中央区 清水建設新本社が竣工 2012年8月1日から新本社として営業開始!
-清水建設新本社-
「清水建設」の新本社ビルとなる「(仮称)京橋二丁目16地区 A棟」の建設が行われていましたが、2012年5月15日に竣工し、5月25日に竣工式が行われました。
現本社の「シーバンスS館」からの引越し作業に着手し、7月中に本社機能の移転を終え、2012年8月1日に新本社として営業を開始する予定です。
清水建設・ニュースリリース(2012/05/23)
超環境型オフィス、清水建設新本社が竣工
清水建設新本社は、地上22階、塔屋1階、地下3階、高さ106.250mです。総工費は約300億円となっています。
日本の超高層オフィスビルとしては珍しく、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)で建設されました。
照明はすべてLED、窓には約2,000㎡の太陽光パネル設置しています。この発電量だけで昼間の照明をほぼカバーできます。
最新技術を集めた環境対応型オフィスで、二酸化炭素の排出量を標準的なオフィスと比べ62%削減出来るそうです。
外壁です。普通のオフィスビルは外壁がカーテンウォールになっていて外壁は吊っているだけですが、このビルの外壁は「ハイブリッド外装システム」となっていて柱・梁を細分化したものです。外壁自体が構造体として機能します。
中心部のコアウォールと外周フレームの「ハイブリッド外装システム」で、建物を内と外から支える構造で、柱の全くない居室空間を創出し、有効室内面積を拡大します。
外壁の「ハイブリッド外装システム」です。太陽光発電パネルや耐震パネル、ガラスを組み込んだ「プレキャスト鉄筋コンクリート」の外装パネルです。
形状が異なる36種類の外装パネルを組み合わせています。外装パネルの数量は基準階1フロアあたり58体、ビル全体では1,426体となり、標準的な外装パネル1体あたりの大きさは幅3.2m、高さ4.2m、厚さ0.9m、重量14トンだそうです。
太陽光発電パネルです。外壁全体では計962枚(約2,000㎡)設置されています。この発電量だけで昼間の照明をほぼカバーできます。
フレーム部分が、ガラス面から55cmほど張り出しているので日射を遮断する庇の役割も果たします。ガラスは「Low-Eペアガラス」となっています。
北西側から見た様子です。
下層階の様子です。
南東側から見た様子です。
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