港区 「田町車両センター」跡地の再開発によって最大部分で東西約170m~190m幅の再開発用地が誕生?
-田町車両センター跡地-
山手線の「品川駅」~「田町駅」間に新駅の設置と「田町車両センター」跡地約15haの大規模再開発が動き出そうとしています。
「田町車両センター」の引き込み線を撤去して、西側を走る「山手線・京浜東北線」を東側の「東海道新幹線」側に移設し、跡地約15haに商業施設やオフィス街を建設する計画です。
三回連続の特集になりますが、私はそれだけこのプロジェクトが東京にとって重要な意味を持っていると思っているからです。
JR品川駅は、新幹線の品川駅、羽田空港に一番近い巨大ターミナル、それに将来は「リニア中央新幹線」の始発駅となりますます拠点性が高まります。
「田町車両センター」跡地は、航空法での高さ制限が厳しいので高さ150m~170mの超高層ビルが林立する事になると思います。
これらの再開発により再開発がほとんど行われていなかった「第一京浜」西側の高輪二丁目や高輪三丁目にも再開発の機運が高まり一帯は東京の新たなビジネス拠点になる可能性があります。
「田町車両センター」の跡地にどれだけの東西幅で再開発用地が誕生するかシミュレーションしてみました。
「山手線内回り、山手線外回り、京浜東北線(大宮方面)、京浜東北線(大船方面)、東海道本線上り」の5線が東側に移設すると思われます。5線の合計幅は約20mです。
そのまま東側にスライドすると考えると最大部分で東西約170m~190m幅の再開発用地が誕生します。
実際は、「田町車両センター」がすべて無くなる訳ではなく、引き上げ線も残ります。それに東端に移設するとカーブがきつくなります。
そのため実際に、東西約170m~190m幅になるか分かりませんが、15haを確保するためにはそれくらいの移設が必要です。
(追記)
実際には、「田町車両センター」の東側3分の1くらいは再配置されて残るようです。そのため「山手線・京浜東北線」は東端に移設されるのではなく、中間くらいに移設されるようです。
再開発予定地は、私が予想していたより東西の幅が狭く、南北の幅がJR品川駅を南側に超えて南北約1.5kmの広大な区域になるようです。
新駅設置後の配線図 → 品川港南口deドットコム
ところで「山手線」と「京浜東北線」は、田端駅~品川駅間で「方向別複々線」になっています。
品川駅で「線路別複々線」にするために品川駅と田町駅の間に「京浜東北線」が「山手線」をオーバーパスする立体交差があります。
新駅を建設するので、新駅と品川駅の間に新たな立体交差が必要になります。このあたりも見ものですね。
| 固定リンク
「122 東京都・港区②」カテゴリの記事
- 麻布台ヒルズ ビルの正式名称が、A街区が「森JPタワー」、B-1街区が「レジデンスB」、B-2街区が「レジデンスA」に決定!(2023.01.26)
- 「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へと拡大・進化 地上49階、高さ約266mの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」 2023年秋開業!(2023.01.25)
- 巨大プロジェクト 計画地面積約174,700㎡、延床面積約565,000㎡の「(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業」 環境影響評価書の縦覧!(2023.01.23)
- 「愛宕グリーンヒルズ」の北側 地上43階、高さ約160mの「愛宕地区第一種市街地再開発事業」 事業計画認可のお知らせ!(2023.01.22)
- 三田小山町地区再開発の第3弾 高さ約165m、総延床面積約177,700㎡の「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」 事後調査計画書の縦覧!(2023.01.15)
「104 鉄道(新線・高架化・複々線化、その他)」カテゴリの記事
- 川崎市 「JR東日本南武線連続立体交差事業(矢向駅~武蔵小杉駅間)に係る条例環境影響評価準備書及び要約書」の縦覧!(2023.01.21)
- JR中野駅の駅ビル 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業「(仮称)中野駅西口開発」 2022年12月中旬の建設状況(2022.12.22)
- 東京都が「都心部・臨海地域地下鉄」を整備 「東京駅、新銀座駅、新築地駅、勝どき駅、晴海駅、豊洲市場駅、有明・東京ビッグサイト駅」の正確な場所が判明!(2022.11.27)
- 東京都 総延長約6kmの「臨海地下鉄」を整備 新駅は「東京駅、新銀座駅、新築地駅、勝どき駅、晴海駅、豊洲市場駅、有明・東京ビッグサイト駅」(2022.11.25)