(仮称)大手町1-1計画 さようなら!りそな・マルハビル 「りそな・マルハビル地上解体工事」が始まる!
-(仮称)大手町1-1計画-
「りそな・マルハビル」と「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の再開発プロジェクトである「(仮称)大手町1-1計画」が遂に動き出しました。先行して「りそな・マルハビル」の解体工事が始まりました。
解体工事の工事名は「りそな・マルハビル地上解体工事」で「鹿島建設、NIPPO」により行われます。
解体工事の工期は、2012年3月1日~2013年12月31日までを予定しています。「鹿島建設」なので、”だるま落とし”のように下から解体する「鹿島カットアンドダウン工法」が採用されるかも知れません。
「(仮称)大手町1-1計画」の敷地面積は合計16,237.35㎡で、A棟とB棟の2棟の超高層ビルを建設する予定です。間にあった道路は閉鎖され、低層部は一体的な構造になります。
建物の総工費は700億~800億円で、建て替え後の両ビル合計の延床面積は約250,000㎡となり、従来の2棟より5割ほど増える見込みです。
また巨大災害などに備え、街区には大型の非常用発電機を設置します。災害時の帰宅困難者を支援するための一時待機施設も設ける予定です。
-A棟-
「りそな・マルハビル」の解体跡に建設する「A棟」は、区分所有者である「三菱地所」と「JXホールディングス」が共同で開発します。
概要は地上22階、高さ115m程度を予定し、完成後は一部に「JXホールディングス」の本社機能が入る予定です。
-B棟-
「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の解体跡に建設する「B棟」は、「三菱地所」の単独開発で、地上29階、高さ150m程度を予定しています。
「大手濠」側を高さ115m程度に抑え、東側にセットバックして高さ150m程度の超高層ビルを建設します。
上層部には丸の内周辺で「三菱地所」が主導する物件では初の取り組みとなる「サービスアパートメント」と呼ぶ高級賃貸住宅を設けます。 客室には家具やキッチンなどを常設し、数ヶ月~数年の滞在需要を取り込みます。
「仮囲い」で囲まれました。
足場が組まれ、落下防止の「朝顔」も取り付けられています。
まだ一部で照明が点灯していました。テナントの退去はまだ完全には終わっていないようでした。引越しの真っ最中でしょうか?
解体工事は、鹿島建設が行うので「鹿島カットアンドダウン工法」が採用されるかも知れません。
解体工事の工事名は「りそな・マルハビル地上解体工事」で「鹿島建設、NIPPO」により行われます。解体工事の工期は、2012年3月1日~2013年12月31日までの予定となっています。
「(仮称)大手町1-1計画」の正式な敷地面積は合計16,237.35㎡となっています。本体工事の工期は2013年2月1日~2016年12月31日までのようです。
-りそな・マルハビル-
解体される「りそな・マルハビル」です。「りそな・マルハビル」は、「大洋ビル」として大洋漁業により建設され、1978年11月に竣工しています。
地上24階、塔屋2階、地下4階、高さ107.95m、敷地面積6,683㎡、建築面積4,810㎡、延床面積74,643㎡です。1980年には「BCS賞(Building Contractors Society)」を受賞しています。
「三菱地所」は、区分所有権の73%を取得価格約1,620億円で2008年4月30日の取得しています。
残り27%の区分所有権は、東急リアル・エステート投資法人→三菱地所などが出資する特別目的会社→新日本石油と移転しているようで「新日本石油(現:JXホールディングス)」は、2010年3月に420億円で取得したようです。
-三菱東京UFJ銀行大手町ビル-
解体される「 三菱東京UFJ銀行大手町ビル」です。「 三菱東京UFJ銀行大手町ビル」は、「三和銀行東京ビル」として三和銀行により建設され、1973年11月に竣工しています。
地上25階、地下4階、高さ約100m、敷地面積8,667㎡、建築面積4,716㎡、延床面積 94,541㎡です。1975年には「BCS賞(Building Contractors Society)」を受賞しています。
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