可動式ホーム柵タイプのホームドアの設置が進行中の「東京メトロ有楽町線」 異なる車両に対応するホームドアの工夫
-東京メトロ有楽町線のホームドア-
ブータンのワンチュク国王夫妻が、東日本大震災の被災地を訪れました。私はワンチュク国王夫妻の日本や被災地に対する心温まる行動や言葉に対する感謝の気持ちを一生忘れません。
そういえば宮中晩餐会を「私にはこちらの方が大事だ」という、信じ難い言葉を吐いて欠席した大臣がいましたね・・・
本題に戻って、東京メトロは、ホーム上の安全対策として、「有楽町線」で可動式ホーム柵タイプの「ホームドア」の設置を進めています。2012年度中の全駅設置を目指して工事が進められています。
東京メトロ有楽町線のホームドアの特徴は、扉部分に強化ガラス窓を設け、扉を閉じた状態でもホームと列車の隙間を確認できる事です。また曲線ホーム部分では可動ステップを設置して隙間を減らす仕組みを採用しています。
東京メトロ有楽町線ホームドア設置済の駅
◆ 稼働中-地下鉄成増駅、地下鉄赤塚駅、平和台駅、氷川駅、小竹向駅、要駅、池袋駅、東池袋駅、護国寺駅、江戸川橋駅、飯田橋駅
◆ 2011年10月15日使用開始-市ヶ谷駅
◆ 2011年11月12日使用開始-麹町駅
◆ 2012年02月04日使用開始予定-永田町駅
◆ 2012年02月11日使用開始予定-桜田門駅
有楽町線カラーの「ゴールド」となっています。有楽町線(副都心線も同じ)の一部のホームドアは、左右非対象な上に、開閉部分が広く、真ん中にありません。
これは相互乗り入れしている西武鉄道、東武鉄道と東京メトロの車両のドアの位置が微妙に違っているためです。3社の車両の誤差を吸収するために開閉部分を広くする必要があるからです。
丸ノ内線は、他社と相互乗り入れしていないので自社の車両のみにホームドアを合わせる事が出来ます。
この幅では、格納時にどう見ても可動部分が収まりきりません。どうしているのでしょうか?
実は、可動部分の長さが長くて収まらないので、隣同士のドアが重なるようにして格納します。つまり2段重ねですね。
このホームドアの扉部分は、ホーム寄りにあります。
このホームドアの扉部分は、線路寄りにあります。
ホームドアは、設置しても異常が無いか試験を繰り返す必要があるのですぐには稼働しません。
例えば「桜田門駅」の場合は、新木場方面行きホームが2011年11月12日、和光市方面行きホームが2011年11月19日に設置されますが、使用開始はかなり先の2012年2月11日予定となっています。
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