成田国際空港の「北総VOR/DME」&八尾空港の「八尾VOR/DME」の空撮!
-VOR/DME(ヴォルデメもしくはボルデメと読みます)-
今回はちょっとオタッキーな話になりますがご容赦下さい。空港の非常に重要な施設に「VOR/DME(ヴォルデメもしくはボルデメと読みます)」があります。大きい空港には必ず1基設置されています(成田国際空港のみ例外的に2基)。
雑学で知っていたら少しは役に立つかも知れません? まあ私の人生で役に立った事は1度もありませんでしたが・・・(笑)
「VOR(VHF Omnidirectional Range):超短波全方向式無線標識」は、放射状に広がる方位信号を発信する地上無線局のことです。航空機がどの方向にいるかを知ることが出来ます。
「DME(Distance Measuring Equipment):距離情報提供装置」は、航空機と地上局との距離を測定する事が出来ます。多くの場合「VOR」と「DME」は併設されています。
下の伊丹空港や神戸空港の写真を見ればよく分かりますが、円周状に設置されている多数の白いレドームが「VOR」で、中央に立つ赤いアンテナが「DME」です。
「VOR/DME」は、単に空港を離着陸する航空機ばかりでなく、上空や周辺を飛行する航空機に対しても重要な位置情報を提供しています。
日本上空および日本周辺上空の航空路の通過点や合流点としても「VOR/DME」は非常に重要なポイントとなるため、日本全土に網の目のように張り巡らされています。
詳しくは → 国土交通省・VOR/DME等の概要
詳しくは → 国土交通省・VOR/DME等配置図
空撮写真は、「成田国際空港」のB滑走路の北側にある「北総VOR/DME」です。超望遠レンズで撮影したためボケボケですが、ご容赦下さい。
「成田国際空港」には、A滑走路北側に「成田VOR/DME」もあります。1つの空港に2ヶ所の「VOR/DME」があるのは国内では、「成田国際空港」だけです。
「八尾空港」の「八尾VOR/DME」の空撮です。1995年8月から運用開始されました。
「大阪国際空港(伊丹空港)」の「大阪VOR/DME」です。有名な「32L」真下の通称「千里川土手」から滑走路の東側に見えます。航空機の中からも「32L」側から離着陸する場合はよく見えます。
「神戸空港」の「神戸VOR/DME」です。ターミナルビル4階送迎デッキの真正面に見えます。2006年2月の開港と同時に運用開始されました。
「成田国際空港」のA滑走路北側ある「成田VOR/DME」です。
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「東京国際空港(羽田空港)」の「羽田VOR/DME」です。こんな離れた場所にあります。縮小して見てください。
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