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2011年8月23日 (火)

「ハイブリッド外装システム」を採用した清水建設新本社ビル (仮称)京橋二丁目16地区 A棟 2011年夏の建設状況 

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-(仮称)京橋二丁目16地区-
 「清水建設」の新本社ビルとなる(仮称)京橋二丁目16地区 A棟」です。 地上22階、塔屋1階、地下3階、高さ106.250mです。
 

 2012年春を目処に「シーバンスS館」から本社が移転して来る予定です。(仮称)京橋二丁目16地区 A棟」は、超高層オフィスビルとしては珍しく、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)で建設されています。
 
 ちなみにお笑い芸人のアンガールズの「田中卓志」が、昨年の夏に放送されたNHK「仕事ハッケン伝」で、「清水建設」の社員になる体験をしたがこの現場です。
 「田中卓志」は、広島大学工学部を卒業、大学生の頃に建設業界に入りたいという夢を持ちつつも、お笑い芸人になったそうです。
 
 
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北西側から見た様子です。最初はゆっくり伸びていましたが、途中から「鉄骨造(
S造)」と遜色がないくらい急速に伸びる速度が速くなりました。
 
 
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外壁は、「ハイブリッド外装システム」が採用されています。太陽光発電パネルや耐震パネル、ガラスを組み込んだ「プレキャスト鉄筋コンクリート」の外装パネルです。
 
 形状が異なる36種類の外装パネルを組み合わせてています。外装パネルの数量は基準階1フロアあたり58体、ビル全体では1,426体となり、標準的な外装パネル1体あたりの大きさは幅3.2m、高さ4.2m、厚さ0.9m、重量14トンだそうです。
 
 フレーム部分は、建物外周部に位置する柱・梁を細分化したもので、それ自体が構造体として機能するそうです。同じ外装でも、吊っているだけのカーテンウォールとは構造が異なりますね。
 
 清水建設・ニュースリリース(2011/01/25)
 ハイブリッド外装システムの取り付け工事がスタート
 
 清水建設・ニュースリリース(2010/06/14)
 ひび割れに強い超高強度コンクリートを新本社に適用
 
 
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フレーム部分が、ガラス面から55cmほど張り出しているので日射を遮断する庇の役割も果たすそうです。外装パネルに組み込まれている太陽光発電パネルは外壁全体では計962枚だそうです。
 
 「Low-Eペアガラス」の、Low-Eは「Low Emissivit」で「低放射」という意味です。ガラスの表面に特殊なコーティング゙処理を行い、熱の伝達をにしくくする働きをしています。
 
 
短波長の太陽放射熱を室内に取り入れ、長波長の室内からの暖房熱は室内側に反射して外に逃がさない働きがあります。
 
 
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北側から見た様子です。
 
 
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中心のコア部分が先に伸びています。「(仮称)京橋二丁目16地区 A棟」は、中心部のコアウォールと外周フレームで建物を内と外から支える構造で、柱の全くない居室空間を創出し、有効室内面積を拡大します。
 
 海外の超高層ビルの建設現場では、先に中心のコア部分が伸びている現場をよく見かけます。
 また海外では、「鉄筋コンクリート造(RC造)」の超高層オフィスビルをごく普通に見かけます。
 
 日本は地震が多いことや地盤が軟弱という事もあり、ビル自体を軽くする必要があります。
 また「鉄骨造(S造)」は、オフィスフロアの無柱空間の確保も容易なため、日本では「鉄骨造(S造)」の超高層オフィスビルがほとんどです。
 
 しかし大手ゼネコンが競ってコンクリートの技術を高め「超高強度コンクリート」の開発や新工法の開発を行っています。
 鉄鉱石の高騰により、鉄骨の価格が高止まりしているので、日本でも「鉄筋コンクリート造(RC造)」の超高層オフィスビルが増えて行くことが予想されます。

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