外資が日本を救う! 神戸市の医療特区にアブダビ政府系ファンドが投資
-神戸国際フロンティアメディカルセンター-
日本は、外資を極端に恐れる傾向がありますが、恐れるだけではなく上手く付き合えば日本の発展のため非常に有益だと思います。ロンドンのようにすべてを開放するのは問題があると思いますが、今のように閉ざしすぎるのも問題です。
民間病院「神戸国際フロンティアメディカルセンター」へアラブ首長国連邦のアブダビ政府系ファンド「ムバダラ開発」が投資するのも、外資が日本の発展に貢献する好例だと思います。
「神戸国際フロンティアメディカルセンター」の計画はかなり前からあったのですが、約100億円の資金調達がネックでした。今回アブダビ政府系ファンドが大半を出資することによって計画は一気に進みます。
もちろんアブダビ政府側もメリットがないと投資しません。病院からの収益はもちろんですが、最大の目的は研修医を派遣して日本の最先端医療技術を吸収することです。まさにWin-Win(自分も勝ち、相手も勝つ)の関係です。
◆ 神戸国際フロンティアメディカルセンターとは
生体肝移植の世界的権威で知られる田中紘一氏(先端医療センター長:京大医学部卒)が中心となり、建設を計画している民間病院です。臓器移植や再生医療などを手掛ける高度医療機関で、外国人研修医の拠点も設けます。
建設予定地は、2010年度に神戸・ポートアイランド2期に移転する「市立医療センター中央市民病院」の東側で、当初は医師、研修医計100人、看護師150人、ベッド数100床の規模で2010年春の開業を目指します。
神戸市はポートアイランドⅡ期に「神戸医療産業都市構想」を進めていますが、「市立医療センター中央市民病院」と「神戸国際フロンティアメディカルセンター」の2病院が新たに進出することにより国内では圧倒的な集積を誇る「医療特区」となります。
タイやシンガポールのようにアラブの大富豪が自家用ビジネスジェット機で神戸空港にやってきて病気を治療して帰るような時代が将来やってくるかも知れません。
(注意)空撮写真での「神戸国際フロンティアメディカルセンター」の位置は管理人が推定した場所で実際とは異なる可能性があります。
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