可動式ホーム柵タイプのホームドアの設置が進行中の「都営地下鉄大江戸線」
-都営地下鉄大江戸線のホームドア-
プチ鉄ちゃんの私から見たらホームドアを設置したら電車が見えない・・・ ということがありますが、視覚障害者の方から見たら駅のホームは「欄干のない橋」に例えられるくらい危険な場所です。
東京都交通局では、ホーム上の安全対策として、「都営地下鉄大江戸線」で可動式ホーム柵タイプの「ホームドア」の設置を進めています。2013年6月までに全38駅設置を目指して工事が進められています。
2011年4月23日(土)始発から「清澄白河駅」の1番線~4番線ホームで運用開始しました。
2011年10月14日現在、「清澄白河駅、門前仲町駅、月島駅、勝どき駅、築地市場駅、汐留駅」で運用しています。
「清澄白河駅」から時計回りに順次運用開始しており、一番新しい「汐留駅」は、2011年10月8日始発より運用開始しています。
都営地下鉄大江戸線ホームドア設置済の駅
◆ 稼働中-清澄白河駅、門前仲町駅、月島駅、勝どき駅、築地市場駅、汐留駅
◆ 2011年10月下旬運用開始予定-大門駅、
◆ 2011年11月中旬運用開始予定-赤羽橋駅
◆ 2011年11月下旬運用開始予定-麻布十番駅
このようにホームドアの設置が完了してもすぐには運用開始しません。一定期間、正常に作動するか運用試験を繰り返した後に正式に運用開始します。
春日三球・照代さんの漫才「地下鉄の電車はどこから入れたの? それを考えてると一晩中寝られないの・・・」じゃないですけれど、「地下鉄のホームドアはどうやって運ぶの? それを考えてると一晩中寝られないの・・・」です(笑)。
以前、テレビの情報番組で放送していましたが、一般車両で両側の座席と座席の間に詰め込んで終電後に運んでいました。
「都営地下鉄大江戸線」の場合はどのように運ぶか分かりませんが、メンテナンス用の特殊な車両で運ぶと思っていたのでちょっと意外でした。
2011年4月23日(土)始発から運用開始した「清澄白河駅」のホームドアです。大江戸線カラーの明るい赤紫色(マゼンタ)のラインが引かれています。
「都営地下鉄大江戸線」は、他社と相互乗り入れしていないので車両のドアの位置が正確に決まっているので可動部分はこれくらいの広さです。
複数の電車が相互乗り入れする場合も、ドアの位置を合わせていますが、それでも鉄道会社により微妙に位置が異なるので可動部分を広くする必要があります。
「都営地下鉄大江戸線」のホームドアはこのような表示が出ます。
ホームドアの裏側はこんな感じです。
ホームドア設置前の駅でも準備工事が順次進められています。緑の部分にホームドアが設置されます。
開業時期が新しい「都営地下鉄大江戸線」は、開業時からホームドアを設置していたら工事費も抑えられたのに・・・と思います。
ただ全国的にホームドア設置が加速したのはここ数年なので、この流れを開業当時は予見できなかったんでしょうね。
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