臨海副都心「有明北3-1地区」事業予定者に「住友不動産」決定! コンセプトは「ARIAKE Garden City~住・商・業・文化が複合したまちづくり~」
-臨海副都心「有明北3-1地区(11街区)」-
東京都と都市再生機構が臨海副都心で進めていた江東区の「有明北3-1地区」の共同売却公募で2010年12月16日、「住友不動産」が事業進出予定者に決定しました。
「住友不動産」は、総事業費約1028億円(用地代含む)を投じ、住宅や大型ショッピングセンターなど総延床面積約28万㎡超の大規模開発を行う予定で、2015年年1月の一部開業を目指します。
東京都都市整備局(2010/12/16)
臨海副都心における進出事業予定者の決定について有明北3-1地区(11街区)
事業コンセプトは、「ARIAKE Garden City~住・商・業・文化が複合したまちづくり~」で、地上32階、地下1階、高さ約115m×2棟の超高層住宅を中心に、大型ショッピングセンター、業務棟、ホールを新設する計画です。2棟の超高層住宅が南側、その他の施設が北側を中心に整備される予定です。
この用地は、過去にブログで取り上げたこともありますが、2008年度から昨年度にかけて2回公募を実施しました。
用地が広すぎるのか売却先が過去2回は決まりませんでした。不動産市況が冷え込んでいるこの時期に、敷地面積110,188㎡を一括購入するのは超大手でも尻込みしますよね・・・ なんで2~3ブロックに分割しないのかずっと不思議に思っていました。
2008年6月3日のブログ
2008年夏公募予定 広大な「有明北3-1地区(11街区)」の空撮!
今回3度目の正直で、「住友不動産」に決定しました。応募者数は2者だったようです。ただし1回目の最低売却予定価格は約613億円、2回目は約447億円、3回目の今回は最低売却予定価格を約392億円まで引き下げました。
このあたりは、羽田空港の空路に近いので高さ制限が非常に厳しいです。航空法の「制限表面」の数値よりもはるかに厳しい「AP(荒川工事基準面)+120m以下」という独自の高さ規制を設けています。
800mちょっと東側の「東雲地区」は、高さ180mくらいのタワーマンションが建設可能なのでちょっと不思議な感じがします。
臨海副都心「有明北3-1地区(11街区)」の概要
◆ 敷地面積-110,188㎡ (港湾局用地74,038㎡、都市整備局用地24,885㎡、都市再生機構用地11,265㎡)
◆ 住宅棟-地上32階、地下1階、高さ約115m×2棟、総戸数2,000戸、延床面積196,276㎡
◆ 商業棟-地上4階、高さ約22m、延床面積57,599㎡
◆ 業務棟-地上7階、地下1階、高さ約30m、延床面積13,013㎡
◆ ホール棟-地上1階、高さ約15m、延床面積18,919㎡
◆ 事業者-住友不動産
◆ 予定事業費-約1,028億円(内用地代:東京都約369億円、都市再生機構約47億円)
◆ オープン-2015年01月(一部開業予定)
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