小田急電鉄 連続立体交差事業および複々線化事業 めちゃめちゃ立派になった「登戸駅」
-小田急電鉄 連続立体交差事業および複々線化事業-
「小田急電鉄」では、連続立体交差事業および複々線化事業が進行中です。「代々木上原駅」~「東北沢駅」間の約0.7km、「梅ヶ丘駅」~「和泉多摩川駅」間の約8.8kmは、連続立体交差事業および複々線化事業が完了しています。
現在は、未着工となっていた「東北沢駅」~「世田谷代田駅」間の約1.6kmの工事が行われています。この区間は4線地下式(下北沢2層構造)となります。
この区間が完成すると、「代々木上原駅」~「和泉多摩川駅」間の「0.7km+1.6km+8.8km=11.1km」、つまり約11.1kmが連続立体交差事業および複々線化事業されます。
詳しくは → 小田急電鉄 連続立体交差事業および複々線化事業
またその先の「和泉多摩川駅」~「向ヶ丘遊園駅」間の約1.4kmも、上り2線、下り1線の3線化されました。
それに伴い、小田急登戸駅も相対式の2面2線から2面3線(2面4線対応可能)のホームに、2009年3月8日より生まれ変わりました。
私は、国鉄時代に国策で整備したJRと比べ、私鉄の複々線区間には特に萌えます!(笑) そのため小田急電鉄のまっすぐ伸びる複々線区間に乗るのが大好きで、用事も無いのにたまに乗ってしまう事があります。
関西に住んでいると、「小田急電鉄」は「ロマンスカー」のイメージしか無いですが、首都圏に撮影に来るようになって「小田急電鉄」の駅舎が大きく立派な事に驚きました。駅舎の立派さは、関東の私鉄No1ではないでしょうか?
だだラッシュ時の混雑には閉口します。人口増加地域を走るのと、3線を1線に合流させる構造なので仕方が無いですが、どうみても「相模大野駅」までは複々線化する必要がありますね。
でも線路の両側には、住宅がびっしりと建っており無理っぽいですね。「向ヶ丘遊園駅」~「新百合ヶ丘駅」間を複々線化する構想はあるにはあるようですが・・・
小田急登戸駅の屋根は一部ドームになっています。
小田急電鉄は、広いホームの駅が多く好感が持てます。それでも朝のラッシュ時には乗降客でいっぱいになります。ちなみに小田急登戸駅は、乗降人員が小田急電鉄の駅の中では第5位です。
「発車標」です。フルカラーでグラフィック表示も出来ます。
小田急電鉄のシンボルであるロマンスカー「小田急50000形電車(VSE:Vault Super Express) 」です。2005年3月19日から営業運転を開始しました。
1階が展望席、2階が運転席となっています。運転席は車体中央に設けてあり、運転席へは収納式のはしごで昇ります。
運行中は、はしごが1階天井に収納されているため降りる事が出来ません。トイレが近い私には、絶対に無理な仕事ですね・・・(笑)
西側の上り2線は、複線化されています。
東側の下り線は、登戸駅の手前で1本線路が終わっています。このあたりの軌道は「フローティング・ラダー軌道」を採用しています。「はしご(Ladder)状」の構造が良く分かります。
詳しくは → ラダー軌道とは
ほぼ同じ場所の工事中(2008年10月26日)の様子です。多摩川に架かる鉄橋が新たに東側に複線分追加された事が分かります。
小田急登戸駅のホームです。
ほぼ同じ場所の工事中(2008年10月26日)の様子です。ホーム幅が現在より広く見えますが、配線の都合上グレーの床の部分で、現在の「2番線」の線路部分を覆っていたためです。後にグレーの部分が撤去されて正式な「2番のりば」となりました。
ちなみに現在の上り線「3番のりば」は、この時点では下り線が走っていたため、仮設の落下防止柵が設置されています。
ホームの東側には落下防止柵が設けられています。
将来の「1番線」の線路を敷く場所は確保されています。そのため小田急登戸駅は、2面3線ですが、1番のりばが欠番となっており、2番~4番までとなっています。
「向ヶ丘遊園駅」側を見た様子です。上り2線、下り1線の3線化されています。「和泉多摩川駅」~「向ヶ丘遊園駅」間の約1.4kmも将来的には複々線化される予定です
登戸駅は、小田急とJR南武線の乗換え駅となっています。両駅の間はペデストリアンデッキや自由通路を通じて雨に濡れることなく乗り変える事が出来ます。
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