山手線のホームドア設置 9駅(大崎駅、池袋駅、大塚駅、巣鴨駅、駒込駅、新大久保駅、目白駅、高田馬場駅、田町駅)先行!
-山手線のホームドア-
「JR東日本」は、山手線の「恵比寿駅」で2010年6月26日(土)、「目黒駅」で2010年8月28日(土)から線路転落防止用の「ホームドア(可動式ホーム柵)」の使用を開始しています。
「JR東日本」は7月5日に、山手線の全29駅で整備する計画のホームドアを、2013年度までに9駅で先行設置すると発表しました。
JR東日本・プレスリリース(PDF:2011/07/05)
山手線ホームドア 2013年度までの完成予定駅について
山手線ホームドアの設置スケジュール
◆ 恵比寿駅、目黒駅は設置済み
◆ 大崎駅、池袋駅は2012年度設置予定
◆ 大塚駅、巣鴨駅、駒込駅、新大久保駅、目白駅、高田馬場駅、田町駅は2013年度設置予定
◆ 大規模改修が予定されている4駅(新橋駅、渋谷駅、新宿駅、東京駅)以外は、2017年度末までに設置予定
プチ鉄ちゃんの私から見たらホームドアを設置したら電車が見えない・・・ ということがありますが、視覚障害者の方から見たら駅のホームは「欄干のない橋」に例えられるくらい危険な場所です。
ある調査によると視覚障害者の約半数が、ホームからの転落を経験しているとのことです。莫大な金額がかりますが、利用者の多い駅でのホームドアの設置はやはり必要です。
2010年8月28日(土)から運用開始された「目黒駅」のホームドア(可動式ホーム柵)です。山手線内回り(品川・東京方面)は、グリーン1本線となっています。
ホームドアは、足元を見やすくするために、強化ガラスを金属製の枠で囲んだ仕様になっています。
ホームドアと車両の間には、高性能センサーが設置されており、荷物や乗客を挟まないよう安全を確保しています。
山手線外回り(渋谷・新宿方面)は、グリーン2本線となっています。
「ホームドア(可動式ホーム柵)」は、柵の高さが130cmくらいなので、視覚障害者の方にとっては列車の接近を音で把握しやすいそうです。
ただし乗客が柵に寄りかかって列車に接触する危険、および線路に物を落としたりするリスクは少しですが残ります。
2012年度に設置予定の「大崎駅」では、ホームドアを設置するための駅改良工事が行われています。
東京メトロ「南北線」と都営地下鉄「三田線」の「白金高輪駅(しろかねたかなわえき)」のホームドアです。「白金高輪駅」は、東京メトロと都営地下鉄の共同使用駅です。
「フルスクリーンタイプ」のホームドアが設置されています。「フルスクリーンタイプ」は、電車とホームは、壁によって完全に隔てられているので、乗客が電車と接触する恐れやホームから転落する危険が全くありません。
だだし費用が莫大にかかかるのと最初から「フルスクリーンタイプ」を前提に駅やホームを設計しないと設置はほぼ不可能です。そのため山手線では採用されません。
香港の地下鉄は多くの駅に「フルスクリーンタイプ」のホームドアが設置されています。全面ガラス張りで、広告も「デジタルサイネージ」化されています。
中国(香港含む)、韓国、台湾、シンガポールなどのアジア諸国の駅では、「フルスクリーンタイプ」を積極的に採用しています
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