130 東京都・文京区

2023年9月25日 (月)

飯田橋に「住友村」が誕生 地上35階、高さ約170mの「(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」 環境影響評価調査計画書の縦覧!

Tokyoidabashi230911
-(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業-
 乃木坂46に「他の星から」という曲があります。♪ 飯田橋の駅を降りて気づいたいつもと同じだけど私にはわかるんだ ♪  私は「他の星から」の衣装が好きですが、その「飯田橋」の再開発が活発化しています。

 東京都文京区では、「後楽二丁目地区まちづくり整備指針」の改定に向けた地元案が提出されたことや、近年のまちの変化や新型コロナウイルス感染症の流行拡大を含めた社会情勢等を受け、都市機能の更新に応じた課題の再整理、及びそれらの解決を図るためにまちづくりの目標について更新を行い、指針を改定しました。

 「後楽二丁目地区」では、民間による街並みの再整備や市街地再開発事業が検討されており、文京区は東京都による街並み再生地区の指定なども活用しながら、将来のまちづくりに向けた都市計画手続きなどを行います。

● 環境影響評価調査計画書の縦覧!
 東京都では、「(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧を行っています。縦覧期間は、2023年9月22日(金)~10月2日(月)までです。

 引用資料 東京都環境局(2023/09/22)
 「(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」 環境影響評価調査計画書

 建築主は「後楽二丁目南地区市街地再開発準備組合」、事業協力者が「住友不動産、五洋建設」となっています。隣接地には「住友不動産飯田橋ファーストビル」と「住友不動産飯田橋ファーストタワー」があります。飯田橋に新たな「住友村(住友不動産村)」が誕生します。

(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業の概要

◆ 所在地-東京都文京区後楽二丁目
◆ 交通-JR中央・総武線、東京メトロ有楽町線・南北線・東西線「飯田橋」駅、都営大江戸線「飯田橋」駅、東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅
◆ 階数-地上35階、地下3階
◆ 高さ-最高部約170m
◆ 敷地面積-約20,050㎡
◆ 建築面積-約13,200㎡
◆ 延床面積-約300,000㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免振構造
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗等
◆ 総戸数-約250戸
◆ 建築主-後楽二丁目南地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-住友不動産、五洋建設
◆ 工期-2026年度予定
◆ 竣工-2030年度予定
◆ 供用開始-2031年度予定


Tokyoidabashi230912
「断面図」です。


Tokyoidabashi230913
「配置計画」です。


Tokyoidabashi230914
「計画地位置図」です。


Tokyoidabashi230916
後楽二丁目地区全体の将来イメージ
 「後楽二丁目地区全体の将来イメージ」です。東地区の「住友不動産飯田橋ファーストビル」と西地区の「住友不動産飯田橋ファーストタワー」の再開発は完了しています。飯田橋に新たな「住友村(住友不動産村)」が誕生します。「北・北西地区」の再開発も計画されています。


Tokyoidabashi230915
住友不動産飯田橋ファーストタワー
 西地区の「住友不動産飯田橋ファーストタワー」です。7階~21階は高級賃貸住宅の「ラ・トゥール飯田橋」となっています。

住友不動産飯田橋ファーストタワーの概要  
◆ 計画名-後楽二丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事 
◆ 所在地-東京都文京区後楽二丁目6番1
◆ 交通-JR中央・総武線、東京メトロ有楽町線・南北線・東西線「飯田橋」駅徒歩6分、都営大江戸線「飯田橋」駅徒歩4分、東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅徒歩9分
◆ 階数-地上34階、地下3階  
◆ 高さ-最高部149.60m  
◆ 敷地面積-7,235.62㎡  
◆ 建築面積-3,420.54㎡  
◆ 延床面積-78,398.27㎡(住友不動産のHP)、78,397.73㎡(ラ・トゥール飯田橋のHP)  
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造  
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造 
◆ 用途-共同住宅(賃貸:7階~21階))、オフィス(2階~5階および22階~34階)、店舗  
◆ 総戸数-賃室戸数137戸(総戸数173戸)  
◆ 建築主-後楽二丁目西地区市街地再開発組合(住友不動産)  
◆ 設計者・監理者-日建設計  
◆ 施工者-大林組  
◆ 解体工事-2007年05月25日~2007年09月末日
◆ 着工-2007年09月30日  
◆ 竣工-2010年04月末日  
◆ 入居開始-2010年05月(ラ・トゥール飯田橋)



|

2022年4月 7日 (木)

東京ドーム 過去最大規模のリニューアルを実施 国内スタジアムで最大規模の横幅約125.6mのフルカラーLEDメインビジョンが稼働!

Tokyodome211211
-東京ドーム-

 「巨人」と「東京ドーム」は2020年7月20日に記者会見を行い、「東京ドーム」の新型コロナウイルスの感染防止対策を発表しました。換気量をこれまでの1.5倍に高め、コンコースには大型送風機を30台設置、2023年の開幕に向けては大型ビジョンを約3.6倍に拡張するなど、総額100億円の設備投資を行うと発表しました。

 その頃、「東京ドーム」を巡っては、筆頭株主の香港のヘッジファンド「オアシス・マネジメント」が、長岡社長ら取締役3人の解任を要求するなど対立が先鋭化していました。

 東京ドームがオアシスへの対抗策を模索するなかで、三井不動産が「友好的買収者(ホワイトナイト)」として名乗りを上げ、「東京ドーム」に対して、「株式公開買い付け(TOB)」を実施し、2021年1月19日にTOBが成立したと発表しました。
 その後、「三井不動産」は株式の20%を「読売新聞グループ本社」に譲渡しました。現在の出資比率は、三井不動産80%、読売新聞グループ本社20%となっています。

● 過去最大規模の改修を1年前倒し!
 「読売新聞グループ本社、読売巨人軍、東京ドーム、三井不動産」の4社は2021年12月13日に、各社の知見を集結し、プロ野球・読売ジャイアンツの本拠地である東京ドームにおいて過去最大規模のリニューアルを実施すると発表しました。

 国内最大級のメインビジョンや観客席の新設、入場ゲートなどのデザイン刷新が柱です。稼働開始は当初の予定から1年前倒しして、2022年3月2日のオープン戦から稼働しました。

 引用資料 三井不動産(2021/12/13)
 東京ドームにご来場されるすべての皆様に新しい観戦体験を22年3月稼働に向け、過去最大規模のリニューアルとDX(デジタルトランスフォーメーション)を実施

 当初は、2021年シーズンオフと2022年シーズンオフの2期に分けた改修を計画していましたが、潤沢な資金がある「三井不動産」の傘下に入った事により、一気に改修工事を行う事になりました。


Tokyodome211212
「メインビジョンとリボンビジョンの全体イメージ図」です。


Tokyodome211213
メインビジョン

 メインビジョン単体の面積としては国内スタジアムで最大規模となる横幅約125.6m、面積約1,050㎡のフルカラーLEDメインビジョンが誕生します。従来の約238㎡のメインビジョンと比較して面積は約4.4倍に拡大し、画素の細かさの面においてもメインビジョンとしては国内プロ野球場最高レベルとなり、高精細映像を使った迫力ある映像演出を楽しめるようになります。


Tokyodome220411
2022年3月2日のオープン戦から稼働

 過去最大規模のリニューアルを実施された「東京ドーム」は、2022年3月2日のオープン戦(巨人対西武)から稼働しました(写真提供読者さん)。


Tokyodome220412
新たに稼働した「メインビジョン」です(写真提供読者さん)。


Tokyodome220413
従来の約238㎡のメインビジョンと比較して面積は約4.4倍に拡大しました(写真提供読者さん)。


Tokyodome220414
メインビジョン単体の面積としては国内スタジアムで最大規模となる横幅約125.6m、面積約1,050㎡のフルカラーLEDメインビジョンが誕生しました(写真提供読者さん)。


Tokyodome220415
迫力が大幅にアップしました(写真提供読者さん)。


Tokyodome220416
アーティストやアイドルの「ライブ」の演出にも使えます。2022年3月30日・31日に行われた「日向坂46」の東京ドーム公演「3回目のひな誕祭」でも「メインビジョン」の一部を上手く利用していました(写真提供読者さん)。


Tokyodome220417
横幅約125.6mを1つの画面として使用出来ます(写真提供読者さん)。


Tokyodome220418
過去最大規模のリニューアルを実施された「東京ドーム」です(写真提供読者さん)。


Tokyodome220419
イベント時の「東京ドーム」です。2022年3月30日・31日に行われた「日向坂46」の東京ドーム公演「3回目のひな誕祭」の時の様子です。ライブに行った友人に撮影してもらいました。


Tokyodome220420
「日向坂46」のマスコットキャラクター「ポカ」です。



|

2021年12月14日 (火)

東京ドーム 過去最大規模のリニューアルを実施 工事を1年前倒し 2022年3月のオープン戦から新たな装いでプロ野球が開幕!

Tokyodome211211
-東京ドーム-

 「巨人」と「東京ドーム」は2020年7月20日に記者会見を行い、「東京ドーム」の新型コロナウイルスの感染防止対策を発表しました。換気量をこれまでの1.5倍に高め、コンコースには大型送風機を30台設置、2023年の開幕に向けては大型ビジョンを約3.6倍に拡張するなど、総額100億円の設備投資を行うと発表しました。

 その頃、「東京ドーム」を巡っては、筆頭株主の香港のヘッジファンド「オアシス・マネジメント」が、長岡社長ら取締役3人の解任を要求するなど対立が先鋭化していました。

 東京ドームがオアシスへの対抗策を模索するなかで、三井不動産が「友好的買収者(ホワイトナイト)」として名乗りを上げ、「東京ドーム」に対して、「株式公開買い付け(TOB)」を実施し、2021年1月19日にTOBが成立したと発表しました。
 その後、「三井不動産」は株式の20%を「読売新聞グループ本社」に譲渡しました。現在の出資比率は、三井不動産80%、読売新聞グループ本社20%となっています。

● 過去最大規模の改修を1年前倒し!
 「読売新聞グループ本社、読売巨人軍、東京ドーム、三井不動産」の4社は2021年12月13日に、各社の知見を集結し、プロ野球・読売ジャイアンツの本拠地である東京ドームにおいて過去最大規模のリニューアルを実施すると発表しました。

 国内最大級のメインビジョンや観客席の新設、入場ゲートなどのデザイン刷新が柱です。稼働開始は当初の予定から1年前倒しし、2022年3月のオープン戦から新たな装いで観客を迎えます。

 引用資料 三井不動産(2021/12/13)
 東京ドームにご来場されるすべての皆様に新しい観戦体験を22年3月稼働に向け、過去最大規模のリニューアルとDX(デジタルトランスフォーメーション)を実施

 当初は、2021年シーズンオフと2022年シーズンオフの2期に分けた改修を計画していましたが、潤沢な資金がある「三井不動産」の傘下に入った事により、一気に改修工事を行う事になりました。


Tokyodome211212
「メインビジョンとリボンビジョンの全体イメージ図」です。


Tokyodome211213
メインビジョン

 メインビジョン単体の面積としては国内スタジアムで最大規模となる横幅約125.6m、面積約1,050㎡のフルカラーLEDメインビジョンが誕生します。従来の約238㎡のメインビジョンと比較して面積は約4.4倍に拡大し、画素の細かさの面においてもメインビジョンとしては国内プロ野球場最高レベルとなり、高精細映像を使った迫力ある映像演出を楽しめるようになります。


Tokyodome211214
「22ゲート内エントランス イメージ図」です。


Tokyodome211215
「2階コンコース イメージ図」です。


Tokyodome211216
「25ゲート外観 イメージ図」です。


Tokyodome201111
「東京ドーム」です。

 
Tokyodome201112
「東京ドーム」です。


Tokyodome200714
現在の「メインビジョン(約238㎡)」です。



|

2021年3月 4日 (木)

「飯田橋駅」の北側 「北・北西地区、南地区」の2地区で再開発を検討 文京区が「後楽二丁目地区まちづくり整備指針(素案)」を公表!

Tokyokorakuen210311
-後楽二丁目地区まちづくり整備指針-

 私は朝起きると、(1)前日の国内外の新型コロナの感染者数、(2)Yahoo!ファイナンス、(3)乃木坂46の公式HP、(4)ビルブロガーのブログ巡回、(5)建設系の新着ニュースをチェックをするのが毎朝のローテーションとなっています。

 今朝、乃木坂46の公式ブログの「清宮レイ」のページに「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事」の建設現場の写真が出てきたので、間違って別のページをクリックしたのかと思ってしまいました(笑)。

 本題に戻って、東京都文京区では、「後楽二丁目地区まちづくり整備指針」の改定に向けた地元案が提出されたことや、近年のまちの変化や新型コロナウイルス感染症の流行拡大を含めた社会情勢等を受け、都市機能の更新に応じた課題の再整理、及びそれらの解決を図るためにまちづくりの目標について更新を行い、指針を改定しました。

 引用資料 文京区・公式HP(2021/03/03)
 後楽二丁目地区まちづくり整備指針

 「後楽二丁目地区」では、民間による街並みの再整備や市街地再開発事業が検討されており、文京区は東京都による街並み再生地区の指定なども活用しながら、将来のまちづくりに向けた都市計画手続きなどを行います。


Tokyokorakuen210312
「後楽二丁目地区におけるまちづくりのコンセプトを示す方針図」です。


Tokyokorakuen210313
「後楽二丁目地区全体の将来イメージ」です。

● 中央部は再開発が完了
 中央部の東地区は「住友不動産飯田橋ファーストビル」、西地区は「住友不動産飯田橋ファーストタワー」として再開発が完了しています。


Tokyokorakuen210314
「実現に向けた方策」です。「北・北西地区、南地区」の2地区で再開発を検討しています。 



|

2020年11月27日 (金)

「三井不動産」がホワイトナイトに! 1,000億円規模で、「東京ドーム」に株式公開買い付け(TOB)を実施で最終調整

Tokyodome201111
-東京ドーム-

 各マスコミが一斉に報道していますが、「三井不動産」は11月26日までに、「東京ドーム」に対して、株式公開買い付け(TOB)を実施する方向で最終調整に入りました。「三井不動産」の単独買収ではなく、「読売新聞グループ本社」との連携も検討しています。

 「東京ドーム」の2020年1月期の連結決算は、売上高91,557百万円(約916億円)、営業利益11,728百万円(約117億円)です。2020年10月26日終値時点での時価総額は85,984百万円(約860億)で、プレミアム(上乗せ幅)を加味すると1,000億円規模の買収になる見通しです。

 Bloomberg L.P.(2020/11/26)
 三井不動産が東京ドームにTOB実施で最終調整、1000億円規模-関係者

 「東京ドーム」を巡っては、筆頭株主の香港のヘッジファンド「オアシス・マネジメント」が、長岡社長ら取締役3人の解任を要求するなど対立が先鋭化していました。

 東京ドームがオアシスへの対抗策を模索するなかで、三井不動産が「友好的買収者(ホワイトナイト)」として名乗りを上げた格好です。東京ドームの臨時株主総会は12月17日に開催される予定です。


Tokyodome201112
「東京ドーム」です。東京ドームは「読売ジャイアンツ」のフランチャイズなので、読売新聞グループが所有しているイメージがありますが、「読売新聞グループ本社」および「日本テレビ放送網」との直接の資本関係はありません。


Tokyodome200717 
「東京ドーム」の内部です。


Tokyodome200716
「東京ドーム」のスタンドです。



|

2020年11月18日 (水)

文京区 旧元町小学校の整備と元町公園との一体的活用事業 2020年12月から基本設計、2024年10月開設目指す!

Tokyobunkyo201111
-旧元町小学校の整備と元町公園との一体的活用事業-

 「文京区」では、旧元町小学校及び元町公園の保全と利活用について、有識者による検討会議や地元住民・公募委員による検討会等を設置し、多様な意見を聴取するとともに、その方向性を確認し、「旧元町小学校の保全・有効活用整備方針」を策定しました。

 旧元町小学校が第一種文教地区内にあることや、地域において長きにわたり小学校として親しまれてきたという経緯を踏まえつつ、旧元町小学校と元町公園の歴史性を継承しながら、その一体的な屋外空間を生かした賑わいの創出と地域コミュニティの活性化を図るため、敷地を活用した官民連携事業と旧元町小学校の建物の一部の保全整備を行うことを目的とした、公募型プロポーザルを実施しました。

 公募型プロポーザルの結果、2019年10月21日に、「学校法人順天堂、清水建設株式会社、UDS株式会社」が、整備・運営候補事業者に選定されました。

● 2020年12月から基本設計、2024年10月開設目指す!
 「順天堂、清水建設、UDS」で構成するグループは、2020年12月から基本設計に着手します。2021年度から既存建物の除却・新築・改修工事に着手し、2024年10月の開設を目指します。

 引用資料 建設通信新聞(2020/11/18)
 12月から基本設計/24年10月開設目指す/旧元町小活用し複合施設/順天堂、清水建設、UDS

 事業計画によると、新施設のコンセプトは「100年後につながる地域の健康拠点『(仮称)元町ウェルネスパーク』」で、医療・健康、スポーツ、災害対応、子育て支援、コミュニティーなど多様な機能で構成する複合施設となります。

 施設整備では、「コの字型」の配置となっている既存校舎3棟のうち2棟(西側・北側)を解体して建て替える一方、歴史的な価値が高い1棟(東側)は建物を保存・活用します。あわせて、敷地南側に隣接する元町公園も改修し、新施設と一体的な屋外空間の形成を目指します。

 西・北側の新築施設には、地下部分に体育館やスポーツ医学関連施設、防災備蓄倉庫などを配置し、地上フロアには認定こども園、難病相談・支援センター、研究開発などを行うAI(人工知能)インキュベーション施設、オープンイノベーション支援施設、インターナショナルプリスクールなどの機能を配置します。

 保存する東側施設には、病児・病後保育施設、レンタルオフィスなどのコワーキングスペース、歴史展示・地域交流スペース、カフェレストランなどが入る計画です。


Tokyobunkyo201112
「位置図」です。すぐ北西側は、東京大学合格者を毎年多数輩出する超進学校である中高一貫教育の私立女子中学校・高等学校「桜蔭中学校・高等学校」があります。

 引用資料 文京区・公式ホームページ
 【募集は終了しました】旧元町小学校の整備と元町公園との一体的活用事業 事業者募集について(プロポーザル)


Tokyobunkyo201113
「旧元町小学校の整備と元町公園との一体的活用事業」の予定地です。北側の「旧元町小学校」と南側の「元町公園」を一体的に再整備します。(Googleマップの衛星写真3Dモードを引用)。

 旧元町小学校は、「コの字型」の配置となっている既存校舎3棟のうち2棟(西側・北側)を解体して建て替える一方、歴史的な価値が高い1棟(東側)は建物を保存・活用します。あわせて、敷地南側に隣接する元町公園も改修し、新施設と一体的な屋外空間の形成を目指します。



|

2020年7月27日 (月)

東京ドーム 2023年プロ野球開幕に向けて「メインビジョン」を126mにまで拡大 メインビジョンの単体面積約1,073㎡は国内最大!

Tokyodome200711
-東京ドーム-

 「巨人」と「東京ドーム」は7月20日に記者会見を行い、「東京ドーム」の新型コロナウイルスの感染防止対策を発表しました。換気量をこれまでの1.5倍に高め、コンコースには大型送風機を30台設置、2023年の開幕に向けては大型ビジョンを約3.6倍に拡張するなど、総額100億円の設備投資を行います。

 引用資料 東京ドーム(PDF:2020/07/20)
 7月20日記者会見資料 

 2023年の開幕に向け大型ビジョンを横幅34mから126mへ段階的に約3.6倍拡張し、国内スタジアムでは最大となります。2022年までに球場での完全キャッシュレス化を行います。生体認証決済や自動ゲートの導入で接触を減らし「ウィズコロナ」の新時代にも対応します。


Tokyodome200712
第1期工事(2022年プロ野球開幕に向けて更新)

 第1期工事は、現在のメインビジョンに向かって左側のビッグボード1面、及びメインビジョン下部のサブビジョンを統合し、新たなメインビジョンとします。第1期工事終了時点でも総面積は現行メインビジョンの約2倍となり、変化を実感する事が出来ます。


Tokyodome200713
第2期工事(2023年プロ野球開幕に向けて更新)

 第2期工事は、2022年度に更新したメインビジョンの両サイドにあるビッグボード合計8面を統合し、全体の横幅を126mにまで拡大します。これにより、メインビジョン全体の面積は約1,073㎡となり、メインビジョンの単体面積では国内最大となる超大型ビジョンに生まれ変わります。


Tokyodome200714
東京ドームで行われた「世界らん展日本大賞2012」の時に撮影した「メインビジョン」です。約8年前の写真ですが、2020年時点も同じメインビジョンを使用しています。

Tokyodome200715
2階スタンドの飛沫が1階に落ちない工夫
 2階スタンドの観客の飛沫が1階スタンドに落ちない工夫として、「透明のひさし」を2階スタンド最前部に設置します(2020年7月27日迄に設置)。


Tokyodome200716
「透明のひさし」を2階スタンド最前部に設置します。


Tokyodome200717
2023年プロ野球開幕に向けて「東京ドーム」は大きく変わります。 



|

2020年7月 9日 (木)

中央大学の「法学部」が45年ぶりに都心回帰 中央大学(仮称)茗荷谷キャンパス新築計画 2023年に法学部が文京区の新キャンパスに移転!

Tokyochuor200721
-中央大学法学部-

 中央大学は、中長期事業計画「Chuo Vision 2025」に、八王子市の「多摩キャンパス」にある法学部を文京区にある「後楽園キャンパス」に移転させる計画が盛り込みました。看板学部である「法学部」を都心に戻すことで志願者増を狙います。 

 1970年代~1990年代に郊外へ相次いで移転した大学の都心回帰が猛烈な勢いで進んでいます。少子化の影響で経営課題を抱える大学にとって、利便性が向上する都心回帰は学生獲得競争の「勝利の方程式」となっています。

● 茗荷谷新キャンパス計画
 「東京都交通局」は、2018年12月に 文京区の東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅近くの都営バスの車庫として利用していた都有地7,255.56㎡を対象に公募した「茗荷谷駅前都有地開発」の事業用定期借地権者の予定者に、「学校法人中央大学」を選定しました。文京区が進める駅周辺街づくりの一環として、地域コミュニティー施設や保育所、郵便局などの入居を条件に新キャンパスを建設します。

 当初は、法学部を文京区にある「後楽園キャンパス」に移転させる計画でしたが、「茗荷谷駅前都有地開発」の事業用定期借地権者の予定者に決定したため、「茗荷谷駅前都有地開発」の用地に法学部を移転する計画に変更したようです。 

 引用資料 中央大学(PDF)
 中央大学学員時報 2020年1月号 

 茗荷谷新キャンパス計画の概要
◆ 計画名-中央大学(仮称)茗荷谷キャンパス新築計画
◆ 所在地-東京都文京区大塚一丁目58-33ほか(地名地番)
◆ 交通-東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅近く
◆ 階数-地上8階、地下3階
◆ 高さ-35.00m
◆ 敷地面積-7,255.56㎡
◆ 建築面積-5,140.00㎡
◆ 延床面積-34,310.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-大学、店舗、福祉施設
◆ 建築主-学校法人中央大学
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2020年06月上旬予定(当初計画)
◆ 竣工-2023年02月下旬予定


Tokyochuor200722
「中央大学(仮称)茗荷谷キャンパス新築計画」の予定地です。 敷地北側が「春日通り」に面し、東側は「アトラスタワー茗荷谷」、西側に「跡見学園」が隣接します。


Tokyochuor200723
法学部の移転スケジュールです。看板学部である「法学部」が「多摩キャンパス」に移転したのは1978年です。2023年に45年ぶりに都心に帰って来ます。

 引用資料 中央大学(PDF)
 2023年、法学部が文京区の新キャンパスに移転します。


Tokyochuor200724
中央大学・後楽園キャンパス

 「文京シビックセンター」の展望台から見た中央大学の「後楽園キャンパス」です。「後楽園キャンパス」は、小石川台地の東端にあります。東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅」にも近く、周辺には「礫川公園、小石川後楽園、東京ドーム、文京シビックセンター」などがあります。

● 法学部の1年次が使用
 2024年以降は、八王子市の「多摩キャンパス」から、法学部の1年次が「後楽園キャンパス」に移転します。2年次~4年次は「茗荷谷新キャンパス」となります。



|

2018年12月13日 (木)

文京GARDEN(ガーデン) 文京ガーデン ゲートタワー & 文京ガーデン ザ サウス 2018年11月末の建設状況

Tokyokasuga160411
-文京GARDEN(ガーデン)-
 
「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、南側に「文京シビックセンター」が隣接し、更に南側には「東京ドーム」が立地しています。地下鉄4路線が周辺で交差、更に街区の4周を幹線道路が囲むという好立地です。

 再開発は、すでに完成しているオフィスビルなどを避けるように行われます。そのため敷地は「逆S字」のような形状になります。「南街区、北街区、西街区」の3街区に分けて再開発が行われています。

 引用資料 → 春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合 

● 文京ガーデン ゲートタワー & 文京ガーデン ザ サウス
 「春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合」は、「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の街区全体名称を、「文京GARDEN(ガーデン)」に決定しています。

 南街区は、オフィス棟の「文京ガーデン ゲートタワー」、住宅棟の「文京ガーデン ザ サウス」、保育施設の「文京ガーデン センターテラス」で構成されます。

文京ガーデン ゲートタワーの概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 南街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川一丁目100番
◆ 階数-地上23階、地下2階
◆ 高さ-最高部109.08m、軒高100.23m
◆ 敷地面積-9,315.59㎡(施設全体)
◆ 建築面積-5,113.21㎡(施設全体)
◆ 延床面積-94,166.32㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、CFT造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、変電所
◆ 総戸数-157戸(うちワンルーム43戸)
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合
◆ 設計者・監理者-日本設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2016年03月28日
◆ 竣工-2021年11月30日予定


Tokyokasuga160413
「断面図」です。


Tokyokasuga180711
街区各棟名称
 
「街区各棟名称」です。再開発は、すでに完成しているオフィスビルなどを避けるように行われます。そのため敷地は「逆S字」のような形状になります。

 引用資料 公式ホームページ(PDF:2018/06/22)
 街区全体名称を「文京GARDEN(ガーデン)」に決定しました。


Tokyokasuga181221
「文京シビックセンター」の展望台から見た「文京GARDEN(ガーデン)」の建設現場です。手前が「南街区」、奥が「北街区」となります。北街区には「パークコート文京小石川 ザ タワー」が建設中です。


Tokyokasuga181222
「南街区」の建設現場です。南街区は、オフィス棟の「文京ガーデン ゲートタワー」、住宅棟の「文京ガーデン ザ サウス」、保育施設の「文京ガーデン センターテラス」で構成されます。


Tokyokasuga181223
オフィス棟「文京ガーデン ゲートタワー」の建設現場です。「フロアクライミング方式」のタワークレーン2基で建設しています。


Tokyokasuga181224
床に「デッキプレート」が敷かれています。


Tokyokasuga181225
オレンジ色の部分はタワークレーンの「ベース架台」です。「フロアクライミング方式」のタワークレーンは、「梁」のこぶ状の突起部分に、「ベース架台」の4ヶ所を「アンカーボルト」でガッチリ固定しているので倒れません。

 フロアクライミングする時は、「アンカーボルト」を緩めて梁から外して、「ベース架台」を上昇させ、上のフロアで同じように固定します。「フロアクライミング方式」のタワークレーンの上昇は、これの繰り返しになります。


Tokyokasuga181226
住宅棟「文京ガーデン ザ サウス」の建設現場です。


Tokyokasuga181227
保育施設「文京ガーデン センターテラス」の建設現場です。奥は北街区の「パークコート文京小石川 ザ タワー」が建設現場です。



|

2018年12月 9日 (日)

文京ガーデン 地上40階、高さ約148mの「パークコート文京小石川 ザ タワー」 2018年11月末の建設状況

Tokyokasuga181011
-文京ガーデン-
 カナダのバンクーバーで行われたフィギュアスケートのグランプリファイナルで、「紀平梨花選手(16)」が初優勝しました。完璧で無敵に見えたロシアの「アリーナ・ザギトワ選手(16)」を破る日本人選手が現れるなんて夢にも思っていませんでした。凄いとしか言いようがありません。

 本題に戻って、「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の現場は、南側に「文京シビックセンター」が隣接し、更に南側には「東京ドーム」が立地しています。地下鉄4路線が周辺で交差、更に街区の4周を幹線道路が囲むという好立地です。

 再開発は、すでに完成しているオフィスビルなどを避けるように行われます。そのため敷地は「逆S字」のような形状になります。「南街区、北街区、西街区」の3街区に分けて再開発が行われています。

 「春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合」は、「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業」の街区全体名称を、「文京ガーデン」に決定しています。南街区の超高層業務棟は「文京ガーデン ゲートタワー」、北街区の超高層住宅棟は「パークコート文京小石川 ザ タワー」に決まっています。

● パークコート文京小石川 ザ タワー
 北街区の超高層住宅棟は、地上40階、地下2階、高さ148.45m、総戸数577戸(販売総戸数390戸、事業協力者戸数187戸含む、他に店舗28区画、事務所19区画)となります。正式名称は「パークコート文京小石川 ザ タワー」です。

 引用資料 公式ホームページ
 パークコート文京小石川 ザ タワー

パークコート文京小石川 ザ タワーの概要
◆ 計画名-春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業 北街区
◆ 所在地-東京都文京区小石川1丁目102番1他(地番)
◆ 交通-都営地下鉄三田線「春日」駅徒歩1分駅直結、 東京メトロ丸ノ内線「後楽園」駅徒歩2分、 総武・中央緩行線「水道橋」駅徒歩12分
◆ 階数-地上40階、地下2階
◆ 高さ-最高部148.45m、軒高140.40m
◆ 敷地面積-6,208.60㎡
◆ 建築面積-4,004.84㎡
◆ 延床面積-84,326.08㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、直接基礎
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗
◆ 総戸数-577戸(販売総戸数390戸、事業協力者戸数187戸含む、他に店舗28区画、事務所19区画)
◆ 建築主-春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合(売主 三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、新日鉄興和不動産)
◆ 設計者・監理者-日本設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2016年03月31日
◆ 竣工-2021年03月下旬予定
◆ 入居開始-2021年07月下旬予定


Tokyokasuga181012
「6階ロビー完成予想CG」です。


Tokyokasuga181013
「グリーンバレー完成予想CG」です。


Tokyokasuga181014
「文京ガーデン」の現地周辺概念図です。


Tokyokasuga181211
「文京シビックセンター」の展望台から見た「北街区」です。隣の「住友不動産後楽園ビル」は、1998年8月竣工と新しいため、今回の再開発には参加しません。


Tokyokasuga181212
「パークコート文京小石川 ザ タワー」の建設現場です。


Tokyokasuga181213
「乗入れ構台」が見えます。


Tokyokasuga181214
地下躯体を構築中です。



|

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

101 テレビドラマ・映画ロケ地めぐり 102 経済ニュース 103 いろいろなランキング 104 鉄道(新線・高架化・複々線化、その他) 105 大学キャンパスめぐり 106 巨大工場めぐり 107 巨大スタジアム・ホール・展示場めぐり 108 大規模商業施設めぐり 121 東京都・千代田区① 121 東京都・千代田区② 122 東京都・港区① 122 東京都・港区② 123 東京都・中央区 124 東京都・新宿区 125 東京都・渋谷区 126 東京都・豊島区 127 東京都・江東区 128 東京都・品川区 129 東京都・目黒区 130 東京都・文京区 131 東京都・台東区 132 東京都・荒川区 133 東京都・墨田区(東京スカイツリー) 134 東京都・中野区 135 東京都・世田谷区 136 東京都・大田区 137 東京都・練馬区 143 東京都・23区内その他 151 東京都・ 23区以外 201 神奈川県・横浜市 202 神奈川県・川崎市 203 神奈川県・その他 231 千葉県・千葉市 232 千葉県・浦安市 233 千葉県・成田市(成田空港) 234 千葉県・湾岸部 235 千葉県・内陸部 251 埼玉県・さいたま市 252 埼玉県・川口市 253 埼玉県・所沢市 254 埼玉県・その他 271 茨城県 281 栃木県 282 群馬県 291 新潟県 311 大阪市・北部 312 大阪市・中部 313 大阪市・南部 314 大阪市・湾岸部 321 大阪府・堺市 325 大阪府・その他 351 兵庫県・神戸市 355 兵庫県・尼崎市 356 兵庫県・西宮市 357 兵庫県・芦屋市 359 兵庫県・その他 401 北海道 411 宮城県 412 福島県 415 青森県 501 香港(ホンコン) 511 海外 601 ちょっとひと休み