234 千葉県・湾岸部

2025年7月 5日 (土)

「船橋競馬場」がテーマパークへと進化中! 「船橋競馬場大規模改修工事」が完了 引き続き行われていた周辺の整備もほぼ完成!

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-船橋競馬場大規模改修工事-
 1950年8月21日に開場した「船橋競馬場」は、千葉県船橋市に所在する地方競馬の競馬場です。競馬の主催者は「千葉県競馬組合」で、土地・施設は「よみうりランド」から賃借しています。

 「船橋競馬場」は、築50年以上が経過し躯体や設備が老朽化したため、「よみうりランド」は、成長戦略「飛躍」に基づき、船橋競馬場において観覧スタンドの全面的な建て替えや入場口新設などの改修計画を策定しました。

 「船橋競馬場大規模改修工事」では、観覧スタンドを全面的に建て替え、耐震を強化することにより快適かつ安心して観戦できるようにします。大型集客施設の正面に入場口を新設すると共に、場内には子供たちが馬と触れ合えるエリアを新規につくることで新たな客層を取り込み、地域にとっても賑わいのある施設へと生まれ変わります。万が一の災害時には防災拠点として地域へ貢献します。

 引用資料 よみうりランド(PDF:2019/03/27)
 船橋競馬場 大規模改修について

 船橋競馬場では、大規模改修工事を続けてきた新スタンドが2024年4月29日(祝・月)にフルオープンしました。ボックスルームやフラットルームなどのバラエティ豊かな特別観覧席をはじめ、ベビールームやバリアフリートイレを設けるなど、ユニバーサルデザインに配慮した新スタンドとなっています。

 「船橋競馬場大規模改修工事」が完了しました。その後「船橋競馬場自走式立体駐車場別棟増築工事」が行われました。引き続き行われていた周辺を整備もほぼ完成しています。

船橋競馬場大規模改修工事の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市若松一丁目2890-1の一部、他4筆(地番)
◆ 交通-京成電鉄「船橋競馬場」駅から徒歩約5分、JR「南船橋」駅から徒歩約10分
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-25.900m
◆ 敷地面積-332,044.59㎡
◆ 建築面積-31,690.45㎡
◆ 延床面積-43,341.29㎡(建築全体43,527.27㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-観覧場
◆ 建築主-よみうりランド
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2020年12月01日
◆ 竣工-2024年03月31日
◆ オープン-2024年04月29日(フルオープン)


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「周辺地図」です。


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「船橋競馬場」のゲートです(写真提供読者さん)。


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「船橋競馬場」のゲートです(写真提供読者さん)。


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ゲートから内部を見た様子です(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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「船橋競馬場」のロゴです(写真提供読者さん)。


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別角度から内部を見た様子です。芝生広場が見えます(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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「エスカレーター」と「階段」です(写真提供読者さん)。



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2025年7月 4日 (金)

三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY 2025年10月に開業予定の「北館建替え計画Ⅰ期」 2025年6月下旬の建設状況

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-三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY-
 「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」は、1981年4月2日に「ららぽーと船橋ショッピングセンター」としてオープンしました。オープン時の核テナントは「ダイエー」と「そごう」でした。

 現在は「ダイエー」と「そごう」は店名としては存在しますが、会社としては存在ません。あの頃、スーパーで一番勢いがあった「ダイエー」、百貨店で一番勢いがあった「そごう」が会社としては存在しないのが、流通業界の競争の激しさと歳月を感じます。
 
 「三井不動産」は、1981年4月の開業以来、多くの顧客に愛された「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」の北館の一部(約70店舗)を、2023年1月9日持って一時閉館しました。

 今回の一時閉館は、北館の建替え計画に伴うものです。建替えスケジュールおよび新施設の詳細については、今後改めて発表します。解体工事の工期は、2023年3月16日~2024年1月31日の予定です。

 「三井不動産」は、千葉県船橋市にて推進中の「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画」について、Ⅰ期・Ⅱ期に分けて段階的に行う建替え工事のうち、Ⅰ期の建築を2024年3月に着工しました。Ⅰ期の開業は2025年秋を予定しています。Ⅱ期再開業時には、本格的なスポーツ・エンターテインメントイベントが開催可能な屋内型スタジアムコートも新設します。

● ららぽーとTOKYO-BAY北館建替計画の着工!
 「三井不動産」は、千葉県船橋市にてⅠ期・Ⅱ期に分けて段階的に推進中の「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画」のⅠ期エリアについて、2025年10月に開業することを決定しました。現在営業中のⅡ期エリアにいては、建替えに向けて2025年10月13日(月)をもって一時閉館します。

 引用資料 三井不動産(2025/06/03)
 三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY 北館建替え計画Ⅰ期 2025年10月開業 93店舗を先行発表、隣接するビビット南船橋も統合してさらに規模拡大

三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館の概要
◆ 計画名-ららぽーとTOKYO-BAY 北館建替計画
◆ 所在地-千葉県船橋市浜町二丁目4-7 他
◆ 交通-JR京葉線・JR武蔵野線「南船橋」駅徒歩5分、京成本線「船橋競馬場」駅徒歩5分
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 高さ-21.3m
◆ 敷地面積-<ららぽーとTOKYO-BAY全体>136,456.87㎡
◆ 建築面積-<ららぽーとTOKYO-BAY全体>建替え後88,600.08㎡、<北館>建替え後36,618.81㎡
◆ 延床面積-<ららぽーとTOKYO-BAY全体>建替え後333,684.66㎡、<北館>建替え後103,109.50㎡
◆ 店舗面積-<ららぽーとTOKYO-BAY全体>建替え後約117,700㎡、<北館>建替え後約60,200㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-物品販売業を営む店舗
◆ 店舗数-(Ⅰ期)94店舗、(Ⅱ期)未定
◆ 駐車台数-約7,200台(ららぽーとTOKYO-BAY全体)
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者(Ⅰ期)-(基本設計)東急設計コンサルタント、(実施設計)大成建設株式会社
◆ 監理者(Ⅰ期)-大成建設
◆ 施工者(Ⅰ期)-大成建設・阿部建設 共同企業
◆ 着工(Ⅰ期)-2024年03月
◆ 竣工・開業(Ⅰ期)-2025年10月予定、(Ⅱ期)未定


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「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画 内観 CG」です。


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「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画 内観 CG」です。


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「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY North Gate 外観 CG」です。


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「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY North Gate 内観 CG」です。


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「建物配置図」です。

● ビビット南船橋を名称変更
 「ビビット南船橋」は、他社のショッピングモールとして地域に根付いてきましたが、2020年に三井ショッピングパークの仲間入りをしました。そしてこの度、ビビット南船橋は「北館建替え計画」Ⅰ期の開業にあわせ、2025年10月に「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY North Gate」へと名称を変更し、ららぽーとTOKYO-BAYとして生まれ変わります。


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「狭域図」です。


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「南船橋エリアにおけるミクストユースの街づくり」です。


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「位置図」です。


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「ららぽーとTOKYO-BAY 北館建替計画」の2025年6月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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北側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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北面の西側です(写真提供読者さん)。


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「ららぽーとTOKYO-BAY 北館建替計画」の建設計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2025年6月28日 (土)

「西武船橋店」の跡地 (仮称)船橋市本町1丁目計画新築工事 地上51階、高さ約193mの「プレミストタワー船橋」 公式HPがオープン!

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-(仮称)船橋市本町1丁目計画新築工事-

 千葉県の「船橋駅」の南口に「西武船橋店」がありましたが、2018年2月28日に閉店しました。「本館」と道路を挟んだ「LOFT館」で構成していました。

 「セブン&アイ・ホールディングス」の商業施設ディベロッパー「セブン&アイ・クリエイトリンク」が「西武船橋店」跡に計画する再開発の検討状況が明らかになり、地上48階、地下2階、高さ約150mの商業施設付きの超高層タワーマンション、船橋市には低層階に「船橋市民文化ホール」を移転することを提案していました。

 その後、計画が大きく見直されました。開発主体が「セブン&アイ・ホールディングス」から「大和ハウス工業」に変更になりました。「大和ハウス工業」は、LOFT館・駐車場館跡地と既存建物を2020年3月に取得、本館跡地と既存建物を「セブン&アイホールディングス」と「ユアサ・フナショク」から2021年5月19日に取得しました。

 「西武船橋店LOFT館」跡地には、「大和ハウス工業」により2棟のオフィスビル「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」と「(仮称)船橋駅前プロジェクトサウス棟」が建設されました。ノース棟は「大和ハウス工業東関東支社」、サウス棟は「グラノード船橋(GRANODE FUNABASHI)」となっています。

 2023年2月6日に「第146回船橋市都市計画審議会」が開かれ、船橋都市計画本町1丁目特定街区の変更案が報告されました。 旧西武百貨店船橋店本館跡地の開発にあわせて特定街区を変更しました。高さの最高限度が高層部200mとなりました。

 旧西武百貨店船橋店本館跡地は、計画名が「(仮称)船橋市本町1丁目計画新築工事」で、概要は地上51階、地下1階、高さ193.00m、延床面積89,897.69㎡、総戸数677戸です。

● プレミストタワー船橋
 「(仮称)船橋市本町1丁目計画新築工事」の正式名称が「プレミストタワー船橋」に決定し。公式ホームページがオープンしました。売主は「大和ハウス工業、東京建物、京成電鉄」となっています。

 引用資料 公式ホームページ
 プレミストタワー船橋

プレミストタワー船橋の概要
◆ 計画名-(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事
◆ 所在地-千葉県船橋市本町1丁目115番6、七丁目1150番4 他
◆ 交通-JR中央・総武線各駅停車・総武線快速「船橋」駅より徒歩2分、東武野田線(東武アーバンパークライン)「船橋」駅より徒歩2分、京成電鉄本線「京成船橋」駅より徒歩4分
◆ 階数-地上51階、地下1階
◆ 高さ-193.00m
◆ 敷地面積-6,668.16㎡
◆ 建築面積-5,309.89㎡
◆ 延床面積-89,897.69㎡(施設全体)、59,997.85㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリー造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅、商業施設、駐車場等 
◆ 総戸数-677戸(別途管理事務室1戸)
◆ 建築主-大和ハウス工業、東京建物、京成電鉄
◆ 設計者-長谷工コーポレーション
◆ 施工者-長谷工コーポレーション
◆ 解体工事-2021年09月02日~2024年12月31日
◆ 着工-2024年10月
◆ 竣工-2028年03月予定
◆ 入居開始-2028年03月予定


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「外観完成予想図」です。


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「外観完成予想図」です。


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「フォレストアリーナ完成予想図」です。


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「グランドエントランスホール完成予想図」です。


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「駅隣接概念イラスト」です。


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「位置図」です。


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「プレミストタワー船橋」の2025年6月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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作業工程は「杭頭処理、残土搬出」となっています。「杭頭処理」となっているので、「場所打ちコンクリート拡底杭」の構築が終わっています(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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重機が稼働しています(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事」の建築計画のお知らせです。建築主に「東京建物、京成電鉄」が追加されています(写真提供読者さん)。


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営業していた頃の「西武船橋店」です。



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2025年6月26日 (木)

「津田沼パルコA館」の跡地 跡地はタワーマンション? 「(仮称)千葉県船橋市前原西二丁目計画 地下解体および埋戻し工事」の2025年6月下旬の状況

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-津田沼パルコA館跡地-

 「三井不動産レジデンシャル」は、JR総武線津田沼駅北口にあり、千葉県船橋、習志野の2市にまたがる商業施設「津田沼パルコA館」の跡地で、商業と共同住宅の複合開発を計画しています。「三井住建道路」の施工により既存建物の解体工事が行われました。

 解体工事の工事名は「(仮称)船橋市前原西二丁目計画 既存建物解体工事(地上部)」、工期は2023年7月18日~2024年6月30日で、解体工事は完了しています。

 「津田沼パルコ」は1977年7月1日に開業しました。「A館」と「北側の「B館」の2館で構成していましたが、2023年2月28日に閉店しました。「A館」は閉店しましたが、「B館」は、既存建物を活用しながら商業施設「Viit(ビート)」として2023年3月16日にリニューアルオープン、その後店舗が順次オープンしています。

 「A館」は敷地面積約2,793㎡です。解体工事の注文者は「三井不動産レジデンシャル」だったので、「三井不動産レジデンシャル」による超高層タワーマンションが建設され、下層階が店舗になるのでしょうか?


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「津田沼パルコA館」跡地の2025年6月下旬の状況です(写真提供読者さん)。


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解体工事は、約1年前の2024年6月30日に完了しています(写真提供読者さん)。


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「警備員」が見えます。約1年ぶりに作業が再開されています。新たな工事名は「(仮称)千葉県船橋市前原西二丁目計画 地下解体および埋戻し工事」、工期は2025年6月9日~2026年6月8日予定となっています(写真提供読者さん)。


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営業していた頃の「津田沼パルコA館」です(写真提供読者さん)。


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営業していた頃の「津田沼パルコB館」です(写真提供読者さん)。



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2025年6月23日 (月)

「イオン」と「京成電鉄」の資本業務提携 閉店した「イトーヨーカドー津田沼店」 跡地を再整備して新たなランドマーク化 2025年6月下旬の状況

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-津田沼戦争-
 テレビアニメ「推しの子」について、日本全国47都道府県をイメージしたキャラクターが登場し、日本全国で【推しの子】を推してもらえる企画を展開してゆく、「日本全国project【47都道府県の子】」が始動しています。5月に「近畿地方・九州地方ビジュアル」が公開されたのに続いて、「関東地方・東北地方ビジュアル」が公開されました。

 日本全国project【47都道府県の子】」 → 日本全国エリアマップ

 私的には「神奈川県」は神奈川県出身でエセ関西弁をしゃべる「寿みなみ」を期待していましたが「アイ」でした。主要メンバー6人以外からは選ばないようです。ちなみに私の推しは「黒川あかね」です。

 本題に戻って、「習志野市」と「船橋市」にまたがる津田沼地域では、1970年代後半にパルコ、丸井、高島屋、ダイエーと大手が次々に出店して、「津田沼戦争」と呼ばれた時代がありました。

 「イトーヨーカドー津田沼店」は、1980年代、1990年代にはイトーヨーカドーの全国店舗の中で、売上高が10年以上連続1位になるなど、イトーヨーカドーで一番の繁栄店でした。

 「セブン&アイ・ホールディングス」傘下の総合スーパーの「イトーヨーカドー津田沼店」を2024年9月29日で閉店しました。1977年に開業し全国のイトーヨーカドーの店舗の中で最も売れた時期もありましたが、近年は近隣の競合店に押されていました。

● イオンと京成電鉄の資本業務提携合意!
 「イオン」と「京成電鉄」は、両社の持つアセットとノウハウを生かし、地域の暮らしをより豊かにするため、業務提携に合意しました。両社の安定した信頼関係を構築するため、相互に株式を保有する形での資本提携が必要であるとの判断から、2024年10月31日に提携契約を締結しました。

 引用資料 イオン(PDF:2024/10/31)
 イオン株式会社と京成電鉄株式会社の資本業務提携合意のお知らせ

 それぞれがおよそ150億円分の株式を年内に取得する予定で、予定どおり実施されれば、イオンは京成電鉄の2.33%程度、京成電鉄はイオンの0.46%の株式を保有することになります。

 提携第一弾の取り組みとして、新津田沼駅周辺の再整備による新たなランドマーク化を計画しています。新京成電鉄が保有する新津田沼駅南側に隣接する「津田沼12番街ビル」を中心とした駅周辺施設を京成グループが改修と刷新を行い、駅北側に隣接し現在営業中の「イオンモール津田沼店」とともに、イオンリテールが一体的に運営することでバリューアップを行います。

● 津田沼12番街ビル他短期集中保全工事
 工事名は「津田沼12番街ビル他短期集中保全工事」です。工期は2024年11月12日~2026年1月31日予定です。事業主は「東急建設」、注文者は「京成電鉄」となっています。 


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「新津田沼駅周辺のMAP」です。

● 将来的には再開発か?
 今回は、「津田沼12番街ビル」の改修と刷新ですが、将来的には「津田沼12番街ビル」を中心とした駅周辺施設の再開発を行うと思われます。


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「イオンモール津田沼店」と閉店した「イトーヨーカドー津田沼店」の2025年6月下旬の状況です。工事名は「津田沼12番街ビル他短期集中保全工事」です。工期は2024年11月12日~2026年1月31日予定です(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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この部分に「7&i」のロゴがありました(写真提供読者さん)。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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工事名は「津田沼12番街ビル他短期集中保全工事」です(写真提供読者さん)。


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「労災保険関係成立票」です。工期は2024年11月12日~2026年1月31日予定です(写真提供読者さん)。



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2025年6月18日 (水)

船橋市 東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に新駅「海老川新駅(仮称)」を整備 2025年6月中旬の建設状況

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-海老川上流地区のまちづくり-
 「(ホンダ(本田技研工業)」がこんな凄い開発をしているなんて私は全く知りませんでした。「再使用型ロケット」はアメリカの「スペースX」の独走状態ですが、日本のロケット発射場から「再使用型ロケット」が宇宙に旅立つ日が待ち遠しいです!

 YouTube テレ東BIZ(2025/06/18)
 ホンダ ロケット離着陸成功 「再使用型」商用化を視野【WBS】

 本題に戻って、海老川上流地区は、「船橋市」の中央部、中心市街地の近くに位置しています。地区内には「東葉高速線」が東西に走り、海老川が南北に流れる自然環境の豊かな地区(市街化調整区域)でもあります。

 「海老川上流地区」は、昭和30年代に農業環境整備を目的に土地改良事業が実施されましたが、現在は休耕地が目立ち、資材置き場や作業場も点在しているほか、幹線道路沿いには沿道サービス施設が立地しており、一部では小規模な宅地開発(戸建て住宅)、墓地の造成が行われています。

 「東葉高速線」は、千葉県船橋市の西船橋駅と千葉県八千代市の東葉勝田台駅を結ぶ「東葉高速鉄道」が運営する鉄道路線です。ほぼすべての列車が西船橋から東京メトロ東西線と相互直通運転しています。1996年4月27日に開通しました。海老川上流地区に「東葉高速線」の新駅を誘致しています。新駅は東葉高速線の東海神駅~飯山満駅間の海老川上流地区内に設置される予定です。

 「東葉高速鉄道」と「船橋市」は2024年4月8日に、新駅整備工事の施行に関する基本協定を締結しました。概算工事費は71億4334万5500円です。請願駅のため工事費は船橋市が負担します。高架となっている既存線路の南北に、上り線と下り線のホームを構築します。10両編成に対応したホーム長とします。

● 新駅「海老川新駅(仮称)」の起工式を2025年5月23日に挙行!
 「東葉高速鉄道」は、2024年4月8日に船橋市と締結した「東葉高速線における海老川新駅(仮称)整備工事に関する基本協定」に基づき、医療や健康をテーマとした「ふなばしメディカルタウン構想」の実現を目指した新たなまちづくりを行う海老川上流地区において、まちの核となる新駅の整備工事に向けた準備を進めてきました。準備が整ったことから、2025年5月23日に「起工式」を執り行い、今後新駅整備の本工事に着手します。

 引用資料 東葉高速鉄道(PDF:2025/05/23)
 海老川新駅(仮称)の整備工事着手について

海老川新駅(仮称)の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市東町及び米ケ崎町地先
◆ 新駅位置-東葉高速線の東海神駅~飯山満駅間(東海神駅から約2.0㎞、飯山満駅から約2.0㎞)
◆ 駅構造等-<ホーム>2面2線10両対応、可動式ホーム柵、<駅舎>高架相対式(1階改札階、2階ホーム階)
◆ 事業主体-東葉高速鉄道
◆ 設計者-中央復建コンサルタンツ
◆ 施工者-大林組
◆ 開業-2029年03月末予定


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「新駅ホーム」です。


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「新駅改札口」です。


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「新駅改札外休憩スペース」です。


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「新駅の位置」です。東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に整備します。


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「広域配置図」です。


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新駅「海老川新駅(仮称)」の2025年6月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に新駅を建設します(写真提供読者さん)。


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高架橋を再整備して新駅を建設します(写真提供読者さん)。


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2025年5月23日に起工式を挙行しました(写真提供読者さん)。


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「セメントミルクプラント」です(写真提供読者さん)。


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重機が稼働しています(写真提供読者さん)。



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2025年6月17日 (火)

「西武船橋店」の跡地 地上51階、高さ約193mの「(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事」 2025年6月中旬の建設状況

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-西武船橋店の跡地 -

 千葉県の「船橋駅」の南口に「西武船橋店」がありましたが、2018年2月28日に閉店しました。「本館」と道路を挟んだ「LOFT館」で構成していました。

 「セブン&アイ・ホールディングス」の商業施設ディベロッパー「セブン&アイ・クリエイトリンク」が「西武船橋店」跡に計画する再開発の検討状況が明らかになり、地上48階、地下2階、高さ約150mの商業施設付きの超高層タワーマンション、船橋市には低層階に「船橋市民文化ホール」を移転することを提案していました。

 その後、計画が大きく見直されました。開発主体が「セブン&アイ・ホールディングス」から「大和ハウス工業」に変更になりました。「大和ハウス工業」は、LOFT館・駐車場館跡地と既存建物を2020年3月に取得、本館跡地と既存建物を「セブン&アイホールディングス」と「ユアサ・フナショク」から2021年5月19日に取得しました。

 「西武船橋店LOFT館」跡地には、「大和ハウス工業」により2棟のオフィスビル「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」と「(仮称)船橋駅前プロジェクトサウス棟」が建設されました。ノース棟は「大和ハウス工業東関東支社」、サウス棟は「グラノード船橋(GRANODE FUNABASHI)」となっています。

 2023年2月6日に「第146回船橋市都市計画審議会」が開かれ、船橋都市計画本町1丁目特定街区の変更案が報告されました。 旧西武百貨店船橋店本館跡地の開発にあわせて特定街区を変更しました。高さの最高限度が高層部200mとなりました。

 引用資料 船橋市・公式HP(2023/02/08)
 第146回船橋市都市計画審議会の会議概要

 旧西武百貨店船橋店本館跡地は、計画名が「(仮称)船橋市本町1丁目計画新築工事」で、概要は地上51階、地下1階、高さ193.00m、延床面積89,897.69㎡、総戸数677戸です。

(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市本町一丁目115番6、七丁目1150番4
◆ 交通-JR総武本線「船橋」駅、東武野田線(東武アーバンパークライン)「船橋」駅、京成電鉄本線「京成船橋」駅
◆ 階数-地上51階、地下1階
◆ 高さ-193.00m
◆ 敷地面積-6,668.16㎡
◆ 建築面積-5,309.89㎡
◆ 延床面積-89,897.69㎡(施設全体)、59,997.85㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリー造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅、商業施設、駐車場等 
◆ 総戸数-677戸
◆ 建築主-大和ハウス工業、東京建物、京成電鉄
◆ 設計者-長谷工コーポレーション
◆ 施工者-長谷工コーポレーション
◆ 解体工事-2021年09月02日~2024年12月31日
◆ 着工-2024年10月
◆ 竣工-2028年03月予定


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「断面時」です。


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「南面の鳥瞰図」です。


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「立面イメージ」です。


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「平⾯図」です。


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「船橋都市計画特定街区」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事」の2025年6月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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作業工程は「杭頭処理、残土搬出」となっています。「杭頭処理」となっているので、「場所打ちコンクリート拡底杭」の構築が終わっています(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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重機が稼働しています(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事」の建築計画のお知らせです。建築主に「東京建物、京成電鉄」が追加されています(写真提供読者さん)。


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営業していた頃の「西武船橋店」です。



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2025年5月26日 (月)

船橋市 東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に新駅「海老川新駅(仮称)」を整備 2025年5月23日に「起工式」を挙行!

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-海老川上流地区のまちづくり-

 海老川上流地区は、「船橋市」の中央部、中心市街地の近くに位置しています。地区内には「東葉高速線」が東西に走り、海老川が南北に流れる自然環境の豊かな地区(市街化調整区域)でもあります。

 「海老川上流地区」は、昭和30年代に農業環境整備を目的に土地改良事業が実施されましたが、現在は休耕地が目立ち、資材置き場や作業場も点在しているほか、幹線道路沿いには沿道サービス施設が立地しており、一部では小規模な宅地開発(戸建て住宅)、墓地の造成が行われています。

 「東葉高速線」は、千葉県船橋市の西船橋駅と千葉県八千代市の東葉勝田台駅を結ぶ「東葉高速鉄道」が運営する鉄道路線です。ほぼすべての列車が西船橋から東京メトロ東西線と相互直通運転しています。1996年4月27日に開通しました。海老川上流地区に「東葉高速線」の新駅を誘致しています。新駅は東葉高速線の東海神駅~飯山満駅間の海老川上流地区内に設置される予定です。

 「東葉高速鉄道」と「船橋市」は2024年4月8日に、新駅整備工事の施行に関する基本協定を締結しました。概算工事費は71億4334万5500円です。請願駅のため工事費は船橋市が負担します。高架となっている既存線路の南北に、上り線と下り線のホームを構築します。10両編成に対応したホーム長とします。

● 新駅「海老川新駅(仮称)」の起工式を2025年5月23日に挙行!
 「東葉高速鉄道」は、2024年4月8日に船橋市と締結した「東葉高速線における海老川新駅(仮称)整備工事に関する基本協定」に基づき、医療や健康をテーマとした「ふなばしメディカルタウン構想」の実現を目指した新たなまちづくりを行う海老川上流地区において、まちの核となる新駅の整備工事に向けた準備を進めてきました。準備が整ったことから、2025年5月23日に「起工式」を執り行い、今後新駅整備の本工事に着手します。

 引用資料 東葉高速鉄道(PDF:2025/05/23)
 海老川新駅(仮称)の整備工事着手について

海老川新駅(仮称)の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市東町及び米ケ崎町地先
◆ 新駅位置-東葉高速線の東海神駅~飯山満駅間(東海神駅から約2.0㎞、飯山満駅から約2.0㎞)
◆ 駅構造等-<ホーム>2面2線10両対応、可動式ホーム柵、<駅舎>高架相対式(1階改札階、2階ホーム階)
◆ 事業主体-東葉高速鉄道
◆ 設計者-中央復建コンサルタンツ
◆ 施工者-大林組
◆ 開業-2029年03月末予定


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「新駅ホーム」です。


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「新駅改札口」です。


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「新駅改札外休憩スペース」です。


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「新駅の位置」です。東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に整備します。


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「広域配置図」です。


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新駅「海老川新駅(仮称)」の建設予定地です(写真提供読者さん)。



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2025年1月29日 (水)

JR津田沼駅前 地上52階、高さ約198m、延床面積約220,000㎡の「津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業」 建設資材の高騰などで工期が遅れる見通し!

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津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業

 「野村不動産」は「習志野市」に、JR総武線津田沼駅南口にある駅前広場や商業・業務施設「モリシア津田沼」などを対象に、市街地再開発事業を提案しています。

 「野村不動産」が提案するJR津田沼駅南口地区は、JR津田沼駅南口すぐの駅前広場(広さ0.7ha程度、交番裏のタクシープールを除く)、その南側に習志野市の津田沼公園(同0.5ha強)、さらにその南側にあるモリシア津田沼(同約1.67ha)を合わせた2.9ha程度のエリアです。

 千葉県習志野市は、「野村不動産」が施行する津田沼駅南口地区の第一種市街地再開発事業や、高度利用地区などの都市計画手続きに2023年12月から着手しています。2023年12月3日には説明会が行われました。

 施行区域はJR総武線津田沼駅南口駅前広場や津田沼緑地、商業・業務複合施設「モリシア津田沼」の約3.5haです。施行予定者の「野村不動産」は、南東側に50階程度かつ1,000戸程度の住宅棟、南西側に地上9階、地下2階の複合施設棟の2棟を建設し、駅に近い北側には駅前広場とその上への約2,500㎡の駅前広場デッキの整備を計画しています。概算の総事業費は1,400億円です。 

 「習志野市」では津田沼駅南口地区において、広域拠点である津田沼駅前に相応しい、魅力ある都市環境形成と秩序ある土地の高度利用を促進するため、市街地再開発事業の決定をはじめとした都市計画手続きを実施し、2024年10月29日に「習志野都市計画第一種市街地再開発事業」を含めた都市計画決定の告示をしました。

 引用資料 習志野市(2024/10/29)
 「津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業」都市計画決定

 概要は、地上52階、地下2階、高さ198.5m、延床面積約220,000㎡です。用途は、劇場、商業、共同住宅、業務等です。総戸数1,000戸程度を想定しています。

● 建設資材の高騰などで工期が遅れる見通し!
 JR津田沼駅前にある複合施設の建て替え計画について、計画を進める「野村不動産」は、建設資材が高騰し、施工を行う建設会社の選定が進まないなどとして、工期が遅れる見通しを2025年1月23日に習志野市に通知しました。

 NHK(2025/01/25)
 千葉 JR津田沼駅前複合施設建て替え 工期遅れる見通し

 最近、建設資材の高騰により、プロジェクトの延期や縮小や中止が相次いでいます。新規のプロジェクトのニュースがめっきり少なくなったのも建設資材や人件費の高騰が原因だと思われます。

津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-千葉県習志野市谷津一丁目及び谷津七丁目並びに津田沼一丁目及び津田沼二丁目並びに奏の杜一丁目の各一部の区域
◆ 交通-JR総武本線「津田沼」駅、新京成線「新津田沼」駅
◆ 階数-地上52階、地下2階
◆ 高さ-最高部198.5m、建築物187.0m
◆ 敷地面積-約20,600㎡
◆ 建築面積-約18,300㎡
◆ 延床面積-約220,000㎡
容積対象面積-約164,500
◆ 構造-(
複合施設棟)鉄骨造、鉄筋コンクリート造、(住宅棟)鉄筋コンクリート造
◆ 用途-劇場、商業、共同住宅、業務等
◆ 総戸数-1,000戸程度
◆ 建築主-野村不動産
◆ 設計者-(基本設計)東急設計コンサルタント
◆ 解体工事-2026年04月予定
◆ 着工-2028年内予定(工期遅れる見通し)
◆ 竣工-2031年内予定(工期遅れる見通し)


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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。



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再開発予定地です。

● 津田沼戦争の舞台の1つ
 「モリシア津田沼」は、1978年10月14日に複合商業施設「サンペデック」として開業しました。核テナントは「津田沼髙島屋」と「津田沼ダイエー」でした。

 流通業界に興味がある方なら覚えていと思いますが、ダイエーは1981年に、百貨店事業進出のため医療法人「十全会」から高島屋株約10%を取得して、高島屋に業務提携を迫り、提携合意書に調印しました。調印後に高島屋幹部は速攻でトイレに駆け込み、握手した手を洗ったと当時まことしやかに伝えられていました(笑)。

 高島屋を支配する足掛かりにしたいダイエーとダイエーの支配を極端に嫌がった高島屋は「犬猿の仲」でした。正に「サンペデック」は津田沼戦争の舞台の1つでした。


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再開発計画が動き出した商業・業務施設「モリシア津田沼」です(写真提供読者さん)。


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「モリシア津田沼」の南側には、「仲よし幼稚園跡地活用事業」として「津田沼 ザ・タワー」が建されました。概要は、地上44階、塔屋2階、地下2階、高さ(最高部161.04m、建物高さ152.10m)、敷地面積8,050.23㎡、延床面積88,116.30㎡、総戸数759戸(ほかにゲストルーム・スカイサロン・スタジオ・シアタールーム等共用施設)です(写真提供読者さん)。


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「モリシア津田沼」を北側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「モリシア津田沼」を北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「モリシア津田沼」を北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「モリシア津田沼」を南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「モリシア津田沼」を南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「モリシア津田沼」を西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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街区北側の「津田沼公園」です(写真提供読者さん)。



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2024年11月30日 (土)

「イオン」と「京成電鉄」の資本業務提携 閉店した「イトーヨーカドー津田沼店」 跡地を再整備して新たなランドマーク化 2024年11月中旬の状況

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-津田沼戦争-

 「習志野市」と「船橋市」にまたがる津田沼地域では、1970年代後半にパルコ、丸井、高島屋、ダイエーと大手が次々に出店して、「津田沼戦争」と呼ばれた時代がありました。

 「イトーヨーカドー津田沼店」は、1980年代、1990年代にはイトーヨーカドーの全国店舗の中で、売上高が10年以上連続1位になるなど、イトーヨーカドーで一番の繁栄店でした。

 手元に、バブル期の「日経流通新聞(現:日経MJ)」の1990年8月25日の新聞切り抜きがあります。1989年度のスーパー売上高ランキングを見ると当時の「津田沼」がいかに凄かったか分かります。津田沼地域がスーパー売上高ランキングのベスト5に2店舗も入っています。

1989年度のスーパー売上高ランキング
1位 ダイエー(津田沼)-27,981百万円
2位 ユニード(福岡)-22,273百万円
3位 イトーヨーカドー(津田沼)-21,684百万円
4位 西友(春日井西武)-20,410百万円
5位 ダイエー(碑文谷)-20,258百万円

 「セブン&アイ・ホールディングス」傘下の総合スーパーの「イトーヨーカドー津田沼店」を2024年9月29日で閉店しました。1977年に開業し全国のイトーヨーカドーの店舗の中で最も売れた時期もありましたが、近年は近隣の競合店に押されていました。

● イオンと京成電鉄の資本業務提携合意!
 「イオン」と「京成電鉄」は、両社の持つアセットとノウハウを生かし、地域の暮らしをより豊かにするため、業務提携に合意しました。両社の安定した信頼関係を構築するため、相互に株式を保有する形での資本提携が必要であるとの判断から、2024年10月31日に提携契約を締結しました。

 引用資料 イオン(PDF:2024/10/31)
 イオン株式会社と京成電鉄株式会社の資本業務提携合意のお知らせ

 それぞれがおよそ150億円分の株式を年内に取得する予定で、予定どおり実施されれば、イオンは京成電鉄の2.33%程度、京成電鉄はイオンの0.46%の株式を保有することになります。

 提携第一弾の取り組みとして、新津田沼駅周辺の再整備による新たなランドマーク化を計画しています。新京成電鉄が保有する新津田沼駅南側に隣接する「津田沼12番街ビル」を中心とした駅周辺施設を京成グループが改修と刷新を行い、駅北側に隣接し現在営業中の「イオンモール津田沼店」とともに、イオンリテールが一体的に運営することでバリューアップを行います。

 
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「新津田沼駅周辺のMAP」です。

● 将来的には再開発か?
 今回は、「津田沼12番街ビル」の改修と刷新ですが、将来的には「津田沼12番街ビル」を中心とした駅周辺施設の再開発を行うと思われます。


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「イオンモール津田沼店」と閉店した「イトーヨーカドー津田沼店」の2024年11月中旬の状況です(写真提供読者さん)。


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2024年9月29日で閉店した「イトーヨーカドー津田沼店」です。「7&i」のロゴが撤去されています(写真提供読者さん)。

セブン&アイ・ホールディングス
 社名の「セブン」は、7つの主要な事業領域を表しており、「アイ」は、innovation(革新)のI(アイ)と「愛」を表しています。「セブン-イレブン&イトーヨーカドー」の意味が含まれています。

● アリマンタシォン・クシュタールから買収提案
 流通大手の「セブン&アイ・ホールディングス」は、社名を2025年にも「セブン―イレブン・コーポレーション(仮)」に変更すると発表しています。

 「セブン&アイ・ホールディングス」は、カナダのコンビニ大手「アリマンタシォン・クシュタール」から買収提案を受けています。コンビニ事業に専念する体制に再編し、傘下のスーパーや外食事業は中間持ち株会社を設立して分離します。カナダのコンビニ大手から買収提案を受けていることを踏まえ、企業価値を高めて対抗する布石とみられます。

● 伊藤家から買収提案
 「セブン&アイ・ホールディングス」は、創業家である伊藤家から買収提案を受けていることを明らかにしています。「セブン&アイ・ホールディングス」は、それに先立ち創業家や伊藤忠商事などから出資を受け、銀行融資を合わせて総額9兆円規模で全株式を買い取るMBO(経営陣が参加する買収)を計画していることが報じられています。


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「7&i」のロゴが撤去されています(写真提供読者さん)。


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「津田沼12番街ビル」の西端です(写真提供読者さん)。


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南面にあった「Ito Yokado」の大きなロゴも撤去されています。


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「津田沼12番街ビル」の東端です(写真提供読者さん)。


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立体駐車場と接続する連絡通路です(写真提供読者さん)。


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「立体駐車場」を南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。



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