時速160km運転 「成田新高速鉄道整備事業」建設現場(2009年春)の空撮!
-成田新高速鉄道整備事業-
「成田高速鉄道」、「成田新高速鉄道」、「成田新高速鉄道整備事業」、「京成成田新高速鉄道線」など呼び方がいろいろありややこしいですが、同じプロジェクトです。
「京成高砂駅」~「成田空港駅」の全長51.4kmの線路の改良および新線建設のプロジェクトを指します。「京成上野駅」~「成田空港駅」までの全長64.1kmを指す場合もあります。
一部区間は在来線で最速の時速160km運転を予定しています。これにより、現在最速で51分かかる「日暮里駅」~「空港第2ビル駅」間が最速36分と、約15分短縮されます。
区間は4事業者が保有しますが、全線を「京成電鉄」が線路を借りて「第二種鉄道事業」として運行します。そのため総称が「京成成田新高速鉄道線」と呼ばれています。総事業費は1,261億円を予定し、2010年度の開業を目指しています。
詳しくは → 成田新高速鉄道整備事業
成田新高速鉄道整備事業の概要(51.4km)
最高時速130kmで走行するための追抜き施設、軌道改良等の工事
◆ 改良区間-32.3km(京成高砂駅~印旛日本医大駅)
◆ 内訳-北総線(19.8km)+千葉ニュータウン線(12.5km)
最高時速160kmで走行できる鉄道線路の敷設
◆ 新線建設区間-19.1km(印旛日本医大駅~成田空港駅)
◆ 内訳-成田高速鉄道アクセス線(10.7km)+成田空港高速鉄道線(8.4km)
-新型スカイライナー-
「成田新高速鉄道整備事業」は2010年度の開業を目指しています。開業後は新型スカイライナーおよび途中主要駅に停車する特急をそれぞれ1時間あたり最大3本運転する予定です。
2009年5月20日(水)に、新型スカイライナー「完成マスコミ披露会」を開催されました。、「風」、「凛」をモチーフに斬新なデザインです。
詳しくは → 新型スカイラーナー
-印旛沼(いんばぬま)-
空撮写真に印旛沼の一部分が見えます。元々は「W字型」で、現在の2倍以上大きい沼でした。
戦後、干拓により面積が半分以下になり、現在は「北部調節池(北印旛沼)」と「西部調節池(西印旛沼)」に分かれ、「印旛捷水路(いんばしょうすいろ)」と「中央排水路」の2つの水路で結ばれる構造になっています。
湖沼としては千葉県内最大の面積を誇っていますが、水質が良くないので水質汚染の代名詞としてテレビなどには登場します。
空撮写真の場所はここです。
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