「(仮称)大手町1-1計画 ”りそなマルハビルと三菱東京UFJ銀行大手町ビルの再開発」は、地上22階、高さ約115mと地上29階、高さ約150mの超高層ビル
-(仮称)大手町1-1計画-
今朝、ビックリするようなニュースが入ってきました。物質に重さ(質量)を与えているとされる未知の素粒子「ヒッグス粒子」がついに歴史的な発見がされるかも知れないそうです。
私は超文系人間なので科学の事はあまり詳しく無いですが、「ニュートン」は欠かさず毎月買って読んでいるので、これがいかに凄い事か少しは理解出来ます。私の生きている間には発見は不可能と思っていました。科学の進歩恐るべし!
本題に戻って、日経新聞が伝えるところによると、かねてよりウワサされていた「りそなマルハビル」と「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の再開発が「(仮称)大手町1-1計画」としていよいよ動き出すようです。
「(仮称)大手町1-1計画」の敷地面積は合計約16,000㎡で、2012年から順次解体に入リ、2013年~2016年にかけて2棟建設する予定です。
建物の総工費は700億~800億円で、建て替え後の両ビル合計の延床面積は約250,000㎡となり、従来の2棟より5割ほど増える見込みです。
また巨大災害などに備え、街区には大型の非常用発電機を設置します。災害時の帰宅困難者を支援するための一時待機施設も設ける予定でです。
-A棟-
「りそなマルハビル」の解体跡に建設する「A棟」は、区分所有者である「三菱地所」と「JXホールディングス」が共同で開発します。
概要は地上22階、高さ115m程度を予定し、完成後は一部に「JXホールディングス」の本社機能が入る予定です。
-B棟-
「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の解体跡に建設する「B棟」は、「三菱地所」の単独開発で、地上29階、高さ150m程度を予定しています。
上層部には丸の内周辺で「三菱地所」が主導する物件では初の取り組みとなる「サービスアパートメント」と呼ぶ高級賃貸住宅を設けます。 客室には家具やキッチンなどを常設し、数ヶ月~数年の滞在需要を取り込みます。
-りそなマルハビル-
解体される「りそなマルハビル」です。「りそなマルハビル」は、「大洋ビル」として大洋漁業により建設され、1978年11月に竣工しています。
地上24階、塔屋2階、地下4階、高さ107.95m、敷地面積6,683㎡、建築面積4,810㎡、延床面積74,643㎡です。1980年には「BCS賞(Building Contractors Society)」を受賞しています。
「三菱地所」は、区分所有権の73%を取得価格約1,620億円で2008年4月30日の取得しています。
残り27%の区分所有権は、東急リアル・エステート投資法人→三菱地所などが出資する特別目的会社→新日本石油と移転しているようで「新日本石油(現:JXホールディングス)」は、2010年3月に420億円で取得したようです。
-三菱東京UFJ銀行大手町ビル-
解体される「 三菱東京UFJ銀行大手町ビル」です。「 三菱東京UFJ銀行大手町ビル」は、「三和銀行東京ビル」として三和銀行により建設され、1973年11月に竣工しています。
地上25階、地下4階、高さ約100m、敷地面積8,667㎡、建築面積4,716㎡、延床面積 94,541㎡です。1975年には「BCS賞(Building Contractors Society)」を受賞しています。
-大手センタービル-
同じ区画にある「大手センタービル」です。私は今回の再開発に「大手センタービル」も加わると妄想していましたが、見事に外れてしまいました。
「大手センタービル」は、竹中工務店により建設され、1983年9月に竣工しています。地上24階、塔屋1階、地下4階、高さ約100m、敷地面積5,775㎡、建築面積2,557㎡、延床面積67,615㎡です。1985年には「BCS賞(Building Contractors Society)」を受賞しています。
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