よくわかる 東京・大手町再開発(大手町連鎖型都市再生プロジェクト)
-大手町再開発-
今朝の日経新聞(6月16日朝刊)に、3面を使って「東京・大手町再開発」の広告特集が載っていました。街区の図面もあったので大変わかりやすかったです。
ということで、今朝は急遽予定を変えて「よくわかる 東京・大手町再開発」にしてみました。なんかどっかのパソコンソフトの書籍みたいなタイトルですが(笑)・・・
私は、今まで複数ある大手町の再開発地区の境目がイマイチちゃんと理解出来ていませんでしたが、載っていた街区図ではっきり分りました。
三菱総研(三菱総合研究所)ビルも、大手町の再開発用地に入っていたんですね。あと「2-1街区」の区割りも分りました。
現在、「(仮称)大手町地区第一次再開発事業」で、高さ約180m、約150m、約122mの3棟の超高層ビルが建設中です。このプロジェクトが完成すると「第二次再開発」予定地にある「日本経済新聞」、「JA」、「経団連」が移転してきます。
現在計画中のプロジェクト
(1)第二次再開発
◆ 敷地面積-約14,100㎡
◆ 概要-2棟の超高層ビル(A棟・B棟)
◆ 延床面積-200,000㎡超
◆ 解体されるビル-日経ビル、JAビル、経団連会館
◆ 地権者-三菱地所、財務省、日本政策投資銀行、国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫の6者
このプロジェクトが完成すると日本政策投資銀行、国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫が移転してきます。三菱総研(三菱総合研究所)ビルも「「第二次再開発」の移転先に入っています。
(2)第三次街区
◆ 解体されるビル-公庫ビル、新公庫ビル、日本政策投資銀行本店
「第二次再開発」への移転が完了すると「第三次街区」の解体に着手します。具体的な概要は発表されていませんが、敷地の形および敷地面積から推定すると1棟もしくは2棟の超高層ビルが建設されると思われます。
「第二次再開発」への移転完了後に三菱総研(三菱総合研究所)ビルも解体されるようですが、大きな道路があるので一体的な再開発は不可能です。「第二次再開発」もしくは「第三次街区」へ容積率の移転を行うと思われます(管理人の推定)。
(3)大手町1-6計画(東京プライムステージ)
「みずほ銀行大手町本部ビル」との「大手町フィナンシャルセンター」が解体されて「東京プライムステージ」が建設されます。
みずほ銀行大手町本部ビルが地上16階、地下1階、延床面積79,899.02㎡(登記面積)で、大手町フィナンシャルセンターが、地上24階、地下4階、高さ105.0m、延床面積51,530.34㎡(登記面積)です。
建築計画の概要
◆ 敷地面積-11,037.84㎡
◆ 延床面積-約204,000㎡
◆ 階数-地上39階、地下5階
◆ 高さ-約200m
◆ 建築主-東京建物、大成建設
◆ 着工-2009年(解体工事着手予定)
◆ 竣工-2014年予定
(4)2-1街区
◆ 延床面積-300,000㎡級
◆ 地権者-国立印刷局、日本郵政グループ、NTT、NHKの4社共同
敷地北側にある「NTT大手町ビル」と「NTT大手町ビル別館」は、「2-1街区」の対象外のようです。出来れば一体的に再開発してほしいのですが・・・
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