「三井不動産」がホワイトナイトに! 1,000億円規模で、「東京ドーム」に株式公開買い付け(TOB)を実施で最終調整
-東京ドーム-
各マスコミが一斉に報道していますが、「三井不動産」は11月26日までに、「東京ドーム」に対して、株式公開買い付け(TOB)を実施する方向で最終調整に入りました。「三井不動産」の単独買収ではなく、「読売新聞グループ本社」との連携も検討しています。
「東京ドーム」の2020年1月期の連結決算は、売上高91,557百万円(約916億円)、営業利益11,728百万円(約117億円)です。2020年10月26日終値時点での時価総額は85,984百万円(約860億)で、プレミアム(上乗せ幅)を加味すると1,000億円規模の買収になる見通しです。
Bloomberg L.P.(2020/11/26)
三井不動産が東京ドームにTOB実施で最終調整、1000億円規模-関係者
「東京ドーム」を巡っては、筆頭株主の香港のヘッジファンド「オアシス・マネジメント」が、長岡社長ら取締役3人の解任を要求するなど対立が先鋭化していました。
東京ドームがオアシスへの対抗策を模索するなかで、三井不動産が「友好的買収者(ホワイトナイト)」として名乗りを上げた格好です。東京ドームの臨時株主総会は12月17日に開催される予定です。
「東京ドーム」です。東京ドームは「読売ジャイアンツ」のフランチャイズなので、読売新聞グループが所有しているイメージがありますが、「読売新聞グループ本社」および「日本テレビ放送網」との直接の資本関係はありません。
「東京ドーム」の内部です。
「東京ドーム」のスタンドです。
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