136 東京都・大田区

2025年4月 7日 (月)

新空港線(蒲蒲線)整備促進事業 2025年4月4日に「国土交通省」から都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想について認定!

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-新空港線(蒲蒲線)整備促進事業-
 
「新空港線(蒲蒲線)整備促進事業」は、JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅の約800mを鉄道で結ぶことにより、大田区内の東西交通の移動利便性が向上するとともに、沿線まちづくりを併せて進めることで地域の活性化に寄与します。

 また、東急東横線や東京メトロ副都心線などとの相互直通運転が可能となることで、羽田空港が渋谷・新宿・池袋の都市や和光・所沢・川越などの東京圏北西部と繋がり、広域的な鉄道ネットワークが形成され、東京の国際競争力が強化されるなどの効果が期待されています。

 引用資料 大田区・公式ホームページ
 新空港線(蒲蒲線) メインページ

 東急多摩川線矢口渡駅付近から多摩川線を地下化し、東急蒲田地下駅、京急蒲田地下駅を通り、大鳥居駅の手前で京急空港線に乗り入れる計画です。事業完成時期は未定ですが、関係者合意の後、速やかに整備主体を設立できるよう準備を進めています。

 国の答申第198号を受け、まずは蒲田駅と京急蒲田駅の未接続の解消を第一に考え、東急多摩川線を矢口渡付近から地下化・延伸し、京急蒲田駅までつなぐ区間を「一期整備」とし、京急蒲田駅から大鳥居駅の手前で京急空港線に接続する区間を「二期整備」としています。

 新空港線は、「都市鉄道等利便増進法」という補助制度を活用して整備することを想定しています。この「都市鉄道等利便増進法」の特徴は、線路や駅施設などのインフラを整備する整備主体(下部)と、列車を運行・運営する営業主体(上部)に組織を分離して行う上下分離方式を採用しています。計画としては、整備主体には大田区が主な出資者となる「公的第三セクター」を、営業主体には「東急電鉄」を想定しています。

● 国土交通省から新空港線整備に向けた営業構想の認定!
 「東急電鉄」は2025年4月4日に、「国土交通省」から、都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想(2025年1月17日に認定を申請)について認定を受けました。

 引用資料 東急電鉄(2025/04/04)
 国土交通省から新空港線整備に向けた営業構想の認定を受けました

 営業構想は、東急多摩川線を矢口渡駅付近から蒲田駅まで地下化するとともに、蒲田駅と京浜急行電鉄本線・空港線京急蒲田駅付近までの区間に新設される連絡線(新空港線)を活用し、東急多摩川線と新空港線の直通運転を実施しようとするものです。なお、一部列車については多摩川駅から東横線に乗り入れを想定しています。


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レール幅が違う問題をどう解決するのか?
 東急線は狭軌の1067mmです。京急線は標準軌の1435mmです。一期整備では、「東急多摩川線」の狭軌の1067mmで、京急蒲田駅の地下に乗り入れます。二期整備では、京急蒲田駅から大鳥居駅の手前で「京急空港線」に接続する予定です。

 「京急空港線」にどのように乗り入れるかは具体的には決まっていません。線路を3本にする「三線軌条」もしくは「フリーゲージトレイン」にすれば相互直通運転は実現可能ですが、容易ではありません。


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「計画の全体像」です。


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「第一期整備」です。



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2024年9月 5日 (木)

「羽田空港」へのアクセス 新空港線(蒲蒲線)整備促進事業 「国土交通省」が2025年度予算案の概算要求で、調査や設計にあたるための補助金を計上!

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-新空港線(蒲蒲線)整備促進事業-
 
「新空港線(蒲蒲線)整備促進事業」は、JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅の約800mを鉄道で結ぶことにより、大田区内の東西交通の移動利便性が向上するとともに、沿線まちづくりを併せて進めることで地域の活性化に寄与します。

 また、東急東横線や東京メトロ副都心線などとの相互直通運転が可能となることで、羽田空港が渋谷・新宿・池袋の都市や和光・所沢・川越などの東京圏北西部と繋がり、広域的な鉄道ネットワークが形成され、東京の国際競争力が強化されるなどの効果が期待されています。

 引用資料 大田区・公式ホームページ
 新空港線(蒲蒲線)整備促進事業

 東急多摩川線矢口渡駅付近から多摩川線を地下化し、東急蒲田地下駅、京急蒲田地下駅を通り、大鳥居駅の手前で京急空港線に乗り入れる計画です。事業完成時期は未定ですが、関係者合意の後、速やかに整備主体を設立できるよう準備を進めています。

 国の答申第198号を受け、まずは蒲田駅と京急蒲田駅の未接続の解消を第一に考え、東急多摩川線を矢口渡付近から地下化・延伸し、京急蒲田駅までつなぐ区間を「一期整備」とし、京急蒲田駅から大鳥居駅の手前で京急空港線に接続する区間を「二期整備」としています。

 「大田区」と「東急電鉄」は、2022年9月20日に新空港線の整備主体である第三セクター設立に関する協定を締結しました。今後、会社設立に必要な手続きを進めていきます。設立時の出資比率は、大田区が61%、東急電鉄が39%です。

● 国土交通省が調査や設計にあたるための補助金を計上!
 「羽田空港」から渋谷や池袋などへのアクセス向上が期待される2つの蒲田駅を結ぶ新空港線「蒲蒲線」の整備が遂に動き出します。「国土交通省」が2025年度予算案の概算要求で、調査や設計にあたるための補助金を計上したことが分かりました。「国土交通省」が蒲蒲線に関する費用を計上するのは初めてで、2025年度から整備に向けた動きが本格化します。

 TOKYO MX(2024/08/28)
 「蒲蒲線」来年度調査・設計へ 国交省が補助金 整備に向け“第一歩”

 JR線と東急線が乗り入れる蒲田駅と京浜急行線の蒲田駅を結ぶ新空港線「蒲蒲線」について、「国土交通省」は2025年度の予算案の概算要求で、整備の主体となる第三セクターが設計や調査をするための事業費を9,000万円と見込み、その3分の1の3,000万円を補助金として計上しました。

 蒲蒲線に関する事業費は「国」と「都・大田区」と「第三セクター」で3分の1ずつ支出することになっています。補助の対象となるのは、第1期区間とされる東急の矢口渡駅から京急蒲田駅までの区間で、既存の東急多摩川線を地下に通す形で計画されています。


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レール幅が違う問題をどう解決するのか?
 東急線は狭軌の1,067mmです。京急線は標準軌の1,435mmです。一期整備では、「東急多摩川線」の狭軌の1,067mmで、京急蒲田駅の地下に乗り入れます。二期整備では、京急蒲田駅から大鳥居駅の手前で「京急空港線」に接続する予定です。

 「京急空港線」にどのように乗り入れるかは具体的には決まっていません。線路を3本にする「三線軌条」もしくは「フリーゲージトレイン」にすれば相互直通運転は実現可能ですが、容易ではありません。


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「計画の全体像」です。


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「整備案」です。



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2024年7月25日 (木)

JR東日本 羽田空港アクセス線(仮称)整備事業 京葉線と接続する「臨海部ルート(新木場駅ルート)」 2031年度開業で調整!

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-羽田空港アクセス線(仮称)整備事業-

 JR東日本は、羽田空港と東京駅、新宿駅、新木場駅の3つの駅を結ぶ「羽田空港アクセス線構想」を発表しています。実現すれば、東京駅まで最短18分(現在は最短28分)、新宿駅まで最短23分(現在は最短41分)、臨海部の新木場駅まで最短20分(現在は最短41分)でいずれも乗り換えなしで結ばれ、空港へのアクセス時間が大幅に短縮されます。

(1) 東山手ルート(東京駅ルート) 2031年度開業目標
 
最短18分(現在は最短28分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→大汐線(改修)→大汐短絡線(新設)→田町駅付近で東海道本線に合流→東海道本線→東京駅

(2) 西山手ルート(新宿駅ルート) 開業時期未定
 
最短23分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→東品川短絡線(新設)→大井町駅~品川シーサイド駅間でりんかい線に合流→りんかい線→埼京線→新宿駅

(3) 臨海部ルート(新木場駅ルート) 2031年度開業目標
 
最短20分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→りんかい線の引込線(複線化)→品川埠頭分岐部信号場→りんかい線→新木場駅

● 臨海部ルート(新木場駅ルート)を2031年度開業で調整!
 
羽田空港と東京都心を結ぶ羽田空港アクセス線の「臨海部ルート(新木場駅ルート)」について、JR東日本が2031年度の開業を目標に調整していることが分かりました。羽田空港からJR京葉線も走る新木場駅まで乗り換えなく行けるようになります。京葉線には「舞浜駅」があり、近接する「東京ディズニーリゾート(TDR)」への接続性も高まります。

 引用資料 NHK(2024/07/24)
 JR東日本 羽田空港〜新木場ルート 2031年度に開業目標


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「東山手ルート」および「アクセス新線」の工事概要

 「平面図」と「断面図」です。事業区間は12.4kmです。JR田町駅付近から東京貨物ターミナルまでを既存線路の「改良区間」、東京貨物ターミナルから羽田空港までを「新線建設」として整備します。延長は「改良区間」が約7.4km、「アクセス新線」が約5.0kmとなります(引用:JR東日本)。

● 羽田空港において「羽田空港アクセス線(仮称)」工事に着手!
 国土交通省の関東地方整備局は、羽田空港において、田町駅付近と羽田空港を結ぶ「羽田空港アクセス線(仮称)」の工事に2023年12月7日に着手しました。2031年度の開業を目指しています。

 引用資料 国土交通省関東地方整備局(PDF:2023/12/08)
 羽田空港において「羽田空港アクセス線(仮称)」工事に着手

 関東地方整備局は、羽田空港のアクセス利便性を向上させるため、田町駅付近と羽田空港を結ぶ「羽田空港アクセス線(仮称)」のうち、空港内の区間(約2.4km)における鉄道トンネル躯体等基盤施設の整備を行います。

 今般、着手した工事は、羽田空港内の第2ターミナルに隣接するP3駐車場の前面部の道路直下において、駅のホーム部分に当たるトンネル躯体を開削工法により構築するものです。


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「位置図」です。


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「拡大平面写真」です。


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羽田空港新駅(仮称)

 「羽田空港新駅(仮称) 位置図、断面図」です。第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルの間の空港構内道路下に、最大幅員約12m、延長約310mの島式1面2線のホームを有する地下駅を設置します。

 ホームは地下1階の高さであり、第2旅客ターミナルへ高低差なく、移動することが可能となります。なお、空港島内のシールドトンネル、開削トンネルは国土交通省が空港整備事業で整備する予定です(引用:JR東日本)。



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2024年5月13日 (月)

「羽田空港旅客ターミナル」の機能を強化 木造・鉄骨ハイブリッド構造採用の第1ターミナル北側サテライト施設 2024年5月7日に着工!

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-第1ターミナル北側サテライト施設-
 私がほぼ全作品を見ている「旅系YouTuber」の作品が2チャンネルあります。「しげ旅」と「散歩するアンドロイド」ですが、その2人がここ最近「インド」に行っていました、インドはカオスで混沌としていますが、非常に活気を感じます。これからは「インドの時代」だと実感します。

 旅つながりで、「日本空港ビルデング」は、「羽田空港」の第2ターミナル北側に続いて、2024年5月7日より第1ターミナル北側に6スポットを備えた出発・到着ゲート施設であるサテライト施設を建設する工事に着手しました。

 引用資料 日本空港ビルデング(PDF:2024/05/07)
 木造・鉄骨ハイブリッド構造採用の第1ターミナル北側サテライト施設 2026 年夏頃の供用開始に向け着工 ~人にも環境にもやさしい先進的空港を目指す

 施設は、国土交通省による東京国際空港(羽田)の機能強化にあわせ、将来の航空需要拡大への対応や旅客利便性のさらなる向上を見据えて増築するもので、2026年夏頃の供用開始を予定しています。

第1ターミナル北側サテライト施設工事の概要
◆ 所在地-東京都大田区羽田空港三丁目第1ターミナル 北側
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 建築面積-約11,000㎡
◆ 延床面積-約21,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、木造(ハイブリット)
◆ 用途-空港旅客ターミナル施設
◆ 建築主-日本空港ビルデング
◆ 設計者・監理者-梓設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2024年05月07日
◆ 竣工-2026年05月末日予定


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第1ターミナル北側サテライト施設の「イメージ」です。


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第1ターミナル北側サテライト施設の「位置図」です。


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第2ターミナルで本館と北側サテライトを接続する整備工事

 「日本空港ビルデング」は、2023年4月1日より、羽田空港第2ターミナルで、本館と北側サテライトを接続する整備工事に着手しました。第2ターミナルの本館と北側サテライトを接続する施設を増築するもので、2025年春頃の供用開始を目指しています。

 引用資料 日本空港ビルデング(PDF:2023/04/03)
 羽田空港第 2 ターミナル北側サテライト-本館接続建設工事 着手のお知らせ

 現在専用バスにてアクセスが必要な北側サテライトと本館が一つの建物として繋がり、直接行き来できるようになるほか、増築部には、ターミナルから直接航空機へ搭乗できる搭乗口を3カ所新設し、旅客動線の最適化や定時運航率向上を図ります。

第2ターミナルで本館と北側サテライトを接続する整備工事の概要
◆ 所在地-東京都大田区羽田空港三丁目 第2旅客ターミナルビル 北側
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 北側サテライト-本館接続部(増築)-約21,000㎡
◆ 北増築棟(増築、改修)-約19,000㎡
◆ 北側サテライト(改修)-約11,000㎡
◆ 第2旅客ターミナルビル本館(増築、減築、改修)-約322,000㎡
◆ 用途-空港旅客ターミナル施設
◆ 建築主-日本空港ビルデング
◆ 設計者・監理者-梓・松田平田 東京国際空港第2旅客ターミナル増改築工事設計監理共同企業体
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2023年04月01日
◆ 竣工-2025年02月末日予定


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第2ターミナルで本館と北側サテライトを接続する整備工事の「位置図」です。



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2023年12月18日 (月)

JR東日本 羽田空港アクセス線(仮称)整備事業 羽田空港において「羽田空港アクセス線(仮称)」 2023年12月7日に工事に着手!

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-羽田空港アクセス線(仮称)整備事業-

 JR東日本は、羽田空港と東京駅、新宿駅、新木場駅の3つの駅を結ぶ「羽田空港アクセス線構想」を発表しています。実現すれば、東京駅まで最短18分(現在は最短28分)、新宿駅まで最短23分(現在は最短41分)、臨海部の新木場駅まで最短20分(現在は最短41分)でいずれも乗り換えなしで結ばれ、空港へのアクセス時間が大幅に短縮されます。

(1) 東山手ルート(東京駅ルート)
 
最短18分(現在は最短28分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→大汐線(改修)→大汐短絡線(新設)→田町駅付近で東海道本線に合流→東海道本線→東京駅

(2) 西山手ルート(新宿駅ルート)
 
最短23分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→東品川短絡線(新設)→大井町駅~品川シーサイド駅間でりんかい線に合流→りんかい線→埼京線→新宿駅

(3) 臨海部ルート(新木場駅ルート)
 
最短20分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→りんかい線の引込線(複線化)→品川埠頭分岐部信号場→りんかい線→新木場駅

● 羽田空港において「羽田空港アクセス線(仮称)」工事に着手!
 国土交通省の関東地方整備局は、羽田空港において、田町駅付近と羽田空港を結ぶ「羽田空港アクセス線(仮称)」の工事に2023年12月7日に着手しました。

 引用資料 国土交通省関東地方整備局(PDF:2023/12/08)
 羽田空港において「羽田空港アクセス線(仮称)」工事に着手

 関東地方整備局は、羽田空港のアクセス利便性を向上させるため、田町駅付近と羽田空港を結ぶ「羽田空港アクセス線(仮称)」のうち、空港内の区間(約2.4km)における鉄道トンネル躯体等基盤施設の整備を行います。

 今般、着手した工事は、羽田空港内の第2ターミナルに隣接するP3駐車場の前面部の道路直下において、駅のホーム部分に当たるトンネル躯体を開削工法により構築するものです。


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「位置図」です。


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「拡大平面写真」です。


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「東山手ルート」および「アクセス新線」の工事概要

 「平面図」と「断面図」です。事業区間は12.4kmです。JR田町駅付近から東京貨物ターミナルまでを既存線路の「改良区間」、東京貨物ターミナルから羽田空港までを「新線建設」として整備します。延長は「改良区間」が約7.4km、「アクセス新線」が約5.0kmとなります(引用:JR東日本)。


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羽田空港新駅(仮称)

 「羽田空港新駅(仮称) 位置図、断面図」です。第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルの間の空港構内道路下に、最大幅員約12m、延長約310mの島式1面2線のホームを有する地下駅を設置します。

 ホームは地下1階の高さであり、第2旅客ターミナルへ高低差なく、移動することが可能となります。なお、空港島内のシールドトンネル、開削トンネルは国土交通省が空港整備事業で整備する予定です(引用:JR東日本)。



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2023年7月23日 (日)

京浜急行電鉄本線「平和島」駅直結 2026年に商業住宅一体の複合施設が誕生・新しい改札口も設置「(仮称)平和島駅前複合施設」

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-(仮称)平和島駅前複合施設-

 「京浜急行電鉄」は、平和島駅高架下と隣接社有地を活用して、商業住宅一体の複合施設を開発します。また、駅施設北側に改札口を新設し、新しい歩行者動線を整備することで、利便性と回遊性を向上させ、駅周辺に更なる賑わいを創出します。

 引用資料 京浜急行電鉄(2023/07/12)
 2026年に商業住宅一体の複合施設が誕生・新しい改札口も設置 平和島駅周辺の開発計画が始動 地域交流拠点「COCOONひろば平和島」の設置期間を延長

 平和島駅周辺の開発計画では、「駅から変わる、もっと便利で住みたいまちへ」をコンセプトに、まちの中心としてのシンボル性を意識した、駅前中心拠点にふさわしい複合施設の開発を行います。開業は2026年を予定しています。

 また、計画敷地の一部を暫定利用して開設している地域交流拠点「COCOONひろば平和島」は、「まちづくりに対する効果」が確認できたことから、開発スケジュールに合わせて設置期間を2024年4月末(予定)まで延長します。

(仮称)平和島駅前複合施設の概要
◆ 所在地-東京都大田区大森北六丁目90番2号ほか
◆ 交通-京浜急行電鉄本線「平和島」駅直結
◆ 階数-地上5階(一部平屋)、地下0階
◆ 敷地面積-約6,150㎡
◆ 延床面積-約4,900㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-店舗、賃貸住宅
◆ 総戸数-約30戸
◆ 着工-2024年05月予定
◆ 開業-2026年上期予定


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「商業住宅一体の複合施設イメージ」です。


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「計画地」です。


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「建物概念図」です。



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2023年4月19日 (水)

JR東日本 既存の鉄道ネットワークを活用して「羽田空港」へのダイレクトアクセス 「羽田空港アクセス線(仮称)」の本格的な工事に着手!

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-羽田空港アクセス線(仮称)整備事業-

 JR東日本は、羽田空港と東京駅、新宿駅、新木場駅の3つの駅を結ぶ「羽田空港アクセス線構想」を発表しています。実現すれば、東京駅まで最短18分(現在は最短28分)、新宿駅まで最短23分(現在は最短41分)、臨海部の新木場駅まで最短20分(現在は最短41分)でいずれも乗り換えなしで結ばれ、空港へのアクセス時間が大幅に短縮されます。

(1) 東山手ルート(東京駅ルート)
 
最短18分(現在は最短28分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→大汐線(改修)→大汐短絡線(新設)→田町駅付近で東海道本線に合流→東海道本線→東京駅

(2) 西山手ルート(新宿駅ルート)
 
最短23分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→東品川短絡線(新設)→大井町駅~品川シーサイド駅間でりんかい線に合流→りんかい線→埼京線→新宿駅

(3) 臨海部ルート(新木場駅ルート)
 
最短20分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→りんかい線の引込線(複線化)→品川埠頭分岐部信号場→りんかい線→新木場駅

● 羽田空港アクセス線(仮称)の本格的な工事に着手!
 「JR東日本」は、既存の鉄道ネットワークを活用し、多方面からの羽田空港へのダイレクトアクセスを実現する「羽田空港アクセス線(仮称)」の計画を推進しています。

 計画ルートのうち「東山手ルート」における鉄道施設変更認可を2023年1月3日付、「アクセス新線」における工事施行認可を2023年3月24 日付で国土交通省より受けました。 「東山手ルート」および「アクセス新線」を整備することにより、宇都宮線・高崎線・常磐線方面から羽田空港へのダイレクトアクセスが実現し、東京駅からは約18分で到着することが可能となります。

  「東山手ルート」および「アクセス新線」における工事の起工式を2023年6月に行い、本格的な工事に着手し、2031年度の開業を目指します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2023/04/04)
 羽田空港アクセス線(仮称)の本格的な工事に着手します


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「工事区間位置図」と「運行概要」です。


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「東山手ルート」および「アクセス新線」の工事概要

 「平面図」と「断面図」です。事業区間は12.4kmです。JR田町駅付近から東京貨物ターミナルまでを既存線路の「改良区間」、東京貨物ターミナルから羽田空港までを「新線建設」として整備します。延長は「改良区間」が約7.4km、「アクセス新線」が約5.0kmとなります。


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東海道線接続区間

 田町駅の東京方にある山手線引上げ線を撤去し、山手線外回り、京浜東北線南行、東海道線上りを順次移設して、東海道線上下間にスペースを確保します。そのスペースを用いて、開削トンネルやシールドトンネルを構築することで、東海道線と大汐線(現在休止中)が接続する線路を敷設します。


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大汐線改修区間

 1998年より鉄道事業を休止している大汐線の橋りょうや高架橋などの既存ストックを有効活用し、土木・軌道・電気の各設備について健全度を調査した上で、必要な改修や改良を実施します。


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羽田空港新駅(仮称)

 「羽田空港新駅(仮称) 位置図、断面図」です。第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルの間の空港構内道路下に、最大幅員約12m、延長約310mの島式1面2線のホームを有する地下駅を設置します。

 ホームは地下1階の高さであり、第2旅客ターミナルへ高低差なく、移動することが可能となります。なお、空港島内のシールドトンネル、開削トンネルは国土交通省が空港整備事業で整備する予定です。



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2022年10月 7日 (金)

国家戦略特区 羽田空港直結の「羽田エアポートガーデン(日本最大1,717室のエアポートホテル)」 2023年1月に全面開業!

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-羽田エアポートガーデン

 「羽田エアポート都市開発」の実施する国家戦略民間都市再生事業(羽田空港跡地第2ゾーン計画)に係る計画は、都市再生特別措置法に基づく認定を受けています。

 羽田空港の隣接地において、羽田空港の有するポテンシャルを最大限活用しつつ、24時間国際拠点空港化に伴って求められる多様な宿泊機能、国際交流機能や都市観光に資する機能を整備します。あわせて、国際線ターミナルに接続するプロムナード、バスターミナル等を整備することで、交通結節機能の強化を図ります。

 「住友不動産」及び「羽田エアポート都市開発」は、羽田空港第2ゾーン地区約4.3haで開発を進めている羽田空港直結複合開発プロジェクトの街区名称を「羽田エアポートガーデン」とし、その計画概要を決定しました。

 「全1,717室のエアポートホテル(プレミア・グランドの2つのブランド)」を核に、国際交流機能強化のための「MICE対応のイベントホール・会議室」、富士山・飛行機を望む「展望天然温泉」、地方都市や観光地など「日本各地と結ぶ全天候型バスターミナル」、日本文化を感じられる銘産品や旅行グッズ等を扱う物販店舗、ホテル内レストランからフードコートまで「約90店舗の多彩なラインナップの商業施設」を備えた複合開発プロジェクトとなります。

 当初は、2020年4月21日に開業する予定でした。しかし、2020年初めに世界を「新型コロナウイルス感染症」が襲います。コロナ禍の影響で約2年半、開業を延期していました。

● 2023年1月に全面開業!
 「住友不動産」及び関連3社(100%子会社)は、新型コロナウイルス感染症の影響で開業延期をしていた、羽田空港第3ターミナル直結の複合開発プロジェクト「羽田エアポートガーデン」 を、2023年1月に全面開業することを決定しました。

 引用資料 住友不動産(PDF:2022/10/06)
 羽田空港第3ターミナル(国際線)直結のオールインワン・ホテル 『羽田エアポートガーデン』始動

羽田エアポートガーデンの概要
◆ 計画名-羽田空港直結複合開発プロジェクト
◆ 所在地-東京都大田区羽田空港二丁目7番1号
◆ 交通-京急線「羽田空港第3ターミナル」駅直結徒歩1分、東京モノレール「羽田空港第3ターミナル」駅直結徒歩1分
◆ 階数-地上12階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-49.00m
◆ 事業区域-43,035.00㎡(施設全体)
◆ 建築面積-16,172.04㎡(施設全体)
◆ 延床面積-90,237.64㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-ホテル、温泉、商業施設、イベントホール、会議室・バンケット、バスターミナル 他
◆ 客室数-1,717室(ラグジュアリーホテル160室、ハイグレードホテル1,557室、おもてなしセンター)
◆ 建築主-羽田エアポート都市開発(住友不動産100%子会社)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-西松建設、前田建設工業
◆ 着工-2018年04月01日
◆ 竣工-2020年02月20日(工事完了)、2020年03月(竣工)
◆ 開業-2022年12月予定(ホテル開業)、2023年01月予定(施設全面開業)


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「羽田エアポートガーデン 施設外観」です。


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「フロアマップ概念図」です。


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「配置図」です。


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「計画地周辺立地概念図」です。



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2022年9月25日 (日)

新空港線(蒲蒲線)整備促進事業 「大田区」と「東急電鉄」は新空港線整備に向けて第三セクター設立の協定を締結!

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-新空港線(蒲蒲線)整備促進事業-
 
「新空港線(蒲蒲線)整備促進事業」は、JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅の約800mを鉄道で結ぶことにより、大田区内の東西交通の移動利便性が向上するとともに、沿線まちづくりを併せて進めることで地域の活性化に寄与します。

 また、東急東横線や東京メトロ副都心線などとの相互直通運転が可能となることで、羽田空港が渋谷・新宿・池袋の都市や和光・所沢・川越などの東京圏北西部と繋がり、広域的な鉄道ネットワークが形成され、東京の国際競争力が強化されるなどの効果が期待されています。

 引用資料 大田区・公式ホームページ
 新空港線(蒲蒲線)整備促進事業

 東急多摩川線矢口渡駅付近から多摩川線を地下化し、東急蒲田地下駅、京急蒲田地下駅を通り、大鳥居駅の手前で京急空港線に乗り入れる計画です。事業完成時期は未定ですが、関係者合意の後、速やかに整備主体を設立できるよう準備を進めています。

 国の答申第198号を受け、まずは蒲田駅と京急蒲田駅の未接続の解消を第一に考え、東急多摩川線を矢口渡付近から地下化・延伸し、京急蒲田駅までつなぐ区間を「一期整備」とし、京急蒲田駅から大鳥居駅の手前で京急空港線に接続する区間を「二期整備」としています。

 新空港線は、「都市鉄道等利便増進法」という補助制度を活用して整備することを想定しています。この「都市鉄道等利便増進法」の特徴は、線路や駅施設などのインフラを整備する整備主体(下部)と、列車を運行・運営する営業主体(上部)に組織を分離して行う上下分離方式を採用しています。計画としては、整備主体には大田区が主な出資者となる「公的第三セクター」を、営業主体には「東急電鉄」を想定しています。

● 新空港線整備に向けて第三セクター設立!
 「大田区」と「東急電鉄」は、2022年9月20日に新空港線の整備主体である第三セクター設立に関する協定を締結しました。今後、会社設立に必要な手続きを進めていきます。設立時の出資比率は、大田区が61%、東急電鉄が39%です。

 引用資料 大田区・公式HP(2022/09/20)
 大田区と東急電鉄株式会社は新空港線整備に向けて第三セクター設立の協定を締結しました


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レール幅が違う問題をどう解決するのか?
 東急線は狭軌の1067mmです。京急線は標準軌の1435mmです。一期整備では、「東急多摩川線」の狭軌の1067mmで、京急蒲田駅の地下に乗り入れます。二期整備では、京急蒲田駅から大鳥居駅の手前で「京急空港線」に接続する予定です。

 「京急空港線」にどのように乗り入れるかは具体的には決まっていません。線路を3本にする「三線軌条」もしくは「フリーゲージトレイン」にすれば相互直通運転は実現可能ですが、容易ではありません。


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「計画の全体像」です。


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「整備案」です。



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2022年8月14日 (日)

「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」環境影響評価書 「羽田空港新駅(仮称)」は、このような掘削構法で建設される!

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-羽田空港アクセス線(仮称)整備事業-

 JR東日本は、羽田空港と東京駅、新宿駅、新木場駅の3つの駅を結ぶ「羽田空港アクセス線構想」を発表しています。実現すれば、東京駅まで最短18分(現在は最短28分)、新宿駅まで最短23分(現在は最短41分)、臨海部の新木場駅まで最短20分(現在は最短41分)でいずれも乗り換えなしで結ばれ、空港へのアクセス時間が大幅に短縮されます。

(1) 東山手ルート(東京駅ルート)
 
最短18分(現在は最短28分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→大汐線(改修)→大汐短絡線(新設)→田町駅付近で東海道本線に合流→東海道本線→東京駅

(2) 西山手ルート(新宿駅ルート)
 
最短23分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→東品川短絡線(新設)→大井町駅~品川シーサイド駅間でりんかい線に合流→りんかい線→埼京線→新宿駅

(3) 臨海部ルート(新木場駅ルート)
 
最短20分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→りんかい線の引込線(複線化)→品川埠頭分岐部信号場→りんかい線→新木場駅

● 環境影響評価書の縦覧! 
 「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」環境影響評価書の縦覧が行われています。終点の「羽田空港新駅(仮称)」は、「第1ターミナル」と「第2ターミナル」の間に設けられ、島式1面2線の地下駅となります。ホーム長約311m、ホーム幅約7~12mで、15両編成(1両の長さ約20m)に対応します。2層構造になっており、ホーム・コンコースは、地下1階となっています。

 引用資料 東京都環境局(2022/08/08)
 「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」環境影響評価書


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「事業区間平面図及び断面図」です。事業区間は12.4kmです。JR田町駅付近から東京貨物ターミナルまでを既存線路の「改良区間」、東京貨物ターミナルから羽田空港までを「新線建設」として整備します。延長は「改良区間」が約7.4km、「アクセス新線」が約5.0kmとなります。


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「羽田空港新駅(仮称)」の断面図です。島式1面2線の地下駅となります。函体の幅員約22m、函体の深さ約20m、ホーム幅約7~12mとなります。


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「羽田空港新駅(仮称)」の掘削構法 工程その➀②


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「羽田空港新駅(仮称)」の掘削構法 工程その③④⑤


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「羽田空港新駅(仮称)」の掘削構法 工程その⑥⑦


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「羽田空港新駅(仮称)」の掘削構法 工程その⑧



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