高さ約150mのツインタワー「飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業」 業務・商業棟および住宅棟新築工事 2011年夏の建設状況
-飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業-
「飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業」は、前は「富士見二丁目10番地区市街地再開発」とも呼ばれていました。JR飯田橋駅西口の南側の再開発プロジェクトです。
敷地面積約16,741㎡に、地上30階、地下2階の「業務・商業棟」、地上40階、地下2階の「住宅棟」、地上3階の「教会棟」の3棟が建設されます。延床面積約193,680㎡の大規模再開発計画です。
両棟共に高さ約150mと言われていましたが、東京都のホームページを見ると「業務・商業棟」が高さ149.88m、「住宅棟」が高さ149.14mとなっています。
「三井不動産」ならびに「三井不動産レジデンシャル」は、参加組合員として業務・商業棟、住宅棟の一部を取得し、オフィス・店舗の賃貸事業・住宅一般分譲事業を行う予定です。
上の配置図は、現地に掲示してあった街区図に後から赤線で書き込んだものなので、配置が実際と微妙に異なります。
三井不動産・ニュースリリース(2011/06/02)
「飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業」 業務・商業棟および住宅棟新築工事 6月2日起工式挙行
「業務・商業棟」の建設現場を西側から見た様子です。写真奥(北側)には「教会棟」も建設されます。
重機が林立しています。
「アースドリル掘削機」です。「場所打ちコンクリート杭」を構築しています。「業務・商業棟」と「住宅棟」は共に杭基礎となります。
「場所打ちコンクリート杭」を構築しています。
「三点式パイルドライバ」です。「ソイルセメント柱列壁工法」で、「山留め壁」を構築しています。
「業務・商業棟」の週間作業工程を見ると撮影時は、杭工事と山留め工事になっていました。
「業務・商業棟」の部分は、すでに「根切り(掘削)」が行われ、地下1階くらいの深さになっています。
ここから新たに「山留め壁」を構築しているということは、「山留め壁」が2重構造になるということでしょうか? それとも「業務・商業棟」と「住宅棟」の境目の「山留め壁」でしょうか?
「ソイルセメント柱列壁工法」の「山留め壁」です。上部を「アースアンカー」で支えています。
この部分は、「親杭横矢板工法」の「山留め壁」と既存建物の地下外壁を「山留め壁」の代わりに使用しています。
「住宅棟」の建設現場を北側から見た様子です。
かなり深く掘削しています。既存建物の地下障害物を撤去しているようです。
別角度から見た様子です。
「既存杭撤去工事」を行っています。「住宅棟」の週間作業工程を見ると撮影時は、躯体解体工事、既存杭撤去工事、盛替工事になっていました。
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