港区 山手線の新駅建設及び「田町車両センター」跡地の再開発には、「JR品川駅」のホーム再配置とホーム大改修が必要?
-JR品川駅-
山手線の「品川駅」~「田町駅」間に新駅の設置と「田町車両センター」跡地約15haの大規模再開発が動き出そうとしています。
「田町車両センター」の引き込み線を撤去して、西側を走る「山手線・京浜東北線」を東側の「東海道新幹線」側に移設し、跡地約15haに商業施設やオフィス街を建設する計画です。
ニュースでは触れられていませんでしたが、西側を走っている「東海道本線上り」も同時に東側に移設されると思われます。
私は、「山手線・京浜東北線」を配線をそのままにしてJR線に囲まれるように再開発を行うと思っていました。
配線図を見たら分かりますが、「山手線・京浜東北線」の東側への移設はかなり難しいからです。線路の移設を知った時はちょっと驚きました。
配線を変更して、「第一京浜」沿いの西側に広大な再開発用地を生み出すには、JR品川駅を出ると一気に東側にカーブする配線に変更する必要があります。
そうなると品川駅の北側と「札ノ辻橋」手前あたりの2ヶ所にきついカーブが新たに発生します。カーブがきついと電車のスピード低下を招きます。どのように配線するかJR東日本の腕の見せ所ですね。
一番難しのがJR品川駅のホームの配置です。空撮写真を見たら分かりますが、1番~10番と11番~15番は、ホームが向いている方向が違い、逆八の字のように開いています。「田町車両センター」を避けるためにこのような配置になっています。
1番~10番までは、ホームの北側を東側向きに変更しないと配線を東側へ移設は出来ません。「JR品川駅」のホームの大改修が必要な事が推測出来ます。
幸いにも「JR品川駅」は、ほとんど使用していない「臨時ホーム」がたくさんあります。そのため工事中もホーム不足には陥る心配はありません。
JR品川駅の在来線は15線ありますが、山手線×2線、京浜東北線×2線、東海道本線×4線、横須賀線・総武本線×3線の合計11線で充分運用可能だと思われます。ひょっとしたらホームを東側にスライドしてのホーム再配置があるかも知れません。
(追記)
JR品川駅の在来線ホームは、島式8面15線から島式7面13線に再編されるようです。
JR品川駅のホームが大改修され「山手線、京浜東北線、東海道本線上り」のホームが東側に1つずつスライドするようです。
JR品川駅のりば
<在来線>
( 1) 山手線内回り(東京・上野方面)
( 2) 山手線外回り(渋谷・新宿方面)
( 3) 京浜東北線(大宮方面)
( 4) 京浜東北線(大船方面)
( 5) 東海道本線上り
( 6) 東海道本線上り
( 7) 臨時ホーム-東海道本線下り(一部の列車)
( 8) 臨時ホーム-東海道本線下り(一部の列車)
( 9) 臨時ホーム
(10) 東海道本線下り
(11) 東海道本線下り
(12) 工事のため使用休止
(13) 横須賀線・総武本線(東京・千葉方面)
(14) 横須賀線・総武本線(一部の列車)
(15) 横須賀線(久里浜方面)
<新幹線>
(21) 東海道・山陽新幹線上り
(22) 東海道・山陽新幹線上り
(23) 東海道・山陽新幹線下り
(24) 東海道・山陽新幹線下り
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