世田谷区 グランドオープンした「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」 巨大な吹き抜け空間「ガレリア」など
-二子玉川ライズ・ショッピングセンター-
東急田園都市線と大井町線の「二子玉川駅」の東側で大規模な再開発事業が進行しています。
「二子玉川東地区市街地再開発組合、東京急行電鉄、東急不動産」が進めている「二子玉川東地区第一種市街地再開発事業」です。
東急グループが運営する大型商業施設「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」および「二子玉川ライズ・ドッグウッドプラザ」が、2011年3月19日にグランドオープンしました。
当初は、3月17日のオープン予定でしたが、「東日本大震災」の影響により2日延期してのオープンとなりました。
本来なら大々的にオープンしてワイドショーなどでも盛んに取り上げられたと思います。しかし、大震災による自粛ムードの中でひっそりとオープンしました。
というか当時は、福島第一原発が危機的な状態で、首都圏にも深刻な影響を及ぼす事が懸念されていた時期だったのでそれどころではなかったです。
「Ⅰ-b街区」の「二子玉川ライズ・ショッピングセンター&オフィス」です。南棟の業務棟と北棟の商業棟で構成されています。
概要は、業務棟が地上16階、地下2階、高さ82.20mで、商業棟が地上8階、地下2階です。
施設全体の敷地面積13,416.66㎡、建築面積11,070.76㎡、延床面積は106,750.78㎡となっています。
その中で、「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」は、総面積約34,700㎡で、「タウンフロント(地下1階~8階)」、「リバーフロント(地下1階~5階)」、「ステーションマーケット(地下1階~1階)」の3館で構成されています。
20代後半~30代後半の女性をメインターゲットにファッションやライフスタイル、カフェやレストランなど全157店舗の専門店が出店しています。
地下1階には、東急百貨店「二子玉川 東急フードショー」と東急ストアが同一フロアに出店し、二子玉川地区最大級の食品フロアが広がっています。
改札前のコンコースが以前よりも更に賑わいを増しました。
コンコースを抜けるとガラスの大屋根が迎えます。この部分が「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」の玄関口になります。
「二子玉川ライズ・ショッピングセンター&オフィス」」の「タウンフロント」と「リバーフロント」の間には、巨大な「ガレリア」が設けられています。
「ガレリア」は巨大な吹き抜け空間となっています。
正面から見た様子です。「タウンフロント」と「リバーフロント」の2階~5階は各フロアがデッキ状の連絡通路で結ばれています。
連絡通路です。
「ガレリア」を東側から見た様子です。広場にはオブジェが設置されています。
連絡通路を東側から見た様子です。
「二子玉川ライズ・ショッピングセンター&オフィス」の東側には、交通広場が整備されました。実質的な「二子玉川駅」の駅前広場になります。南側にはバス乗り場が整備されています。
東側の更地には「二子玉川東第二地区市街地再開発事業[Ⅱ-a街区]」が建設予定です。地上30階、地下2階、高さ137.00mの大規模な超高層複合ビルが建設されます。
将来的には、「リボンストリート」によって、Ⅲ街区の「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」まで結ばれ歩行者のメインの導線となります。
北側には、タクシー乗り場が整備されています。
バス乗り場とタクシー乗り場の間には、屋根付きの通路が整備されています。
「二子玉川ライズ・ショッピングセンター&オフィス」の南側の歩道です。再開発前は歩道らしきものも無く、歩きにくかったです。これも再開発のいいところですね。
再開発地区の南側の道路が大幅に拡幅され4車線の立派な道路になりました。
高架下を東側から見た様子です。すっかり明るく開放的になりました。再開発前の薄暗くちょっと歩くのが怖かった場所から完全に生まれ変わりました。
高架下を西側から見た様子です。上は東急の「二子玉川駅」となっています。橋脚に落書きされていました。
こんなに美しくなった場所に落書きをする人の気持ちが私には全く理解する事が出来ません・・・
「二子玉川駅」の西側エリアの「Ⅰ-a街区」です。概要は、地上8階、地下1階、高さ45.70m、敷地面積2,950.05㎡、建築面積2,468.45㎡、延床面積17,201.07㎡です。道路を挟んで「玉川高島屋S・C」に面しています。
「Ⅰ-a街区」は、地下1階が商業施設「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・ステーションマーケット」となっています。
1階~8階が、「二子玉川ライズ・ドッグウッドプラザ」他となります。「二子玉川ライズ・ドッグウッドプラザ」は、「ナトー・コーポレーション」と「東神開発」が共同運営した商業施設で、全42店舗で構成されています。
道路を挟んだ「玉川高島屋S・C」とはデッキで結ばれています。道路をショートカットして渡る人が多いためか中央分離帯にフェンスが設置されています。
「玉川高島屋S・C」です。”住みたい街” として大人気の高い二子玉川エリアでの老舗の商業施設です。
新たに「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」がオープンした事により、二子玉川地区は、東京都区部南西側の拠点として存在感を一段と増しました。
更に「二子玉川東第二地区市街地再開発事業[Ⅱ-a街区]」が完成すると東京都内でも有数の一大拠点になります。
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