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2008年8月23日 (土)

埼玉県所沢市 「西武鉄道・所沢駅」周辺の空撮!

Saitamatokorozawa08081
-西武鉄道・所沢駅-
 
西武鉄道の「所沢駅」は西武新宿線と西武池袋線が見事に平面で「X型」にクロスしています。このような構造は関西では近鉄の「大和西大寺駅」、阪急の「淡路駅」でも見られますが、関東では「所沢駅」が一番規模が大きくきれいにクロスしているので「鉄ちゃん」の間では有名な駅です。
 ただこのような平面クロス構造の駅はどこもそうですが、柔軟な運行ができる反面、構造的に信号待ちが長時間発生し、周辺の踏切は「開かずの踏切」になってしまう傾向にあります。
 そのため2階に分ける方式が理想で、阪急の「淡路駅」は連続立体交差化工事を機会に2階式に変更します。

 西武鉄道の「所沢駅」は、3面5線の構造になっています。商業施設は駅の西口に集中しており、写真には写っていませんが高さ100mを超えるタワーマンションも「小金井街道」沿いに4棟あります。

 西口に「ダイエー所沢店」がありますが、オープンは1981年11月26日です。当時は流通業界の覇権を「中内功氏」が率いる「ダイエーグループ」と「堤清二氏」が率いる「西武流通グループ(当時の名称)」の2グループが争っていました。
 西武鉄道は弟の「堤義明氏」の管轄でしたが、「西武グループのおひざ元にダイエーが殴りこんだ!」と大変話題になりました。
 当時は、千葉県習志野市の津田沼周辺で西武流通グループ、ダイエー、イトーヨーカ堂の間で繰り広げられていた「津田沼戦争」が有名でしたが、それにひっかけて「所沢戦争」とも呼ばれていました。

 「ダイエー所沢店」の敷地がきれいな長方形でないのは、西武系の企業が土地を売却しなかったためで、流通戦争の象徴としていびつな形の外観写真が当時いろいろな新聞や雑誌等に掲載されていました。
 その後、当時の2大流通グループは、「イオングループ」と「「セブン&アイ・ホールディングス」の傘下に入り、時代の流れを感じます。

-所沢駅周辺の大規模開発-
 
西武鉄道は、駅舎の建て替えおよび東口を大規模に開発する計画を立てています。橋上駅舎の上には「駅上広場」を設置し、東口の再開発ビルの上には「屋上庭園」を設置する壮大なプロジェクトです。これらが完成すると所沢駅周辺は一変します。

 西武鉄道・ニュースリリース(PDF:2007/02/14)
 所沢駅および駅周辺の開発基本構想を策定
 
 
場所はここです。

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