千代田区 大手町フィナンシャルシティ(サウスタワー&ノースタワー) 2012年2月末の建設状況
-大手町フィナンシャルシティ-
あの悪夢のような「東日本大震災」から1年が過ぎました。福島第一原発の水素爆発に続き、日本経済の中枢である首都圏の水道水や野菜から放射能が次々と検出された時は、私は日本経済の崩壊を真剣に覚悟しました。
当時の日記を読み返してみるとあの頃の恐怖がよみがえってきます。福島第一原発がなんとか持ちこたえたのは、決死の覚悟で原発の暴走を止めた現場の作業員の方々おかげです。
マスコミは、過酷な下請け構造のような暗部ばかり報道しますが、命を張って日本を救ってくれた現場の作業員の方々にもっと光を当てて欲しいと私は思います。
本題に戻って、大手町地区では、「大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業」が竣工し、引き続き連鎖的再開発の第二弾「大手町一丁目第2地区第一種市街地再開発事業」が行われています。
「大手町一丁目第2地区第一種市街地再開発事業」は、「経団連会館」、「日経ビル」、「JAビル」の3棟を解体し、2棟の超高層オフィスビルを建設するプロジェクトです。街区の正式名称は「大手町フィナンシャルシティ」に決定しています。
南側のB棟「大手町フィナンシャルシティ サウスタワー」が、地上35階、塔屋3階、地下4階、高さ177.0m(軒高約165m)、北側のA棟「大手町フィナンシャルシティ ノースタワー」が、地上31階、塔屋2階、地下4階、高さ154.0m(軒高約142m)となっています。
南側のB棟「大手町フィナンシャルシティ サウスタワー」を南東側から見た様子です。
サウスタワーの下層階です。
サウスタワーとノースタワーの間の「アトリウム」です。ノースタワーとサウスタワーの地下4階~地上3階までは連結され一体構造になります。
サウスタワーは「逆打ち工法」、ノースタワーは「順打ち工法」で工事が行われています。私のような素人が考えると最終的に連結されて一体構造になるのなら工法を統一して地下部分だけでも共同で工事を行った方が工費が安くなったのでは? と思いますがどうなんでしょう?
北側A棟「大手町フィナンシャルシティ ノースタワー」を北東側から見た様子です。
ノースタワーの下層階です。
ノースタワーの東側壁面のカーテンウォールは、「柱・梁カバー形式」となっています。どのように柱にカーテンウォールを取り付けるのかよく分かる写真です。
北側から見た様子です。ノースタワーとサウスタワーが重なって見えるので、まるで巨大な1棟のビルのように見えます。
ノースタワーの北側壁面は、ガラスを多用した「アルミカーテンウォール」となっており、見る方向によりイメージが大きく異なります。
最高部です。タワークレーンがすべて撤去される日も近そうですね。
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