月14日 (水)

巨大プロジェクト 総延床面積約565,000㎡の「(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業」 「神宮第二球場」の解体工事 2023年5月下旬の状況

Tokyojingu210911
-東京都市計画神宮外苑地区地区計画-

 「東京都」は、神宮外苑地区における国立競技場の建替計画の具体化を契機に、同地区一帯の再整備を進めるための「東京都市計画神宮外苑地区地区計画」を決定しています。

 2015年4月1日の東京都の報道発表では、「神宮球場」と「秩父宮ラグビー場」の土地を交換した上で、「秩父宮ラグビー場」を先に取り壊し、2020年の東京オリンピック期間中は「新国立競技場」の駐車場などとして利用を予定していました。

 2020年の東京オリンピック翌年以降跡地に新しい球場を建設、完成は2022年度を想定、新球場が完成するまでは、現在の球場を利用、「秩父宮ラグビー場」は、球場を取り壊したあとで整備し、完成は2025年度を想定していました。

● 明治神宮第二球場・ゴルフ練習場他解体工事
 「(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業」は、「三井不動産、宗教法人明治神宮、独立法人日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事」による再開発プロジェクトです。

 計画地面積約174,700㎡、延床面積約565,000㎡、最高高さ約190mの巨大プロジェクトになります。全体工事期間は、2023年~2035年を予定しており、段階的に供用・使用を開始していく予定です。

 第一弾として「明治神宮第二球場・ゴルフ練習場他解体工事」が行われています。解体工事の工期は、2023年3月22日~2024年4月30日までの予定です。

(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区北青山一丁目、北青山二丁目、新宿区霞ヶ丘町の各一部
◆ 計画地面積-約174,700㎡
◆ 延床面積-約565,000㎡
◆ 用途-スポーツ施設、オフィス、商業、宿泊施設、駐車場等
◆ 着工-2023年予定
◆ 竣工-2035年予定
◆ 全体供用-2035年予定

各棟の概要
◆ ラグビー場棟-地上7階、地下1階、高さ約55m、延床面積約76,700㎡
◆ 複合棟A-地上40階、塔屋1階、地下2階、高さ約185m、延床面積約127,300㎡
◆ 複合棟B-地上18階、塔屋1階、地下1階、高さ約80m、延床面積約30,300㎡
◆ 文化交流施設棟-地上1階、地下0階、高さ約6m、延床面積約2,000㎡
◆ 野球場及び球場併設ホテル棟-地上14階、塔屋1階、地下1階、高さ約60m、延床面積約115,700㎡
◆ 事務所棟-地上38階、地下5階、高さ約190m、延床面積約213,000㎡


Tokyojingu210913
「配置図」です(引用:港区議会)。


Tokyojingu210815
「複合棟A」と「野球場及び球場併設ホテル棟」の断面図です(引用:東京都環境局)。


Tokyojingu210816
「複合棟B」の断面図です(引用:東京都環境局)。


Tokyojingu210817
「ラグビー場棟」の断面図です(引用:東京都環境局)。


Tokyojingu210818
「事務所棟」の断面図です(引用:東京都環境局)。


Tokyojingu210819
段階建て替えイメージ図

 2015年4月1日の東京都の報道発表時点では、「野球場」を先に整備する予定でしたが、何度か計画が見直されて「ラグビー場」を先に整備する予定に変更になっています(引用:東京都環境局)。

完成までの作業工程
(1) 「神宮第二球場」を解体
(2) 神宮第二球場の跡地に「ラグビー場棟Ⅰ期」を建設
(3) 「秩父宮ラグビー場」を解体
(4) 秩父宮ラグビー場の跡地に「野球場及び球場併設ホテル棟」を建設
(5) 「神宮球場」を解体
(6) 神宮球場の跡地に「ラグビー場棟Ⅱ期」を建設、残りの敷地には「広場」を整備


Tokyojingu230631
「明治神宮第二球場・ゴルフ練習場他解体工事」の2023年5月下旬の状況です。解体工事の工期は、2023年3月22日~2024年4月30日までの予定です(写真提供読者さん)。


Tokyojingu230632
角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


Tokyojingu230633
右側(南側)は「神宮球場」です(写真提供読者さん)。


Tokyojingu230634
西側から見た様子です。手前は「ゴルフ練習場」の跡地です(写真提供読者さん)。



|

2023年6月11日 (日)

「明治安田生命新宿ビル」他の跡地 地上23階、高さ約129mの「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」 2023年5月下旬の建設状況 

Tokyomeijiyasuda210811
-(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト-
 「明治安田生命」は、新宿駅西口に近接する「明治安田生命新宿ビル」などの解体工事に2020年4月1日に着手しました。「明治安田生命新宿ビル」と隣接する6棟を一体的に解体します。

 解体区域の敷地面積は約6,300㎡とかなり広いです。解体工事の施工は「大成建設」が担当します。解体工事の工期は2022年8月31日までを予定しています。

 解体されるビルは、「(1)明治安田生命新宿ビル、(2)明治安田生命新宿ビル別館、(3)第一スカイビル、(4)高倉第二ビル、(5)明治安田生命新宿第三ビル跡地、(6)永和ビル跡地」の合計6棟です。「(7)KSビル跡地」の解体工事は、鉄道弘済会が発注しました。

 跡地に建設される「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の概要は、地上23階、地下4階、高さ(最高部128.71m(設備突出部)、建築部125.71m)、延床面積96,901.94㎡です。オフィス、商業、ホール、駐車場などで構成する予定です。

 引用資料 新宿区景観まちづくり審議会(2020/07/17)
 第69回新宿区景観まちづくり審議会

 「明治安田生命保険」が推進し、「森ビル」がプロジェクトマネジメントに参画する「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」が、2021年8月1日に着工しました。

(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目9番1~12
◆ 交通-JR「新宿」駅徒歩2分、東京メトロ丸の内線「新宿」駅徒歩4分、小田急線「新宿」駅徒歩4分、京王線「新宿」駅徒歩4分、京王新線(都営新宿線)「新宿」駅徒歩5分、都営大江戸線「新宿」駅徒歩5分
◆ 階数-地上23階、地下4階
◆ 高さ-最高部128.71m(設備突出部)、建築部125.71m
◆ 敷地面積-6,294.72㎡
◆ 建築面積-3,819.26㎡
◆ 延床面積-96,901.94㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、ホール、子育て支援施設、駐車場
◆ 建築主-明治安田生命保険
◆ プロジェクトマネジメント-森ビル
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大成・竹中建設共同企業体(大成建設、竹中工務店JV)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2022年08月31日
◆ 着工-2021年08月01日
◆ 竣工-2025年11月30日予定


Tokyomeijiyasuda200722
「駅前広場を取り囲む光の演出」です。低層部の柱や壁面をライトアップして、駅前広場を取り囲むような夜間景観を演出する計画です。


Tokyomeijiyasuda200723
「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」のイメージパースです。建物は暖色系の「PCカーテンウォール」を外装に使い、駅前のランドマークを形成する外観を目指します。

Tokyomeijiyasuda200724
「断面図」です。


Tokyomeijiyasuda200725
「配置図」です。


Tokyomeijiyasuda200726
「位置図」です。


Tokyomeijiyasuda230611
「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の2023年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


Tokyomeijiyasuda230612
複数の重機が稼働しています(写真提供読者さん)。


Tokyomeijiyasuda230613
「クラムシェル」です。掘削工事を行っています(写真提供読者さん)。


Tokyomeijiyasuda230614
内部の北側部分です(写真提供読者さん)。


Tokyomeijiyasuda230615
内部の南側部分です(写真提供読者さん)。


Tokyomeijiyasuda211116
「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



|

2023年5月31日 (水)

国家戦略特区 地上48階、高さ約259mの「新宿駅西口地区開発事業」 「小田急百貨店・本館」の2023年5月下旬の解体状況

Tokyoodakyu220711
-新宿駅西口地区開発事業-

 「小田急電鉄」および「東京地下鉄」が事業主体となる新宿駅西口地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画概要が発表されています。

 小田急グループの流通業の中核企業である「小田急百貨店」は、「小田急電鉄」が「東京地下鉄(東京メトロ)」と共同して推進する、国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトである新宿駅西口地区開発計画の進捗に伴い、2022年10月2日をもって、新宿店本館での営業を終了し、以降、新宿店は「新宿西口ハルク」にて営業を継続します。

 「小田急電鉄」は2022年2月9日に、「小田急電鉄」および「東京地下鉄(東京メトロ)」が推進している「新宿駅西口地区開発計画」において、「東急不動産」を共同事業者候補として選定したと発表しました。総事業費のうち、小田急電鉄および東急不動産の投資予定額は、2,000億円程度を見込んでいます。

 「小田急電鉄」と「東京地下鉄」は、新宿駅西口地区開発計画において、2022年10月3日(月)以降順次、既存建物の解体工事に着手します。解体の対象は、小田急百貨店新宿店本館とモザイク通りを含む新宿ミロードとして営業している建物で、10月3日に「小田急百貨店新宿店本館」の解体に着手し、その後順次「新宿ミロード」の解体を行います。

 引用資料 小田急電鉄(PDF:2022/09/29)
 新宿駅西口地区開発計画における既存建物解体工事への着手に係るお知らせ

 「新宿駅西口地区開発事業」の建築計画のお知らせによると、最高部の高さが約259.00m、延床面積が278,900.00㎡となっています。本体工事は、2023年10月上旬に着工予定です。

新宿駅西口地区開発事業の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目1-4,1-5,129-3,129-6及び新宿三丁目1000-4他
◆ 階数-地上48階、塔屋1階、地下5階
◆ 高さ-最高部259.00m
◆ 敷地面積-15,718.98㎡
◆ 敷地面積-15,700.00㎡
◆ 延床面積-278,900.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-パイルドラフト基礎(地中連続壁、直接基礎と杭基礎を併用)
◆ 用途-商業施設、オフィス、駅施設 等
◆ 建築主-小田急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)、東急不動産
◆ 設計者-日本設計・大成建設設計共同体
◆ 施工者-大成建設
◆ 閉館-2022年10月02日
◆ 解体工事-2022年10月03日以降順次
◆ 着工-2023年10月上旬予定
◆ 竣工-2029年09月下旬予定(2030年03月下旬予定から変更)
◆ 小田急電鉄および東急不動産の投資予定額-2,000億円程度(東京地下鉄の投資予定額を除く)


Tokyoodakyu220911
「既存建物解体の概要」です(引用:小田急電鉄)。


Tokyoodakyu220212
「計画建物イメージパース(西側から計画建物を望む)」です(引用:小田急電鉄)。


Tokyoodakyu220213
「2階・東西デッキ グランドシャフト」です(引用:小田急電鉄)。


Tokyoodakyu220214
「13、14階・ビジネス創発機能 吹き抜け」です(引用:小田急電鉄)。


Tokyoodakyu200812
断面図(南北断面)
 最高部の高さは、「G.L.(平均地盤)」+約260mとなっています。建設予定地の、「G.L.(平均地盤)」は、「T.P.(東京湾平均海面:Tokyo Peil)+40mです(引用:東京都環境局)


Tokyoodakyu200917
「配置図」です。南北に細長い敷地で、「小田急百貨店・本館、モザイク通り、新宿ミロード」が再開発の対象になります(引用:内閣府)。


Tokyoodakyu230511
「小田急百貨店・本館」の2023年5月下旬の解体状況です(写真提供読者さん)。


Tokyoodakyu230512
解体用の「タワークレーン」が4基設置されています(写真提供読者さん)。


Tokyoodakyu230513
角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


Tokyoodakyu230514
解体用の「タワークレーン」です(写真提供読者さん)。


Tokyoodakyu230515
「仮囲い」です(写真提供読者さん)。


Tokyoodakyu230516
「新宿駅西口地区開発事業」の建築計画のお知らせです。竣工が2030年3月下旬予定から2029年9月下旬予定に前倒し変更されています(写真提供読者さん)。



|

2023年3月24日 (金)

新宿TOKYU MILANO再開発計画 2023年4月14日に開業する地上48階、高さ約225mの「東急歌舞伎町タワー」 2023年3月中旬の状況 

Tokyokabukicho230311
-東急歌舞伎町タワー-
 2014年12月31日に閉館した新宿・歌舞伎町の映画館「新宿TOKYU MILANO(新宿ミラノ座)」の跡地活用に向けた再開発事業が動き出しています。「東急建設」の施工で既存施設の解体工事「新宿TOKYU MILANO(本館・新館)解体工事」が行われました。

 当初は同じ街区の北西側に立地する「グリーンプラザ新宿」は再開発に参加しない見通しと伝えられていましたが、再開発に加わる事になり、街区の一体的な再開発が可能になりました。

 「東京急行電鉄(現:東急)」と「東急レクリエーション」は2019年8月5日に、「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」の建設工事に着手しました。

 「東急」および「東急レクリエーション」は、新宿TOKYU MILANO跡地を中心とした敷地にて推進している歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)の施設名称を、「東急歌舞伎町タワー」に決定しました。

 引用資料 東急(2021/11/18)
 「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」 施設名称を「東急歌舞伎町タワー」に決定 ―2023年春開業予定、コンセプトは「“好きを極める場”の創出」―

● 2023年4月14日に開業!
 「東急歌舞伎町タワー」は、2023年4月14日に開業予定です。ホテルの「HOTEL GROOVE SHINJUKU(ホテルグルーヴ新宿)」と「BELLUSTAR TOKYO(ベルスター東京)」は、2023年5月19日に開業予定です。

 公式ホームページ → 東急歌舞伎町タワー

東急歌舞伎町タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 新築工事
◆ 所在地-東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1(地名地番)
◆ 交通-西武新宿線「西武新宿」駅から徒歩1分、都営大江戸線「新宿西口」駅から徒歩6分、JR各線・⼩⽥急線・京王線・東京メトロ 丸ノ内線 「新宿」駅から徒歩7分、東京メトロ丸ノ内線・副都⼼線・都営新宿線「新宿三丁⽬」駅から徒歩8分
◆ 階数-地上48階、塔屋1階、地下5階  
◆ 高さ-最高部225.00m
◆ 敷地面積-4,603.74㎡
◆ 建築面積-3,171.05㎡  
◆ 延床面積-87,421.64㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-ホテル、物販店舗、飲食店、自動車車庫、自転車駐輪場、劇場、映画館、遊技場等
◆ 客室数-ラグジュアリーホテル97室、ライフスタイルホテル538室
◆ 建築主-東急レクリエーション、東急
◆ 設計者・監理者-久米設計・東急設計コンサルタント設計共同企業体
◆ 外装デザイン-永山祐子建築設計
◆ 企画・プロデュース-POD
◆ 施工者-清水・東急建設共同企業体(清水建設、東急建設JV)
◆ 着工-2019年08月05日 
◆ 竣工-2023年01月11日
◆ 開業-2023年04月14日(東急歌舞伎町タワー)、2023年05月19日(ホテルグルーヴ新宿、ベルスター東京)


Tokyokabukicho220212
「建築計画概要」です。


Tokyokabukicho220213
(地下1階~地下4階)ライブホール

 新宿エリア最大級のキャパシティをもつ1,500名収容のライブホールを展開します。ライブホールの名称は「Zepp Shinjuku(TOKYO)」です。


Tokyokabukicho220214
(地上6階~8階)劇場

 舞台と客席の一体感を重視した設計により、アーティストと観客がお互いの鼓動や息遣いを感じられる、客席数約900席の自由度の高いエンターテインメントのステージです。歌舞伎町と共に発展した「新宿ミラノ座」の名前を継承します。


Tokyokabukicho220215
(9階~10階)映画館

 多くの映画ファンに惜しまれながら、2014年12月31日に58年の歴史に幕を閉じた「新宿ミラノ座」跡地に映画館が戻ってきます。スクリーン数は8つを想定しています。

 「109シネマズ」の新しいブランドとなる「109シネマズプレミアム」です。「109シネマズプレミアム新宿」は、8スクリーン、総席数752席です。


Tokyokabukicho220216 
(17階~47階)ホテル

 ラグジュアリークラスのホテルと、新しいライフスタイルを提案するホテルが誕生します。ホテルの経営は、「東急」の100%出資で設立した「THM」が担い、「東急ホテルズ」が運営を受託します。

 ホテルは、室数数538室の「HOTEL GROOVE SHINJUKU(ホテルグルーヴ新宿)」と室数数97室の「BELLUSTAR TOKYO(ベルスター東京)」です。


Tokyokabukicho230312
「東急歌舞伎町タワー」の2023年3月中旬の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyokabukicho230313
「東急歌舞伎町タワー」を東側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyokabukicho230314
東側から見た下層階の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyokabukicho230315
「スターバックス コーヒー 東急歌舞伎町タワー店」です(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyokabukicho230316
敷地南側です(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyokabukicho230317
南側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyokabukicho230318
南西側から見た下層階の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。



|

2023年3月23日 (木)

地上35階、高さ約151mの「住友不動産新宿ファーストタワー」 & 地上35階、高さ約131mの「シティタワー新宿」 2023年3月中旬の状況 

Tokyoshinjuku220915
-西新宿五丁目北地区防災街区整備事業-
 「(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業施設建築物」の建設地は、十二社通り及び青梅街道沿いは中高層建築物が多いが老朽化した建物も多く、また、地区内部は狭隘な道路や木造建物も多く、地区全体として住環境、商環境、防災等に多くの課題がある地区です。 

 超高層ツインタワーが建設され、A地区には、地上35階、地下2階、高さ151.40mの「A棟」、B地区には、地上35階、地下2階、高さ131.57mの「B棟」が建設されました。

 「A棟」の正式名称は「住友不動産新宿ファーストタワー(ラ・トゥール新宿ファースト)」、「B棟」の正式名称は「シティタワー新宿」となっています。


Tokyoshinjuku210311
住友不動産新宿ファーストタワー(ラ・トゥール新宿ファースト)
 「(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業施設建築物 A棟」の正式名称は「住友不動産新宿ファーストタワー」となっています。共同住宅部分は、総戸数170戸(非賃貸住戸4戸、広告対象外住戸137戸含む)の「ラ・トゥール新宿ファースト」となっています。

 引用資料 住友不動産 公式ホームページ
 住友不動産新宿ファーストタワー

 住友不動産 公式ホームページ
 ラ・トゥール新宿ファースト

住友不動産新宿ファーストタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業施設建築物 A棟
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿五丁目800番(地番)
◆ 交通-JR・小田急線・京王線「新宿」駅徒歩17分、東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅徒歩7分、東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上」駅徒歩6分、都営大江戸線「西新宿五丁目」駅徒歩11分、都営大江戸線「都庁前」駅徒歩12分、都営新宿線「新宿」駅徒歩19分
◆ 階数-地上35階、地下2階
◆ 高さ-151.40m
◆ 敷地面積-7,980.01㎡
◆ 建築面積-4,121.14㎡
◆ 延床面積-90,702.50㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-マットスラブ工法(直接基礎)
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、駐車場、駐輪場
◆ 総戸数-170戸(非賃貸住戸4戸、広告対象外住戸137戸含む)
◆ 建築主-西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者-アール・アイ・エー、E・D・L一級建築士事務所JV
◆ 施工者・管理者-大成建設(大成・五洋建設共同企業体:A棟は大成建設)
◆ 着工-2019年05月31日
◆ 竣工-2023年03月下旬
◆ 入居開始-2024年04月下旬


Tokyoshinjuku220912
シティタワー新宿
 「(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業施設建築物 B棟」の正式名称は「シティタワー新宿」となっています。総戸数428戸(非分譲住戸255戸・非分譲SOHO11室含む)です。

 引用資料 公式ホームページ
 シティタワー新宿

シティタワー新宿の概要
◆ 計画名-(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業施設建築物 B棟
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿五丁目801番(地番)
◆ 交通-東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅から徒歩8分、東京メトロ丸ノ内方南支線「中野坂上」駅から徒歩8分、都営大江戸線「西新宿五丁目」駅から徒歩10分、都営大江戸線「都庁前」駅から徒歩11分、JR総武・中央線「新宿」駅から徒歩17分、小田急電鉄小田原線「新宿」駅まで徒歩17分
◆ 階数-地上35階、地下2階
◆ 高さ-最高部131.57m、軒高124.59m
◆ 敷地面積-4,267.00㎡
◆ 建築面積-2,081.09㎡
◆ 延床面積-44,545.03㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-マットスラブ工法(直接基礎)
◆ 地震対策-中間階免震構造
◆ 用途-共同住宅、店舗、保育所、駐車場、駐輪場
◆ 総戸数-428戸(非分譲住戸255戸・非分譲SOHO11室含む)、その他 店舗・保育所・事務所
◆ 建築主-西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者-アール・アイ・エー
◆ 施工者-五洋建設(大成・五洋建設共同企業体:B棟は五洋建設)
◆ 着工-2019年06月30日
◆ 竣工-2023年02月10日
◆ 入居開始-2024年04月下旬


Tokyoshinjuku220914
「外観完成予想図」です。


Tokyoshinjuku190916
「配置図」です(引用:新宿区景観まちづくり審議会)。


Tokyoshinjuku230351
「住友不動産新宿ファーストタワー(ラ・トゥール新宿ファースト)」の2023年3月中旬の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyoshinjuku230352
2024年4月オープン予定となっています(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyoshinjuku230353
「シティタワー新宿」の2023年3月中旬の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyoshinjuku230354
下層階の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyoshinjuku230355
「住友不動産新宿ファーストタワー(ラ・トゥール新宿ファースト)」と「シティタワー新宿」との間の道路です(写真提供SOCIO34050氏)。



|

2023年3月17日 (金)

新宿副都心の西端 地上40階、高さ約145mの超高層ZEH免震タワーレジデンス「パークタワー西新宿」 2023年3月中旬の建設状況

Tokyoshinjuku221011
-西新宿五丁目中央南地区第一種市街地再開発事業

 西新宿五丁目では、北側から「西新宿五丁目北地区」、「西新宿五丁目中央北地区」、「西新宿五丁目中央南地区」、「西新宿五丁目南地区」の再開発計画があります。第一弾の「西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業」は、地上60階、地下2階、高さ208.97mの超高層タワーマンション「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」として、2017年10月31日に竣工しました。現在は、第二弾の「西新宿五丁目北地区」が建設中です。

 東京都は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、2019年7月4日に「西新宿五丁目中央南地区市街地再開発組合」の設立を認可しました。不燃化推進特定整備地区である「西新宿五丁目地区」のコア事業として、建物の不燃化や地区施設の整備により地域の防災性・安全性を向上させるとともに、複合市街地を形成し、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図ります。

 「三井不動産レジデンシャル」は、東京都新宿区にて推進している「西新宿五丁目中央南地区第一種市街地再開発事業」が、2021年6月16日に権利変換計画について東京都の認可を受けました。

● パークタワー西新宿
 「西新宿五丁目中央南地区第一種市街地再開発事業」の正式名称が「パークタワー西新宿」に決定しています。地上40階、地下1階、高さ144.78m、延床面積54,016.37㎡、総戸数470戸(一般販売対象戸数287戸)の超高層タワーマンションです。

 引用資料 公式ホームページ
 パークタワー西新宿

パークタワー西新宿の概要
◆ 計画名-西新宿五丁目中央南地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿五丁目817番(地番)
◆ 交通-都営地下鉄大江戸線「西新宿五丁目」駅徒歩6分、東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅徒歩10分、山手線「新宿」駅徒歩19分
◆ 階数-地上40階、地下1階
◆ 高さ-144.78m
◆ 敷地面積-5,921.70㎡
◆ 建築面積-3,178.27㎡
◆ 延床面積-54,016.37㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、既製コンクリート杭
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、事務所、飲食店、物販店舗、保育所
◆ 総戸数-470戸(一般販売対象戸数287戸)
◆ 建築主-西新宿五丁目中央南地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産レジデンシャル)
◆ 設計者-(基本設計)INA新建築研究所、(実施設計)熊谷組
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2022年01月20日
◆ 竣工-2024年11月下旬予定
◆ 入居開始-2025年04月上旬予定


Tokyoshinjuku221012
「外観完成予想CG」です(引用:公式ホームページ)。


Tokyoshinjuku221013
「外観完成予想CG」です(引用:公式ホームページ)。


Tokyoshinjuku210653
「断面イメージ図」です。地震対策として、「免震構造(中間免震)」を採用する予定です(引用:三井不動産レジデンシャル)。


Tokyoshinjuku210654
「配置図」です(引用:三井不動産レジデンシャル)。


Tokyoshinjuku221014
西新宿五丁目

 西新宿五丁目には4ヶ所の再開発計画があります。北側から「(1)西新宿五丁目北地区、(2)西新宿五丁目中央北地区、(3)西新宿五丁目中央南地区、(4)西新宿五丁目南地区」です(引用:公式ホームページ)。


Tokyoshinjuku230311
「パークタワー西新宿」の2023年3月中旬の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyoshinjuku230312
「タワークレーン」が2基姿を現しています(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyoshinjuku230313
一部躯体が地上に姿を現しているように見えます(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyoshinjuku230314
「西新宿五丁目中央南地区第一種市街地再開発事業」の建築計画のお知らせです(写真提供SOCIO34050氏)。



|

2023年3月15日 (水)

国家戦略特区 地上48階、高さ約259mの「新宿駅西口地区開発事業」 「小田急百貨店・本館」の2023年3月中旬の解体状況

Tokyoodakyu220711
-新宿駅西口地区開発事業-

 「小田急電鉄」および「東京地下鉄」が事業主体となる新宿駅西口地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画概要が発表されています。

 小田急グループの流通業の中核企業である「小田急百貨店」は、「小田急電鉄」が「東京地下鉄(東京メトロ)」と共同して推進する、国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトである新宿駅西口地区開発計画の進捗に伴い、2022年10月2日をもって、新宿店本館での営業を終了し、以降、新宿店は「新宿西口ハルク」にて営業を継続します。

 「小田急電鉄」は2022年2月9日に、「小田急電鉄」および「東京地下鉄(東京メトロ)」が推進している「新宿駅西口地区開発計画」において、「東急不動産」を共同事業者候補として選定したと発表しました。総事業費のうち、小田急電鉄および東急不動産の投資予定額は、2,000億円程度を見込んでいます。

 「小田急電鉄」と「東京地下鉄」は、新宿駅西口地区開発計画において、2022年10月3日(月)以降順次、既存建物の解体工事に着手します。解体の対象は、小田急百貨店新宿店本館とモザイク通りを含む新宿ミロードとして営業している建物で、10月3日に「小田急百貨店新宿店本館」の解体に着手し、その後順次「新宿ミロード」の解体を行います。

 引用資料 小田急電鉄(PDF:2022/09/29)
 新宿駅西口地区開発計画における既存建物解体工事への着手に係るお知らせ

 「新宿駅西口地区開発事業」の建築計画のお知らせによると、最高部の高さが約259.00m、延床面積が278,900.00㎡となっています。本体工事は、2023年10月上旬に着工予定です。

新宿駅西口地区開発事業の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目1-4,1-5,129-3,129-6及び新宿三丁目1000-4他
◆ 階数-地上48階、塔屋1階、地下5階
◆ 高さ-最高部259.00m
◆ 敷地面積-15,718.98㎡
◆ 敷地面積-15,700.00㎡
◆ 延床面積-278,900.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-パイルドラフト基礎(地中連続壁、直接基礎と杭基礎を併用)
◆ 用途-商業施設、オフィス、駅施設 等
◆ 建築主-小田急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)、東急不動産
◆ 設計者-日本設計・大成建設設計共同体
◆ 施工者-大成建設
◆ 閉館-2022年10月02日
◆ 解体工事-2022年10月03日以降順次
◆ 着工-2023年10月上旬予定
◆ 竣工-2030年03月下旬予定
◆ 小田急電鉄および東急不動産の投資予定額-2,000億円程度(東京地下鉄の投資予定額を除く)


Tokyoodakyu220911
「既存建物解体の概要」です(引用:小田急電鉄)。


Tokyoodakyu220212
「計画建物イメージパース(西側から計画建物を望む)」です(引用:小田急電鉄)。


Tokyoodakyu220213
「2階・東西デッキ グランドシャフト」です(引用:小田急電鉄)。


Tokyoodakyu220214
「13、14階・ビジネス創発機能 吹き抜け」です(引用:小田急電鉄)。


Tokyoodakyu200812
断面図(南北断面)
 最高部の高さは、「G.L.(平均地盤)」+約260mとなっています。建設予定地の、「G.L.(平均地盤)」は、「T.P.(東京湾平均海面:Tokyo Peil)+40mです(引用:東京都環境局)


Tokyoodakyu200917
「配置図」です。南北に細長い敷地で、「小田急百貨店・本館、モザイク通り、新宿ミロード」が再開発の対象になります(引用:内閣府)。


Tokyoodakyu230311
「小田急百貨店・本館」の2023年3月中旬の解体状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyoodakyu230312
「小田急百貨店・本館」は、2022年10月2日に閉館しました(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyoodakyu230313
「小田急百貨店・本館」は、全体が足場と防音壁で囲われています(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyoodakyu230314
解体用の「タワークレーン」が3基設置されています(写真提供SOCIO34050氏)。


Tokyoodakyu221215
「新宿駅西口地区開発事業」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



|

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

101 テレビドラマ・映画ロケ地めぐり 102 経済ニュース 103 いろいろなランキング 104 鉄道(新線・高架化・複々線化、その他) 105 大学キャンパスめぐり 106 巨大工場めぐり 107 巨大スタジアム・ホール・展示場めぐり 108 大規模商業施設めぐり 121 東京都・千代田区① 121 東京都・千代田区② 122 東京都・港区① 122 東京都・港区② 123 東京都・中央区 124 東京都・新宿区 125 東京都・渋谷区 126 東京都・豊島区 127 東京都・江東区 128 東京都・品川区 129 東京都・目黒区 130 東京都・文京区 131 東京都・台東区 132 東京都・荒川区 133 東京都・墨田区(東京スカイツリー) 134 東京都・中野区 135 東京都・世田谷区 136 東京都・大田区 137 東京都・練馬区 143 東京都・23区内その他 151 東京都・ 23区以外 201 神奈川県・横浜市 202 神奈川県・川崎市 203 神奈川県・その他 231 千葉県・千葉市 232 千葉県・浦安市 233 千葉県・成田市(成田空港) 234 千葉県・湾岸部 235 千葉県・内陸部 251 埼玉県・さいたま市 252 埼玉県・川口市 253 埼玉県・所沢市 254 埼玉県・その他 271 茨城県 281 栃木県 282 群馬県 291 新潟県 311 大阪市・北部 312 大阪市・中部 313 大阪市・南部 314 大阪市・湾岸部 321 大阪府・堺市 325 大阪府・その他 351 兵庫県・神戸市 355 兵庫県・尼崎市 356 兵庫県・西宮市 357 兵庫県・芦屋市 359 兵庫県・その他 401 北海道 411 宮城県 412 福島県 415 青森県 501 香港(ホンコン) 511 海外 601 ちょっとひと休み