日本の「国際ハブ(拠点)港」として整備する対象港を2010年度にも新規募集 横浜港&横浜ベイブリッジの空撮!
-横浜港-
国交相は10月21日に、日本の港湾の国際競争力の強化のため「国際ハブ(拠点)港」として整備する対象港を2010年度にも新規に募る方針を示しました。
国は現在、6港を「スーパー中枢港湾」に指定して重点的な投資をしていまが、さらに特定港を絞り財源を重点化する「選択と集中」を行わなければ、国際競争力アップはおぼつかないと判断したようです。
具体的には「365日、24時間体制で競争に勝ち抜く意志と能力のある地方に手を挙げてもらい、透明、公正なルールで選びたい」と説明し、「スーパー中枢港湾」など国内主要港の中から選定する考えを示しました。
日本の港湾施設は、空港と同じで「数はたくさんあるけれど、一流港は一つもない・・・」という悲惨な状態に陥っています。
日本にはコンテナを扱う港だけでも全国に65港がありますが、ハブ港は韓国の「釜山港」という状況です。上海、香港、シンガポール、釜山などの港と比べると圧倒的な後れを取っています。
2年前に香港の港を見たときに衝撃を受けました。日本の港が設備でそんなにめちゃめちゃ劣るとは思いませんでしたが、積み上げられたコンテナの高さ、ガントリークレーンの稼働率が全く違いました。「物凄い活気」に圧倒されました。
韓国の政府高官が「韓国はお金が無かったので、たくさん港を作ることができず釜山港に集中投資した。それが結果的に非常によかった。」と言っていました。
日本にもうお金がありません。新規国債発行額が初めて50兆円台に拡大するという信じられない事態に陥っています。このまま続けていたら国家は必ず破綻します。
ここからは、私の勝手な考え方なので軽く流してください。首都圏に関してですが、東京は「空港」、横浜は「港」と分担し集中投資するべきだと思っています。
「羽田空港」を国際ハブ空港化するためには、更に5本目の「E滑走路」も必要です。羽田空港沖では、「羽田空港」に4本目の「D滑走路」を建設するために、「東京港第一航路」を東側にずらす工事を行っています。
国土交通省は具体的には発表していませんが、私は「この工事は、C滑走路の沖合に、5本目(E滑走路)を増設するための埋立て用地を確保する事も兼ねている」と勝手に推測しています。
ただそれ以上拡張できる場所は、羽田空港沖に見当たりません。「東京港第一航路」の航路を確保しないといけないためです。
「横浜港」に港湾施設を集中させ、「東京港第一航路」を通過する船舶数を減らすと将来的に6本目(F滑走路)を増設するスペースをひねり出すことも可能になると思います。
より東京湾の入り口に近い「横浜港」を整備するのは、船舶の航行安全上からも理にかなっていると思います。
空撮写真は、「横浜ベイブリッジ」です。横浜港のコンテナふ頭は、「横浜ベイブリッジ」の両側に集中的に立地しています。
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