「松坂屋銀座店」建て替え 銀座六丁目地区市街地再開発「(仮称)銀座ガーデン」
-銀座六丁目地区市街地再開発-
大丸・松坂屋を傘下に持つ「J・フロントリテイリング」、「森ビル」など13社が参画する「銀座六丁目地区市街地再開発準備組合」は、東京・銀座の「松坂屋銀座店」を含む「銀座六丁目地区市街地再開発」の計画をまとめました。
2013年にも「松坂屋銀座店」などを取り壊し、オフィスや多目的ホールが入る地上12階、地下6階の複合ビル「(仮称)銀座ガーデン」を建設、早ければ2016年に開業します。
計画では、新施設は延床面積約147,500㎡、地下2階から地上6階までの商業施設部分は、「三越銀座店」を上回り、銀座地区で最大規模となる見通しです。
中国など海外からの観光客を見込み、敷地内に観光バスの停留所や観光案内所も整備します。
商業施設の形態について「J・フロントリテイリング」は、百貨店以外の専門店の誘致も検討しており、そうなれば、1924年に開業した銀座で最古の百貨店である「松坂屋銀座店」の名が消えることになります。
流通ニュース(2011/06/08:立面図等)
森ビル、J.フロント/銀座6丁目再開発の概要発表
この計画は、かなり前に超高層ビルに建て替えで発表された経緯があります。新しい計画では建物の高さや壁面については「(通称)銀座ルール」を守っています。
敷地の中央を「あづま通」が走っていますが、上をまたぐようにビルが建設されます。ただし道路は閉鎖されないで、ビルの中を貫くようです。
国の規制緩和によって可能になった「立体道路制度(道路上下に建築物の建設を可能とする制度)」を活用していると思われます。
銀座六丁目地区市街地再開発の概要
◆ 所在地 -東京都中央区銀座6-10、11
◆ 階数-地上12階、地下6階
◆ 高さ-約66m(建築基準法上の高さ約56m)
◆ 敷地面積-約9,080㎡
◆ 延床面積-約147,500㎡
◆ 用途-店舗、オフィス、集会施設、地域冷暖房施設、駐車場など
ライバルの「三越銀座店」は、売場面積をこれまでの1.5倍の約36,000㎡に拡大して、2010年9月11日に増床オープンしています。
銀座地区で、売上No1を誇っている「松屋銀座本店」です。売場面積は約32,000㎡です。「三越銀座店」が増床したので売上の順位が入れ替わっているかも知れません。
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