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2008年9月15日 (月)

兵庫県芦屋市 「芦屋浜シーサイドタウン」の空撮! 

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-芦屋浜シーサイドタウン-

 古くから高級住宅地として有名な芦屋市ですが、東は西宮市、西は神戸市に挟まれ東西の幅が狭い上に市街地のすぐ北側には六甲山地が迫っています。そのため開発余地が限られていました。
 新たに開発するには湾岸部を埋め立てるしかありませんでした。兵庫県は「阪神臨海再開発計画」に基づき当時の兵庫県企業局により1969年~1975年にかけて、芦屋沖の約125haを埋め立てる事業を行いました。

 埋立地は中央部を流れる「宮川」で東西に分かれていますが、「宮川」を中心として埋立地の中心部に高層住宅群を整備し、周囲に低層および戸別住宅、幼稚園から高校までの各種学校、公園等を整備することになりました。
 高層住宅群はコンペにより「ASTM(アステム)企業連合」が受注しました。「ASTM」は、A(芦屋浜)、S(新日本製鐵)、T(竹中工務店、高砂熱学工業)、M(松下電工、松下興産)の頭文字です。
 1975年11月に準備工事が開始され、1979年7月に完成しました。最近ではタワーマンション群は珍しくもありませんが、1970年代~1980年代中ごろまでは非常に珍しく圧倒的な存在感を放っていました。

 1995年1月17日の阪神大震災では、「芦屋浜シーサイドタウン」も猛烈な揺れに襲われ大きな被害を受けました。
 高層棟の一部も主柱が破断したりしました。それでも致命的な損傷は受けず強力な補強材で修復されています。
 
 
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南側から見た様子です。

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