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2009年3月11日 (水)

あの「阿修羅像(あしゅらぞう) 」が東京に! 「興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展」が東京国立博物館で開催されます。

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-興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展-

 「興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展」が「東京国立博物館 平成館」で開催されます。期間は2009年3月31日(火)~6月7日(日)です。
 毎週月曜日が休館日です(ただし5月4日(月・祝)は開館、5月7日(木)休館)。私は昨年、月曜日が休館日だと知らず「薬師寺展」に月曜日に行ってしまい、結局2回行くことになってしまいました。 上野駅から結構歩かないといけないので無駄足になるとめげてしまいます。
 
 詳しくは → 興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展
 
 
東京国立博物館 → 興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」
 
 興福寺の
「阿修羅像(あしゅらぞう) 」は、日本で最も有名な仏像の一つではないでしょうか? 歴史教科書には必ず登場します。
 私は何度も見たことがありますが何度見ても素晴らしいです。像高153.4cmと意外と低く、想像していたよりはるかに小さかったので最初に見た時は驚いた記憶があります。しかしその存在感は圧倒的です。
 
「阿修羅像(あしゅらぞう)」は、通常は興福寺の「国宝館」の壁面のガラスケースに展示されています。そのため後姿を見る事は出来ません、しかし今回は「阿修羅像」を360度見る事が出来ます。「阿修羅像」以外にも多数の仏像が展示されますので首都圏在住の方は是非とも行ってみてください。
 
 最近、戦国武将や歴史にに興味を持つ女性「歴女(れきじょ)」や仏像のカリスマ女性「仏像ガール」など 男性主導とみられていた歴史や仏像の趣味に女性がどんどん進出してきています。一過性ではなくこの流れがずっと続いてほしいと願っています。
 
 
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「興福寺」は奈良時代に創建された寺院です。「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産にも登録されています。今でも敷地は広いですが、最盛期には奈良県庁あたりまで境内のあった大寺院でした。
 「興福寺」は、京都遷都、戦乱、火災など幾多の危難を乗り越えてきましたが、明治時代に出された「神仏分離令」でによる「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」により徹底的な打撃をこうむりました。子院はすべて廃止され、寺領は没収されました。
 
 「興福寺」は寺院では珍しく塀がほとんどありません。「奈良公園」と一体化した構造になっています。これも「廃仏毀釈」により境内は塀が取り払われ、多くの建造物が破壊され跡地に樹木が植えられたためです。
 「興福寺」と言えば「五重塔」ですが、「廃仏毀釈」の嵐はあまりにも凄まじく「五重塔」さえ売りに出る状態でした。明治時代初期には一時は廃寺同然となっていました。「興福寺」の再興が許されたのは1881年になってからです。
 
 
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「興福寺」では、「中金堂」、「南大門」、「北円堂の回廊」の再建計画を進めています。その中で一番早く工事に取り掛かっているのが「中金堂」の再建工事です。2016年の完成を目指して工事が行われています(整備計画図では2010年になっていますが・・・)。
 今回の「興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展」では、最新の高精細デジタル映像技術を駆使したバーチャルリアリティ映像により、新しい中金堂の外観や、仏像が安置された内部の様子を見る事が出来ます。
 
 
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2009年3月現在の「中金堂」再建工事の様子です。基壇部分の工事が終わっています。奥に見えるのは興福寺の「講堂」です。
 
 
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「中金堂」周囲の回廊の基壇部分はすでに再建が終わっています。この部分は基壇部分の再建のみで建築物は再建されません。
 
 
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東京・京都・奈良などの国立博物館の展示会ではほとんどの場合に本が同時発売されます。少々高いですが立派な本で解説も詳しいので来館記念にぜひ購入をお勧めします。

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