東京急行・田園都市線&大井町線 複雑に立体交差する「二子玉川駅」
-二子玉川駅(ふたこたまがわえき)-
東急の「二子玉川駅」は、2面4線の高架駅ですが、田園都市線と大井町線が合流・分岐するジャンクション構造になっています。
田園都市線と大井町線の線路3本ずつが高低差をもって立体交差で絡み合い全国でも稀な複雑な配線です。配線ファンにはたまりません。
「二子玉川駅」の配線が複雑なのは、田園都市線と大井町線の上り線と下り線以外に3番線から渋谷方面へ、4番線から大井町方面へ出発できるようにそれぞれ渡り線が(連絡線)あるためです。
「二子玉川駅」は、2000年8月6日までは「二子玉川園駅」という名称でした。大規模な改良工事が行われ2000年9月に完成しました。
二子玉川駅改良工事の概要
① ホーム幅員、コンコース、改札口などの駅施設を拡張整備
② 大井町線と田園都市線の位置を入れ替え
③ 大井町線と田園都市線の上り線に両線間の渡り線(連絡線)を配置
④ 橋梁上に大井町線の引き上げ線を2線配置
「二子玉川駅」の全景です。かなりの部分が多摩川の上にある事が分かります。
線路が高低差をもって立体交差で合流・分岐している様子が分かります。
ホーム北側の一番広い場所は幅が20mくらいあり余裕があります。
ホームはカーブしています。
ホーム南側は、ホーム幅が極端に狭いです。
ホーム南端から南側を見た様子です。「溝の口駅」までは複々線になっています。内側の2線は大井町線が延伸されるまで引き上げ線として使用されていました。
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