「りそな・マルハビル」と「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の建替え 「(仮称)大手町1-1計画」の詳細が判明!
-(仮称)大手町1-1計画-
産経新聞が伝える所によると中国の湖南省長沙市に高さ世界最高の地上220階、高さ838mの超高層ビル「空中城市」が計画されており、構造体をモジュール化して組み上げる工法で近く本格着工し、7ヶ月という猛スピードで年末までに完成させる予定だそうです。
何より驚くのは建設費の安さです。建設費は40億元(約520億円)だそうです。中国の超高層ビルの建設費は物凄く安いとは聞いていましたが、ビックリです。でもこんなに猛スピードでしかも安く建設する事が本当に可能なのでしょうか?
本題に戻って、「りそな・マルハビル」と「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の再開発プロジェクトである「(仮称)大手町1-1計画」ですが、三菱地所より詳細が6月11日に発表されました。
三菱地所・ニュースリリース(PDF:2012/06/11)
「(仮称)大手町1-1計画」について ~丸の内再構築「第2ステージ」の第4弾プロジェクト~
「(仮称)大手町1-1計画」の敷地面積は合計16,237.35㎡で、A棟とB棟の2棟の超高層ビルを建設する予定です。間にあった道路は閉鎖されます。
前に見た図面では、低層部は一体的な構造になっていましたが、ニュースリリースを見ると少なくとも地上部は2棟が完全に独立しています。
A棟が高さ約115mから約100m、B棟が高さ約150mから約140mになっていますが、これは軒高だと思われます。外観イメージパースを見ても高さ15mくらいの巨大な塔屋が見えます。
大容量非常用発電機の設置や水害に備えて多重の止水対策を講じており、地震などの大規模災害時の「BCP(事業継続計画)」を非常に重視したビルになります。また帰宅困難者を支援するための一時待機施設も設ける予定です。
-A棟(りそな・マルハビル建替え)-
「りそな・マルハビル」の解体跡に建設する「A棟」は、区分所有者である「三菱地所」と「JXホールディングス」が共同で開発します。
2012年3月1日~2013年12月31日までの工期で、「りそな・マルハビル地上解体工事」が「鹿島建設、NIPPO」により行われています。
A棟の概要
◆ 階数-地上22階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-約100m(軒高)
◆ 敷地面積-約6,900㎡
◆ 延床面積-約108,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-三菱地所、JXホールディングス
◆ 設計・監理-三菱地所設計
◆ 工期-2012年度~2015年度予定
-B棟(三菱東京UFJ銀行大手町ビル建替え)-
「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の解体跡に建設する「B棟」は、「三菱地所」の単独開発です。
オフィスフロアの上の高層部には、東側にセットバックして約120室の「サービスアパートメント」と呼ぶ高級賃貸住宅を設けます。
B棟の概要
◆ 階数-地上29階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-約140m(軒高)
◆ 敷地面積-約9,300㎡
◆ 延床面積-約147,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、サービスアパートメント、地域冷暖房施設
◆ 建築主-三菱地所
◆ 設計・監理-三菱地所設計
◆ 工期-2013年度~2016年度予定
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