京王電鉄京王線(笹塚駅~つつじヶ丘駅間)連続立体交差化及び複々線化事業
-京王電鉄京王線-
京王電鉄は、調布駅周辺で大規模な続立体交差事業「調布駅付近連続立体交差事業」を行っています。工事は2012年度の完成を目指しています。
詳しくは → 調布駅付近連続立体交差事業
それに引き続き、更に大規模な「京王電鉄京王線(笹塚駅~つつじヶ丘駅間)連続立体交差化及び複々線化事業」が計画されているのをご存知でしょうか?
東京都・報道発表資料(2011/01/25)
京王電鉄京王線(笹塚駅~つつじヶ丘駅間)連続立体交差化及び複々線化事業
詳しくは → 平面図・断面図
都市計画変更区間約約8.0km、連続立体交差化予定区間約7.1km、複々線化予定期間約8.3kmになります。
連続立体交差化と複々線化を同時に行う巨大プロジェクトです。この計画により25ヶ所の「開かずの踏切」を撤去出来ます。
すでに「新宿駅~笹塚駅」間は、連続立体交差化と複々線化が完了していますが、新たに「①代田橋駅、②明大前駅、③下高井戸駅、④桜上水駅、⑤上北沢駅、⑥八幡山駅、⑦芦花公園駅、⑧千歳烏山」の各駅が高架式の駅になります。掘割式の「⑨仙川駅」は、既存施設を活用します。
連続立体交差化と複々線化は、極めて特殊な配線で行われます。新たに建設される地下2線には特急を通すために建設され、いずれの駅にも地下ホームは設けません。
連続立体交差化及び複々線化事業にあたり、①全面高架、②全面地下、③高架・地下併用方式の3案が比較検討されました。
全面地下方式だと、環状7号線を越えてから地下に潜るため「代田橋駅」付近の3つの踏切が撤去できないことに加え事業費が最も多くかかります。
全面高架だと用地買収がより必要になります。費用や沿線住民への負担などを勘案して高架・地下併用方式に決まりました。
駅の概要(地下はホーム無し)
◆ ①代田橋駅-高架1面2線/半地下(複線堀割)
◆ ②明大前駅-高架2面4線/地下(複線シールド工法)
◆ ③下高井戸駅-高架2面2線/地下(複線シールド工法)
◆ ④桜上水駅-高架2面4線/地下(複線シールド工法)
◆ ⑤上北沢駅-高架1面2線/地下(単線シールド工法×2層)
◆ ⑥八幡山駅-高架1面4線/地下(単線シールド工法×2層)
◆ ⑦芦花公園駅-高架2面2線/地下(単線シールド工法×2層)
◆ ⑧千歳烏山駅-高架2面4線/地下(単線シールド工法×2層)
◆ ⑨仙川駅-掘割2面2線/地下(単線シールド工法×並列)
(注意) 「八幡山駅」は、駅および駅の前後がすでに高架化されているため現行施設のままです。ホームが1面4線なのは両端が通過線のためです。
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