臨海副都心 「(仮称)青海Q街区計画」2010年春の建設状況
-(仮称)青海Q街区計画-
遊覧飛行を行っていた会社が1つ消えようとしています。かなりショックですが、東京のような巨大都市でも遊覧飛行は経営的に成り立たないんですかね・・・
長らく空地のままだった臨海副都心の「(仮称)青海Q街区計画」の建設工事が本格的に行われています。
高さはそれ程でもないのですが、延床面積が20万㎡を超える非常に大きなビルになります。
当初の「建築計画のお知らせ」では、2009年11月末日に着工予定となっていましたが、少し遅れて2010年4月16日に正式に着工されました。
「青海Q区画特定目的会社(三井不動産、大和ハウス工業、サンケイビル、フジテレビジョン)」により、地上21階、塔屋1階、地下1階、高さ約106.44m、延床面積約205.649.65㎡の超高層ビルと商業施設が建設される予定です。
比較 → 2009年秋の状況
完成予想図等 → 三井不動産ニュースリリース(2010/04/15)
(注意) 三井不動産のニュースリリースでは、地上21階となっていますが、「建築計画のお知らせ」では、地上22階となっています。地上21階、塔屋1階、地下1階ではないか? と勝手に判断しました。
新しい「(仮称)青海Q街区計画」の「建築計画のお知らせ」です。高さ約110m、地下2階、延床面積約209,200㎡から変更になっていました。
「Soilmec」と書かれています。イタリアの「ソイルメック社」の掘削機だと思われます。
「三点式パイルドライバ」です。「ソイルセメント柱列壁工法」により「山留め壁」を構築しています。
右側では、「アボロン工法」で「H形鋼」が建込まれています。手前の超高層棟は「ソイルセメント柱列壁工法」、奥の商業施設棟は「親杭横矢板工法」で「山留め壁」を構築しているように見えました。
3軸(3連)の「アースオーガ」が取り付けられていました。
「三点式パイルドライバ」です。
5軸(5連)の「アースオーガ」が取り付けられていました。
旧:住友建機の「アースドリル掘削機」です。掘削部分が、普段見るタイプと違っていたので、工事を行っている「丸五基礎工業」のホームページを見ると「アースドリル掘削機」を「SSD工法」の仕様にしているようです。
西側から見た様子です。
「臨海副都心」の高さ制限が厳しいのは、羽田空港の空路の近くだからです。かなり低い高度を航空機が飛んでいきます。
現在は、南風卓越時にはC滑走路に北側から着陸、北風卓越時にはC滑走路から北側に離陸します。
ただ「D滑走路」が完成すると、離着陸コースが大幅に変更になり、「臨海副都心」をかすめるように飛行する航空機は大幅に減ります。
「青海開発特定目的会社(東京建物)」により建設される「臨海副都心青海地区北側R区画プロジェクト」の建設予定地です。着工予定日を過ぎていますが、まだ着工されていません。
「臨海副都心青海地区北側R区画プロジェクト」の「建築計画のお知らせ」です。
「青海地区北側P区画」です。「森ビル」により、地上18階、地下1階、高さ約88m、延床面積約117,592㎡の高層ビルが建設される予定です。当初計画では、2010年3月着工、2012年8月竣工予定となっていました。
P区画に「建築計画のお知らせ」が見えたので飛んで行きました。しかし仮設施設でした。ガックリ・・・ こういうのが一番疲れます・・・(涙) フジテレビによる「お台場合衆国2010」で暫定的に使用するようです。
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