JR横浜駅 拡幅された横須賀線ホーム(横須賀線・湘南新宿ライン)の空撮!
-JR横浜駅・横須賀線ホーム-
横浜駅は、日本一多くの6鉄道事業者(JR東日本、東京急行電鉄、京浜急行電鉄、相模鉄道、横浜市交通局、横浜高速鉄道)が乗り入れてい巨大ターミナルです。
横浜市の推計人口は、3,680,267人(2010年6月1日現在)です。JRも京浜急行も相模鉄道もここまで急激な人口増加を予想していなかったようで乗降客数に比べ駅が貧弱です。
拡張しようにも東側も西側も拡張余地がなく、上は高速道路で阻まれ、地下も建設余地がありません。
苦肉の策として、各鉄道事業者は敷地内で駅の改良工事を続けています。そのため常に工事が行われている「サグラダ・ファミリア状態」となっています。
そのひとつがJR横浜駅の横須賀線ホーム拡幅工事です。2010年4月24日の夜から25日朝にかけて一部列車を運休して線路切り替え・ホーム拡幅工事が行われました。
敷地は、東急東横線の高架橋跡地を利用しています。ホーム幅は、最大で7.8mから15.3mへ拡幅されました。
ホームの拡幅工事だけではなく、ホームを南側(大船側)に30mスライドする工事も行われています。上り線ホームはすでにスライドしていますが、下り線ホームもスライドされる予定です。
横須賀線のホーム自体が南側にスライドするので、東京寄りの北側に飛び出ていた部分は撤去される予定です。
駅ビルである横浜シァルやエクセルホテル東急などの建て替え計画やホームを増やす計画もあるようですが、いつになるのか全く分かりません。
本来なら、この時にホームの拡幅工事を行うのが理想だったのですが、いつになるか分からない工事を待てないほど横須賀線ホームの混雑状況は切迫していたということでしょう。
ホーム幅が2倍近くなったので余裕があります。っていうか今までが狭すぎました・・・
まだまだ工事中のため仮設の床となっています。
西側にはまだスペースがあります。横浜シァルやエクセルホテル東急などの建て替え時に、京都駅や大阪駅のようにビルに食い込む形でホームを設置すると1面2線もしくは相対式の1面1線のホーム増設は可能だと思われます。
問題は南側部分です。空撮写真を見ると「相鉄ジョイナス」が迫っているので、同時に「相鉄ジョイナス」を建て替えないと1面2線は無理だと思います。なんとか相対式の1面1線なら可能なような気もしますが・・・
「相鉄ジョイナス」を建て替えると根本的に横浜駅の構造を変える事が可能になりますが、想像を絶する難工事になると思われます。
何よりも高島屋がウンとは言わないでしょう。「横浜タカシマヤ」は高島屋の超ドル箱店ですから・・・
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