クロスエアタワー 2011年2月中旬の建設状況 200N/m㎡(Fc200)の超高強度プレキャストコンクリート
-クロスエアタワー-
「大橋ジャンクション」の建設と同時進行で、「(仮称)大橋地区第二種市街地再開発事業」が進行中です。
現在、2棟目の「(仮称)大橋地区第二種市街地再開発事業 1-1棟」が建設中です。地上42階、塔屋1階、地下2階、高さ155.95mの超高層タワーマンションです。
正式名称が「クロスエアタワー」に決定しています。総戸数は、689戸(うち一般分譲491戸:東京都保留床48戸/特定建築者保留床443戸、非分譲住戸198戸、その他/8区画:店舗4区画、大型店舗1区画、事務所1区画、公益施設2区画)となっています。
ちょっとややこしくて「東京都保留床」48戸の売主が「東京都」で、「特定建築者保留床」443戸の売主が「東急不動産、東京急行電鉄、三井不動産レジデンシャル、有楽土地」となっています。
比較 → 2010年秋の空撮
比較 → 2010年春の空撮
比較 → 2009年秋の空撮
比較 → 2009年春の空撮
「大成建設」は、設計基準強度200N/m㎡(Fc200)の「超高強度プレキャストコンクリート柱」の製造を日本で初めて実現し、「クロスエアタワー」に適用したそうです。
最も大きな荷重を支える地下2階および地下1階の柱に採用しています。柱は大成建設千葉PC工場にて製造されました。
1N/m㎡(ニュートン/平方ミリメートル)は、1平方ミリメートル当たり約100グラムの力が加わった状態を意味します。
200N/m㎡となると「100グラム×200=20,000グラム」となります。1平方ミリメートル当たり約20kgという物凄い圧縮強度を持つ事になります。
これがいかに凄いかというとわずか1cm×1cmの面積で、2トン(重量2000kg)を支える事が出来るという事です。
200N/m㎡(Fc200)の超高強度プレキャストコンクリートの製造方法は、下記の大成建設・ニュースリリースを見て下さい。
大成建設・ニュースリリース(2011/01/21)
200N/m㎡の超高強度プレキャストコンクリートを初めて実施工
「クロスエアタワー」の建設現場です。「乗入れ構台」が見えます。
えび茶色の鉄骨は「山留め壁」を支える「切梁」です。地下躯体を建設しています。
「山留め壁」に鉄筋の配筋が行われています。「山留め壁」を地下外壁および柱に利用している様子が分かります。
この柱が設計基準強度200N/m㎡(Fc200)の「超高強度プレキャストコンクリート柱」だと思われます。
「山留め壁」が見えます。
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