JR中央本線(三鷹~立川間)他連続立体交差事業 2009年12月6日に「三鷹駅」~「国分寺駅」間下り線の高架線への切り替え完了!
-JR中央本線(三鷹~立川間)他連続立体交差事業-
JR中央本線は、「開かずの踏切」解消のために連続立体交差事業の工事を行っています。事業区間は、JR中央線「三鷹駅」~「立川駅」の約13.1kmです。西武鉄道多摩川線「武蔵境駅」付近の0.8kmも高架になりました。
工事が完成すると、「三鷹駅」~「立川駅」間の18ヶ所の「開かずの踏切」が解消されます。事業は東京都が主体となり、「JR東日本」、「西武鉄道」、沿線の6都市(三鷹市・武蔵野市・小金井市・国分寺市・国立市・立川市)の共同で行われています。
作業工程
◆ 1994年05月 都市計画決定
◆ 1995年11月 都市計画事業認可取得
◆ 1999年03月 事業着工
◆ 2007年07月01日 三鷹駅~ 国分寺間の下り線が高架移行
◆ 2009年01月11日 西国分寺駅~立川駅の下り線が高架移行
◆ 2009年12月06日 三鷹駅~ 国分寺間の上り線が高架移行
◆ 2011年春頃 西国分寺駅~立川駅の上り線が高架移行予定
◆ 2011年度末 事業完了予定
「連続立体交差事業(高架化)」に関係する駅は、新宿駅に近い東側から(1)三鷹駅-(2)武蔵境駅-(3)東小金井駅-(4)武蔵小金井駅-(5)国分寺駅-(6)西国分寺駅-(7)国立駅-(8)立川駅の合計8駅になります。
実際は、「三鷹駅」を過ぎてから高架工事が始まり、「立川駅」の手前で高架工事が終わるので、この2駅はほとんど変わりません。
また「国分寺駅」西側から「国立駅」東側までの約4.1kmは、既に鉄道と道路の立体化がなされており、現行の「掘割構造」の形式を維持するため高架工事は行われません。
そのため事業区間は約13.1kmですが、実際は西側区間6.2kmと東側区間2.8kmの合計約9.0kmになります。
駅が根本的に地上から高架に大変身するのは、(2)武蔵境駅-(3)東小金井駅-(4)武蔵小金井駅と(7)国立駅の4駅になります。
2009年12月5日(土)午後9時頃~12月6日(日)午前6時30分頃まで行われた高架移行は、「三鷹駅」~「 国分寺駅」間の上り線です。
詳しくは → JR中央本線連続立体交差事業(平面図・縦断図)
-武蔵境駅(むさしさかいえき)-
「三鷹駅」を少し過ぎたあたりから高架工事が始まります。「武蔵境駅」は「三鷹駅」の次の駅になります。「武蔵境駅」は相対式2面2線の高架駅です。写真は新宿方面を見た様子です。
右側が2007年7月1日から高架になった2番線「立川・八王子・高尾方面」で、左側が2009年12月6日から高架になった1番線「新宿・東京方面」です。
◆ 1番線-新宿・東京方面
◆ 2番線-立川・八王子・高尾方面
(備考)3番線・4番線は西武鉄道です。
「武蔵境駅」です。写真は立川・八王子方面を見た様子です。
-東小金井駅(ひがしこがねいえき)-
「東小金井駅」は、下り方面が単式、上り方面が島式の2面3線の高架駅です。写真は新宿方面を見た様子です。
右側が2007年7月1日から高架になった3番線「立川・八王子・高尾方面」で、左側が2009年12月6日から高架になった1番線・2番線「新宿・東京方面」です。
◆ 1番線-新宿・東京方面
◆ 2番線-新宿・東京方面(待避線)
◆ 3番線-立川・八王子・高尾方面
「東小金井駅」です。写真は立川・八王子方面を見た様子です。
「東小金井駅」の3番線「立川・八王子・高尾方面」ホームです。
「東小金井駅」の3番線「立川・八王子・高尾方面」ホームです。2009年12月6日に1番線・2番線が高架になるまで、このように「2番線」となっていました。
「2」の番号は分かりにくいですが、シールになっていてはがれるようになっていました。現在は「3」変更になっていると思われます。
「東小金井駅」のホームの屋根です。ドーム状のなかなかシャレたデザインです。
-武蔵小金井駅(むさしこがねいえき)-
「武蔵小金井駅」は、1番線・2番線が島式、3番線が単式の2面3線の高架駅です。写真は新宿方面を見た様子です。
右側が2007年7月1日から高架になった下り線の1番線「立川・八王子・高尾方面」と2番線(待避線)で、左側が2009年12月6日から高架になった3番線「新宿・東京方面」です。
◆ 1番線-立川・八王子・高尾方面
◆ 2番線-立川・八王子・高尾方面(待避線)、新宿・東京方面(待避線)
◆ 3番線-新宿・東京方面
「武蔵小金井駅」です。写真は立川・八王子方面を見た様子です。撮影した11月中旬はまだこのようにフェンスがありました。
「武蔵小金井駅」のホームを新宿方面側に見た様子です。2007年7月1日から高架になった右側の1番線「立川・八王子・高尾方面」と左側の2番線(待避線)です。
「武蔵小金井駅」の1番線・2番線ホームを立川・八王子方面に見た様子です。高架工事は「国分寺駅」の少し手前まで続きます。
次の「国分寺駅」自体は、既に鉄道と道路の立体化がなされており、現行の「掘割構造」のままで高架工事は行われません。
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