大規模な再開発が計画されている「日本橋二丁目地区」 A~F街区の建築物の高さの最高限度が判明!
-日本橋二丁目地区の再開発-
大規模な再開発が計画されている「日本橋二丁目地区」ですが、2011年11月22日に「東京都都市計画審議会」が開かれ、「日本橋二丁目地区」も議題になったようで、読者の方から公表された計画書を図書館でコピーして送って頂きました。ありがとうございました。
そのまま載せるのは、著作権上やその他もろもろ問題があると思うので、パソコンで簡易な街区図を作成してみました。
「A街区」~「F街区」までの6街区ある事が分かりました。私は「E街区」の北西角と「D街区」と「F街区」が再開発の対象に含まれている事を今回初めて知りました。
注意して頂きたいのは、「建築物の高さの最高限度」はあくまでも最高限度であって、最高限度ギリギリの高さのビルが必ずしも建設されるとは限りません。
また建築物の高さが、最高部を指すのか? 建築基準法での建築物の高さを指すのか? 資料だけでは分かりませんでした。
参考資料として2011年夏時点の各街区の写真をリンクしておきます。記事をUP時に知らなかった事が多かったので、間違いも数ヶ所あります。
参考 → 2011年夏の「日本橋二丁目地区」の状況
-A街区-
現在は、「高島屋新館」と「太陽生命ビル」がある場所です。「三井不動産」が2018年度までに、地上29階のオフィス中心の超高層ビルを建設します。高層部の建築物の高さの最高限度が160mとなっています。
-B街区-
「高島屋東京店(日本橋タカシマヤ)」です。既存店舗の外観をそのまま残します。「C街区」と空中廊下でつなげます。
-C街区-
「高島屋東京店」の北隣に「三井不動産」などが2018年度までに、地上35階の超高層ビルを建設します。高層部の建築物の高さの最高限度が180mとなっています。
低層階には「高島屋東京店」の新店舗が入居します。既存店舗と合わせた総売場面積は約25%増の約62,000万㎡になります。「高島屋東京店」とは空中廊下でつなげます。
-D街区-
「E街区」の南東側の細長い敷地です。周囲を歩いた感じではいろいろ大人の事情がありそうな雰囲気だったので、この部分は再開発の対象に含まれないと思っていたので驚きました。
-E街区-
「住友不動産」が2014年度までに、永代通りに面した北側の「日本橋二丁目7番地区」に、地上36階の超高層ビルを建設します。
高層部の建築物の高さの最高限度が180mとなっています。オフィスのほか、1000㎡規模の大型ホールを設ける予定です。
-F街区-
「横浜銀行ビル」や「旭洋ビル」などが再開発されるようです。私は「日本橋二丁目地区」に「F街区」が存在する事を全く知りませんでした。
「E街区」を北西側から見た様子です。「E街区」はほとんど解体工事が終わっていますが、北西角に建物が残っています。
北西角の建物は、今年の夏に見た時には改修工事を行っていたので、再開発区域に含まれないと思っていました。
「高島屋」の例もあるので、建物を残したままで再開発区域に組み入れる可能性もありますが、この部分は建築物の高さの最高限度が20mとなっています。
でもどうみても高さ20mを超えています。建替えられるのか? そのままなのか? もう少し様子を見ないと分かりません。
| 固定リンク
「123 東京都・中央区」カテゴリの記事
- 「東京ミッドタウン八重洲」のすぐ北側 八重洲の複合施設「YANMAR TOKYO」 2023年1月13日にグランドオープン!(2023.01.17)
- 国家戦略特区 地上35階、 高さ約180mの「(仮称)京橋三丁目東地区市街地再開発事業」 都市計画決定のお知らせ!(2023.01.14)
- 国家戦略特区 地上44階、高さ約217mの「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」 「新呉服橋ビルディング」の石綿撤去が進む!(2023.01.13)
- 「オリンピックの選手村」の跡地 地上50階、高さ約180mの超高層ツインタワー「HARUMI FLAG SKY DUO」 オフィシャルサイトにて公開!(2023.01.12)
- 地上51階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」 「鉄骨建方」が始まる 2022年12月中旬の建設状況 (2022.12.21)