(仮称)JPタワー 「東京中央郵便局」の再開発計画は双方痛み分けで最終決着しそうです。
-(仮称)JPタワー-
日本郵政は、「東京中央郵便局」の再開発計画を見直す方針を固めたそうです。当初は「登録文化財を望んでいるわけではない」とう方針でしたが、「登録有形文化財」としての登録をめざし、局舎の保存部分を拡大して再開発する方針に変更するようです。
「保存部分の面積は増やすが、超高層は堅持する」という双方痛み分けの最終決着になりそうです。
1つずつ正式な過程を踏んで決められた事が覆るという今回の問題の経緯には、私個人としては納得出来ない部分もありますが、ここまでもめたらこの決着方法しかないと思います。もし「大岡越前」がいたらどんな仲裁をしたんでしょうかね・・・
この問題は「大阪中央郵便局」にも飛び火しそうな勢いだったし、東京都は逆に正式に都市計画を認めるという訳の分からない状態で、波紋がどんどん広がっていきました。
昨日(3月9日)の「日経平均株価」の終値はバブル崩壊後の最安値である7,086.03円まで下落してしまいました。雇用状況もどんどん悪化しています。
その中で876億円の巨大プロジェクトを失うというのは大きな損失です。この絶望的とも言える不景気にこんな大金を出してくれる企業はありません。雇用に関しても大きな痛手です。
衆議院の総選挙も近いです。建設業界は大きな票田でもあります。この点も決着を早める要因になると思います。双方ともメンツが立つように落とし所を探して歩み寄るのではないでしょうか?
それに空撮写真でも分かりますが、この場所は日本の中の日本とも言える超一等地です。日本および東京の国際競争力の観点からもそのままにしておくのはあまりにもったいなと思います。
「(仮称)JPタワー」のプロジェクト名である「(仮称)丸の内二丁目7地区計画新築工事」の建築計画のお知らせです。
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