京急蒲田駅付近連続立体交差事業 Part 3 京急本線「雑色駅(ぞうしきえき)」2010年春の建設状況
-京浜本線・雑色駅(ぞうしきえき)-
京浜急行では、「京急蒲田駅付近連続立体交差事業」を行っています。京急本線「雑色駅(ぞうしきえき)」も2010年5月16日から2番のりば(上り線ホーム)が高架化されました。
「京急蒲田駅付近連続立体交差事業」は、蒲田駅付近という名称が付いていますが、実際は「京急蒲田駅」を中心に、「ト」の字型に京急本線の「平和島駅」~「六郷土手駅」間約4.7km(都市計画区間約5.4km)と空港線の「京急蒲田駅」~「大鳥居駅」間約1.3km(都市計画区間約2.1km)の合計約6kmを連続立体交差化(高架化)する大規模プロジェクトです。
京急本線は、「平和島駅」~「六郷土手駅」間が高架になりますが、駅自体が新たに高架になるのは、北側から「大森町駅」、「梅屋敷駅」、「京急蒲田駅」、「雑色駅」の4駅です。
比較 → Part1・京急蒲田駅編
比較 → Part2・空港線:糀谷駅(こうじやえき)編
Part3は南側からスタートしましょう! 写真は、「六郷土手駅(ろくごうどてえき)」です。駅自体が高架になるのは「雑色駅」までですが、工事状況を知るには次の駅の「六郷土手駅」の構造を知る必要があります。
「六郷土手駅」は、相対式2面2線の高架駅のため駅自体は高架工事は必要ありません。奥に見えるのは多摩川に架かる鉄橋で、多摩川を越えると川崎市です。
「六郷土手駅」のホーム北東端から北東側(雑色駅側)を見た様子です。左側(西側)の上り線が高架になり「雑色駅」まで結ばれています。右側(東側)の下り線は地上に降りて行きます。
従来の高架と新しい高架の合流部分が明らかにいびつな急カーブとなっています。この急カーブは下り線の高架化完了時に解消されると思われます。撮影時はこの部分で速度制限が行われていました。
「雑色駅」のホーム南西端から南西側(六郷土手駅側)を見た様子です。左側(東側)の下り線も軌道敷設が完了している事が分かります。
もちろん「六郷土手駅」とは、下り線は途中までしかつながっていないので電車は走る事は出来ません。
「雑色駅」のホーム南西端から北東側を見た様子です。
「フローティング・ラダー軌道」を採用しています。反対側の将来の1番のりば(下り線)も軌道敷設が完了しています。ホームもほぼ完成しています。
すぐにでも使用出来そうですが、駅の前後の線路ががつながっていないので使用できません。
高架になったのは、2番のりば(上り線)のホームです。1番のりば(下り線)のホームは地上にあります。
「雑色駅」のホーム北東端から南西側を見た様子です。
「雑色駅」のホーム北東端から北東側(京急蒲田駅側)を見た様子です。右側(東側)の下り線も軌道敷設が完了しているので今にも電車が走れそうです。
もちろん「京急蒲田駅」とは、下り線は途中までしかつながっていないので電車は走る事は出来ません。
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