201 神奈川県・横浜市

2025年4月24日 (木)

横浜市 高さ約195m・約180m・約165mのトリプルタワー「(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計画」 2025年4月上旬の状況

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-(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計画-
 「横浜市」は、神奈川区の東高島駅北地区の一部水域を埋め立てて、新たなまちづくりを検討しています。街区は「A地区」~「E地区」まで計画されています。当初計画では工期が2018年~2022年予定でした。

 当初計画より大幅に遅れていますが、超高層タワーマンションを建設する前の「運河埋⽴」などの基盤整備が本格的に行われています。現時点での工期は、着工が2025年度予定、 竣工が2029年度予定です。

 計画に変更が無ければ、(C-1地区)地上47階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約180m、(C-2地区A棟)地上42階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約165m、(C-2地区B棟)地上52階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約195mのトリプル超高層タワーマンションが建設される予定です。

 引用資料 横浜市・公式HP(2023/06/20)
 第70回都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和5年3月24日開催)  

(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計の概要
◆ 所在地-横浜市神奈川区星野町及び神奈川一丁目地内
◆ 階数-(C-1地区)地上47階、塔屋2階、地下2階、(C-2地区A棟)地上42階、塔屋2階、地下2階、(C-2地区B棟)地上52階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-(C-1地区)最高部約180m、軒高約165m、(C-2地区A棟)最高部約165m、軒高約150m、(C-2地区B棟)最高部約195m、軒高約180m
◆ 敷地面積-(C地区全体)約28,100㎡、(C-1地区)約11,000㎡、 (C-2地区)約17,100㎡
◆ 建築面積-(C地区全体)約11,600㎡、(C-1地区)約4,300㎡、(C-2地区)約7,300㎡
◆ 延床面積-(C地区全体)約225,000㎡、(C-1地区)約87,000㎡、(C-2地区)約138,000㎡
◆ 容積対象床面積-(C地区全体)約168,600㎡、(C-1地区)約66,000㎡、(C-2地区)約102,600㎡
◆ 用途-共同住宅、商業施設、公益的施設等
◆ 総戸数-2200戸程
◆ 建築主-日本貨物鉄道(JR貨物)、三井不動産レジデンシャル
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2029年度予定


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完成イメージです(引用:横浜市)。


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「地区の概要」です(引用:横浜市)。


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「施設配置計画図」です。合計3棟の超高層タワーマンションが建設される予定です(引用:横浜市)。


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「断面図」です(引用:横浜市)。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た様子です。


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「(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計画」の予定地の2025年4月上旬の状況です。「運河」の埋め立ては完了しています。


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「盛り土」がかなり高く積み上げられています。


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(埋め立て前)埋め立て前の南東側の運河です。


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(埋め立て前)埋め立て前の北西側の運河です。


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「打ちっぱなしゴルフ場」です。



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2025年4月18日 (金)

世界初のゲームアートミュージアム 地上29階、高さ約180mの「みなとみらい21中央地52街区開発事業計画」 2025年4月5日の建設状況

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-みなとみらい21中央地区52街区-
 
空地だらけだった「横浜みなとみらい21地区」ですが、開発が急速に進み、開発が可能な用地が残り少なくなりました。「みなとみらい21中央地区52街区」は、残された最後の一等地とも言えます。

 「みなとみらい21中央地区52街区」は、横浜市の市有地と財務省所管の国有地で街区が形成されており、街区全体を一体的に開発するためには、横浜市と国が連携して開発事業者の公募を実施する必要があります。

 敷地面積は、市有地5,618.47㎡(市有地)+6,199.97㎡(国有地)=11,818.44㎡です。「みなとみらい21中央地区52街区」の開発事業者は、「大和ハウス工業、光優(2社でSPCを組成)」に決定しています。

 引用資料 横浜市(2022/03/09)
 第66回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和4年1月14日開催)

● 2024年2月22日に着工!
 「大和ハウス工業」と「光優」は、2024年2月20日に、神奈川県横浜市西区みなとみらいにおいて、世界初のゲームアートミュージアム、地域熱供給プラント、オフィスを併設した「みなとみらい21中央地区52街区開発事業」の起工式を執り行い、2024年2月22日に着工しました。

 引用資料 大和ハウス工業(2024/02/21)
 世界初のゲームアートミュージアム、地域熱供給プラント、オフィスを併設 「みなとみらい21中央地区52街区開発事業」着工

みなとみらい21中央地区52街区の概要
◆ 計画名-みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい五丁目1番2ほか
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「新高島」駅より徒歩約2分、JR・京急・東急・相鉄・みなとみらい線・市営地下鉄「横浜」駅より徒歩約10分
◆ 階数-(オフィス棟)地上29階、塔屋6階、地下2階、(ミュージアム棟)地上3階、地下0階
◆ 高さ-最高部179.8m
◆ 敷地面積-11,818.44㎡(市有地5,618.47㎡+国有地6,199.97㎡)
◆ 建築面積-7,308.73㎡
◆ 延床面積-113,898.83㎡
◆ 構造-(オフィス棟)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、(ミュージアム棟)鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間層免震構造(3階と4階の間に免震層を設置)
◆ 用途-オフィス、店舗、美術館、地域冷暖房施設
◆ 建築主-DKみなとみらい52街区特定目的会社(大和ハウス工業と光優が出資してSPCを組成)
◆ 設計者-久米設計
◆ 施工者-株式会社フジタ・大和ハウス工業株式会社特定建設工事共同企業体(フジタ、大和ハウス工業JV)
◆ 着工-2024年02月20日(起工式)、2024年02月22日(着工) 
◆ 竣工-2027年05月30日予定
◆ 開業-2027年07月予定


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「イメージパース」です。左側(南側)が世界初のゲームアートミュージアムです。


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「夜間景観」です。


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「スカイライン」です。


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「東側立面図・南側立面図」です。


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「施設断面図」です。塔屋の巨大な「冷却塔(クーリングタワー)」が特徴的です。塔屋が6階もあります。


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「施設配置図」です。


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「位置図」です。


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「みなとみらい21中央地52街区開発事業計画」の2025年4月5日の建設状況です。


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敷地北側です。


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「えび茶色」の鉄骨は山留め壁や乗入れ構台を支える「支保工」で、建設が進むと撤去されます。


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「油圧ショベル」で掘削しています。


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「乗入れ構台」です。


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このあたりが「オフィス棟(市有地)」の建設現場です。


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「開口部」です。


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このあたりが「ミュージアム棟(国有地)」の建設現場です。


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「クラムシェル」で掘削土を揚土しています。


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更に南側です。


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このあたりの地下に「横浜高速鉄道みなとみらい線」が走っています。


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敷地南側です。地下に「横浜高速鉄道みなとみらい線」が走っている部分には、建物を建設せずに緑地を整備します。


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「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」の建築計画のお知らせです。



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2025年4月17日 (木)

「横浜中央郵便局」などを再開発 地上45階、高さ約231mの「(仮称)横浜駅みなみ東口地区第一種市街地再開発事業」に係る計画段階配慮書の縦覧!

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-横浜駅みなみ東口地区市街地再開発-

 今から11年以上前の2013年9月20日の「建設通信新聞」に、”「横浜市」は、横浜駅東口地区開発や交通基盤整備を含めた東口全体の基本構想を今年度内に策定、横浜駅東口地区開発は、横浜駅周辺大改造計画(エキサイトよこはま22)の1つとして、「日本郵政グループ、JR東日本、京浜急行電鉄、横浜市」が「横浜駅東口地区開発推進協議会」を設置し整備計画を検討” と報じました。

 ”横浜市は、都市再生特別措置法の申請期限である2016年度末までに民間開発計画の都市計画決定を目指す” との事でしたが、具体的な動きが無く、「横浜駅東口地区開発」は再び都市伝説化していました。

 「横浜駅みなみ東口地区」の市街地再開発事業の実施に向け、2024年6月10日に「横浜駅みなみ東口地区市街地再開発準備組合」を設立しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2024/06/11)
 横浜駅みなみ東口地区市街地再開発準備組合の設立について

 「日本郵政不動産、JR東日本(東日本旅客鉄道)」および「京浜急行電鉄」を事業協力者として選定しました。本準備組合は計画策定に着手し、国際都市横浜の玄関口にふさわしい魅力とにぎわい溢れるまちづくりを目指し、市街地再開発事業の実現に向けた具体的な検討を進めていきます。

●  (仮称)横浜駅みなみ東口地区第一種市街地再開発事業
 
横浜市環境影響評価条例に基づき、(仮称)横浜駅みなみ東口地区第一種市街地再開発事業 計画段階配慮書の縦覧が行われています。縦覧期間は、2025年4月15日(火)~4月30日(水)までです。

 引用資料 横浜市・公式HP(2025/04/15)
 105.(仮称)横浜駅みなみ東口地区第一種市街地再開発事業に係る計画段階配慮書

 高さは横浜市内では「横浜ランドマークタワー」に次ぐ約231mです。地上45階、塔屋1階、地下3階、延床面積約215,000㎡の巨大な超高層複合ビルを想定しています。工期は2028年度~2037年度予定です。

横浜駅みなみ東口地区の概要
◆ 計画名-(仮称)横浜駅みなみ東口地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区高島二丁目14、15、16の各一部
◆ 交通-JR各線「横浜」駅、京浜急行電鉄本線「横浜」駅、東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線「横浜」駅、横浜市営地下鉄ブルーライン「横浜」駅、相鉄本線「横浜」駅
◆ 階数-地上45階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部約231m、建築物約218m
◆ 敷地面積-約10,400㎡
◆ 建築面積-約9,250㎡
◆ 延床面積-約215,000㎡
◆ 用途-オフィス、商業、サービスアパートメント、ホテル、駐車場・車路等、機械室、離着陸場
◆ 事業者-横浜駅みなみ東口地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-日本郵政不動産、JR東日本(東日本旅客鉄道)、京浜急行電鉄
◆ 着工-2028年度予定
◆ 竣工-2037年度予定
◆ 供用開始-2037年度予定


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東西の「断面図」です。


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「施設配置図」です。南北に細長い超高層ビルになります。


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「計画区域位置図」です。


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「計画区域位置図」です。


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「エキサイトよこはま22のエリア」です。

● エキサイトよこはま22のエリア
 「エキサイトよこはま22」は、横浜駅周辺地区において、さらなる国際化への対応・環境問題・駅としての魅力向上・災害時の安全性確保などに取り組み、「国際都市の玄関口としてふさわしいまちづくり」を進めるための指針となる計画です。


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「(仮称)横浜駅みなみ東口地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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「横浜駅東口」です。


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「(仮称)横浜駅みなみ東口地区第一種市街地再開発事業」の中心となる「横浜中央郵便局」です。


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「横浜中央郵便局」です。


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崎陽軒(きようけん)
 「横浜中央郵便局」の東側には、「シウマイ」や「シウマイ弁当」で有名な「崎陽軒(きようけん)」の「崎陽軒本店」があります。「崎陽軒本店」は今回の再開発には参画しません。


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横浜ターミナルビル

 今回の再開発対象エリアには含まれていませんが、「ルミネ横浜」が入っている「横浜ターミナルビル」も将来的に再開発される予定です、地上9階、塔屋1階、地下3階、延床面積約44,590㎡となっています。1980年10月に竣工しました。



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2025年4月14日 (月)

北仲通北地区(横浜市) 地上40階、高さ約158mの「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」 2025年4月5日の建設状況

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-(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事-
 「北仲通北地区」は、2000年代に高さ約220m×1棟、高さ約170m×3棟の超高層ビルが合計4棟林立する開発イメージが公開されました。「リーマンショック」の影響もあり、2010年代中頃に入ってから本格的に開発が始まりました。

 「A-4地区」は「ザ・タワー横浜北仲」、「B-2地区」は「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」として竣工済みです。「A-1・2地区」には、「大和地所、住友不動産」が、地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約150mの再開発ビルを建設予定です。

 「横浜市」は、 2021年9月3日に横浜市環境影響評価条例に基づき、(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事 計画段階配慮書の縦覧を行い、概要が判明しました。これで「北仲通北地区」の4棟の超高層ビルの概要が判明しました。

 引用資料 横浜市(2022/10/28)
 第68回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和4年8月29日開催)

● 事後調査計画書(工事中)の縦覧!
 横浜市は、「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事に係る事後調査計画書(工事中)」の縦覧を2023年10月25日から行いました。2023年8月4日の「環境影響評価書」では、「住宅棟」が、地上40階、塔屋3階、地下1階、高さ162mでしたが、今回の「事後調査計画書(工事中)」では、地上40階、塔屋2階、地下1階、高さ158mに変更になっています。塔屋が1階減って高さが約4m低くなりました。

 引用資料 横浜市(2023/10/25)
 (仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事に係る事後調査計画書(工事中)

(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通五丁目25番1
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅、JR京浜東北線・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
◆ 階数-(住宅棟)地上40階、塔屋2階、地下1階、(事務所・店舗棟)地上6階、地下0階、(店舗棟)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(住宅棟)最高部約158m、建物高さ150.00m、(事務所・店舗棟)建物高さ約35m
◆ 敷地面積-12,345.18㎡
◆ 建築面積-7,426.03㎡
◆ 延床面積-109,045.21㎡
◆ 構造-(住宅棟)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、(事務所・店舗棟)鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎(管理人の推測)
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、事務所、店舗
◆ 総戸数-704戸
◆ 事業者-東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険
◆ 設計者-熊谷組・東急設計コンサルタント設計共同企業体
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2023年11月22日
◆ 竣工-2027年06月30日予定


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「施設断面図」です。


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建物高さ約150m+塔屋約8m=最高部約158mです。


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「施設断面図」です。


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「施設配置図」です。


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「位置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た「北仲通北地区」です。


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「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」の2025年4月5日の建設状況です。パッと見は前回の2024年11月13日の建設状況とあまり変化がありません。


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「乗入れ構台」が設置されています。「えび茶色」の鉄骨は山留め壁や乗入れ構台を支える「支保工」で、建設が進むと撤去されます。


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「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」の建設現場です。


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敷地西側です。こちら側に「低層棟(事務所)」が建設されます。


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地下躯体を構築中です。


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「コンクリート」が打設されています。


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敷地東側です。


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こちら側に「高層棟」が建設されます。


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アップです。


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「北仲通北地区B-1地区計画」の建築計画のお知らせです。「建築面積」と「延床面積」が変更されていました。


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「都市景観形成行為のお知らせ」の「立面図(南側・北側)」です。


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「都市景観形成行為のお知らせ」の「配置図」です。



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2025年4月12日 (土)

地上40階、高さ約150mの「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」 「コンラッド横浜」と「(仮称)ラ・トゥール横浜」が進出 2025年4月5日の建設状況

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-(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト-
 横浜市の新市庁舎に近接し、大岡川沿いにある北仲通北地区A-1、A-2地区の各開発計画が両地区をA-1・2地区として一体化するなどした新たなスキームで再始動しています。

 「大和地所」と「住友不動産」が事業者となり、共同住宅とホテルを主要用途となる超高層ビルを建設します。「タワー、中層部、低層部」で構成されます。

 「大和地所」と「住友不動産」は、横浜市中区で計画する大規模再開発事業「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」の施工者を「鹿島建設」に決め、着工しています。

 「立面図」では、建物高さ約150mとなっています。以前公開されていた資料では、最高部約162m、建物高さ150mとなっていました。塔屋を含めた最高部は約162mだと思われます。

● コンラッド横浜が進出!
 「大和地所」と「ヒルトン」は、ヒルトンのラグジュアリーブランド「コンラッド横浜」の運営受託契約を締結したことを発表しました。「コンラッド横浜」は「大和地所」が所有し、ヒルトンが運営し2027年の開業を目指します。

 引用資料 大和地所(PDF:2024/04/10)
 ヒルトンのラグジュアリーブランド「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」が横浜北仲通北地区に初進出 「コンラッド横浜」 2027年開業予定

 「コンラッド横浜」は、地上1階~16階に進出します。ホテル延床面積は約48,919㎡、客室数は約48㎡のスタンダードルームを中心とした全272室、共用施設は「料飲施設4店舗(オールデイダイニング、スペシャリティレストラン、バー)、ジム、スパ、屋内プール、宴会・会議場、エグゼクティブラウンジ、ウェディングチャペル」となっています。

● (仮称)ラ・トゥール横浜が進出!
 18階~40階には、住友不動産の最上級賃貸レジデンス「ラ・トゥール」が横浜に初進出します。「(仮称)ラ・トゥール横浜」は、総戸数224戸で、入居開始は2027年1月の予定です。

 引用資料 住友不動産(PDF:2024/04/10)
 「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」施設概要決定 横浜の歴史と未来をつなぐ北仲地区に 「コンラッド横浜」 及び 「(仮称)ラ・トゥール横浜」 2027年開業

(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクトの概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通六丁目103~126番地
◆ 交通-みなとみらい線「馬車道」駅、JR「桜木町」駅、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
◆ 階数-(タワー)地上40階、塔屋2階、地下2階、(中層部)地上11階、地下1階、(低層部)地上7階、地下1階
◆ 高さ-(タワー)建物高さ150.00m、*塔屋を含めた最高部は約162mだと思われます(中層部)約45m、(低層部)約31m
◆ 敷地面積-9,302.31㎡
◆ 建築面積-5,459.89㎡
◆ 延床面積-96,803.92㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-共同住宅、ホテル、物販店舗、駐車場
◆ 総戸数-224戸((仮称)ラ・トゥール横浜)
◆ 客室数-272室(コンラッド横浜)
◆ 建築主-大和地所、住友不動産
◆ 設計者-久米設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年08月01日(労災保険関係成立票より)
◆ 竣工-2026年11月30日予定
◆ 入居開始-2027年01月予定((仮称)ラ・トゥール横浜)
◆ 開業-2027年予定(コンラッド横浜)


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「外観完成予想図」です。


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」を含む北仲通北地区のイメージです。


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夜景イメージです。


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「北中橋ゲート」です。


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「ホテル外観イメージ」です。外壁に「CONRAD」のロゴがある新しい外観イメージです。


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「南立面図」です。建物高さ約150mとなっています。塔屋を含めた最高部は約162mだと思われます。


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「東立面図」です。


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「施設概要図」です。


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「配置図」です。


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「周辺状況」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た「北仲通北地区」です。


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」の2025年4月5日の建設状況です。パッと見は前回の2024年11月13日の建設状況とあまり変化がありません。


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「タワー」部分です。「えび茶色」の鉄骨は山留め壁や乗入れ構台を支える「支保工」で、建設が進むと撤去されます。地下躯体の構築が本格的に行われています。


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南東側部分です。「鉄筋」が並べられています。白いのは「コンクリートバケット」です。クレーンで吊り上げてコンクリートを打設します。


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西側部分です。


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更に西側部分です。


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更に西側部分です。


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北東側から見た様子です。


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「えび茶色」の鉄骨は山留め壁や乗入れ構台を支える「支保工」で、建設が進むと撤去されます。


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地下躯体の「鉄筋」の配筋が行われています。


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」の建築計画のお知らせです。



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2025年4月11日 (金)

「横浜郵船ビル」を全面的に保存 地上21階、高さ約100mの「(仮称)横浜市中区海岸通計画(A-1地区)」 2025年4月5日の建設状況

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-(仮称)横浜市中区海岸通計画-

 「神奈川県警察本部」の西側に歴史的建造物の「横浜郵船ビル」があります。「日本郵船」と「三菱地所」は、歴史的建造物の「横浜郵船ビル」の大部分を、保全・活用して建て替えます。

 再開発予定地は、西側の「横浜郵船ビル」と東側「横濱ビル」です。2棟共に「日本郵船」が100%出資する「郵船不動産」が所有しています。「三菱地所」はもちろんですが、「日本郵船」も「三菱金曜会」の有力企業です。

 計画名は「(仮称)横浜市中区海岸通計画」で、地上22階、塔屋2階、地下2階、高さ約112m(正確には111,100m)、延床面積約88,600㎡の超高層ビルを建設します。

 横浜市は2021年10月11日に、(仮称)横浜市中区海岸通計画に係る第2分類事業判定届出書添付資料の閲覧を行いました。全面的とも言える計画の大幅な見直しが行われました。

 当初は西側の歴史的建造物の「横浜郵船ビル」の大部分を、保全・活用して建て替えを計画していましたが、「横浜郵船ビル」を全面的に保存する事になりました。東側の「横濱ビル」のみの建て替えとなり、それに伴い概要も大幅に変更になりました。

● 2024年5月1日に新築工事に着手!
 「日本郵船」と「三菱地所、鹿島建設」は、共同で設立した特定目的会社を通じて推進する「(仮称)横浜市中区海岸通計画(A-1地区)」について、2024年5月1日に建物の新築工事に着手しました。竣工は2027年1月末を予定しています。

 引用資料 三菱地所(2024/05/10)
 「(仮称)横浜市中区海岸通計画(A-1地区)」新築着工 ~歴史刻む横浜郵船ビルとも調和、 ウォーターフロントから発信する伝統と風格ある街並みへ~

 横浜市中区海岸通り地区の旧横濱ビル跡地において、横浜都心・臨海地域全体の都市再生に資する拠点を新たに整備する計画であり、3社は街の回遊性を向上させるプロムナードの整備、防災機能の強化等を図ります。

(仮称)横浜市中区海岸通計画の概要
◆ 所在地-横浜市中区海岸通三丁目9番4号
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅徒歩3分、JR「桜木町」駅徒歩10分、JR「関内」駅徒歩10分
◆ 階数-(A-1地区)地上21階、塔屋1階、地下1階、(A-2地区)地上7階、地下1階、(A-3地区)地上2階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-(A-1地区)最高部99.99m、(A-2地区)約26m、(A-3地区)約16m
◆ 敷地面積-(A-1地区)4,944.21㎡、(A-2地区)約3,650㎡、(A-3地区)約1,900㎡
◆ 建築面積-(A-1地区)約3,610㎡、(A-2地区)約2,500㎡、(A-3地区)約500㎡
◆ 延床面積-(A-1地区)約70,560㎡、(A-2地区) 約7,400㎡、(A-3地区)約1,200㎡
◆ 構造-(A-1地区)鉄骨造、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造鉄筋コンクリート造
◆ 用途-(A-1地区)オフィス、展示場、飲食店舗、駐車場、(A-2地区)ホテル 等、(A-3地区) ホテル付帯施設 等
◆ 建築主-日本郵船、三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2022年02月15日~2023年06月30日
◆ 着工-2024年05月01日
◆ 竣工-2027年01月29日予定


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「完成イメージ(海岸通り側より)」です。


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「コーニスラインの形状の継承と調和」です。


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「海岸通りから海側へ続くプロムナード」です。


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「海側の水際線プロムナード」です。


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「建物用途構成イメージ」です。


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「狭域図」です。


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「広域図」です。


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南東側から見た「(仮称)横浜市中区海岸通計画(A-1地区)」の2025年4月5日の建設状況です。


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東側のゲートです。


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西側のゲートです。


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「タワークレーン」が姿を現しました。


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内部の様子です。


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南西側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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「タワークレーン」です。


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西側の歴史的建造物「横浜郵船ビル」です。


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「(仮称)横浜市中区海岸通計画(A-1地区)」の建築計画のお知らせです。



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2025年4月10日 (木)

(仮称)横浜市旧市庁舎街区活用事業新築等工事 地上33階、高さ約169mの「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」 2025年4月6日の建設状況

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-横浜市現市庁舎街区等活用事業-

 横浜市が2019年1月から公募を実施していた「現市庁舎街区活用事業」について3件の応募があり、横浜市現市庁舎街区等活用事業審査委員会において審査が行われ、答申を受領しました。

 この答申を踏まえ、「国際的な産学連携」「観光・集客」というテーマに沿った地区の賑わいと活性化の核づくり等の観点から、最も優れた提案を行った「三井不動産」を代表者とするグループを事業予定者として決定しました。

 「三井不動産」を代表者とする計8社のグループは、「(代表者)三井不動産、(構成員)鹿島建設、京浜急行、第一生命、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、関内ホテルマネジメント(星野リゾートの全額出資子会社)」で構成されています。

 横浜市役所は、旧市庁舎のある関内駅前から北仲通地区の馬車道駅(桜木町駅)へ新築移転し、2020年6月29日に全面供用開始しました。そのため計画名が「横浜市現市庁舎街区等活用事業」から「横浜市旧市庁舎街区活用事業」に変更になっています。

 「三井不動産」を代表企業として、「鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、星野リゾート」の8社により推進中の「横浜市旧市庁舎街区活用事業」が着工しました。

● BASEGATE(ベースゲート)横浜関内
 「三井不動産」を代表企業とする「鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、星野リゾート」の8社は、「横浜市旧市庁舎街区活用事業」の街区名称を「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」に決定しました。2025年12月竣工、2026年春にグランドオープンを予定しています。

 引用資料 三井不動産(2024/11/13)
 JR「関内」駅前「横浜市旧市庁舎街区活用事業」 「BASEGATE横浜関内」に街区名称決定

 「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」は、多種多様な施設計画と旧横浜市庁舎行政棟の保存・活用により、次世代の横浜を象徴するエンターテインメント&イノベーションの拠点となる、「新旧融合」を特色とした大規模ミクストユース型プロジェクトです。

 街区の特徴的な施設である日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナ、エデュテインメント施設、ホテル名称、オフィスや新産業創造拠点の名称や概要についても決定しました。

BASEGATE(ベースゲート)横浜関内の概要
◆ 計画名-(仮称)横浜市旧市庁舎街区活用事業新築等工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区港町一丁目1番地
◆ 交通-JR根岸線「関内」駅徒歩1分、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅徒歩1分、横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩7分
◆ 階数-(タワー棟)地上33階、塔屋2階、地下1階、(行政棟)地上8階、地下1階、(LVA棟)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(タワー棟)最高部168.79m、(行政棟)最高部約55m、建築物約37m、(LVA棟)最高部約17m
◆ 敷地面積-16,522.02㎡
◆ 建築面積-約10,439㎡
◆ 延床面積-約128,567㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-(タワー棟)高性能制震オイルダンパーと座屈拘束ブレースを用いた制震構造、(行政棟)免震構造
◆ 用途-オフィス、教育施設、観光・集客施設、商業施設、宿泊施設ほか
◆ 客室数-約280室
◆ 建築主-(代表者)三井不動産、(構成員)鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、星野リゾート
◆ 設計者-鹿島建設、竹中工務店
◆ 施工者-鹿島建設、竹中工務店
◆ 着工-2022年07月01日
◆ 竣工-2025年12月31日予定
◆ グランドオープン-2026年春予定


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「街区全体完成予想パース(昼イメージ)」です。


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「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」の施設名称です。


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「OMO7横浜 by 星野リゾート 完成予想パース」です。


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「11階スカイロビー完成予想パース」です。


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「11階スカイロビー ラウンジ完成予想パース(昼景)」です。


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「オフィス高層バンク平面」です。オフィス基準階は、1フロア2,000㎡超、天井高2,800mm、奥行き最大約18mの整形無柱空間を実現し、内階段の設置にも対応可能な効率的なオフィスレイアウトを実現します。


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「街区配置図」です。


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「位置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」です。「横浜スタジアム」で開催された日向坂46の「6回目のひな誕祭」に行った友人に撮影してもらいました。


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「塔屋」も含めて最高部に到達しています。


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「横浜マリンタワー」から見た様子です。


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「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」の2025年4月6日の建設状況です。


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「タワー」を北東側から見た様子です。


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地上から見た様子です。


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「ザ レガシー(旧横浜市庁舎行政棟)」を北東側から見た様子です。


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「タワー」を東側から見た様子です。「歩行者デッキ」が見えます。手前側が「横浜スタジアム」のデッキです。


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「みなと大通り」をオーバーパスして「横浜スタジアム」方面と接続する歩行者デッキです。手前側が「横浜スタジアム」のデッキです。


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「ザ レガシー(旧横浜市庁舎行政棟)」を南東側から見た様子です。


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「タワー」を南西側から見た様子です。


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「タワー」を北西側から見た様子です。


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「(仮称)横浜市旧市庁舎街区活用事業新築等工事」の建築計画のお知らせです。


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「横浜スタジアム」で日向坂46の「6回目のひな誕祭」が2025年4月5日および4月6日に開催されました。


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「6回目のひな誕祭」で2人の「佐々木」が日向坂46を卒業しました。


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2025年4月5日には「佐々木美玲」の卒業セレモニー、4月6日にはキャプテン「佐々木久美」の卒業セレモニーが行われました。



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2025年4月 6日 (日)

Kアリーナ横浜 混雑解消の切り札となる橋長130.4m×有効幅員6.0mの「高島水際線デッキ」 祝!2025年3月27日(木)に暫定開通!

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-Kアリーナ横浜-
 
「横浜市」は2017年11月8日に、「みなとみらい21地区60・61街区(一部)」の市有地で公募していた開発事業予定者を、「ケン・コーポレーション」に決定しました。

 「ケン・コーポレーション」は、横浜みなとみらい21地区で計画を進めている「Kアリーナプロジェクト」を2020年8月1日に着工しました。2万席を誇る世界最大級の音楽アリーナの名称を「Kアリーナ横浜」に決定、併設するツインタワーのホテル棟は、ヒルトン初の横浜進出となる「ヒルトン横浜」に、オフィス棟の名称を「Kタワー横浜」に、開発街区全体の名称を「ミュージックテラス」に決定しました。

 「ケン・コーポレーション」と「Kアリーナマネジメント」は、横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発「Kアリーナプロジェクト(街区名称ミュージックテラス)」を推進していますが、2023年7月31日に竣工しました。

 引用資料 ケン・コーポレーション(PDF:2023/08/01)
 世界最大級、2万席の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」が竣工

 横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発 「Kアリーナプロジェクト(街区名称:ミュージックテラス)」の開発の核となる「Kアリーナ横浜」を2023年9月29日に開業しました。2023年9月29日に横浜出身の2人組アーティスト ゆず による「YUZU SPECIAL LIVE 2023 in K-Arena Yokohama」を開催しました。


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退場に際して周辺が混雑!
 ライブ終了時に「Kアリーナ横浜」の退場に際し、周辺の歩道が混雑して問題になっています。混雑の大きな原因は、現時点で図にある北側のルートが使用出来ないためです。

 「横浜駅」からの「Kアリーナ横浜」への来街者の増加に対応すべく、横浜市が「(仮称)高島水際線デッキ整備事業」を進めています。新設デッキが完成すると横浜駅方面へのルートが新たに確保できることになるで、退場時の混雑はかなり解消されると思われます。

 現時点では、供用開始は2025年3月末頃予定です。当初は2023年10月の供用開始を予定していましたが、2024年6月末の供用開始に延期されました。しかし、設計ミスなどのため再度延期されました。

 事業者が「横浜市」、発注者が「JR東日本コンサルタンツ」、施工者が「鹿島建設」となっています。「不具合があった梁(はり)を支える柱を増築し、補強に当たっている」そうですが、大手企業がどうして普通の歩行者デッキの工事を2度も延期するのか? 私は不思議でたまりません。

● 2025年3月27日(木)に高島水際線デッキを暫定開通!
 「横浜市」では横浜駅への新たな動線として60・61 街区とみなとみらい大橋を結ぶ高島水際線デッキの整備を進めていましたが、2024年5月に橋台にて不具合が見つかったためこれまで対策工事を進めてきました。

 その対策工事が完了したことから、デッキ部分ならびに水際線プロムナードに繋がる仮設通路を2025年3月27日(木)午前10時から暫定開通しました。橋長130.4m×有効幅員6.0m(デッキ部分)です。

 引用資料 横浜市・公式HP(PDF:2025/03/14)
 3月 27 日(木)に高島水際線デッキを暫定開通します


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高島水際線デッキ
 
「みなとみらい21」によく行かれる方も「横浜みなとみらい21地区」をJR線が走っているのを知らない方が結構多いと思います。「横浜みなとみらい21地区」の北端を東海道本線の貨物支線である「高島線」が走っています。JR鶴見駅-JR桜木町駅を結ぶ、全長約8.5kmの貨物線です。「Kアリーナ横浜」の北側の歩行者ネットワークが、「高島線」により分断されています。

 「(仮称)高島水際線デッキ整備事業」は、近年みなとみらい21中央地区新高島駅周辺の街区開発の進展により、来街者の急増が見込まれていることから、主要駅である横浜駅とみなとみらい21中央地区を結ぶ新たな歩行者動線を整備することで、来街者の安全で快適な歩行環境を確保するものです。デッキは130.4m×有効幅員6.0m(デッキ部分)です。


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「みなとみらい大橋(みなとみらい大通り)」との接続部です。


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「ミュージックテラス(60・61街区)」との接続部です。


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「整備状況(令和7年3月)」です。


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「周辺平面図」です。


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「高島水際線デッキ」は、2025年3月27日(木)に暫定開通しました。2025年4月4日に「Kアリーナ横浜」で行われた”CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2025 『CENTRAL STAGE』”に行った友人に撮影してもらいました。晴れた日の写真は4月5日の撮影です。


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貨物線「高島線」をオーバーパスしています。


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「みなとみらい大橋(みなとみらい大通り)」との接続部です。


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みなとみらい大通りと「高島水際線デッキ」の接続部です。


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暗くなると欄干の装飾の「LEDライト」が点灯するようです。


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貨物線「高島線」の上空です。


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昼間の明るい時の様子です。


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2025年4月4日(金)の「Kアリーナ横浜」です。この日は「乃木坂46(選抜メンバーのみ)」と「緑黄色社会」のライブが行われました。


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みなとみらい大通りと「仮設通路」の接続部です。


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横から見ると本当に「仮設通路」である事が分かります。「暫定開通」の意味がよく分かりました。そんなに難しい工事と思えないのに、「(仮称)高島水際線デッキ整備事業」は時間がかかり過ぎです・・・


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「高島水際線デッキ」と「仮設通路」です。


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「みなとみらい大橋」から引いて見た様子です。


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「Kアリーナ横浜」です。



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2025年4月 2日 (水)

横浜ランドマークタワー 「横浜ロイヤルパークホテル」が大規模リニューアル工事着工 マリオットのラグジュアリーブランド「ラグジュアリーコレクション」として再開業!

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-横浜ランドマークタワー-

 「三菱地所」と「三菱地所ホテルズ&リゾーツ」は、「横浜ロイヤルパークホテル」について、2025年3月31日を以て休業し、大規模リニューアル工事に着工しました。

 再開業後は、「マリオット・インターナショナル」とフランチャイズ契約を締結し、マリオット・インターナショナルのラグジュアリーブランドカテゴリーである「ラグジュアリーコレクション」として再開業します。「横浜ロイヤルパークホテル」の商号は再開業後も継承され、また、再開業時期は2028年度を予定しています。再開業後のホテルの正式名称は今後決定予定です。

 三菱地所(2025/03/31)
 横浜ロイヤルパークホテル 大規模リニューアル工事着工 マリオット・インターナショナルと協業し、ラグジュアリーホテルとして2028年度に再開業

 「横浜ロイヤルパークホテル」は、横浜ランドマークタワーの52階から67階に位置する圧倒的な眺望を持った603の客室、横浜市内最大級のバンケット機能、8つの飲食施設等を有し、みなとみらい地区の都市機能を高める国際級シティホテルとして1993年9月15日に開業しました。

 開業から約32年が経過し、昨今のインバウンド需要の高まりや多様化する顧客ニーズに応え、みなとみらい21地区の更なる発展に寄与すべく、客室・レストラン・スパ・ジム・クラブラウンジ・共用部等をフルリニューアルするとともに、世界最大級のホテルグローバルチェーンであるマリオット社とフランチャイズ契約を締結し、「横浜ロイヤルパークホテル」の商号を残しつつ、ラグジュアリーブランドカテゴリーである「ラグジュアリーコレクション」と提携することとなりました。

横浜ランドマークタワーの概要
◆ 計画名-横浜ランドマークタワー新築工事  
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号 
◆ 交通-JR「桜木町」駅から徒歩5分、横浜市営地下鉄「桜木町」駅から徒歩5分、みなとみらい線「みなとみらい」駅から徒歩3分 
◆ 階数-地上70階、塔屋3階、地下4階  
◆ 高さ-最高部296.0m、軒高282.3m  
◆ 敷地面積-38,061.51㎡(街区全体)  
◆ 建築面積-23,208.29㎡(街区全体)  
◆ 延床面積-392,884.85㎡(街区全体)  
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(TMD(2方向アクティブ、3段振り子)×2基) 
◆ 用途-オフィス、ホテル、店舗
◆ 客室数-603室(横浜ロイヤルパークホテル) 
◆ 建築主-三菱地所  
◆ 設計者-三菱地所(現:三菱地所設計)
◆ 基本構想及びデザイン―ヒュー・スタビンスおよびザ・スタビンス・アソシエイツ  
◆ 監理者-三菱地所  
◆ 施工者-横浜ランドマークタワー新築工事建築工事共同企業体(大成建設、清水建設、大林組、竹中工務店、鹿島建設、間組、前田建設工業、地崎工業、飛島建設、戸田建設、東急建設、青木建設、三菱建設、フジタ工業、熊谷組、東亜建設工業、山岸建設、奈良建設、紅梅組、若葉建設、五洋建設、不動建設、増岡組、安藤建設、大豊建設、東海興業以上26社)  
◆ 着工-1990年03月20日  
◆ 竣工-1993年07月14日  
◆ オープン-1993年07月16日(横浜ランドマークタワー)、1993年09月15日(横浜ロイヤルパークホテル)


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「横浜ロイヤルパークホテル」は、横浜ランドマークタワーの52階から67階に位置しています。


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「スカイガーデン」が2025年12月31日で一時休業へ!
 「横浜ランドマークタワー」の69階展望フロア「スカイガーデン」は、横浜ランドマークタワー内の大規模修繕工事実施に伴い、2025年12月31日(水)の年越し営業を最後に、一時休止します。なお工事終了後、改めて2028年以降に営業を再開する予定です。

 スカイガーデン
 ビル大規模修繕工事に伴う「スカイガーデン」営業一時休止のお知らせ

 営業再開は大規模修繕工事の完工予定の2028年以降になる見込です。「スカイガーデン」も修繕工事が行われます。入場料が大人1,000円(18~64歳)と非常に良心的な価格設定でしたが、再開時には大幅に値上げされると思われます。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」では、季節ごとにいろいろなイベントが行われています。


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みなとみらい21地区がほぼ完成!
 横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から北側を見た様子です。みなとみらい21地区の「ラストピース」と呼ばれる「60・61街区」の計画が固まり、用途が決まっていない土地は残り1%余りとなりました。

 1993年7月16日の開業から30年以上「みなとみらい21地区」を見守ってきた69階展望フロア「スカイガーデン」ですが、「みなとみらい21地区」のほぼ完成まで撮影ポイントを提供してくれたのは感謝しかありません。



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2025年4月 1日 (火)

横浜市 東急東横線「綱島」駅と東急新横浜線「新綱島」駅の隣接地 地上27階、高さ約100mの「綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業」

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-綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業-

 綱島駅東口駅前地区は、港北区北東部の東急東横線綱島駅の東側に位置しており、隣接する土地区画整理事業及び市街地再開発事業が進められている新綱島駅周辺地区に続いて、市街地再開発事業を推進しています。

 これまで、市街地再開発準備組合を中心に、本地区の基盤整備等の検討を進めてきたところ、市街地再開発事業に関する建築物や公共施設の整備計画が具体化しました。

 建設予定地は、東急東横線「綱島駅」の目の前で、概要は、地上27階、地下1階、高さ100m以下、延床面積約49,900㎡(容積対象面積約35,000㎡)、総戸数約350戸の超高層タワーマンションを建設します。

 「綱島駅東口駅前地区市街地再開発準備組合」は、再開発の事業協力者を募集した結果、総合不動産業者は「三井不動産レジデンシャル」、総合建設業者を「鹿島建設」に決定しています。

 引用資料 横浜市・公式ホームページ
 綱島駅東口駅前地区市街地再開発事業

綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市港北区綱島東一丁目6の他
◆ 交通-東急東横線「綱島」駅、東急新横浜線「新綱島」駅
◆ 階数-(南棟)地上27階、地下1階
◆ 高さ-(南棟)100m以下、(北棟)31m以下
◆ 敷地面積-約5,000㎡
◆ 建築面積-約3,500㎡
◆ 延床面積-約49,900㎡(容積対象面積約35,000㎡)
◆ 用途-共同住宅、商業施設、業務施設、駐車場等
◆ 総戸数-約350戸
◆ 建築主-綱島駅東口駅前地区市街地再開発準備組合
◆ 設計者-(基本計画)梓設計
◆ 事業協力者-三井不動産レジデンシャル、鹿島建設
◆ 解体工事-2024年度予定(当初計画)
◆ 着工-2025年度予定(当初計画)
◆ 竣工-2028年度予定(当初計画)


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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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最寄り駅となる東急東横線「綱島駅」です。



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