さいたま市 「大宮ソニックシティ」の空撮!
-大宮ソニックシティ-
「さいたま市」が誕生する前の埼玉県は、突出した力をもった都市はなく、群雄割拠の戦国時代のような状態でした。
その中でも比較的中心の地位を占めていたのが、県庁所在地の浦和市と鉄道交通の要所の大宮駅を持つ大宮市でした。
JR大宮駅は、以前から北関東の鉄道交通の要所でした。鉄道の各線が集中する首都圏でも屈指の駅でした。拍車をかけたのが、1982年6月23日の「大宮駅」~「盛岡駅」間で暫定開業した「東北新幹線」と1982年11月15日に「大宮駅」~「新潟駅」間で暫定開業した「上越新幹線」です。
東北・上越新幹線は開業時、上野駅や東京駅まで乗り入れていなくて大宮駅止まりでした。そのため大宮駅の拠点性は飛躍的に高まりました。
その後、東北・上越新幹線は、1985年3月14日には上野駅に、1991年6月20日には東京駅に乗り入れを果たします。新幹線の始発・終着駅の地位は失いましたが、沿線人口の増加や埼京線の開通により、北関東における大宮駅の拠点性は盤石となりました。
しかし大宮駅周辺といえば、駅を降りると駅前の百貨店を除き核となる施設が全くない状態でした。そこでJR大宮駅西口の再開発計画が持ち上がり、埼玉県と日本生命保険が中心となって「大宮ソニックシティ」を建設しました。
「大宮ソニックシティ」は、中心となる超高層ビル「ソニックシティビル」、大ホールと小ホールがある「ソニックシティホール」、ホテル棟で構成されている複合施設です。
概要
所在地-埼玉県さいたま市大宮区桜木町一丁目7-5
階数-地上31階、塔屋1階、地下4階
高さ-136.85m
敷地面積-17,484㎡(施設全体)
建築面積-12,110㎡(施設全体)
延床面積-131,256㎡(施設全体)
構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、 鉄筋コンクリート造
用途-オフィス、店舗
建築主-埼玉県、日本生命保険
設計・監理-日建設計
施工者-フジタ工業
着工-1986年01月
竣工-1988年03月
オープン-1988年04月
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