港区 芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業 巨大な人工地盤の上に約3.5haの広大な緑地を整備!
-芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事-
「東京都下水道局」が「芝浦水再生センター」で実施する雨天時貯留池の建設にあわせ、上部空間を利用し業務・商業系ビルを建設・運営する事業者を公開募集し、落札者が決定していました。
建築主は、「東京都水道局、NTT都市開発、大成建設、ヒューリック、東京都市開発」、設計者は「NTTファシリティーズ、NTT都市開発、大成建設、日本水工設計」、施工者は「大成建設」となっています。
地上32階、地下1階、高さ155.27m、延床面積205,785.83㎡(下水道施設含む)の巨大なオフィスビルが建設されます。準備工事がずっと行われていましたが、2012年2月22日に本体工事に着工しました。
NTT都市開発・ニュースリリース(PDF:2012/02/22)
(仮称)芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業 新築工事着工のお知らせ
超高層オフィスビルは、1フロア約4,970㎡(中高層・高層フロア)という国内最大級を誇るオフィスフロアになります。天井高は2,900mmとなっています。
超高層ビルの北側の水再生施設の上を「覆蓋」して人工地盤を構築します。「覆蓋」は「ふくがい」と読みます。意味は覆いかぶせる事です。
今までの「芝浦水再生センター」の西側の「芝浦中央公園」と一体化して、約35,000㎡の広大な緑地を整備します。
公式HPを元にイメージ図を書いてみました。超高層ビルの地下1階は「雨天時貯水池」になります。汚れた雨水が直接海に流れないよう、大雨の際に降雨初期の水を一時的に貯留します。
また北側の水再生施設の上を「覆蓋」して人工地盤を構築します。その上にオープンスペースを構築し、約35,000㎡の広大な緑地を整備します。
「芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業」の建設現場です。
「三点式パイルドライバ」やクローラークレーンが見えます。「山留め壁」を構築する芯材の「H形鋼」もたくさん並べられています。
全くの偶然ですが、起工式が行われた日に撮影しました。起工式が行われたと思われるテントが設置されていました。
北側の人工地盤を構築する部分でもすでに工事が行われています。工事名は「芝浦水再生センター中央系水処理施設覆蓋建設その2工事」となっています。
人工地盤と言っても大規模に工事が行われています。水再生施設を解体して工事が行われているので、水再生施設も新たに再構築するようです。
何の工事をしているのかよく分かりませんでしたが、今週の作業予定に「場所打ち杭打設工」と書いてあったので、その関連だと思われます。
「BG掘削機」です。地下障害物を撤去していると思われます。
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