品川区 竣工した「ソニーシティ大崎」 環境配慮型外装システム「バイオスキン」や森のような植栽
-ソニーシティ大崎-
いろいろあった2011年もあっという間に過ぎ、今日は大晦日です。今年1年、ホームページやブログを応援して頂いて本当にありがとうございました。
JR大崎駅前では、「ソニー旧大崎西テクノロジーセンター」跡地の再開発計画である、「(仮称)大崎駅西口C地区開発計画」の建設が行われていました。正式名称は「「ソニーシティ大崎」」で、2011年3月に竣工しました。
「ソニー」は、2011年7月に「ソニーシティ大崎」への入居を開始しました。「ソニー」を中心としたグループ社員約5000人が就業する予定です。
コンスーマープロダクツ&サービスグループ ホームエンタテインメント事業本部、共通ソフトウェアプラットフォーム ソフトウェア設計本部・ソフトウェア設計技術センターの一部、および研究開発プラットフォーム 技術開発本部、テレビ、ビデオ、ホームオーディオ事業を担うホームエンタテインメント事業本部が集結します。
月刊誌の「新建築」に竣工後、特集がありました。「新建築」のデータでは、高さが(最高部139.350m、軒高139.200m)となっていました。
東京都環境局のホームページでは高さは141.00mとなっていました。基準が違うのか? どちらかが間違っているのか? よく分かりません。
ソニーシティ大崎の概要
◆ 計画名-(仮称)大崎駅西口C地区開発計画
◆ 所在地-
◆ 階数-地上25階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部141.00m
◆ 敷地面積-16,558.52㎡
◆ 建築面積-10,611.26㎡
◆ 延床面積-124,041.48㎡
◆ 構造-鉄骨造(2階~25階)、鉄筋コンクリート造(地下2階~1階)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-
◆ 設計・監理-
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 竣工-
◆ オープン-2011年07月
「ゲートシティ大崎」側から見た様子です。
奥行は横幅に比べ狭いです。
ペデストリアンデッキです。将来的には建設中の「大崎ウィズシティ」までデッキが延長される予定です。
街区図です。
「ソニーシティ大崎」の入口です。
「ソニーシティ大崎」のエントランスは北側にあります。エントランスは2階になります。地下2階が機械室、地下1階と1階が駐車場となっています。
1階と2階の間に免震層があって、ペデストリアンデッキのある2階から上がフロアになっています。
ビルの壁面には、「すだれ」状の環境配慮型外装システム「バイオスキン」を採用しています。
水が気化する際に周囲の熱を奪う性質を利用し、外部の空気を冷却します。気化冷却により、ビル内部の空調負荷を軽減し、ヒートアイランド現象の抑制に効果を発揮します。「日建設計、TOTO、アベルコ」の共同開発で、世界初の採用事例となっています。
壁面のルーバーの中に水(雨水があれば雨水)を通し、流れる水がルーバー表面から蒸発する際の気化熱によって周辺空気を冷やします。
水が流れているルーバーの表面は、通していないものよりマイナス10度となり、周辺環境の温度も2~3度低下することがシミュレーション結果として出ているそうです。
東側の「TSUTAYA大崎駅前店」との間の植栽です。
「TSUTAYA大崎駅前店」です。「TSUTAYA大崎駅前店」は、2階に「スターバックス」を併設し、購入前の書籍や雑誌を読むことが出来ます。
2階・中2階は「BOOK & CAFE」、1階はCD(2万枚)・DVD(4万枚)レンタル、CD・DVD・ゲーム販売となっています。書籍とカフェを融合する業態となっています。
南側から見た様子です。
敷地南側も大規模に植栽が行われています。
東側に行くと「TSUTAYA大崎駅前店」に行けます。
西側にも遊歩道があります。
「大崎ウエストシティタワーズ」との間の道路です。道路の先が見通せないこの感じがいいですね!
西側も大規模に植栽が行われています。
「大崎ウエストシティタワーズ」との間の道路です。緑が多いと気持ちがいいですね。再開発を行うと多くの場合このように緑が大幅に増えます。
北西側から見た様子です。西側は、「大崎ウエストシティタワーズ」に配慮して窓がほとんどありません。
JR大崎駅からは、「ThinkPark Tower(シンクパーク タワー)」を経由して、「大崎ウエストシティタワーズ」までデッキで結ばれています。
「ThinkPark Tower(シンクパーク タワー)」と面する北側です。
北側にも歩行者デッキが整備されています。
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