日本企業が海外企業の買収ラッシュ 電通がイギリスの「イージス」を約4000億円で買収へ!

-日本企業の国境を越えたM&A(合併・買収)-
日本のテレビ、新聞、経済誌などは、バブル崩壊以降は自虐的になって日本の悪いことしか報道しなくなりました。毎週発売される経済誌を見ても日本が今すぐ崩壊するようなタイトルばかりです。
私的にはこんな記事は読みたくも無いんですが、悲観的に書く程よく売れるんですかね? 私には全く理解出来ません。
「パナソニック、ソニー、シャープ、エルピーダメモリ、ルネサスエレクトロニクス」などの苦境を見ていると日本の企業は、韓国、中国、台湾などとの競争に敗れ、すべての業種で競争力を失っているような錯覚に陥ってしまいます。
でも実際にはそんな事はありません。確かに家電や半導体は瀕死の状態ですが、それ以外の多くの日本企業は頑張っています!
少子高齢化による国内市場縮小や理不尽とも言える超円高の逆境の中で、積極的に世界に打って出て行っています。
逆に超円高を利用して、積極的に海外企業の買収を行っています。日本企業の国境を越えた合併・買収(M&A)は、記録的水準となっています。
ここ最近、話題になった象徴的な大型買収が2件ありました。5月末に発表された総合商社「丸紅」による米穀物メジャー「ガビロン」の買収と7月に発表された広告大手「電通」による英広告大手「イージスグループ」の買収です。
-電通が英「イージス」を31億6400万ポンドで買収-
「電通」は、2012年7月12日に、イギリス広告大手の「イージスグループ」を買収すると発表しました。株式の公開買い付けを実施し、年内にも完全子会社にする予定です。
買収額は31億6400万ポンド(約4000億円)で、日本の事業会社によるM&A(合併・買収)では今年最大となります。
買収により世界の広告主企業上位100社のうち71社と取引関係を持つことになります。現在約14%にとどまっている海外売上高比率は単純合算で約4割に高まります。
「電通」は広告業界世界5位、「イージスグループ」は8位ですが、買収しても5位のままです。
世界には、1位:WPPグループ(イギリス)、2位:オムニコムグループ(アメリカ)、3位:ピュブリシスグループ(フランス)、4位:インターパブリックグループ(アメリカ)の巨大広告会社があります。
ちなみに「電通」の2012年3月期の連結売上高は1兆8930億円、「イージスグループ」の2011年12月期の連結売上高は118億5400万ポンドとなっています。
-丸紅が米「ガビロン」を36億ドルで買収-
「丸紅」は、2012年は5月29に日に、アメリカ第3位の穀物メジャーである「ガビロン(ネブラスカ州)」社の買収を発表しました。買収金額は36億ドル(約2880億円)です。
「丸紅」の穀物貿易額はで世界第6位グループですが、買収により穀物貿易量は3300万トンと世界シェア1割強になり、4000万トンで世界最大のアメリカ「カーギル」と肩を並べ、2位グループに浮上します。
ちなみに「丸紅」の2012年3月期の連結売上高は10兆,5843億円、「ガビロン」の2011年12月期の売上高は178億ドルとなっています。
穀物メジャーなんて日本企業には全く縁が無いと思っていましたが、日本企業が穀物メジャーの一角に入るなんて夢のようですね。世界の人口増加による穀物争奪戦が激化する中で、日本にとっては心強いですね。

イギリス「イージスグループ」を買収する「電通」の本社です。
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