江東区 「豊洲新市場(築地市場の豊洲移転)」が動き出す!
-豊洲新市場(築地市場の豊洲移転)-
東京都は、築地市場が手狭になったことや施設老朽化により、東京都江東区豊洲への移転を検討していました。
公式HP → 豊洲新市場(東京都)
一気に動くかに見えましたが、移転先の場所が国の環境基準を大きく上回る有害物質で土壌で汚染されていた事が判明し、停滞しました。東京都議会の勢力図が大きく変わった事も混乱に拍車をかけました。
こう着状態だった「豊洲新市場」ですが、今年3月に移転に反対していた都議会民主党が予定地の土壌汚染対策を行うことなどを条件に移転を容認することを決め、移転関連費用を盛り込んだ2012年度予算案が民主、自民、公明などの賛成多数で可決した事により一気に動き出しました。
と言っても、「豊洲新市場」はかなり前から既成事実化しており、「豊洲新市場」へアクセスする道路や橋、その他付帯する工事は移転計画が停滞していた間も淡々と工事が進行していました。
いわゆる外堀を埋められた(目的を達成するためには、周辺の問題から片づけていく)状態でした。
東京都知事の執念の「がぶり寄り」という感じですね(笑)。新市場は2014年度末までに開場する見通しです。
豊洲新市場の概要
◆ 敷地面積-40.7ha(護岸含む面積約44ha)
◆ 延床面積-37.1ha
◆ 5街区-青果卸売場・仲卸売場、千客万来施設
◆ 6街区-水産仲卸売場、千客万来施設
◆ 7街区-水産卸売場
「5街区」の建設予定地です。「5街区」には「青果卸売場・仲卸売場、千客万来施設」が建設される予定です。
この巨大な鋼管は何に使用するのでしょうか?
ゆりかもめ・市場前駅に隣接するこの部分には、「千客万来施設」が建設される予定です。
「千客万来施設」は、「食」を中心とする東京の新たな観光拠点としてにぎわいを創出します。「千客万来施設」は、「6街区」にも設けられます。
「豊洲新市場」へアクセスする道路や橋は、移転計画が停滞していた間も淡々と工事が進行していました。
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