201 神奈川県・横浜市

2023年11月 4日 (土)

横浜市 地上40階、高さ約158mの「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」 最高部の高さが約162mから約158mに変更!

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-(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事-
 「北仲通北地区」は、2000年代に高さ約220m×1棟、高さ約170m×3棟の超高層ビルが合計4棟林立する開発イメージが公開されました。「リーマンショック」の影響もあり、2010年代中頃に入ってから本格的に開発が始まりました。

 「A-4地区」は「ザ・タワー横浜北仲」、「B-2地区」は「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」として竣工済みです。「A-1・2地区」には、「大和地所、住友不動産」が、地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約150mの再開発ビルを建設予定です。

 「横浜市」は、 2021年9月3日に横浜市環境影響評価条例に基づき、(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事 計画段階配慮書の縦覧を行い、概要が判明しました。これで「北仲通北地区」の4棟の超高層ビルの概要が判明しました。

 引用資料 横浜市(2022/10/28)
 第68回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和4年8月29日開催)

● 事後調査計画書(工事中)の縦覧!
 横浜市は、「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事に係る事後調査計画書(工事中)」の縦覧を行っています。2023年10月25日から縦覧が行われています。

 引用資料 横浜市(2023/10/25)
 (仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事に係る事後調査計画書(工事中)

 2023年8月4日の「環境影響評価書」では、「住宅棟」が、地上40階、塔屋3階、地下1階、高さ162mでしたが、今回の「事後調査計画書(工事中)」では、地上40階、塔屋2階、地下1階、高さ158mに変更になっています。塔屋が1階減って高さが約4m低くなったようです。建築資材高騰の影響でしょうか?

(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通五丁目25番1
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅、JR京浜東北線・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
◆ 階数-(住宅棟)地上40階、塔屋2階(塔屋3階から変更)、地下1階、(事務所・店舗棟)地上6階、地下0階、(店舗棟)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(住宅棟)最高部約158m(最高部約162mから変更)、建物高さ約150m、(事務所・店舗棟)建物高さ約35m
◆ 敷地面積-12,345.18㎡
◆ 建築面積-7,422.95㎡
◆ 延床面積-109,048.80㎡
◆ 構造-(住宅棟)鉄筋コンクリート造、(事務所・店舗棟)鉄骨造
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、事務所、店舗
◆ 総戸数-約700戸
◆ 事業者-東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険
◆ 設計者-熊谷組・東急設計コンサルタント設計共同企業体
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2023年12月01日予定
◆ 竣工-2027年03月31日予定


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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(変更後)
「施設断面図」です。


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(変更後)
建物高さ約150m+塔屋約8m=最高部約158mです。


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(変更前)「施設断面図」です。建物高さ約150m+塔屋約12m=最高部約162mです。


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(変更後)
「施設断面図」です。


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(変更前)「施設断面図」です。


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「施設配置図」です。


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「位置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た
「北仲通北地区」です。


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「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」の建設予定地です。



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2023年10月29日 (日)

横浜みなとみらい21地区 みなとみらい21地区着工40周年 96%以上が開発された「横浜駅東口地区、中央地区、新港地区」の現状

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-横浜みなとみらい21地区-
 「みなとみらい21地区」は、2023年11月8日に事業着工から40周年を迎えます。今後は、研究開発拠点や音楽施設、ミュージアムが重層的に集積する特徴を生かして、都市型の文化や産業を醸成・発信するとともに、社会的課題である脱炭素についても先行的に取組んでいきます。

 あわせて、みなとみらい21地区着工40周年記念事業実行委員会は、40周年を契機に様々なイベントを展開し、これまでの軌跡や、みなとみらいの未来のビジョンを感じられるような機会を設けます。

 一般社団法人横浜みなとみらい21
 みなとみらい21 40周年

 みなとみらいは、既に96%以上が開発され、商業の他、研究開発拠点、音楽施設、ミュージアムなどが集積し、様々な分野の人材が集まる街に成長しました。これからは、建設の時代から、次のステージへ向かいます。

● 既に96%以上が開発!
 「みなとみらい21地区」は、既に96%以上が開発されています。横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た「横浜駅東口地区、中央地区、新港地区」の様子をUPしたいと思います。

 ちなみに「みなとみらい21地区」の総面積は約181haですが、各地区の面積は、横浜駅東口地区約4ha、中央地区約141ha、新港地区約41haとなっています。


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「みなとみらい21 開発状況図(令和5年4月1日現在)」です。

 引用資料 横浜市・公式HP
 みなとみらい21地区全体図


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北側を見た様子です(横浜駅東口地区、中央地区)。


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2020年7月10日にオープンした「ぴあアリーナMM」です。手前は2021年6月30日にオープンした「首都高MMパーク」です(中央地区)。


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北東側を見た様子です。合計12棟のタワーマンション群が見えます。当初は「みなとみらい21地区」にはタワーマンションの建設は想定されていませんでした(中央地区)。


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手前が2020年4月24日にオープンした「パシフィコ横浜ノース(PACIFICO YOKOHAMA NORTH)」で、奥がリゾートトラストの2020年9月23日にオープンした「横浜ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」と「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」です(中央地区)。



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東側を見た様子です(中央地区、新港地区)。


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南東側を見た様子です(新港地区)。


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2019年10月31日にオープンした「インターコンチネンタル横浜Pier 8」です(新港地区)。


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2023年3月31日に竣工した「よこはま新港合同庁舎」です。「よこはま新港合同庁舎」は、国土交通省や横浜税関の15官署が入居する建物です(新港地区)。


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「北仲通北地区」です。「北仲通北地区」は、「みなとみらい21地区」ではありませんが、「みなとみらい21地区」の一部のような雰囲気になっています。



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2023年10月23日 (月)

横浜みなとみらい21地区 みなとみらい21地区着工40周年 まるで東京の副都心 東京から大企業の本社が次々と移転!

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-横浜みなとみらい21地区-
 「みなとみらい21地区」は、2023年11月8日に事業着工から40周年を迎えます。今後は、研究開発拠点や音楽施設、ミュージアムが重層的に集積する特徴を生かして、都市型の文化や産業を醸成・発信するとともに、社会的課題である脱炭素についても先行的に取組んでいきます。

 あわせて、みなとみらい21地区着工40周年記念事業実行委員会は、40周年を契機に様々なイベントを展開し、これまでの軌跡や、みなとみらいの未来のビジョンを感じられるような機会を設けます。

 一般社団法人横浜みなとみらい21
 みなとみらい21 40周年

 みなとみらいは、既に96%以上が開発され、商業の他、研究開発拠点、音楽施設、ミュージアムなどが集積し、様々な分野の人材が集まる街に成長しました。これからは、建設の時代から、次のステージへ向かいます。

● 東京から大企業の本社が次々と移転!
 関西では「大阪市」に対して、「神戸市、京都市」が露骨にライバル心を燃やしています。理想は「関西は一つ」ですが、実際は「関西は一つ一つ」です。しかし、首都圏では「横浜市、さいたま市、千葉市」は「東京都」に対しては表立ってはライバル心を見せません。

 東京都の発展が「横浜市、さいたま市、千葉市」の発展に繋がる事が分かっているからです。言い方は悪いですが、東京都に対する「小判鮫商法」ですが、これは非常に賢い戦略だと思います。

 「みなとみらい21地区」は、東京の新宿や渋谷のように東京の副都心のような戦略をとっています。「東海道本線」を使うと東京駅-横浜駅間はわずか26分~28分程度です。
 国際化が著しい「羽田空港」にも「京急エアポート急行」を使うと直結しています。交通至便な「みなとみらい21地区」には、企業誘致に熱心な横浜市の施策も功を奏し、企業の本社や研究開発拠点の集積が加速しています。

 「みなとみらい21地区」には、東京から大企業の本社が次々と移転してきています。「みなとみらい21地区」はもはや東京の副都心の1つと言っても過言ではありません。

 今回は、東京から「みなとみらい21地区」に本社を移転した年商2,000億円以上の5社「日産自動車、いすゞ自動車、オーケー、京浜急行電鉄、ジャパンマリンユナイテッド」を特集してみました。


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日産自動車(東証プライム市場)

 「日産自動車グローバル本社」は、日産自動車の本社機能やギャラリーなどを備えたオフィスビルです。「日産自動車」は、2009年8月に長らく本社のあった東京・東銀座から「横浜みなとみらい21地区」の「日産自動車グローバル本社」に本社を移転しました。

 「日産自動車」の2023年3月期の連結決算は、売上高10,596,695百万円、営業利益377,109百万円です。2024年3月期の連結決算は、売上高12,600,000百万円、営業利益550,000百万円を予想しています。

日産自動車グローバル本社の概要
◆ 計画名-(仮称)日産自動車株式会社 本社屋 建築計画
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区高島一丁目1番1号
◆ 交通-JR「横浜」駅徒歩7分、京急線「横浜」駅徒歩7分、みなとみらい線「新高島」駅徒歩5分
◆ 階数-地上22階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部99.404m、軒高98.444m
◆ 敷地面積-10,000.14㎡
◆ 建築面積-7,924.80㎡
◆ 延床面積-92,329.89㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-オフィス、展示場、集会場、店舗
◆ 建築主-日産自動車
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2007年01月13日(起工式)
◆ 竣工-2009年08月02日(竣工式)
◆ オープン-2009年08月08日(日産グローバル本社ギャラリーオープン)、2009年08月18日(業務開始)


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いすゞ自動車(東証プライム市場)

 「いすゞ自動車」が創業の地である大森(東京都品川区南大井)から、2022年5月9日に本社を「横濱ゲートタワー」に移転し、業務を開始しました。

 「いすゞ自動車」の2023年3月期の連結決算は、売上高3,195,537百万円、営業利益253,546百万円です。2024年3月期の連結決算は、売上高3,300,000百万円、営業利益260,000百万円を予想しています。

● UDトラックス(旧日産ディーゼル工業)を買収
 「いすゞ自動車」は2019年12月にボルボとの業務提携を発表し、ボルボの完全子会社「UDトラックス(旧日産ディーゼル工業)」を買収すると発表し、2021年4月1日に買収手続きが完了しました。買収価格は2,430億円です。

 「日産自動車」の傘下だった「UDトラックス(旧日産ディーゼル工業)」を「いすゞ自動車」が買収し、その「いすゞ自動車」が、「日産自動車グローバル本社」のすぐ近くに本社を移転したのは何か因縁めいたものを感じます。

横濱ゲートタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)横濱ゲートタワープロジェクト
◆ 所在地-横浜市西区高島一丁目2番5号(みなとみらい21地区58街区)
◆ 交通-JR線・東急東横線・京急本線「横浜」駅徒歩6分、相鉄線「横浜」駅徒歩9分、横浜市営地下鉄ブルーライン「横浜」駅徒歩10分、みなとみらい線「新高島」駅徒歩1分
◆ 階数-地上21階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部109.56m、建築物108.01m、軒高97.11m
◆ 敷地面積-9,308.92㎡
◆ 建築面積-6,153.08㎡
◆ 延床面積-83,730.30㎡(公式HPでは約83,815㎡)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-オフィス、プラネタリウム、集会場、飲食店、物販店舗、駐車場
◆ 建築主-(代表企業)鹿島建設、(構成企業)三井住友海上火災保険、住友生命保険相互会社
◆ 設計者・監理者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島・鉄建・小俣建設共同企業体(鹿島建設、鉄建建設、小俣建設工業JV)
◆ 着工-2019年04月03日
◆ 竣工-2021年09月30日
◆ 開業-2022年03月24日

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オーケー(未上場企業)
 ディスカウントスーパーマーケットの「オーケー」は、横浜みなとみらい地区「MM59街区」の西側の敷地Aに地上11階、地下0階、高さ43.63m、延床面積48,995.02㎡の「オーケーみなとみらい」を建設しました。

 2016年9月に東京都大田区から本社を「みなとみらい地区」に移転しました。「オーケーみなとみらい」は下層階が「オーケーみなとみらい店」、4階~8階が駐車場、9階~11階の3層が「オーケー」の本社となっています。

 「オーケー」は、首都圏1都3県を中心に140店舗以上を展開しています。2023年3月期の連結決算は、売上高553,332百万円、営業利益32,396百万円です。

 創業者の「飯田勧会長」は、兄の保氏が大手居酒屋チェーンを経営する「テンアライド」、弟の亮氏が大手警備サービス「セコム」を創業した華麗なる経営者一族です。


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京浜急行電鉄(東証プライム市場)

 「京浜急行電鉄」は、横浜みなとみらい21地区の「56-1街区」に、「京急グループ本社」を建設しました。「56-1街区」は、横浜高速鉄道みなとみらい線「新高島駅」直上の好立地です。東京都港区の「品川・高輪」から本社を移転し、グループ企業の本社機能を集約しました。

 「京浜急行電鉄」をはじめとする京急グループ11社は、建設を進めていた「京急グループ本社」に、2019年9月17日から順次移転し、10月28日に入居予定の全グループ企業の移転が完了しました。

 「京浜急行電鉄」の2023年3月期の連結決算は、売上高253,005百万円、営業利益10,819百万円です。2024年3月期の連結決算は、売上高296,300百万円、営業利益23,000百万円を予想しています。

京急グループ本社の概要
◆ 計画名-(仮称)京急グループ本社ビル
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区高島一丁目2番8
◆ 交通-JR「横浜」駅徒歩7分、みなとみらい線「新高島」駅直上
◆ 階数-地上18階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部85.55m、軒高84.75m
◆ 敷地面積-2,603.91㎡
◆ 建築面積-1,914.36㎡
◆ 延床面積-25,831.99㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス(本社)、展示場、保育所
◆ 建築主-京浜急行電鉄
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成・京急建設共同企業体(大成建設、京急建設JV)
◆ 着工-2017年07月01日
◆ 竣工-2019年08月31日(竣工)、2019年09月02日(竣工記念式典)
◆ オープン-2019年09月17日(2019年10月28日に入居予定の全グループ企業の移転が完了)


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ジャパン マリンユナイテッド(未上場企業)
 「ジャパンマリンユナイテッド」は、2013年1月1日に「ユニバーサル造船」と「アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド」が合併して誕生した造船会社です。

 2018年5月7日に、東京都港区芝五丁目の「三田ベルジュビル」から「横浜ブルーアベニュー」に本社を移転しました。「横浜ブルーアベニュー(旧:パシフィックスクエア横浜みなとみらい)」は、2009年12月に竣工した地上17階、地下2階、高さ84.3m、延床面積51,571.14㎡の高層ビルです。

 未上場企業 の「ジャパンマリンユナイテッド」の2023年3月期の連結決算は、売上高2,459億円、営業利益△159億円です。造船会社は、韓国や中国との競争が厳しくて苦境が続いています。



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2023年10月21日 (土)

横浜みなとみらい21地区 みなとみらい21地区着工40周年記念事業 既に96%以上が開発され、横浜市の都市格が格段に上がる!

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-横浜みなとみらい21地区-
 「みなとみらい21地区」は、2023年11月8日に事業着工から40周年を迎えます。今後は、研究開発拠点や音楽施設、ミュージアムが重層的に集積する特徴を生かして、都市型の文化や産業を醸成・発信するとともに、社会的課題である脱炭素についても先行的に取組んでいきます。

 あわせて、みなとみらい21地区着工40周年記念事業実行委員会は、40周年を契機に様々なイベントを展開し、これまでの軌跡や、みなとみらいの未来のビジョンを感じられるような機会を設けます。

 引用資料 一般社団法人横浜みなとみらい21
 みなとみらい21 40周年

 引用資料 一般社団法人横浜みなとみらい21
 みなとみらい21地区が40周年を迎えます!

 みなとみらいは、既に96%以上が開発され、商業の他、研究開発拠点、音楽施設、ミュージアムなどが集積し、様々な分野の人材が集まる街に成長しました。これからは、建設の時代から、次のステージへ向かいます。

● 横浜市の都市格が格段に上がる!
 40年の間には紆余曲折がありました。首都圏ではリスク分散の観点から、千葉市の「幕張新都心」、さいたま市の「さいたま新都心」、横浜市の「みなとみらい21地区」の新都心プロジェクトがありました。

 最初は「幕張新都心」に勢いが、その後は「さいたま新都心」に勢いがありました。しかし、「幕張新都心」と「さいたま新都心」は急速に失速していきます。2010年以降は「みなとみらい21地区」の圧勝という感じです。

 「みなとみらい21地区」も、バブル崩壊、1997年の金融市場の大混乱、リーマンショック、コロナ禍などの大きな逆風に襲われます。その中での「みなとみらい21地区を成功させる!」という意思は40年間揺るぎませんでした。

 多くの地方自治体市では首長が変わると方針がガラッと変わる事があります。しかし、横浜市は誰が市長になろうとも「みなとみらい21地区を成功させる!」は、横浜市政の中で最重要項目であり続けました。

 「みなとみらい21地区」の成功要因には、(1)東京に近い、(2)横浜駅や桜木町駅に近い、(3)埋め立てが島ではなく陸続きだったなどの地の利がありますが、最大の成功要因は「みなとみらい21地区を成功させる!」という意志を貫いた事だと私は思っています。

 私は、40年前から「みなとみらい21地区」の変化をずっと見てきました。1983年の「横浜市」は人口が多いだけでそんなに凄い都市ではなかったです。1983年の時点ではこんなに成功するとは思っていませんでした。みなとみらい21地区の成功により、横浜市の都市格は格段に上がりました。


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「1983年 みなとみらい21事業着工時」です。みなとみらい21地区の多くの部分が「公有水面埋立地」です(引用:横浜市)。


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2007年11月4日に撮影した空撮写真です。この時点ではまだほとんどが空き地もしくは暫定施設です。

● ワーマンション群が出現
 当初は「みなとみらい21地区」にはタワーマンションの建設は想定されていませんでした。しかし、あまりにも土地の売れ行きが悪かったので、計画が見直されました。2000年9月の「M.M.タワーズ the East」の着工を皮切りに、一気にタワーマンション群が出現しました。現実に即した方針変更だったと思います。


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撮影日2007年11月5日 この頃はまだほとんどが空き地もしくは暫定施設です。


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撮影日2010年5月9日 2008年9月の「リーマンショック」の影響で、多くのプロジェクトが中止や延期もしくは規模縮小しました。


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撮影日2013年12月1日 この頃の開発ペースは非常にゆっくりでした。


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撮影日2017年2月17日 この頃から開発が加速しました。


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撮影日2019年2月10日 この頃は同時に複数のプロジェクトが工事中でした。「みなとみらい21地区」の開発の最盛期を迎えました。


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撮影日2022年12月6日 コロナ禍でも工事はストップする事無く次々と完成しました。 


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撮影日2023年9月29日 既に96%以上が開発されています。これはもう大成功と言っていいでしょう。「みなとみらい21地区」の成功により、横浜市の都市格は格段に上がりました。



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2023年10月 5日 (木)

みなとみらい21中央地区53街区 高さ約158mと高さ約90mの「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」 2023年9月29日の建設状況

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-みなとみらい21中央地区53街区-

 「横浜市」が「みなとみらい21中央地区53街区」の開発事業者を公募しました。横浜高速鉄道みなとみらい線「新高島駅」に直結する好立地です。「横浜市」は「最後の重要街区」と位置付けていましたが、敷地面積が20,620.58㎡と広大なため、2015年、2016年、2017年と3度の公募を行いましたが、決まりませんでした。

 2019年3月に4度目正直で、「大林組、京浜急行電鉄、新日鉄興和不動産(現:日鉄興和不動産)、ヤマハ」の4社で構成する企業グループが、横浜市による開発事業者公募「みなとみらい21中央地区53街区」の事業予定者に選定されました。

 「大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社」の5社で共同開発する「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」が2021年4月に着工しました。

● 横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)
 「大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社」の5社で共同開発し、2024年3月末の完成を予定している「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」の街区名称を「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」に決定しました。

 引用資料 大林組(2022/08/29)
 みなとみらい21中央地区53街区開発事業の街区名称を 『横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)』 に決定

横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)の概要
◆ 計画名-(仮称)MM53街区プロジェクト
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい五丁目1番1 他
◆ 交通-みなとみらい線「新高島」駅徒歩1分、JR・京急・東急・相鉄・みなとみらい線・市営地下鉄「横浜」駅徒歩8分
◆ 階数-(ウエストタワー)地上30階、塔屋2階、地下1階、(イーストタワー)地上16階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-(ウエストタワー) 最高部約158m、(イーストタワー)約90m
◆ 敷地面積-20,620.58㎡(施設全体)
◆ 延床面積-183,132.29㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造(ウエストタワー・イーストタワー)
◆ フロア構成-(ウエストタワー)26階~30階が「ホテル」、25階が「全体共用」、5階~24階が「オフィス」、4階が「全体共用」、2階・3階が「店舗」、1階が「駐車場、店舗、オープンアトリウム」、(イーストタワー)5階~15階が「オフィス」、4階が「全体共用」、3階が「オフィス、店舗、オープンイノベーションスペース」、2階が「店舗」、1階が「駐車場、店舗、オープンアトリウム」
◆ 建築主-大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社(大林組が出資する特別目的会社)
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2021年04月01日
◆ 竣工-2024年03月31日予定


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横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)

 街区名称を「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」に決定しました。この名称には「本街区を通してヒト・モノ・コトが調和・共鳴(Symphony)し、すべての来街者にとっての新たな価値を創出し、発信する舞台(Stage)を提供する」という想いを込めています。

 ロゴマークは、横浜シンフォステージに込めた想いを、海側から山側へ高くなる2棟の建物形状と上昇する海風のイメージに重ねて表現しました。横浜シンフォステージで起こる個性あふれる新たな風が発信され広がる様子を爽やかに表現しつつ、記憶に残る視認性の高いロゴとなることをめざしました。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「用途構成イメージ」です。

● ウエストタワー
 基準階専有面積3,360㎡(約1,016坪)を有するオフィスを主な用途とし、上層部は京急グループの新築では初出店となる「京急EXホテル」、低層部はヤマハのブランド発信拠点や店舗で構成される、新高島駅周辺の新たなシンボルとなる多機能交流拠点です。

● イーストタワー
 基準階専有面積2,796㎡(約845坪)を有し、さまざまな企業が本社、研究開発拠点として利用することを視野に入れたオフィスを主な用途とし、低層部にはオープンイノベー ションスペースや店舗を備えます。


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「<左>ウエストタワーのオフィス基準階(基準階専有面積3,360㎡)、<右>イーストタワーのオフィス基準階(基準階専有面積2,796㎡)」です。


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「配置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から北側を見た様子です。


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「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」の2023年9月29日の建設状況です。


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アップです。


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「ウエストタワー」の建設現場です。クレーン類が姿を消しています。


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「イーストタワー」の建設現場です。クレーン類が姿を消しています。



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2023年10月 4日 (水)

横浜市 地上40階、高さ約162m「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」の準備工事が始まる 2023年9月29日の状況

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-(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事-
 「北仲通北地区」は、2000年代に高さ約220m×1棟、高さ約170m×3棟の超高層ビルが合計4棟林立する開発イメージが公開されました。「リーマンショック」の影響もあり、2010年代中頃に入ってから本格的に開発が始まりました。

 「A-4地区」は「ザ・タワー横浜北仲」、「B-2地区」は「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」として竣工済みです。「A-1・2地区」には、「大和地所、住友不動産」が、地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約150mの再開発ビルを建設予定です。

 「横浜市」は、 2021年9月3日に横浜市環境影響評価条例に基づき、(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事 計画段階配慮書の縦覧を行い、概要が判明しました。これで「北仲通北地区」の4棟の超高層ビルの概要が判明しました。

 引用資料 横浜市(2022/10/28)
 第68回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和4年8月29日開催)

● 環境影響評価書の縦覧!
 横浜市は、「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事に係る環境影響評価書」の縦覧を行っています。縦覧期間は、2023年8月4日~9月4日まででしたが、2023年10月4日現在まだ縦覧できます。

 引用資料 横浜市(2023/08/04)
 (仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事に係る環境影響評価書

(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通五丁目25番1
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅、JR京浜東北線・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
◆ 階数-(住宅棟)地上40階、塔屋3階、地下1階、(事務所・店舗棟)地上6階、地下0階、(店舗棟)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(住宅棟)最高部約162m、建物高さ約150m、(事務所・店舗棟)建物高さ約35m
◆ 敷地面積-12,345.18㎡
◆ 建築面積-約9,000㎡
◆ 延床面積-109,214.47㎡
◆ 構造-(住宅棟)鉄筋コンクリート造、(事務所・店舗棟)鉄骨造
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、事務所、店舗
◆ 総戸数-約700戸
◆ 事業者-東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険
◆ 設計者-熊谷組、日建設計、スタジオ・ゲンクマガイ
◆ デザイン監修-日建設計
◆ 着工-2023年12月01日予定
◆ 竣工-2027年03月31日予定


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「北立面図・東立面図」です。


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「南立面図・西立面図」です。


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「施設断面図」です。建物高さ約150m+塔屋約12m=最高部約162mです。


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「施設断面図」です。


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「施設配置図」です。


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「位置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た
「北仲通北地区」です。


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」と「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」です。


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「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」の2023年9月29日の状況です。


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着工は、2023年12月1日予定ですが、準備工事が始まっています。


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既存建物の地下躯体の解体工事を行ってると思われます。



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2023年10月 3日 (火)

横浜市 地上40階、高さ約150mの「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」が本体工事着工 2023年9月29日の建設状況

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-(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト-

 横浜市の新市庁舎に近接し、大岡川沿いにある北仲通北地区A-1、A-2地区の各開発計画が両地区をA-1・2地区として一体化するなどした新たなスキームで再始動しています。

 「大和地所」と「住友不動産」が事業者となり、共同住宅とホテルを主要用途となる超高層ビルを建設します。「タワー、中層部、低層部」で構成されます。

 引用資料 横浜市・公式HP(2023/03/06)
 第69回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和4年11月22日)

 引用資料 国土交通省(2023/05/26)
 横浜都心・臨海地域におけるハイグレードな国際交流拠点の形成 ~(仮称)北仲通北地区A1・2 地区を国土交通大臣が認定~

● 鹿島建設の施工で着工!
 「大和地所」と「住友不動産」は、横浜市中区で計画する大規模再開発事業「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」の施工者を「鹿島建設」に決め、着工しています。

 「立面図」では、建物高さ約150mとなっています。以前公開されていた資料では、最高部約162m、建物高さ150mとなっていました。塔屋を含めた最高部は約162mだと思われます。

(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクトの概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通六丁目103~126番地
◆ 交通-みなとみらい線「馬車道」駅、JR「桜木町」駅、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
◆ 階数-(タワー)地上40階、塔屋2階、地下2階、(中層部)地上11階、地下1階、(低層部)地上7階、地下1階
◆ 高さ-(タワー)建物高さ150.00m、*塔屋を含めた最高部は約162mだと思われます(中層部)約45m、(低層部)約31m
◆ 敷地面積-9,302.31㎡
◆ 建築面積-5,448.71㎡
◆ 延床面積-97,081.86㎡(容積対象面積69,739.34㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、ホテル、物販店舗、駐車場
◆ 総戸数-184戸
◆ 客室数-300室程度
◆ 建築主-大和地所、住友不動産
◆ 設計者-久米設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年08月
◆ 竣工-2026年11月30日予定


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」を含む北仲通北地区のイメージです。


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夜景イメージです。


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「北中橋ゲート」です。


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低層階のイメージです。


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「南立面図」です。建物高さ約150mとなっています。塔屋を含めた最高部は約162mだと思われます。


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「東立面図」です。


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「施設概要図」です。


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「配置図」です。


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「周辺状況」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た
「北仲通北地区」です。


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」と「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」です。


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」の2023年9月29日の建設状況です。「起工式」のニュースはありませんでしたが、すでに本格着工しています。


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3台の「三点式パイルドライバ」が稼働しています。「山留め壁」の芯材となる多数の「H型鋼」が並べられています。


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「三点式パイルドライバ」です。「ソイルセメント柱列壁工法」による「山留め壁」の構築を行っています。



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2023年10月 2日 (月)

横浜市が日本一のライブ(コンサート)都市に! 世界最大級座席数20,033席の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」が2023年9月29日に開業!

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-Kアリーナ横浜-
 
「横浜市」は2017年11月8日に、「みなとみらい21地区60・61街区(一部)」の市有地で公募していた開発事業予定者を、「ケン・コーポレーション」に決定しました。

 「ケン・コーポレーション」は、横浜みなとみらい21地区で計画を進めている「Kアリーナプロジェクト」を2020年8月1日に着工しました。2万席を誇る世界最大級の音楽アリーナの名称を「Kアリーナ横浜」に決定、併設するツインタワーのホテル棟は、ヒルトン初の横浜進出となる「ヒルトン横浜」に、オフィス棟の名称を「Kタワー横浜」に、開発街区全体の名称を「ミュージックテラス」に決定しました。

 「ケン・コーポレーション」と「Kアリーナマネジメント」は、横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発「Kアリーナプロジェクト(街区名称ミュージックテラス)」を推進していますが、2023年7月31日(月)に竣工しました。

 引用資料 ケン・コーポレーション(PDF:2023/08/01)
 世界最大級、2万席の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」が竣工

 引用資料 公式ホームページ
 Kアリーナ横浜

 横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発 「Kアリーナプロジェクト(街区名称:ミュージックテラス)」の開発の核となる「Kアリーナ横浜」を2023年9月29日に開業しました。2023年9月29日(金)・9月30日(土)・10月1日(日)の3日間、横浜出身の2人組アーティスト ゆず による「YUZU SPECIAL LIVE 2023 in K-Arena Yokohama」を開催しました。

● 横浜市が日本一のライブ(コンサート)都市に!
 世界最大級座席数20,033席の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」が2023年9月29日に開業しました。これにより、横浜市が日本一の「ライブ(コンサート)」を行うことのできる都市になりました(カウント方法によっては東京都23区が日本一)。

 1万人以上を収容出来るのアリーナ会場が、「Kアリーナ横浜(座席数20,033席)、横浜アリーナ(収容人数17,000人)、ぴあアリーナMM(収容人員12,141人」の3カ所になりました。正にライブのメッカです。

 それに回数は少ないですが、「日産スタジアム(収容人員72,327人、横浜スタジアム(収容人員35,250人)」でもライブが行えます。ライブ会場ではないですが「パシフィコ横浜」でもよくライブが行われています。こんな恵まれている都市は他にはありません。関西人の私から見たら天国のような環境です。
 
ミュージックテラスの概要
◆ 計画名-Kアリーナプロジェクト新築工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2番2他(60・61街区の一部区画)
◆ 交通-みなとみらい線「新高島」駅より徒歩約5分、JR「横浜」駅より徒歩約9分
◆ 階数-(Kアリーナ横浜)地上9階、地下0階、(ヒルトン横浜)地上26階、地下1階、(Kタワー横浜)地上21階、地下1階
◆ 高さ-(ヒルトン横浜・Kタワー横浜)99.87m、(Kアリーナ横浜)約45m
◆ 敷地面積-31,793.97㎡
◆ 建築面積-約27,600㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約118,680㎡、(Kアリーナ横浜)約54,090㎡、(ヒルトン横浜)約34,850㎡、(Kタワー横浜)約29,740㎡
◆ 用途-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-(Kアリーナ横浜) 観覧場(音楽アリーナ)、駐車場等、(ヒルトン横浜)ホテル、店舗、駐車場等、(Kタワー横浜)オフィス、店舗、駐車場等
◆ アリーナ座席数-20,033席
◆ ホテル客室数-339室
◆ 建築主-ケン・コーポレーション
◆ 設計者-梓設計(代表)、国建、鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2020年08月01日
◆ 竣工-2023年07月31日
◆ 開業-2023年09月29日(Kアリーナ横浜)


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「アリーナ外観」です。多種多様な文化が混じりあう国際都市・横浜に、世界最大級の音楽に特化したアリーナとなる「Kアリーナ横浜」が誕生しました。


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「フロアマップ」です。20,033席を誇る客席は、ステージ前方のアリーナに加え、三層構造となるスタンドの全席がステージ正面を向いた扇型の形状で、オーディエンスに囲まれた迫力ある空間と一体感を生みだします。

● LEVEL1~LEVEL7
 客席は、「LEVEL1(アリーナ)」、「LEVEL3(外)アリーナデッキ」、「LEVEL3(内)ロアースタンド」、「LEVEL4」、「LEVEL5(ミドルスタンド)」、「LEVEL7(アッパースタンド)」に分かれています。


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「断面イメージ」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た様子です。「横浜みなとみらい21地区」がすっかり超高層ビルで埋め尽くされました。横浜市の地道な努力の積み重ねが実りました。


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開業日の2023年9月29日の「Kアリーナ横浜」です。


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たくさんの人が並んでいます。2023年9月29日(金)・9月30日(土)・10月1日(日)の3日間、横浜出身の2人組アーティスト ゆず による「YUZU SPECIAL LIVE 2023 in K-Arena Yokohama」を開催しました。

 「横浜アリーナ」で行われた乃木坂46の
「33rdSGアンダーライブ」に行った友人に撮影してもらいました。本当は「Kアリーナ横浜」の現地も撮影してもらう予定だったのですが、「33rdSGアンダーライブ」でのグッズ販売が捌ききれず、長蛇の列になったため「Kアリーナ横浜」には行く時間が無かったそうです。残念・・・


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33rdSGアンダーライブ

 乃木坂46の
「33rdSGアンダーライブ」は、「横浜アリーナ」で、2023年9月29日(金)、9月30日(土)、10月1日(日)の3日間行われました。選抜メンバーのいないアンダーライブで、立見席も含めチケット全完売となりました。各日1万2000人、3日間合計で3万6000人を動員しました。凄いですね。


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2023年9月29日は、運営のグッズ販売があまりにもクソだったため長蛇の列になり、そのまま開場時間を迎え、グッズ を買えない人が続出したそうです。運営は「横アリ」で何度もライブを行っているのに何をやっているんだか・・・


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横浜アリーナは大阪から日帰りでも行ける!
 掲示板等を見ていると首都圏在住の方が「横浜アリーナ」は不便と書いています。確かに新横浜にあるので首都圏在住の方は少し不便かも知れません。でも「横浜アリーナ」は新幹線の「新横浜駅」のすぐ近くという大きな強味があります。

 ライブを頻繁に見る人は全国を渡り鳥のように旅します。私の友人は大阪から「横浜アリーナ」に日帰りで頻繁に行っています。ライブが終わる直前の混む前に会場を出て新幹線に飛び乗って大阪に帰ります。

 「新横浜駅」を午後9時42分発の「のぞみ」に乗ると午後11時45分に「新大阪駅」に着きます。多くの場合ライブの全編は見ることは出来ませんが、ほとんど見ることが出来ます。こんな広い日帰り商圏を持つライブ会場は「横浜アリーナ」くらいです。

 全国のアリーナ会場のほとんどを制覇した友人が、「横浜アリーナ」と「大阪城ホール」は、アリーナ会場として施設が総合的に別格に素晴らしいと言っていました。


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池田瑛紗の
痛車
 「横浜アリーナ」の前の駐車場に乃木坂46の 「池田瑛紗(いけだてれさ)」の痛車が止まってたそうです(笑)。ちなみに私の今の推しも「てれぱん(池田瑛紗)」です。私の推しだった「松村沙友理、新内眞衣、早川聖来」は卒業しました。5期生に「てれぱん」が入って来なかったら、私は乃木坂ファンを卒業していたと思います。



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2023年9月16日 (土)

横浜市 旧上瀬谷通信施設地区活用事業 三菱地所がワールドクラスの次世代型テーマパーク「KAMISEYA PARK(仮称)」 2031年に開業!

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-旧上瀬谷通信施設地区活用事業-
 日本株が堅調です。2023年9月15日終値時点の時価総額は、日経新聞の資料によると、普通株式ベースで、プライム8,688,802億円+スタンダード246,812億円+グロース75,210億円=9,010,824億円となっています。東証の時価総額の合計が初めて900兆円を突破したようです。

 本題に戻って、在日アメリカ海軍の厚木航空施設司令部が管理していた上瀬谷通信施設は、横浜市旭区と瀬谷区にまたがっていた総面積約242万㎡(2,422,396㎡)に及ぶ広大な敷地で、2015年6月30日に日本へ返還されました。

 「国際園芸博覧会」は、国際園芸家協会(AIPH)の承認により、花や緑を通した健康と福祉、環境の向上、経済強化等を目的に開催されるものであり、中でも世界園芸博覧会(A1クラス)は、国際博覧会事務局(BIE)の承認により、国が開催する国際博覧会(認定博)としても位置付けられるものです。

 日本における世界園芸博覧会としては、1990年の「国際花と緑の博覧会(大阪花の万博)」があり、2019年9月のAIPH総会において、2027年に横浜市において国際園芸博覧会を開催することが承認されました。

 正式名称は「GREEN×EXPO 2027(2027横浜国際園芸博覧会)」で、開催期間は、2027年3月19日(金)~ 2027年9月26日(日)までの約6か月間です。規模は会場区域約80ha、駐車場区域及びバスターミナル合計区域約20haの合計約100ha、総参加者数1,500万人を想定しています。

● 次世代型テーマパーク「KAMISEYA PARK(仮称)」
 「神奈川県」と「横浜市が進める、旧上瀬谷通信施設の再開発事業において、「三菱地所」を事業予定者に決定しました。三菱地所は、「KAMISEYA PARK(仮称)」として、ジャパンコンテンツとジャパンテクノロジーを活用した「ワールドクラスの次世代型テーマパーク」の開発を目指します。開業は2031年頃を想定しています。

 引用資料 横浜市・公式HP(2023/09/14)
 旧上瀬谷通信施設地区活用事業 事業予定者の決定について

 開業時の総来街者数は、年間約1,200万人を見込み、段階的に年間1,500万人超を目指します。そのため、鉄道駅や主要ターミナル駅、空港からのシャトルバス等を受け入れる駅前広場やバスターミナルの整備なども行なわれます。


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「事業コンセプト 」です。


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「テーマパークゾーンのイメージ」です。


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「駅前ゾーンイメージパース(左)、商業店舗イメージ(右)」です。


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「公園隣接ゾーンイメージパース(左)、商業店舗イメージ(右)」です。


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「施設概要等」です。



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2023年8月 9日 (水)

横浜市 地上40階、高さ約150mの「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」 「鹿島建設」の施工で近く着工!

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-(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト-

 横浜市の新市庁舎に近接し、大岡川沿いにある北仲通北地区A-1、A-2地区の各開発計画が両地区をA-1・2地区として一体化するなどした新たなスキームで再始動しています。

 「大和地所」と「住友不動産」が事業者となり、共同住宅とホテルを主要用途となる超高層ビルを建設します。「タワー、中層部、低層部」で構成されます。

 引用資料 横浜市・公式HP(2023/03/06)
 第69回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和4年11月22日)

 引用資料 国土交通省(2023/05/26)
 横浜都心・臨海地域におけるハイグレードな国際交流拠点の形成 ~(仮称)北仲通北地区A1・2 地区を国土交通大臣が認定~

● 鹿島建設の施工で近く着工!
 「大和地所」と「住友不動産」は、横浜市中区で計画する大規模再開発事業「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」の施工者を「鹿島建設」に決め、近く着工します。2023年5月26日の「国土交通省」の資料では、着工が2023年4月30日となっていたので少し遅れているようです。

 日刊建設工業新聞(2023/08/08)
 大和地所、住友不/北仲通北地区再開発A1・A2(横浜市中区)、鹿島で近く着工

 「立面図」では、建物高さ約150mとなっています。以前公開されていた資料では、最高部約162m、建物高さ150mとなっていました。塔屋を含めた最高部は約162mだと思われます。

(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクトの概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通六丁目103~126番地
◆ 交通-みなとみらい線「馬車道」駅、JR「桜木町」駅、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
◆ 階数-(タワー)地上40階、塔屋2階、地下2階、(中層部)地上11階、地下1階、(低層部)地上7階、地下1階
◆ 高さ-(タワー)建物高さ約150m、*塔屋を含めた最高部は約162mだと思われます(中層部)約45m、(低層部)約31m
◆ 敷地面積-9,302.31㎡
◆ 建築面積-5,448.71㎡
◆ 延床面積-97,081.86㎡(容積対象面積69,739.34㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、ホテル、物販店舗、駐車場
◆ 総戸数-184戸
◆ 客室数-300室程度
◆ 建築主-大和地所、住友不動産
◆ 設計者-久米設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年08月予定
◆ 竣工-2026年11月30日予定


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」を含む北仲通北地区のイメージです。


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夜景イメージです。


Yokohamakitanaka230314
「北中橋ゲート」です。


Yokohamakitanaka230315
低層階のイメージです。


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「南立面図」です。建物高さ約150mとなっています。塔屋を含めた最高部は約162mだと思われます。


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「東立面図」です。


Yokohamakitanaka230512
「施設概要図」です。


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「配置図」です。


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「周辺状況」です。

Yokohamakitanaka230515
「北仲通北地区」です。


Yokohamakitanaka230516
「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」の建設予定地です。



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