川崎市 「NEC 玉川ルネッサンスシティ」の空撮!
-NEC玉川ルネッサンスシティ-
「NEC玉川ルネッサンスシティ」は、「日本電気(NEC)」が川崎市中原区にある「玉川事業場」内に建設したオフィスビルです。
2000年01月(2000年4月稼働)に竣工した地上26階の「サウスタワー」と 2005年03月(2005年5月稼働)に竣工した地上37階の「ノースタワー」と「ホール棟」の3棟で構成されています。
「NEC玉川ルネッサンスシティ」には含まれないと思いますが、現在3棟目の「(仮称)NEC玉川ソリューションセンター」が建設中です。
地上12階(塔屋あり)、高さ54m(一部塔屋64.5m)、延床面積48,535.60㎡、工期は2008年11月~2010年4月となっています。
私の記憶の中では「NEC」と言えば「コンピュータと通信の融合」をうたった「C&C(Computer & Communication)」のスローガンです。
このスローガンをもとに「電電ファミリー」の一角だった「NEC」がエレクトロニクスの総合メーカーに大変身を遂げました。
また「国民機」とも言われた1982年秋に発売されたパソコン「PC-9800シリーズ」もめちゃめちゃ印象に残っています。
半導体メーカーとしても最大手でした。1980年代後半は、世界一の半導体売上高を誇っていました。それ以降も1999年まで世界2位を保っていました。
しかし韓国や台湾との競争が激化し、1999年にDRAM部門を「NEC日立メモリ(現:エルピーダメモリ)」に分社化、2002年にはDRAM以外の半導体事業を「NECエレクトロニクス」として分社化しました。
その「NECエレクトロニクス」も2010年4月1日に「ルネサス テクノロジ」と合併して「ルネサス エレクトロニクス」に社名変更しました。
「ルネサス エレクトロニクス」の株主構成は、NEC33.97%、日立製作所30.62%、三菱電機25.05%となっています。
「ルネサス エレクトロニクス」の本社は、「神奈川県川崎市中原区下沼部1753番地」なので、日本電気「玉川事業場」内にあります。
「日本電気(NEC)」は、事業の選択と集中の真っ最中です。でも外から見ていると何を事業の中心にしたいのか、何で食べ行こうとしているのかイマイチ良く分かりません。
「NEC」を見ていると新興国の猛烈な追い上げで、もがき苦しむ日本の姿の象徴しているように思えます。
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